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[44] 題名:2013年度 春学期第10回 名前:一色 慎一郎 投稿日:2013年07月04日 (木) 21時27分

日時:2013‐07‐01 (月)
場所:経営学実験室 19:50〜21:15
出席:( )は欠席 ゼミ生:宮上・一色・中山
          院生:中村

※補足お願いします。

(I)【DVD視聴】



●内容
NPOフローレンス 代表理事:駒崎 弘樹
ソーシャルビジネスについて

ソーシャルビジネスとは、企業とNPOの中間のものを指す。
社会的課題の解決を目指すために営利活動を行う。

NPOフローレンスは、病児保育・病後児保育の困難さを解決するために、多くの子供とその親を手助けしてきた。

子育てと労働が両立するのが当たり前の社会を目指し活動を続ける。

■視聴後の先生のコメント

番組内でソーシャルビジネスを説明するために使用された私益⇔公益、営利⇔非営利の表について、営利⇔非営利と書くのではなく、収益性と表記したほうがソーシャルビジネスを説明するのに良いのではないかということであった。
なぜなら、営利かつ公益の領域で活動するものをソーシャルビジネスとおいてしまえば、公企業(インフラ、学校など)もその領域に属してしまい、違いが明確にならないからである。

このDVDでは、社会的企業ーNPOの軸と、子育て支援の問題、少子化、Life work バランスの問題、女性の勤労問題など、多くの軸があり、その一つ一つを掻い摘むように説明されているため、いったい何を言いたいのかが分かりにくくなってしまっている。

単に事業を行う組織を営利⇔非営利のどちらかに分けてしまうのではなく、
収益性という軸の中で 私企業>社会的企業>NPO>公企業>行政というグラデーションを描くのではないかという指摘もあった。



【課題とまとめ】



社会的企業・事業について調べて掲示板に書き込む
(一色)
(中山)
・社会的企業とはその企業の本業で社会貢献ができていることが重要であろう、企業の中にはその利益の一部を社会貢献として拠出しその社会的責任を果たしているとする企業も多い(これも一つの社会貢献ではあるが)、本来は事業そのものが社会的な課題や問題の解決を果たしていることがその本質と言えるのではないか。
・社会的事業は本来行政が担うべきものであったが、社会構造の変化により行政だけでは対応できないような、さまざまなニーズや個人の価値基準も変化した、公共性と個人の自由をどうバランスをとるかが、政治の世界にも求められている、今回の参院選挙では自民党が多数議席を占めねじれ解消との報道もあるが、将来の日本をどうするか、どうしたいかを真剣に考えている候補者や政党に投票したいと考えている。

(宮上)

【次回予定・その他】



次回は本の交換会です。テーマは「ライフワークバランス」
テーマに沿った本を三冊選び、オススメの一冊を紹介しましょう。

<中山>7/22(月)本の交換会テーマは先生よりの「この一冊」で私は良いと思いますがどうでしょうか?

Pass【0701】


[43] 題名:2013年度 春学期第9回 夜ゼミ 名前:中山 均 投稿日:2013年06月26日 (水) 00時12分

日時:2013‐06‐24 (月)
場所:経営学実験室 19:50〜22:55
出席:( )は欠席 ゼミ生:宮上・一色・中山
          院生:中村

☆掲示板立ち上げました、編集および補足お願いします。

(T)【DVD視聴】


TV 東京 カンブリア宮殿 2009年6月29日放送
  日本一“社員想い”の会社が明かす、“管理職”はいらない!
         ☆広島が本拠のメガネ「21」

「売上ノルマなし」「会社の内部留保なし」「社員ボーナス500万円」「銀行借り入れなし」
次々に“企業の常識”の逆を行き、快進撃を続ける。(番組HPより)

●内容
【会社にお金は残さず!社員とお客に還元】

・内部留保…企業が会社の売り上げから原価や人件費、株主配当等を引いた剰余金。
・一般企業は新たな設備投資や経営危機に備えて内部留保する。
・メガネ「21」は内部留保を持たない→社員に賞与、顧客に商品を低価格で還元。

【社員が株主!銀行借り入れなし】

・メガネ「21」運転資金→社員の出資(150人が出資)総額は約10億円(グループ全体20億以上)。
・銀行の預金金利よりも高いリターン、また社員が独立してフランチャインズ店を出す時なども、社内で出資を募る。

