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情報処理課分室 のぞき見 D.M.B.

ここは、DEEP METAL BATTLE を、一部の登場人物がのぞき見しているページです。
これもとりあえず作品の一つとして見てください。ネタバレありです。

そのほか、疑問感想などございましたら、ぜひぜひ書き込んでください。お待ちしてます!

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歌帖楓月 返信
ガイガー管理官(いついつまでも25歳男):
どーもこんばんは。全国20億人の女性の皆さん、貴女のガイガーですよ?
D.M.B.下書回廊、できちゃったみたいで。
じゃ、ここでもちょっと触れておこうかなと思います。
とはいえ、あれは不定形のアメーバみたいなものなので、適当にあしらっとこうかな。
今回は、3つ目か。
最新話の下書となってますが。
どうかなあ。
なんでも、別の物語である「万の物語」から、なんだっけあの赤い神様?? が来た後の話も混じってるみたいで、なんだこりゃってことになってますな。
どう見ても下書き。

ええと、ここだけの話、「18禁下書」も、ほんのちょっとだけあるらしいんだけど、このサイトは16禁なので、載せられないときているようです。
この前、「ご褒美はリュージュちゃん」だっけ? とにかくそんな18禁ブログで「出張」みたいな形で登場したんだけど。今度のは何せ下書きですしな。
まあ、そのうちなんとか。色々と折り合いをつけて。

ああ、それよりも、本編を進ませないといけないですよ。

だって、僕まだロイエルちゃんと直に会ってないもの。
次の話で会えるはずなのに。
そしたら晴れてデートできる仲になるのに。
なんて言うと、空から水差しが降ってきたり、電子レンジが降って来たりするので、自粛自粛。

はい。
それでは、今夜はこの辺で。
貴女のガイガーがお届けしました。
次は、貴女の夢の中でお逢いしましょう!

ゴン(電子レンジ落下音)

(253)投稿日:2008年11月01日 (土) 20時53分

歌帖楓月 返信
こんばんは。
以前、お絵かき刑事VANにて、
「ロイエルのムースを食べたのは誰だ」
という出張DMBをしました。

ええと、そこで、「ムース事件の前にゼルクがしたあれやこれや」についても書きます。とコメントしました。たしか。

作品として、ページを作るのが、いつになるかわからないので。

ここに載せます! そして、逃げます! 載せ逃げです!
さよならーー!


::::::::::::::
 夜も11時をまわるころ。
「わかった。待ってる」
 受話器を置いた青年は、少し息を吐くと、背後を振り返った。
 ソファの背越しに、本を読んでいる少女の後ろ髪が見える。
「ロイエル。悪いけど、部屋に戻ってくれないか? 今から客が来ることになったから、」
 声をかけると静寂が返ってきた。
 ゼルクは、彼女がどんな本に夢中になっているのか、と、見に行く。
「本当に夢の中か」
 ロイエルは、眠っていた。
 青年は、膝の上に落とされていた本を取りあげた。
 それは、昔、彼の母が読んでくれた童話だった。

 昔々あるところに、働き者の娘が住んでいた。冬、娘は、自宅の穀物倉に、大きな包みを見つけた。その重い包みには、秋に訪ねてきた親戚の名前が書かれてあった。娘は、山向こうに住む親戚の家を訪ねることにした。包みの中には、親戚の食料となる、春まき種が入っていると思ったからだった。春になる前に届けなくては、と、娘は冷たく凍った小川を渡り、冬枯れの山道を登って、強い北風の吹く野原を歩いた。そうして、やっと親戚の家に着く。しかし、娘が持って来た包みには、虫食い穴が開いており、中はすっかり空になっていた。娘はひどく落ち込むが、親戚は笑って遠くを見た。
 そしてこう言うのだ。
「見てごらん。お前は春を連れてきたんだ。この種は、お前の来た道を輝かせるためにあったんだよ」
 と。
 娘が振り返ると、季節は春になっており、彼女の通ってきた場所は黄色く輝く花の道になっていた。

