歌帖楓月 |
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ガイガー管理官(いつまでも25歳男): こんばんは!!!! お久しぶりですね、全国30万人の淑女の皆さん! 貴方のガイガーが馳せ参じましたよ? 暑い夏です。夏が着ました! いや着ないから。 夏といえば水着!!! なにやらお絵かき刑事vanでは、「そんなの水着とは認められん!」的描き殴り行為がみられた模様ですが。頼むよドキドキさせてくれよ作者。別の意味でドキドキしたけどね。 時事ネタはこれくらいにしまして。
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(291)投稿日:2009年08月10日 (月) 21時07分
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歌帖楓月 |
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ガイガー管理官(ドジっちゃった。テヘ! 二十五歳男の子): いやあハハハ、久しぶりの投稿なんで、改行キーと投稿ボタン押し間違えちゃった。テヘ。 話を続けます。 ていうか、本題に入りますよ? いいですか、そこの美しいレディ、そう貴方です。僕は貴方以外の誰にも目はくれませんよ。 本編修正が遅々として進まない昨今。
何か刺激を! いやお茶を濁してるとかじゃなく! いや濁してます、ゴマカシ作戦ですよ最低!!! 僕は貴方の味方です。貴方が黒といえばホワイトだって黒設定に変えて見せます。
おっと話がそれちゃった。あっ、軌道修正役の二人の部下は夏休み中なんだ……大変だなあ僕。
おっと本題。 実は修正進めながらも最新話のネタをこねくっているらしく!! そんなことしてる場合か!? どっちかにしろよ!
ということで、「最新話ネタ」載せます! 勝手に!! ネタだからこれからどうなるかわかりませんが、載せちゃいます。
すごーく長いんだけど。史上最強のアラシ行為みたいなんだけど。 もう知らないんだからッ!
::::::::::::::: ということで、骨組みを作ってみたいと思います。 ええと、「歩き出す残暑」までは書き終わりました。 まあまあ、修正作業もしてますが、まああれはあれ。
で、設定です。 研究院VS大学で、ロイエルを取り合い。
ここでのゼルク×ロイエルは無しの方向で。 とにかく、ロイエルの体に「ゼルクは敵じゃない」ということをわからせる! 理性でどう思っていても、悟性でわかる方向に持っていく!! 体にわからせてやる。ああ18禁方向じゃないのがミソさ。 思い知れロイエル。 そうだな、君? ああ、そうともさ。
そんな一ヶ月にしたい。 そうしたい。 NONO一ヶ月でケリはつけんぞう。ずうううっと狙い続けてやるうう。。BY研究院
わしは研究院側に立って、貴重な試料であるロイエルをなんとかして標本室に引きずり込みたいと思います。 絶対に引きずり込みたいと思います。 容赦せんぞう。 ぜったいロイエルを手に入れてやるもんね。 手に入ったら、なんに使おうかなあ。 まずヒト由来のワクチン開発でしょ。 研究計画については、今まで沢山の試料を使ってきた実績がありますので。 今までの試料との比較をしていくということになるかと思います。 肝細胞を採取して継代培養。 健康な状態で、各器官をちょっとずつ採取させてもらいたい。各器官の切片ができたところで、 いやいや、方針をきちっとしとかないと、二兎を追うものは一兎をもえずといいますので。 どうやらロイエルはDM耐性がありそうだということで、 DM耐性機構を調べることにしたいと思います。 DMを摂取させて、様子を見よう。 耐性があるってことは、大丈夫ってことやフフフフフフ。 へんな液体点滴したる。フフフフフフ。 そんで、抗原抗体反応が起こってるかどうか。免疫細胞から抗体が作られるかどうかを調べる。 抗体ができあがったらそれを採取して、それをコードしているDNAを探しましょう。そして改変遺伝子導入大腸菌にて増やせないか? というか、 免疫細胞を採取させてもらわないと。 培養した細胞をすりつぶしてRNA活性調べる。 抗原抗体反応を調べる。 対DM反応調べる。高濃度DMに浸されても被爆しないのか? 研究院にとっては希望の光。