【情報共有でムダ排、合理化】

・経営データ、人事評価や個人の給与も、メガネ「21」社員はネット上に公開し全ての情報を閲覧できる。
・全社員がネットを通じ意見表明や発案をすることができる→会議なし、購入したいものもネットに載せ3日間反対が無ければOKであり→稟議書なし。
・年間85億円を売り上げるチェーンを、本部社員8人で行っている。
・社内の全ての情報を共有し、また出資で経営に関わり、経営者のような感覚で働く、それはモチベーションアップや将来の独立にも繋がる。
・すべてオープンにすれば悪いことはできない、後ろめたいことがあるからオープンにできない。
・人事評価→勤続年数・出資額・店舗への貢献度で決める(異論があったら言えるシステム)

【管理職なし】

・メガネ「21」→管理職は置かない、代わりに各店舗責任者がいる、上司ではなく頼りがいのあるお父さん的存在。

・社長もお飾り的存在なので4年ごとに交代する、社長の給料は現場のいちばん多い人と同じ額と決められている。

☆メガネ「21」創立者、平本氏いわく会社は働く人のためにある、労働者と出資者が喜ぶ経営をする、社員・出資者が嫌がることを一つずつ潰しっていった、不満を解決するのが経営者。

・メガネ「21」つがい作戦→社内イベントを数多く開き、それにより社内結婚させ独立させる(店舗拡大に貢献)。
  
■視聴後の先生のコメント
・社内での隠しごとはないのは嘘ではないだろうが、外部に対しての情報公開は?
・社員が辞めない会社として阪急交通社と共にメガネ「21」も取り上げられていた。




(T)【課題とまとめ】


視聴後、先生より次の課題がなされ掲示板に各自記入する、それを来週のゼミで討議。
@メガネ「21」と一般企業との違いは何か?そしてその最大の違いとは?
A視聴しての疑問点や問題点はないか?
Bこの会社に就職したいかどうか?
<一色>

<宮上>
@一般企業との違い

・内部留保を他企業ほど行っていない⇒その分売上を商品の価格値下げ、従業員の報酬へ
・銀行からの借り入れ金0⇒広告費や新規事業新規店舗のために必要なお金は「社員出資制度」を利用
・社内の情報が社内ネットで全て公開されている⇒このことで管理職が不要とのこと
・仕事の相談は社内ネットで⇒3日間異論が出なければ承認されたとみなす、独裁者を作らない、「失言・失敗全て許す、だから反論を怖がらずに書き込むようすすめている」
・人事査定も社内ネットに公開⇒勤続年数、出資率、貢献度に応じて査定され、異論があればネットに書き込む

◎最大の違い
人事査定を全てオープンにしていること
人事部などの一部の部署が評価をするのではなく、平本氏がつけた評価に異論反論があれば申し立てそれを社内ネットで議論するというもの。
とても成果主義なシステムなのだと思う。
全ての従業員が人事査定に意見できる環境なので、他者を採点するときにまず自分が評価に見合った働きをできているか、また評価が上がる働きをしているかを他者に常にみられている必要がある。


A
・社内結婚を奨励していて、将来夫婦での独立を促しているようだが
 そのように独立開業していった人たちの成功率は?
・アルバイトに公開される情報と正規従業員に公開される情報に差はあるのか?
・社内ネットに情報を全て公開とあるが、社にとって損になることも全て公開するのだろうか?
 ⇒結局平本氏の独裁なのでは?

B
私は就職したくないです。
給与が高額なこと、ノルマがないことなどとても魅力的に映りましたが…。

この会社では、高額のボーナスを「社員への内部留保」と表現していました。
また、社員出資制度により配当を受けることもできる。
このように従業員の生活の基盤である家計の部分を、従業員の裁量で比較的若いうちに確り固めておきなさい。
「万が一」の時には備えられるだけのことをしてあるから、そのときは負の分配が容赦なくいくぞ、ということなのだと思います。
そして独立を促していること。

これらは(番組中では特に映されていませんでしたが、)必然的にサービス残業が多くなる環境のように思います。
生活と仕事が密着している、会社と家庭が密接しているようにみえました。