 ゼルクは本をソファに置き、ロイエルを抱き上げた。
「読み終わったかな?」
 微笑んでいるような表情で、少女は深く眠っている。
 階段を上がり、彼女の部屋に入る。ベッドに降ろし、上掛けを被せてやる。左肩のあたりに留まっていた結い紐を解くと、くつろいだ薄茶色の髪から、花の香りが優しく漂った。
 香りに惹かれて、青年は彼女の髪に顔を寄せる。
 ふっくらした耳朶が視界に入り、ゼルクはそっと口付け、寝入った少女が起きないのを確認してから、かすかに歯を立てた。
「なぁに……?」
 ロイエルが、微かに目を開けた。
「なんでもないよ」
 優しいささやきを聞くと、無防備に微笑んで、また、瞳を閉じた。
 指で髪をすいてやると、猫のように心地良さそうにすり寄ってくる。
 ゼルクは愛しそうに笑って、少女の額に口付けた。ん、と、鼻にかかったような小さな声が、耳に届く。
 夜明けには咲きそうな花のように眠る。
 見つめて、ゼルクは、手指を動かした。

「おはこんばんはー!」
 そろそろ早朝という時間帯になってから、情報処理課管理官がやってきた。
「ゼールークーくーん! 僕が来たよー!」
 学校帰りの子どもが友達宅に遊びに来るのと同じ元気で、ガイガーが公邸に上がりこんできた。
 主は少し眉を寄せて迎えた。
「遅かったな? ずいぶんと」
「うん。友人として、すッッげえ気を遣ったの! そして、ハイ、これが、僕からのおみやげ!」
 気軽に差し出されたのは、大きな茶封筒。表面には何も書かれていない。受け取ると、金属の硬さがあった。
「暗証記号は、知らないけどねー」
「かまわない」
 封を開けると特殊合金の書類入れが入っている。鍵はない。暗証記号によって開くことができるが、手荒に扱ったり、一度でも入力を誤れば、それは高温となり内部の文書が炭化し損壊する。
 ゼルクはソファに腰を下ろし、書類入れを開けて文書を読み始めた。
 一方のガイガー管理官はというと、スキップをふみながら、台所に駆けて行く。
「突撃・お宅の冷蔵庫はいけーん! さーてゼルク君ちの冷蔵庫の中には何があるでしょーか?! おッ! これは……」

 夜が終わる。
 ソファの上で、文書を手にしたまま眠り込んだゼルクに、「冷蔵庫に入っていた残り物」をたいらげたガイガー管理官がニヤリと笑った。
「幸せそうな寝顔だよなあ。僕もこっそり幸せだし、よかったよかった。おや?」
 友人の隣には黄色の小さな本が置いてあった。
 パラパラパラ、とめくると、熊のような外見の男は、「おー」と声を漏らした。
「懐かしいなあ。『はるいろのみち』か。うーむ、これ見ると菜の花のおひたしが食べたくなるんだよネ。家で、ユリちゃんと作ろっと!」
 静かな公邸を出て、管理官は、愛妻の待つ場所へと帰っていく。「もう菜の花過ぎてるなあ。じゃあ、菊の花にしとくかな?」とつぶやきながら。

 夜明け前。
「……、」
 目を覚ましたロイエルは、まだ薄暗い外の景色を窓に見ると、もう一度まぶたをおろして、寝返りを打った。
「?」
 背中に少し違和感を感じて、手をやる。
 着けていたはずの、下着だった。
 ……いつ、外したんだっけ?
 けれど、すぐに優しい睡魔が訪れて、意識を遠くに連れて行く。

 やっぱり、なんかしてたんですな。
 
 
::::::::::::::
(252)投稿日:2008年10月18日 (土) 22時05分

歌帖楓月 返信
ガイガー管理官(永遠の25歳男):
どうもこんばんは。
新設された「下書回廊」には、DMBは載らないという話をしにきましたよ?

だって一応「16禁」だものね。

というか、今まで、この分室やお絵かき刑事VANでもさんざんやりたい放題してきてるものね。

それどころか「18禁」にまで手を出したなんていう話もあるものね。

ということで、DMBは、今までどおり、「おとなしく」しておきます。

それじゃ、全国20億人のお嬢さんたち、素敵な夜を!