どうやってロイエルを手に入れるか。 書面だけを整えて、問答無用の形に持っていって。 魔法使い使って、拉致すればOK。 でもそこで使える魔法使いはアインシュタインではない。 拉致られたロイエルは標本室に案内されてそこで(素人には)怖い物を沢山沢山沢山見ることになる。樹脂化された人体標本とか、あれです「人体の不思議展」 そんでもって、スタッフーゥから、DM被爆症例を見せられる。えぐい。ひどい。えげつない。スタッフーッゥに悪気はナッスイングです。だって研究者だもん。ここにあるのは「強権があるゆえに探求できる楽しい楽しいめくるめく桃源郷」ですもの。ですから嬉々として、ロイエルに標本や症例をみせまくり。あははは楽しいなあ。 ロイエルがく然! 嬉しそうな研究院スタッフーゥ↑がこう言う「ロイエル。君は、この中のどれよりも、興味深い個体だ。怖がることはないよ。自信を持って欲しい。君は、今まで私たちが見てきた中でもっともDMに耐性のある個体だ。研究院をあげて、精密に調べてあげるからね!ワクワク!」無茶苦茶怖い台詞かもしれませんが、研究員からすればごくふつうの会話ですよ? 何が怖いのどうして怖いの?? すげえ褒めてるのに。怖がるけどね、次の言葉を聞くと、気が変わるの。 「君が協力してくれさえすれば、世界中のDM中毒に苦しむ人々が助けられるかもしれないんだ!」
切り刻まれる直前で、アインシュタインに助けられる。(正々堂々正面きって助けるアインシュタイン「なんでびっくりする? 言っただろ? 僕と君とは『友達』だって」) アインシュタインに太刀打ちできる術者はいない。 殺し文句「僕は仕事してるんじゃない。僕は、この子の友達だ。僕は仕事より友情を大切にする主義だ。この子に手出しするなら、僕は、ここを出て行くことを決意するよ?」 どうしてギリギリで助けたのかというと、単に今まで研究院に居なかったから。どっかで24H一人耐久マラソンとかしてたみたいですよ?
ガイガーも友達として手を貸すかな? 「僕とは、友達以上恋人未満でよろしくね?」 (ゼルクは恋人以上友達未満だ) ロイエルは外見がごっつい人を認める性分でございますから、ガイガーは合格圏内ですよ。ガイガーよかったな。
ゼルク君には、私心に走っていただきたいとおもいます。 ロイエルと仲良くなってくれたまへ。 だけど、仲良くなるまでは、何があっても手は出さないってことで。 フフフフ、おいしいシチュエーションを、これでもかこれでもかととぶつけてやります。しかし、けっして、絶対に、何があっても、手を出さず耐えてもらいたいと思います。でないと仲良くなれないよふふふふ。
おいしいシチュエイション 公邸に匿っている時に発生するだよ。 その前に注意だよう。どれもロイエルは無意識&「そんなつもりは毛頭ない」ですから、勘違いしてクラクラッときちゃって本能のままに手ぇ出たら、ほんとに嫌われますからね。ゼルク要注意だ! 毎日4,5回はそういうシチュエイションを発生させて理性堤防決壊警報だ。
1うるうるっとした目でそうっと胸に頬を寄せてくるとか。 2ゼルクを見上げて、「ここに居ても、いいの?」とそっと顔を上げるのと同時に、瞳に涙が湧いてきて溢れるきっぱしまで溜まるとか。 3色々な電化製品の使い方がわからないので、「これ、どうするの?」と困った顔で頼ってくるとか。 4ズバリお風呂の使い方がわからないから教えてあげないといけないとかな! 5夜が怖いから一緒に寝てあげることになるとかな! 6寝てたらすりよってくるとかな! 7夜泣きするとかな! そんでもって「どくたー、」とか寝言いつつきゅうっとすりすり抱きついてくるとかな。やわかいぞう。さあどうする!? 8「食事、作るわ。……お世話になってるんだし」とおずおず言ってすげえおいしいの作ってくれて「おいしいね」と褒めたら顔を真っ赤にするとかな。
