歌帖楓月 |
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ガイガー管理官(25歳 男): 皆さんこんばんは! 今週も貴方のガイガーが、貴方のためにまいりましたよ? さて、今回は〔IF〕1の最終回ですー! これは、僕の毎回のコメント抜きにして、サイトの方に載せる予定です。 ですから、「ここの書き込み、下から順番でしょ!? 見にくいのよーう!」 ていう方、ご安心くださいね? え? ガイガーの書き込みの方が楽しみですって? ハハハ。正直で美しいレディだなあ。好きですよ?
はい。てなことで、最終回、いってみましょう。
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キャラクター入れ替え編『もしもロイエルとエミリが逆だったら・・・』
DEEP METAL BATTLE [IF]1 第12話
ミスリルマインの紛争は、こうして、かたがついた。 「なんだかよくわからんが、紛争が解決した! いやあ、めでたいっ! さあ皆! 今日は祝いの宴会だー! 無礼講無礼講! どんどん食べて飲んで盛り上がろう! わっはっはっは!」 領主が上機嫌で宴を開催し、領主の館の庭で、村をあげての大騒ぎとなった。 「ロイエルのお陰と、……言えなくもないですね」 領主の接待あいさつ責めからようやく解放され、果物を手にした中将のところへ、エミリがやってきた。軟らかい夕焼け空のような優しい色の、さらりとしたドレスがよく似合っている。 「そうかもしれません。こんばんは、エミリ」 「こんばんは、中将」 中将は国軍の正式な軍服を着ている。 「ドクターをしばらくお借りしますよ。村には、軍から代わりの医師が来ます。あなたはドクターがいなくなり、寂しいでしょうが」 中将の言葉に、エミリは静かに首を振った。 「はい……。でも、ドクターは、もしかしたら、帰って来られるのかもしれないのでしょう?」 「ええ。あなたがた村の人々が、ドクターに帰って来て欲しいと願うなら。彼は、罪をそれほど犯してはいない」 ほとんどロイエルが自主的に暗躍したので、彼が出る幕はなかったのだ。 「うれしい……」 エミリが、野の花がそっと咲くように笑った。 「多分、お父様もお母様も、ドクターとの結婚はお許しにはならないでしょう。ドクターも……私との結婚は望んでいないようです。それなら私はどなたとも結婚はしないつもりです。……もしも、それで、家を出るようなことになったら、……この家には妹がいるから、大丈夫。ドクターも、おそらく領主の娘ではなくなった私とは、結婚を考えないでしょう。……ただ、ドクターが、帰って来てくださることが、私の希望ですわ」 まだ二十にも届かない少女から、他から聞くとまるで希望の無い言葉が、微笑みと共に漏れた。 「あなたはそれでいいのですか?」 中将がそう言うと、エミリは、頷いた。 「はい」 崩れ落ちる城と運命を共にする城主のような、命運を悟ったような表情をしていた。 「あなたには、まだ、長い長い未来がある。エミリ、私が言ったこの言葉を、忘れないでいてもらえますか?」 エミリは、中将とは違う国の人のように、思いやりをもってうなずいた。 「……はい」
そして、 翌朝、ロイエルとオウバイとドクターを連れた中将ら国軍の兵士が、ミスリルマインを出立した。 「さよなら中将」 「さよなら、エミリ」
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ガイガー: なかなかキレイにまとまりましたな。 これは、めでたしめでたしタイプの物語だねえ。 さっき申し上げましたように、これはそのうちサイトに載せます。 よろしければ、お楽しみにね?
ところで本編の方は、ロイエルが首都に来た所までだねえ。 ゼルク君との仲は、冷凍状態ですな。 この後、軍研究院とひと悶着あって、二人がちょっと仲良しになるんだけどね? ……これって先行ネタバレ? そこんところを、作者が書いてくれれば、後は短いエピソードをずんずん出して行くのにさあ。 よし、僕好き勝手に書いちゃおっかなあ?
最後は僕とロイエルちゃんのハッピーエンドで。
「ガツン!」
だからー! 前触れなく「国語大辞典」降らすのやめてって言ってるでしょ!?
最近、危険すぎるよこの分室。それでは、またお会いしましょう! ご質問はいつでも受け付けてますからね? 全国6億5千万人のレディーたち、僕は、貴方のご質問を待ってるよ! それではまた!
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(118)投稿日:2004年11月21日 (日) 00時12分
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