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情報処理課分室 のぞき見 D.M.B.

ここは、DEEP METAL BATTLE を、一部の登場人物がのぞき見しているページです。
これもとりあえず作品の一つとして見てください。ネタバレありです。

そのほか、疑問感想などございましたら、ぜひぜひ書き込んでください。お待ちしてます!

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歌帖楓月
ガイガー管理官(25歳 男):

いらっしゃいませ、皆さんこんばんは!
作者は、掲示板に書き込みもらって大喜びしてますよー?
僕、便乗して、ごあいさつしていいですか?
では。
コハリトさんこんばんは!
いつもうちの歌帖がお世話になっております。
何かリクエストがあったら、歌帖にでも僕にでも言って下さいね?
ここの掲示板は僕の「秘密の花園」なので、
けっこう色んなことが可能ですよ?
秘蔵ディスク持ち出しとか、未登場キャラ召喚とか、キャラ質問責めとか。
フフフ(言ってるガイガー自身が楽しそう)

さて、〔IF〕いってみましょうか!

:::::::::::::::::::::::::

キャラクター入れ替え編『もしもロイエルとエミリが逆だったら・・・』


   DEEP METAL BATTLE [IF]1 第7話


 一方、こちらは医師の家。そこでは、アンネ准将と領主の娘ら2人と数名の兵士らによる事情聴取が行われていた。
「残念です。ドクター。私たちは、今まで、あなたの誠意を信じて来ましたのに」
 アンネ准将の沈鬱な声が響く。
 ドクターは、悲しげに笑って、首を振った。
「すみません。あなたがたを騙すつもりなど、毛頭なかったのですが……」
 アンネ准将は、目を伏せて息をついた。
「ドクター。あなたと、オウバイ老のしたことは、たとえ、どんな理由があろうとも、犯罪なのです。あなたは、最初から最後まで、いいえ、今まで、私達国軍と、反対派の住民との間に立つ、調停役をされてこられました。それが、……紛争の首謀者だったなんて……」
「すみません、准将。そう、私のしたことは、罪なのかも知れません……。ですが、捕らえられているロイエルは、……彼女は何も知らないのです。彼女を許してやってはいただけないでしょ
「とんでもありませんっっっ!」
 アンネ准将の怒りに満ちた声が、響き渡った。
「ア、アンネ、准将……?」
 いきなりの大声に驚くドクター、そして、兵士と領主の娘ら。
 アンネ准将のめは、怒りで赤く血走り、ほおはピクピク引きつっていた。
「あのロイエルだけはっ! なにがあっても、たとえ太陽が西から昇ったとしても! ぜっっったいにっ、ゆるしませんっっっ!」
「ま、まあ、まあ、落ち着いて、アンネ准将……」
「落ち着いてられるもんですか! あの娘! 私の顔に、よくもあんな下品な、ら、らくがきをっ……きいいいいっっ! ! ゆるしてはおけないわ! あのこわっぱが! きいいいいっ!」 怒るを通り越してもはやヒステリーの発作状態になっているアンネ准将を、兵士らが押さえた。
「准将が錯乱している!」
「おいっ、押さえ付けて外の風に当てて頭を冷やさせるぞ。……はいはいはい、准将、お怒りはごもっともですよー? あなたは正しい。ごもっともです。さあ、おとなしく向こうへ行きましょうねえ?」
「きいいい!」
 兵士らは、暴れる彼女を引きずって扉の向こうへ消えた。
 残った人間、ドクターと領主の娘2人は、呆然と、彼らの消えた扉を見つめた。
「こ、こわかったですね、お嬢さんがた……」
「なんかそれっぽいって思ってたけど。やっぱり、アンネ准将って……ああだったのね。やばー」
「まあ……、それでも無理もないわ。アンネ准将と母上の落書きが、一番ひどかったんですもの」
「うーん……。言えてる……」
 ふう……、と、3人は、ためいきをついた。
「……で、あなたがたが私に会いに来た理由は、なんですか?」
 話題を変えるべく、ドクターが二人の令嬢に語りかけた。
「えっ?」
 エミリはとまどった。ローズがそれをつっつく。
「お姉様が、縁談のことでお話があるんですって」
「ほう? なんでしょう? エミリ?」
 促されたが、エミリは口ごもった。
「ドクター……あの……」
「なんですか? エミリ?」
 中々言い出せないエミリに、ドクターは微笑んだ。
「わかってますよ。今度の件で、私との縁談は、無かったことになるのですね?」
「ドクター、私は嫌です。ドクターと、ドクターと結婚したいの」
 ドクターは、笑って首を振った。
「駄目ですよエミリ。あなたには、まだまだ未来がある。それに、早まってはいけませんよ。このとおり、私は犯罪者だったわけですから。ね? 若いあなたが、人生を棒に振るような真似を、してはいけないのです」
「ドクター、でもわたし、ドクターの事が好きなの。私、……本気で考えて、ドクターのことが好きなの。犯罪者でもいいの。だって、だってドクターは、この村のことを真剣に案じて、それで、そうされたんでしょう?」
「エミリ……」
「私、わかります」
「……」
 見つめ合う二人。ちょっと部外者になってしまったローズが、頭をかく。
「……あ、あの、じゃ、私、帰るね……」
「あ……ごめんね、ローズ。つい深刻になっちゃって……」
 謝るエミリに、ローズが首をひねった。
「だめよそれじゃ。人を人とも思わない態度がなくちゃ、エミリ姉様ではないわ。調子狂う。」
 エミリが渋い顔になる。
「ごめん。でも、わたし、ほーほほほとか、高笑いできそうにない」
 ローズがしみじみうなずく。
「いや、いいのよ。あんなの本人しかできないわ」

:::::::::::::::::::::::::

ガイガー:
 ロイエルとエミリが、まぁ、好対照だこと。可愛いなぁ。エミリちゃん。
 ところで、本編ではここまでおかしくなかったアンネ准将ですが、……うん、でもまあ、これは確かに彼女だね。怒るときはこんな感じ。
 それでは、皆さん、また会いましょう!
(96)投稿日:2004年10月11日 (月) 00時02分



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