夜、ロイエルは例のごとく泣きつかれて一眠り。 ゼルクはそれを膝の上抱っこしたまま、お仕事書き仕事。(乳飲み子育てるママです)。ええと体勢はというと、左ひざにお尻据えて横抱きしてロイエルの上体は左腕で抱える。ロイエルはゼルクの左胸にもたれかかってうとうと。 ふと目を覚ます。深夜2時ごろ。薄明かり。 中将が書き仕事をしてるのが目に映った。 ぼんやりとそれを見る。 難しい文字がぎっちり。 「……」 ドクターと比べてる。 夜、ドクターがお勉強しているところを見に行ったことがあった。 尊敬するドクターの邪魔をしてはいけないと、そうっと、書斎の扉を細く開けて、片目だけで、息をひそめて見ていた。緊張してどきどきして、頼もしかった。ドクターは素晴らしい。村のためにあんなに頑張ってらっしゃるのだと、見ていた。 ドクターは一心に書物を読んでいるから、気付かない。 私は、そっと扉を閉める。ドクターの知らないうちに、ドクターの部屋を閉じた。 よかった。気付かれなくて。お邪魔しなくて。 今……わたしはこの人の一番近くで、見ている。 ペンが走る音。腕が動く感じ。呼吸。体温。わたしは一番そばにいる。 横顔。静かな顔。 ……どんなこと、考えてるんだろう。 「……起きたね」 薄青色の目が、私を見た。 笑ってくれる。 「……うん」 ペンを置いて、抱きなおしてくれる。 「ベッドに連れて行こうか?」 私は、 ……どうしてだろう、 首を振った。 「ううん、」 「そう」 中将は、私の髪を撫でてくれる。 それが気持ちいいから、そうされたくて、私は首を振ったのだろうか? 「じゃ、もう少しここでいい?」 「うん。……邪魔?」 「邪魔じゃないよ。寝にくくないかと思って」 「ううん」 わたしは、 どうしてこんなに、 素直に答えるんだろう? 「そばにいたいの」 「……」 青年がわずかに瞠目するのを見る前に、少女は再び目を閉じていた。 惹かれて、口付けようとして、寸前で思いとどまった。 ……どうしても、自分の尺度で、この子の言葉を聞いてしまう。 そうじゃない、と、自分に言い聞かせる。 意識的にゆっくりと息を吐き、視線を、机上の紙切れに戻した。
夜泣き。 夜寝るまでは普通。寝てからもちょっと普通。しばらくたって夢見るあたりから荒れてくる。 うなされる。 「……や……、」 首振ってうんうんうなされる。 「あぁぁ」 閉じた目から涙がつううと。 この辺りでゼルクが抱き起こす。 「泣かないで」 膝の上だっこでやんわり抱きしめて、背中をさする。 「大丈夫だよ。泣かないで」 泣きながら目を開けるロイエル 「こわいよ、ころされる、」 「もう大丈夫だよ、助かったんだよ」 ぎゅうっと抱きしめて背中さする。 「でも怖い部屋に連れてかれるの」 「部屋は壊したよ。もう無いよ」 「ドクターが私を、」 「もういないよ。捕まえて閉じ込めてある」 「……」 涙ばらばらばら。 「……ドクターに会いたい、」 複雑心模様だ。 「……」 そこはなんとも答えられない中将だ。 「ドクター……お会いしたいのに……」 しくしくさめざめ。 「寂しいね、」 静かに同情して、やんわり抱きしめて背中さする。 うわああんとしがみついて泣き出すロイエル。 「ドクター、」 わんわん泣く。 ゼルクは何にも言わずに優しく抱きしめ続ける。 ぎゅううとしがみついて泣くロイエル。 ゼルク君の胸は涙でびしょびしょだ。鼻水もだ。 「中将なんか嫌い、」 泣きながらなじる。 「きらい。返して、ドクターを返して、」 わんわん。 「……ごめんね、」 「……っ」 中将のつぶやきを聞いて、一層わんわん泣くロイエル。 で、泣きつかれてぐったり眠る。 涙で顔に張り付いた髪をすいて整えてやって、ベッドに戻す。 仕事を終えて隣で眠る。 ロイエルを引き寄せて腕の中に入れる。 このとき目が覚めたら、またうるうる泣き出して、胸にすがりつく。中将はやんわり抱きしめて髪をなでる。 辛抱堪らなくなってちゅうしたくなる。したくなるとも。けど、途中でなんとか踏ん張る。踏ん張れ。俺も踏ん張るから。
