歌帖楓月 |
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D.M.B.37話 覗き見D.M.B.
ガイガー管理官(男 25歳): いらっしゃいませお久しぶりでーす。 1年ぶりくらいじゃないかな? お待たせしました37話ですよー。 18禁なので、ジェニファー君とブルックリン君はお休みでーす。 さてさて、今回はね、僕、愛する奥さんのユリちゃんと一緒だったので、ゼルク君のことリアルタイムで見てなかったのよね。 なので、メタですが、掲載後に読みました。……本当、メタ発言ごめんね、お話していきたいと思いまーす。 最初っから順を追ってお話していきますねー。
はい。 アサイチで仲いいねえ。二人が数日でこんな仲良くなるなんて。まあ色々あったからねえ、ユリちゃんがゼルク君を仮想現実で焼却したりだとか色々ねえ……。ゼルク君が命がけで護って愛した結果がこれ、ってことで、ご了承ください。 お風呂入っていちゃいちゃしてるしね。ゼルク君の、なんだこれホントにえっちな目的でなく体洗ってるんだよね(途中まで)。それでロイエルちゃんはかなりトロトロになってます。えっちな目的で洗い始めたのは、お手手でじかに洗い始めたときから。っはー、本当、僕これ視聴したかった。んで、ロイエルちゃんがおねだりしてえっちしたわけですが。ゼルク君我慢強いから途中で切り上げましたね。どうしたってロイエルちゃんの体力とか経験が少ないから、ゼルク君側主体でいったらロイエルちゃん死んじゃう。ロイエルちゃんに合わせてえっちしてるわけですね。あと、時間がないの! 今日は当局にいくから、時間がない! 僕、残念! はー、リアルタイムで視聴したかった。
朝ごはんはゼルク君が作ってるね。時間がないからあんな感じのメニューです。ロイエルちゃんは、まあなんとか、「なんとか」、自分で立って歩けていたみたいだけど、ゼルク君がうっかり抱きしめちゃったら、ふむ、ロイエルちゃんはお風呂の件を思い出しちゃったんだね。体から力が抜けましたー。いやーこの状態でユリちゃん来てたら、あれです、ゼルク君はこぶしでぶん殴られます。ユリちゃんは「十代の女の子に性交渉してはいけないと思うの!」派なので、とりあえずぶん殴ります。普段は清楚可憐なユリちゃんなんだけど、はぁあ、武闘派なんだよねえ。そのギャップが好きで結婚したの……うん、のろけです。 おっとっと、話を本題に戻りますねー。こんな状態のロイエルちゃんだと、これから僕たち夫婦に預けるときに、彼女自身が恥ずかしがっていたたまれなくなるだろうってことで、ゼルク君はアインシュタイン君を召喚……アインシュタイン君たら、今のところはゼルク君の呼びかけにすぐ応えてるんだよねえ。本当はそんなでもない人なんだよ? ここんとこ、覚えておいてね。今のアインシュタイン君はかなりレアです。便利屋さんじゃないんだよー。 アインシュタイン君の術言もなんも必要としない嘘でしょこの人の魔法力どうなってんのっていう「ロイエルちゃんの頭をぽんとたたく」で、ロイエルちゃんの状態回復。よかったねーロイエルちゃん。僕としては、とろけてたロイエルちゃんに会いたかったけど。
で、ですよ。ロイエルちゃんの「頑丈になりたいの」発言。やめてぇえええぇええ!!! やめて!! いやだゼルク君みたいなロイエルちゃんなんて!!! いや、頑丈な女の子も好きですよ!? でもロイエルちゃんは華奢で可愛いのがいいの!!! やめて!! ってことで、アインシュタイン君もそれは同じ気持ちみたいね。僕たち夫婦とアインシュタイン君の三人がかりであきらめさせました! いい仕事しますね!!! ユリちゃんは、話を思いっきりそらしました……てか、女の子をキレイにするのが好きな人なので、ずーーーっと、「ロイエルちゃんの髪の毛あみあみしたい」って思っていたみたい。実行しましたねー。編み込みロイエルちゃんの出来上がり! いや、てきとうに髪の毛切ってたロイエルちゃんもそりゃあ可愛いけどね! 編み込み! かんわいぃいぃ! ユリちゃんすっごい! んで、帰ってきたゼルク君とユリちゃんとの冷たい戦い。こわいね。底知れぬ笑顔で会話。こっわいねえ。状況を変えたのはロイエルちゃん、自分の気持ちでゼルク君のところに行きました。ユリちゃんは、ロイエルちゃんが「自分の意思で」ゼルク君のところに行ったものだから、ぶん殴るのをやめてくれました。よかったぁ。
