 組曲 |
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こんにちは、歌帖楓月さん。
そうですか…、中将、「あの時」はそんな深慮遠謀があったのですか。
そうですね、ロイエルの無垢さはちょっとありえませんものね。あの段階ですでに矛盾が生じているのに、心の片隅にちらとでも疑問が湧き出てこないっていうのは…。でも、自分が生贄と知っても揺るがない、今現在自爆テロを行う人々がいることを思えば、その説得の困難さが慮れます。確かにこの状態を解いていくのは、生半可なことでは無理ですね。陵辱行為を肯定するわけではありませんが、その後の全ての責任を取るつもりで、またそれに採算があった上での行為だったのなら、あの「荒療治」は必然だったのかな…。
しかしオウバイやドクターに迷いがないのはともかく、中将も迷いがなくて清々しいですね。ミスリルマインの件を、「良いことをした」と言い切ることができる人は、なかなかいないですよ。ガイガーさんの（普通なら命がけの）サービス精神も竹を割ったようで、ああ二人はやっぱり親友なんだなあと。相乗効果で得体の知れなさ倍増ですが。軍の学校ではどんな学生だったんでしょう。周りはどう見てたのかな？（皆同類でない限り、ですが）きっと伝説になってますよね。
…けど正当な理由があって、なおかつ可愛いロイエルをおいしくいただいちゃってる中将を見てると、何だか空恐ろしいものが…。座談会では私が知りたいこと（いやそれ以上）をばっちり聞いてくれましたので、私も清々しいんですが、ロイエル大丈夫なんでしょうか（＾＾；）なまじ心が清らかなだけに、全てを真摯に受け止めるから、周りがさっぱりすっきりしている分、彼女の悩みが際立ちそう（＾＾；）がんばってね〜！
P.S.ガイガーさんの体はどうなっているんでしょう…？
何だか内勤はもったいないような気がしてきました。なにやら暗躍なさっているようですが。
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| (127)投稿日：2005年01月05日 (水) 17時45分
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 歌帖楓月 |
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いらっしゃいませ、組曲さん！
丁寧な書き込み、ありがとうございますm(__)m
ええと、ご質問も混じっているなあ、と、勝手に思いましたので、答えますね？ 以下、長文ですので、てきとうに流してやってください。
＞深慮遠謀
あれが、彼なりの考えのようです。
＞ロイエルの無垢さ
はい。不気味な純粋さです。二人に命じられれば死ぬと思います。普通に考えれば「自分にとって不利益」「矛盾だらけ」なことであっても、「二人のためなら」迷い無く、何も考えることなく行動してしまいます。（ただ、少しだけ救いがあるのは、ロイエル自身が、気持ちの上ではそう思っていても、実際死ねと言われたら、心ではなく体の方が「恐れてしまう」ところでしょう。）
この「二人に言われるがまま」の状態を、私は、洗脳状態、としてます。ちょっとやそっとでは治らないでしょう。
＞責任と採算を見こしての行為
責任の方は取るつもりです。採算の方は、どうでしょう。確実に勝算ありとは思ってません。「より、ましな」選択をしたようです。「ロイエルをこのままに残して確実に不幸にするよりは、自分のそばに置くことでいくばくかの希望にかけてみる」という思いです。そして、そばに置いても「ロイエルが自分は不幸だと言う」のであれば、彼はできうる限りの責任を取るつもりです。独りの人間の人生を左右してしまうことですので、「精一杯努力するけれど、それでも駄目なら、自分の取れる限りの責任を取る」という気持ちでしょう。
＞荒療治の必要性
これはですね……難しい所で、言えば言うほど底なし沼といいますか。彼自身は、あの時考えついた方法のうちで一番確実にロイエルを二人から引き離す方法、だと思っているのですよ。そんな行動を取るに至った、感情面での原因は、「可愛いと思った」「ひとめぼれ」「ああこの可哀想な子をなんとか助けてやりたい気持ち」などなど。それらがぐしゃぐしゃ混ざり合って「陵辱行為」を決断するわけですが。これは、彼だからこう決断したのですね。個性といいますか。犯罪ですが。もはや「この行動を選択するのが、このキャラは好きか嫌いか」の次元になってくるかもしれません。
たとえば、他のキャラを同じ状況に置いてやると。たとえば、ガイガーならロイエルを牢よりももっと厳重な所に閉じ込めます。そして彼女を解放することなく、「首謀者をおびき寄せるエサ」として利用します。彼はあれでシビアな面があります。三人まとめて、首都の収容所に入れてしまうでしょう。子供だから更生の余地があるとは、思いません。少しは、「この子、騙されちゃってるよ可哀想にね」とは思いますが、思うだけです。手を緩めたりはしません。
本編ではちらっと登場のアストンなら。彼は戦場に出ると性格が豹変するので、敵ならば全て皆殺しにします。（ですから保管課に封印されているのです）ミスリルマインは血の海になります。彼は戦いになるのを最後の最後まで回避しようとする人間ですが、いざ戦いになると「もはや話し合う余地も情をかける余地もない」ので、敵は皆殺しです。それを止めようとする味方がいれば、それも「敵」扱いになります。ガイガーが「皆殺しのアストン」と言ってるのは、本当のことなんです。ああ、話がわき道に逸れましたね(^_^;)
＞ロイエルの悩みが際立ちそう
はい。際立ちます。際立たせるのが実は目的だという……。他のキャラは（各々に大問題な性格をしていても）表立って悩むことは少ないでしょう。悩むのは彼女一人です。Ｄ．Ｍ．Ｂ．は、ロイエルが洗脳状態から脱して幸せになるまでの物語なのです。実は。
長々と書きまして（本当に）失礼しました。
それでは、またよろしければ何でもご質問や書き込みくださいませ！
Ｐ．Ｓ．本当にどうなってるんでしょうね……？
何か防御魔法などが掛けられてるかもしれません。
彼は暗躍大好きな怠け者なので、たとえ外勤に向いていても、自らの意思で内勤を選ぶ男です……(^_^;)。 |
| (128)投稿日 : 2005年01月05日 (水) 22時47分
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| 歌帖楓月 |
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ああっ、書き忘れておりました！（もういいって）
すみませんもう一つ
＞「良いことをした」に迷いはなかったのか？
あります。迷いはあります。大有りです。表面上は憎らしいほど平然としてますが、深く迷ってますよ。
でもですね、あの二人の前で正直に「いやー実は迷っちゃってて、どう思います？ 私のやったことって間違いですかね？」と弱音吐くわけにはまいりません。あの二人こそが、ロイエルをおかしくしている原因なのですから。敵につけいるスキを与えてはいけません。
せいぜい「良いことをしたと思っている（きっぱり）」と言い放って、二人を悔しがらせてやるのです。思惑通り悔しがってくれました。
もしも、友達のガイガーと二人っきりで、「お前、大丈夫なのか？」などと、心配そうにボソリとたずねられたならば、苦い微笑を浮かべつつ「何をやっているんだろうな、私は」と、自嘲気味につぶやいたかもしれません。（実際にはこんな状況になることもなく、嫌味の言い合いでケンカするほど仲が良い？なのですが）
はい。今度こそ、失礼いたしました。
また、なにかありましたら、書き込んでくださいね？
こんな長文でよければ、お答えいたしますので。
それでは！(^.^)/~~ |
| (129)投稿日 : 2005年01月05日 (水) 23時00分
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