ロイエル「迷惑でしょ?」 ゼルク「いいや。……迷惑なら、私が君に沢山掛けているだろう?」 ロイエル(ミスリルマインのこと顔をこわばらせる。だけど思い直して(だって引き取って大事にされているのはようくわかるので))「ううん」と首を振って自分の内心を確認するように、ちょっと下を向いて「でもそれとこれとは話が違うと思うの」。ゼルクを見る。「私、自分と一緒に住む人には迷惑掛けたくないの」 ゼルク「じゃ、私も本当のこと言うよ。ロイエルの世話をするのは楽しい」 ロイエル(怪訝な顔。)「嘘。……色々、手間が、掛かるでしょう?」 ゼルク「そうだね。でも嘘じゃない」 ロイエル「どうして? だって、あなた一人だったら、こんな、ひとつひとつ教えたり説明したり、しなくっていいのに?」 ゼルク「楽しいよ」 ロイエル(理解不能)「あなたが楽しいのが、わからない」 ゼルク「そうだな。……たとえば、ロイエルは、小さい子の世話をするの、嫌い?」 ロイエル「ううん。好き。小さい子は可愛い。子供は、……好き(にこり)。だって目がきれいだもの。純粋だし。できないのができるようになって喜んでるのを見るの、好き」 ゼルク「私のもそれと同じなんだけどね」 ロイエル「……(言葉失う)……わたし、小さい子じゃないわ?」 ゼルク「君は少なくとも私より年下だし、まだ成人していないから『子ども』の範疇だ」 ロイエル「……確かにそうだけど。それでいいの? 私は10歳でドクターから『もう家事を任せられますね』っていわれて以来、子ども扱いされてない。なんだか時間が遡っちゃう感じなのだけれど……中将にとって、私は、まだ、子ども?」 ゼルク「子どもだね。ミスリルマインでも言ったけれど、君がまだ子どもでよかったと思っている」 ロイエル「自立した人間のつもりで誇りを持って生きてきたのに。複雑。子ども扱いされるの、変な感じ」 ゼルク「少なくとも大人ではないよ。君は」 ロイエル「まだ、未熟、なの? 私は」 ゼルク「君が思っている大人と私が思っているそれは、きっと違う。子どもについてもきっと違う。私にとっての大人も子どもも、君が、そんなに沈んだ顔をしなくてもいいような姿なのだけどね」 ロイエル「よくわからない」 ゼルク「わからなくていいよ。私が、君の世話をするのが楽しいということだけわかっていれば」 ロイエル「(複雑な表情。だってそんな優しいこと言われたことない)」 ゼルク「さて、続き(学校のお勉強?)をしようか。おいで、ロイエル(まだ脚の不自由なロイエルを抱っこして連れて行く)」 →で、夜中になると例のごとく夜泣きするので、膝の上抱っこであやしてもらう。ちゅうもしてもらうかもしれない。ロイエル「ドクター、ドクター、帰りたい、……(しくしくしく)」ゼルク「(膝の上抱っこで背中さすってやってる)おうちに帰りたいね」ロイエル「帰りたい……(しくしくしく)ドクター」(でも、彼女の内に生きる優しいドクターと、現実の彼の姿は大きく乖離していますので、これは叶わない夢でございます)」抱きつくロイエルの背中をさすってあやす。あんまり心細そうに泣くのでどうしようかなと思案した後にちょっとちゅうしてみると、ロイエル嫌がらないでもっとくっついてくる(≠えっちして)(単に心細いだけだから要注意だ!!)「おうちかえりたい」とさめざめつぶやいてしくしくしく。ゼルク君は「うん、うん」とうなずいて優しくあいづち打ってあげる。するってぇと、いつしか泣きつかれて眠る。 ロイエル目が覚めると中将に抱っこされているので、一人じゃない。(実はミスリルマインよりもずっと満たされた状態)なんというか、心の底からほーってなっている。一人で頑張らなくってもいいんだという感じ。(心の中には処置室の奥の暗室の風景が隠れている。若い女性を解体する医師の暗部 あそこにいかないように頑張らなければならない)ちょっと身じろぎすると察してやわかく抱きなおしてくれるとか。ああこの人好き好きって本能が思ってる。やって欲しいことをやってくれるとか。慈しんでくれる。ゼルクの方は「この子をちゃんと笑えるようにしてあげたい」と思っている。
「これで君を母の所に帰せる」 「……お別れ?」 「またいつでも会えるけどね。君に会う気があれば」 「私、ここには、もう来てはいけない?」 「いつでも来ていいよ。ただ、……そうだな、これから少しの間、私はここを留守にするけど」 「……お仕事?」 「うん。ミスリルマインに、また戻る」 「……私も行きたい」 「まだ駄目だよ。汚染が酷いから」 「いつか、行ける?」 「うん。いつかはね」 「わかったわ。そうなるの、待ってる」 そして口をつぐむと、ロイエルは物言いたげに見つめる。 ゼルク微笑む。 「帰ろうか?」 でも中将の予想に反して、寂しそうな顔をするロイエル。 「……どうかした?」 「ううん」 逡巡したあとに、「ありがとう、中将」とお礼。 「どういたしまして」 ロイエル寂しそう。 ゼルク微笑む。 