さて、ロイエルちゃんの髪型を整えようってことで、ユリちゃんとか僕たち行きつけの美容室に行きますー。道中楽しいのなんのって、通りすがる人全員ロイエルちゃんのカワイさに刮目! 中には見とれすぎて自転車ごとばったんと転んだ人とか、街路樹に頭ゴツンの人もいたのがちょっと気の毒。 レミちゃん。可愛いんだよねえレミちゃん。腕相撲では僅差で僕が勝ちます。でも、美の魔術師レミちゃん。ロイエルちゃんをめっちゃくちゃキレイに、もっともっとキレイにしてくれます。そして当然かわいい。レミちゃん、最後まで、「レミの可愛いアルバム」に、ロイエルちゃんの写真を撮って収蔵できなかったのが残念そうだったの。ごめんねレミちゃん。
えっと、場面変わってゼルク君か。当局最上階謁見室ですね。ここのやりとりはねえ。わかんないの僕たち情報処理課でも。保管課は皆殺し君が「保管」だけできるとかできないとかできないとか? 視聴はできないのね。だから、統合参謀総長とゼルク君の会話は謎です。そして謁見室を出たゼルク君、なんか考えてるねえ。寿命が短いのは本当だよ。そのうち死ぬんだろうなあ。このままだと。でもね、この仕事は、ゼルク君がしたくて選んだものだから、僕たち何にも言えないの。 そんなこんな考えて当局を出ると、研究員君来たぁあああぁ。てか、待ってたんだねこれは。以後、研究院のアレな世界紹介です。ディープメタルの研究「さえ」できればいいので、倫理観とかありません。やりたい放題し放題。不快になったあなたは正常だよ。エミリちゃん、お約束は守らないとダメなんだよ。お外はそんな甘ったるい場所じゃないんだよ。ゼルク君、領主の館できつめに「外出禁止」って言ってたんだけど。これを無視しちゃったんだものなあ。
ますますキレイにカワイくなったロイエルちゃんを連れた僕ら夫婦は、都立第三公園のカフェにてケーキとお茶飲んでますー! ロイエルちゃんて、今まで「作るのと味見はするけど、ちゃんと食べたことなかった」ので、反応がひとつひとつピュアでかんわいい。甘いもの大好きなんだよ? 大きな目がもっと見開かれて「……おいしい、」って感動するの。かわいい。もうおうちに持って帰りたい。ゼルク君から殺されるけどね。 そんなところにゼルク君とアインシュタイン君がやってきます。直前に、なにやらなにやらな会話。このすっごい魔法使いさんはね、見た目僕らと同年代なんだけど、実際何歳なんだか人かどうかもわからないという、こわい存在なんです。今のところは僕たち「友達認定」された人には優しい……けどね。 ところで、どうして二人とも僕のお勧め「梨のコンポートケーキ」を食べてくれないの!? おいっしいのに!! 季節のお勧めケーキですよ?! なによアイスコーヒーとフレッシュグレープフルーツジュースって!! 僕ね、ロイエルちゃんが「にがい」って顔して、「苦い、」っていうの楽しみにしてたのね。うん怒られました。他意はないよ!? 僕は純粋無垢な人ですからね? さらに僕は怒られました。おかしいなあ!? 僕、ゼルク君とロイエルちゃんを一緒に暮らさせるつもりだったんだよ?! うん、ロイエルちゃんの思考回路を見誤ってた! 結果みんなに怒られました! ゼルク君はロイエルちゃんをつれて帰っちゃいました! はいはい二人だけで話し合って甘々になりました! よかったね! ロイエルちゃんに「愛してる」って言ってもらえて! うう、結果よければすべてよしだよね!? 僕よくやった! 自分で自分を褒めるしかない! ゼルク君のお母さんが近々登場です! 彼を育てた人なので大丈夫! ほんと大丈夫! 僕はゼルクくんちの子になりたかった!