(251)投稿日:2008年10月18日 (土) 21時37分

歌帖楓月 返信
ガイガー管理官(18歳に戻りたい25歳男):
どーもー! こんばんはー!
本編が更新された!? って情報に一番驚いたのは僕でした。
だって今日の昼まではそんなそぶりもなかったのですよ?

ブルックリン(仮名 男性 情報処理課職員二十代):
こんばんは。前回の本編更新記事が、(56)投稿日:2003年10月26日 (日) 00時05分 でした。
なんと5年も経ってるじゃないですか。驚きです。

ガイガー:
どうしよう。小学一年生が六年生になってるぞ。
15歳が20歳だ。エヘヘヘ。
でも僕は永遠の25歳でーす!

ブルックリン:
さて本題です!

ガイガー:
なんで打ち切るの君が!? ちょっと!? これから僕はここを見ている20歳のうら若き娘さんとね!? めくるめく桃源郷をね!?

ブルックリン:
無駄口きいてる暇はなさそうです。結構な更新量じゃないですか?

ガイガー:
あのさあ。今思いついたんだけど、ここの掲示板を改修してさあ、「ガイガー管理官と貴女のスイートスイートホーム」って名前にしてさあ、

ジェニファー(女性 仮名 情報処理課女性職員二十代):
はい。やっぱり私がいなければ脱線修正できないようですね?
こんばんは皆様。5年ぶりに本編更新です。
まず最初に、ゼルク中将がロイエルを連れて研究院へ出向きました。ゼルク中将視点で語られてますね。手の傷の治療が目的です。

ブルックリン:
ゼルク中将が話すとやっぱり冷静なものになってしまいますね。
さて治療のためにとはいえ、ロイエルが行ける医療機関というのは、ここしか無いのです。

ジェニファー:
対応した医師はみんな親切ですが。そうだわ、エレノア医師は、北コレル事件の被害者とは関係ございませんので。この名前は、今では女性によく使われる名前になっています。北コレル事件の真相は一般の人には伝わっておらず、美談として作り変えられ、「エレノアは村を救った聖女」とされております。ですから、おそらくこの医師も研究院に入って「真相」を知り、かなりショックを受けたかと思います。
さてところで、あの親切聡明な医師達がいる同施設内には、「標本室」というものがございまして。そしてディープメタルの研究者達が沢山おりまして。ゼルク中将と彼らとの間で、色々な話がされましたが。

ブルックリン:
標本室では、主にディープメタル汚染された生物標本が保存されています。
ジョン医師や、オウバイさんも、そのうちにそこに入ってしまいます。
きっと遠くない未来に。
入るまでの経緯も、そのうちに語られるでしょうね。

ガイガー:
ねえ僕無視ですか?

ジェニファー:
どんな親切な職員がいようとも、研究院は研究院です。油断は禁物です。

ブルックリン:
そうだ。アインシュタインさんが登場されました。
……しかたない、振りたくはないんだけれど、管理官

ガイガー:
キャッッホーウ! 僕の出番だネ!? 何でも答えちゃうヨ!?

ジェニファー:
ええ残念なことに。アインシュタインさんは、管理官とも、お友達? らしいですね? 残念なことに。

ガイガー:
そうだよ同級生だよ! お友達って、宝よねえ?

ジェニファー:
たしかに。宝ですね。お友達ならば。

ガイガー:
彼は、研究院一押しの大魔法使い君だ! 本当だヨ!?
以前は前線に出てたこともあるんだけど、今はここで休養中。

ブルックリン:
あの人なんでもできるから、今ここに乱入しないか心配ですが。

ガイガー:
それは大丈夫!
……そんなことになったら色々ぶち壊しだから。

ジェニファー:
珍しく管理官が真面目だわ。

ガイガー:
世の中には、冗談を実現しちゃう規格外ちゃんがいるからネ!
困っちゃうよネ!?

ブルックリン:
管理官みたいに冗談しか通じない人も困ったものですけれどね。

ジェニファー:
ロイエルとも友達になったようですね?

