※これは、四兄弟の幼少のみぎりのお話です。※

ハーレム編

ハーレム：ようっし。ケーキを作るぞ〜。
サービス：だいじょうぶ？
ハーレム：まかせときなって。小麦粉はこれぐらいで、砂糖はこれぐらい。
サービス：目分量でやっちゃだめだよぅ。

やがて、できたのはぐっちゃぐちゃのケーキ。

ハーレム：完成〜☆
サービス：…………。

だが、味はけっこうイケる。

ハーレム：うまいうまい。
サービス：（何故ッッ！）

サービス編

サービス：ハーレムがうまくいったのはまぐれだ。僕はちゃんと本のとおりに作るぞ。あ、これ美味しそうだな。えっと、スポンジ生地は、薄力粉55ｇ、グラニュー糖60ｇと……。

そして――

サービス：できた。自分で言うのもなんだけど、けっこう美味しそうだな。

だが、ツメが甘かった。

ルーザー：……生焼けだね、これ。
サービス：…………。

ルーザー編

ルーザー：サービスの考え方は、基本的にはいいんだよね。分量をちゃんと量る、という点では。その辺を踏襲して……。小麦粉は二回ふるおう。こうすると、肌目が細かくなるんだよね……。

数時間後――
サービス：うわ〜。兄さんすごい！　綺麗なケーキだね。
ルーザー：ありがとう。サービス。

だが、根本に間違いがあった――

ルーザー：砂糖と塩、間違えちゃった〜。
ハーレム：うぇっ。

マジック編

マジック：どうやら僕の出番のようだな。
生地良し！　クリーム良し！　飾りつけ良し！

やがて――
マジック：出来上がり！　見た目も完璧！　どうだい？　味は。
ルーザー＆ハーレム＆サービス：100点満点！

ぱっぱらぱっぱぱーん　大変よくできました！

おしまい！

後書き
これね〜、本当は四コママンガにしたかったんだけど、今、思った通りに絵が描けないっていうかぁ〜。
だから、文章にしました。マンガの方が分かりやすいかな、という部分もあるんですがね。
ちょっと、オフの友人の、同人誌のネタとかぶりますが……本人に会ったら、謝ろうと思います。