「またね。ロイエル」 ロイエルかなり名残惜しげ。 「……」 ゼルク近寄る。腰を落として目線を合わせる。 頭撫でる。 「そんな顔しなくていい。もう君は自由だよ。これからはもっと楽しいことがある、うれしいこともある。大丈夫だよ」 あんまり心細そうに見えるので、夜泣きしたときと同じようにして抱きしめてあげる。 泣き出すロイエル。 「泣かないで。泣かなくていい。大丈夫だよ」 抱き上げてあげる。ベッドに腰掛けて膝の上抱っこ。 ロイエルがぎゅうっと抱きついてくる。 もしかして、と、聞いてみる。 「……まだ、ここに居たい?」 ぎゅうっと抱きつく。答えは無かったけど態度で示す。きっと言葉にすると長い長いもの。 やがて口を開く。 「あのね、中将、」 「うん」 ぎゅうっと抱きつく。 「中将みたいにしてくれた人、初めて」 「うん」 「すごく、ほっとしたの、」 「うん」 「……どうして、こんなふうにしてくれるの?」 「どうして? ……理由が、必要なこと?」 「うん。教えて?」 「そうだな。……私はロイエルが好きだから、泣いてるのより、笑ったり、楽しそうにしていたり、ほっとしてたりする姿を見ていたい。だからだよ?」 「どうして好きなの? 私、あなたのためになること、何もしてないのに」 ちょっと身を離すゼルク。置いていかれそうな顔をするロイエル。ふわりと笑っておでこをつけて、ほっとした顔を見たあとに、また抱きしめてあげる。 「何もしてなくても、好きだよ?」 「私、そういうの、よくわからない。理由が無いのに、こんなふうにしてくれるの?」 「君にわかる理由なら、無いかもしれないね」 「ないの……?」 悲しそう。涙こぼす。しゅんとなる。 「泣くことじゃない、」 身を離して、両頬を手で包んでやって、涙をぬぐってあげる。 「泣かなくていい。寂しがらなくていいんだ」 もう一回抱きしめる。 「私はロイエルの全部が好きだよ。だから、理由はない」 「……全部?」 「そうだよ」 「よくわからない。あなたのためになることしてないのに、全部、好きなの?」 「うん」 「……」 ロイエルには理解できない。途方にくれる。 「ごめんなさい。私、……わからないの、」 「利用価値」が無ければ愛情をもらえないと思ってしまっている。 きっと、言葉を尽くしたところで伝わらない。 だから態度で示そう。 「わからなくてもいい。私は、ロイエルが好きだ。だから大事にしたい」
悲しみや悔しさは、乗り越えなくてもいい。乗り越えようとすると人間の傲慢な部分が出てくる。乗り越えなくて、もう、一緒に生きていこう。(プロフェッショナル仕事の流儀NHK 中小企業債権弁護士村松謙一) 常に準備してこそ、プロ。 困りきって頼ってきた方々を見捨てない。なんとしても守りきる。
公邸のベッドがすげえ寝心地いいのでびっくりするロイエル君です。 いい匂いがしてしっかりしててふわふわーなの。(以後、公邸のベッド大好きになる。いや変な意味じゃなくいや変な意味でもいやいやうそうそほんとです) 「わあ」とか頬すりしていつの間にか寝こけてる。スカートから生脚!(ここんとこガイガーが覗き見してます。『おおお! おいしそう……、僕、ゼルク君ちに外勤してきまーす』と本心だだ漏らしてジュリアから叱られる) 寝こけてるたところでゼルク君が様子を見に来ます。 可愛い寝顔じゃのう。おいしそうな体無防備に投げ出してるし。 さわってみたいなあ、なんて思いまくるわけですが、そこは我慢だ!紳士的に上掛け被せて出て行ってください。触ったら嫌われてゲームオーバーですよう。ここは、涙を飲んでこらえるべきだ。何もせずに、出て行くがいい。俺も我慢するからお前も我慢だ。なあ同志よ。 やがて、そのいい匂いのするフカフカベッドで「合意の上での『お初』」ができますからな。お初じゃない二度目なんですが。スイーツ系ではお初で。そう、もう少しの我慢だ中将。俺も我慢する。すっげえ我慢するから。だからお前も我慢しろ。お初の詳細描写は@十八斤で。
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(292)投稿日 : 2009年08月10日 (月) 21時18分
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