ガイガー:
ねえ。お花なんか渡しちゃってさあ。高山植物っていうの? なによそれ。くどいてんじゃないわよ? ロイエルちゃんにとっては、今んとこ、ゼルク君よりも絶好調に好印象! な、アインシュタイン君だよね。
僕は何で口説こうかな?

ブルックリン:
さて、そして私達、情報処理課登場でした!
ジェニファーと僕も話してましたが、どれかわかりました?

ジェニファー:
わかっても心の中にしまっておいてくださいね?

ガイガー:
ねえ、僕無視?

ジェニファー:
お昼前にどこに飛び出して行ったんですか? 管理官。

ガイガー:
スイーツ仕入れに街のお菓子屋さんまで! そう言ってたでしょ?

ブルックリン:
本当はどちらへ?

ガイガー:
お菓子屋さんだってば。
さて、話の後半にロイエルちゃんのおかしな部分が出てきました。

ブルックリン:
ああ、話をそらしましたね……。でも重要なところだから、のっとかないといけませんね。
心配するのにも、好きにも、理由があるのが当然とは、どういう育てられ方をしたのか。

ジェニファー:
つまり、「自分には純粋な愛情など向けられないのが当然」として育てられた、わけですよね?

ガイガー:
そうねえ。なのに歪んでないんだよねえ、性格が。
その辺もおかしいんだよね。歪んでたら話が早いんだけど。

ブルックリン:
それが洗脳、というわけですか?

ガイガー:
ううーむ。僕はオウバイばあちゃんでもジョン君でもないから、よくわかんないんだけども。
なんていうか、ほんと、生け贄にするにはもってこいの人材だよね。
喜んで死んでくれる無戸籍の女の子。

ブルックリン:
ゼルク中将はこれからどうするんでしょうね。

ガイガー:
時間がかかるだろうねえ。
それはまた別のお話、ってことで。
おお! 僕が真面目にしゃべったぞ!?

ジェニファー:
それでは皆さん、今夜はこのあたりで失礼します。

ブルックリン:
またお会いしましょう。

ガイガー:
またねー!
……そういえば僕、お絵かき刑事VANに、出張DMBしに行かなくちゃ。ああー、ゼルク氏に斬られるのかなあ。

それではまた。
(249)投稿日:2008年07月20日 (日) 00時11分

歌帖楓月 返信
2ヶ月書き込みが無くても消えない掲示板?
(248)投稿日:2008年06月20日 (金) 20時02分

かちょうふうげつ
6ヶ月でした……ああかんちがい。
(250)投稿日 : 2008年07月20日 (日) 00時49分

返信
誰もみていないそんな掲示板にえんえんと書き込みをする楽しさが君にわかるかな?


だから誰も見てないってば。

いやだからそこを書き込む楽しさが君にわかるかな?

いやだから、誰も見てないってば。

いやいや、だからー、そこに書き込んじまうこの密かなそして空しさもヒシヒシと感じる中でもフウッとわきでるこの楽しさがわからんのかと言うてるんだよ君い。

いやいやいや、だから、だからね、誰も見てないっていってるでしょわかんないかなそこんところが!?

いやいやいやいやいや、君こそわかってないよ、だからね! そこをあえて書き込む以下無限
(247)投稿日:2008年03月30日 (日) 15時12分

歌帖楓月 返信
二ヶ月書き込まないと消える??
(239)投稿日:2007年03月05日 (月) 22時49分

mika
...
(241)投稿日 : 2007年05月03日 (木) 17時05分

歌帖楓月
消えそうで消えない、そんな夜もあるさ……。
(242)投稿日 : 2007年06月03日 (日) 00時54分

がいがーかんりかん
小説を書かなくなってからというもの、
ヤツに置かれましては、
すっかり漢字のメモリーがどんどん消去されつつあるそうですよ。

しかしモニタを見てるだけでも冷や汗が出てくる週末の夕刻なのですが、
一体わたしは自分の記憶の老化と眼精疲労の悪化にどう折り合いをつければいいんでしょうか。とか言ってますが、なあにテレビの見すぎです。

(246)投稿日 : 2008年02月02日 (土) 16時57分

歌帖楓月 返信
「ご褒美は、わ・た・し!213話」における電話の内容。
ブログのコメント欄に書き込もうとしたら「文字数オーバー」でできなかったので、こちらに一旦コピペします。

ゼルク氏:
もしもし。

ガッちゃん:
こんばんはーハハハ。「楽しみ」にされちゃってるみたいだよね、お楽しみ? アッハッハッハッハ、アーッハッハッハッハ(大笑)

ゼルク氏:
……。わかっていると思うが、お前からの頼まれ物は、さっきの羊羹と緑茶だけじゃないよな?