不穏なアインシュタイン君。いったい何を考えてるのかよくわからないねえ。アインシュタイン君の行動は、この人、軍の幹部じゃないから情報処理課では把握できないの。てか、魔法の力がもう話にならないほど違うから、誰にもわからないーです。
はぁい。18禁シーンその2ですー! 「もっと」っておねだりしてるぅうううぅう!!!!! ぃやったぁ!!!! 夜にたくさん、じゃなくって、お昼にえっちしてます! なっかよしーー!
そして、頃合いを見て僕がゼルク君に叱られに来ましたよ? やー殴られずに済んだ。よかった。当時は「なんかよくわっかんないけど、ゼルク君機嫌いいぞ。はっはーんさては」って思って不用意な発言して裏拳くらいました。肘鉄は避けましたよ!? ゼルク君はこれから休暇に入ります。赤ちゃんできてもいいと思うんだけどなあ。ゼルク君はそのへんまじめだからなあ。ユリちゃんが今の僕の話を聞いたら、僕殴られるどころじゃすまないので内緒にしてね。 ゼルク君のところにきたのは、うちの優秀すぎる部下さんたちが「アインシュタインさんに気を付けてください!」的なことを僕に報告してくれたからでーす。詳細は守秘義務でーす。あとは、もう直球で「こんなキレイな女の子、ゼルク君が横についてないといろんな悪い虫が寄ってきてアラ大変」だと思ったので、指輪の提案をしました! でも決めるのはゼルク君だからね。でも僕は思いっきりプレゼンしたけどね。でも決めるのはゼルク君。 僕らが出発した後に、アインシュタイン君登場。ユリちゃんごめんねユリちゃん。怖かったよね。アインシュタイン君は、ゼルク君がのんびりしてたら横からかっさらう計画だった「みたい」。真意は不明。目的は、ごめん守秘義務です!
さとて、やってきました「雪月花」。ここの双子オーナーは二人とも魔法使いです。宝石大好きが高じてお店を出してます。魔石も守護石もあるよ! だけどオーナー二人が気に入った相手にじゃないと売らないよ! ゼルク君はねえ、二人に気に入られたみたい。ちょっと不思議ちゃんかもしれないけど双子のオーナーは「宝石の言葉が聞こえる」……って、主張してるのね。ゼルク君の瞳の色の宝石が二つ、そして、彼が愛する女の子の瞳の色と同じ宝石がこれもまた二つ、双子のオーナーは、宝石が「こんなことって滅多にないよ! 私たち、この人の物になりたいな!」って声を聞いた……らしい。でも、指輪を作るって決めたのはゼルク君だからね。ちなみに、ベニトアイトもアンデシンも実在する宝石ですよ。
はい。最後部分ですね。 夕焼けの首都の風景の中で、ゼルク君がロイエルちゃんに指輪を嵌めてあげます。これねぇ、プロポーズより重いんだよ。重いっていう言い方はまああれだけど。ゼルク君としては、ロイエルちゃんが選択した人生ごと愛するという証。ロイエルちゃんはね、お嫁さんにしてくれるならうれしいな、って思っていたんだと思うんだけど、ゼルク君はそれ以上に愛してるみたいね。ロイエルちゃん泣いちゃった。 二人の気持ちが通じ合ったのが、この37話ということで、ひとまず今この時点では、めでたしめでたし、です。
それではまたお会いしましょう! |
(622)投稿日:2020年11月03日 (火) 14時36分
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