ガッちゃん:
ちょっと、アタシを脅すつもりなの!? 酷いッ、酷い男ネーアナタ! アタシはあなたの喰い物じゃないのよ!?

ゼルク氏:
お前なんか喰うか。私が食べるのは、誠心堂の「黒蜜栗最中」と、光雲茶房の「特製玉露『初雪』」だ。

ガッちゃん:
いやあああー! やめてッ、やめてそれだけはッ!! あなた、鬼だわ! 鬼畜生だわ!!
わかったわよ何が望みなの? カラダ!? 私の美しい肉体が望みなのね!

ゼルク氏:
お前の体なんかいらん。

ガッちゃん:
ロイエルちゃんのでじゅーぶん? ヤリ過ぎてまた拳くわないようにね? ハハハ。

ゼルク氏:
……「千練白羊羹」というのもあったな。

ガッちゃん:
ゼルク君、君ねえ長電話はいかんよ。まったく、私は有能だから即断即決即実行だよ? 君のくだらない話に付き合っている暇はナッシングなんだ。これから情報処理課に連絡するつもりでいるに違いないじゃないか? まったく。つまらん長話をブツブツブツ
ガチャン。
(一方的に電話切る)

ゼルク氏;
なんだ。最初から白羊羹の話すればよかったのか。
(237)投稿日:2007年01月02日 (火) 12時37分

歌帖楓月 返信
ガイガー管理官(25歳男 絶賛避難中):
どうも今晩は。えー、本編は絶賛更新中断中でも、らぶえっちブログ「ラブラブ小説修行中フォー!!」にて絶賛飛び入り参加中の、DMB主人公格であるところの、ゼルク氏とロイエルちゃんですが。なんでも絶賛つければ何とかなると思ってる僕ですが。

今回は、こばなしにもならない、日常のひとかけらなどを抽出しまして、皆さんのお目汚しをはかろうかななどと企んでいるところの、あなたのガイガーです。
いや、実に簡潔明瞭な文章ですな。
では、「日常のひとかけら」
ゼルク氏とロイエルちゃんの、それぞれが「ぽうっ」となるところ、をお送りします。年齢設定はゼルク氏25歳、ロイエルちゃん18歳、首都ミッドガルに来て半年くらいでしょうか、そのあたりで。

はー長い前置きでした。ではどうぞ。他愛ないですけどね。

:::::::::::

本の片付け時における、ロイエルの「惚ける(ほうける)」

公邸の書斎に新しい本棚が入り、ゼルクベルガーが整理をしているところに、ロイエルが遊びに来た。ゼルクの母親からお使いを頼まれたのだ。
「たくさんもらったから、お食べなさいって、イングリット教授が」
見ると、菓子の箱である。
この子に食べさせればいいのに、と、教授の息子は思った。
「あのね、二箱ずつ、もらったんですって」
ロイエルが言い足した。
「手伝っても、いいの? あの本とか、本棚に入れるの?」
事典の山を指差して、ロイエルがゼルクベルガーに確認した。
だが、首を振られてしまった。
「重いからいいよ。これは自分でするから、」
「持てるもの」
ロイエルは、無理だと言われると、意地を張ってそれをしようとする。
「ほんとに重いから」
ゼルクが忠告するが、
「大丈夫よ? だって私、村では水汲みとか……」
言いつつ、ひもでくくってある4冊の事典を、ぐいと持ち上げ、
「……」
眉根を寄せると、意地になって、ちょっとよろけながら両手で抱え上げた。
「ほら無理だろう?」
ほうほうの体で持って歩く姿を、青年に呆れられる。
「も、持てるものっ」
意地を張るが、ひもが指に食い込む。痛い。
「無理しない。あまり重い物を持つと、身長が伸びなくなるよ?」
「もう伸びないもの、」
見かねたゼルクベルガーが、片手でひょいと横取りした。
「貸しなさい」
「わ、」
急に重さから解放されて、ロイエルの体が傾ぐ。その体は、青年のもう片方の腕に軽々と受け止められた。
「……」
ロイエルが、ぽかんとして、ゼルクを見上げた。
「どうしたの? 立てる?」
青年は事典を持ったまま、軽く笑った。少女の指に目を留めて、「赤くなってるよ」と言う。
「え……」
ロイエルは急いで、頬に手をやった。
「?」
ゼルクベルガーは首を傾げた。
「手だよ?」
「あ。……うん」

:::::::::::

本を片付けた後、お茶の時間における、ゼルクベルガーの「惚ける」

「邪魔だった?」
「邪魔じゃないよ。助かったよ」
新しい本棚に、本を収納し終えた二人は、一階の居間でお茶を飲んだ。ロイエルが持って来たお菓子を並べて。
「おまんじゅう、おいしいね」
嬉しそうに、小さな薄皮饅頭を食べるロイエルに、ゼルクベルガーは「家に持って帰っていいよ」と言った。
「ううん。持って行きなさいって、教授に言われたもの」
彼自身は、甘いものをそれほど好まない。それを知らない母ではない、はずなのだが。
「『お友達に甘いもの好きな人がいるはずだから』ですって」
ロイエルが、重要な一言を、付け足した。
ゼルクにとって、そんな「友人」に心当たりがあるとすれば一人だけだった。
「そんなものいないから、ロイエルが食べなさい」
「ガイガーさんが可哀想」
言い当てられて、ゼルクの眉間にしわが刻まれた。
「どうしてそこでガイガーの名前が出てくるんだろう?」
「お友達でしょう? 甘いものが大好きな」
さあどうだろうね、と、ゼルクは惚ける(とぼける)。
「甘いものが大好きなロイエルに食べてもらった方がいいよ」
「うちにあるもの」
首を振るロイエルに、ゼルクは笑ってみせる。
「じゃ、泊まって食べていく?」
「私、明日も学校だよ? もうっ。ガイガーさんに食べてもらったら?」
「誰だろうそれは。初めて聞く名前だけど?」
「もうっ、惚けないで!(とぼけないで)
:::::::::::

ガイガー:
ゼルク君、なにこれ!? 僕へのいやがらせ!? 僕は「ぽうっと、ほうける」方を望んだ訳であって「とぼける」なんて望んでないんだよ!? 同じ文字でもえらい違いだよ。
しかも、僕にはお菓子くれないの!?
ゼルク君ひどいよゼルク君、
まだ怒ってるの!?
まだ仕返しなの!?
ゼルク君とロイエルちゃんのナレソメを、僕の「お友達」にお話しただけなのに!?


い、今に見てろよ……ううッ(逆恨み)
(236)投稿日:2006年12月20日 (水) 00時59分

歌帖楓月 返信
ガイガー管理官(25才 日本食ブーム):
あああああああ!!!!
僕のおやつがあああ!!!!
ゼルク君ひどいよゼルク君(大泣)
なんで!?
なんでさ!?
仕返しって何!?
僕には何にも思い当たることなんて




ありすぎてよくわからないなあ。
直近では、お友達との電話でお兄ちゃんと妹のナレソメをバラしたとか、そんなところ?


でもそれくらいで怒るかなあ?
あああ、竹筒入り水羊羹……、手揉み緑茶……
(234)投稿日:2006年12月12日 (火) 01時15分

歌帖楓月
ガイガー:

……でも今、冬なんだよなあ。
ああでも、暖房で人口夏の状態に持っていって、「水羊羹と水出し緑茶!」
おお! いいかもしれない!

でももう、無いしね……。そんなプランを練ったって、無いものね。
ああああああ、くちおしや……。
(235)投稿日 : 2006年12月12日 (火) 01時19分



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