私は仕事と生活をできるだけ切り離していたいので、自分の生活スタイルに合わないと思うので就職したくありません。

☆21のHPを見た所、一般職には週40時間という勤務時間が明記されているも、他の出資コースなどには明記されておらず。

☆関東では、千葉と東京(赤羽)にしか店舗がないようです。

<中山>
@一般企業との違い
・管理職がいない→責任者(上司というより、お父さん的存在)はいる
・売上ノルマが無い→一応の予測は立てる
・会議が無い→ネットで情報を共有
・社員が出資者→己ずからモチベーション高まる
・社内イベント多い→社内結婚・独立開業推奨(店舗拡大)
・すべてオープン→人事評価や給料まで
・ギブアップ宣言→人間関係に配慮した配置転換
・小さな本部→最少の人数で最大の効果

◎一般的な企業と最大の違いを挙げるとすれば、社員が出資者を兼ねていることである、一般的な企業では社員と出資者は違っている、良く話題に昇る会社はだれのものかで考えれば、メガネ「21」は会社は社員=出資者のものとなる、したがって会社が倒産のような事態になれば出資金が戻らなくなる、ゆえに社員は経営にも関与せざるを得ない、経営者的視点での行動を必然的にとる、これはオーナー経営者的なビジネスモデルを社内で構築したともいえる。

A疑問点や問題点
・会社創立当時はどのような経営をしていたのか?当初は今のようなシステムはできないはず?
・採用も本部で行うとあったが、店との関係は?
・競合店との関係は?メーカーとの関係は?
・フランチャイズ展開はどのように情報共有しているのか?

☆同社の採用についてHPより確認したところ、本部で採用面接後に働きたいと希望する店舗および配属される店舗での面接を経て決定される。
☆フランチャイズ展開は個人のお店に共同仕入れした商品を卸すことや、商品広告などのチラシを安価で提供するなどの支援をしている。
☆競合店からも視察や研修希望があるそうである

Bこの会社に就職したいか?
・賞与が高いのは魅力ではあるが、独立をし成功すればよいが失敗した時のリスクも大きいと思うが、若ければ再挑戦できそうなので、私自身が若ければ挑戦したいと考えた。

☆賞与が高い人は共同出資コース、独立支援コースを選択した社員のみである、一般職はそれほど高い賞与ではないようです、同社HPより
☆一般職は30歳で昇給ストップとのことである、(眼鏡士は30歳がピークとのことから)

(U)【本の交換会】


テーマ:原発関連
<一色> 小出裕章著『この国は原発事故から何を学んだのか』
<宮上> 菅谷昭著 『原発事故と甲状腺がん』 2013年 A (中村)
<中山> 武田邦彦著『原発大崩壊』ベスト新書 2011年 B+ (一色)
<中村> 小出裕章著『原発のウソ』扶桑社新書 2011年 A (中山)
<三戸先生>お勧め:北澤宏一著『日本は再生可能エネルギー大国になりうるか』ディスカヴァサイエンス 2012年

本の交換会予定  7/08(月) 次回テーマ:ワークライフ・バランス
         7/22(月)先生より各自が「この1冊」をという提案がありました。

☆三戸先生より交換会の後で次のようなお話がなされました。
・現代の自由や豊かさは→(与えられた)選択肢の豊富さである
                      ↓   
                    我慢の否定 
(与えられた)は基準が他者のもの、本来どう生きるかの問いを立て、自分で選択肢を生み出すこと日本社会はこれが出来ていないので不満が残る、本の交換会も問いを立てるからテーマや本を選ぶべきであり、卒論も同じように問いを立てそれに対し自己の答えをだすこと。        

(V)【次回予定・その他】


・DVD視聴
・前回DVDよりの課題を討議

 
PASS [0624]


[42] 題名:2013年度 春学期第8回 夜ゼミ 名前:中山 投稿日:2013年06月20日 (木) 11時24分

日時:2013‐06‐17(月)
場所:経営学実験室 19:45〜22:50
出席:( )は欠席 ゼミ生:宮上・中山・(一色)
          院生:中村

☆掲示板編集中です

(T)【DVD視聴】


   TV東京 未来世紀ジパング 2012年5月28日放送

北欧デザインの底力 イケア、そして100円ショップ上陸
4月、福岡にある店がオープンした。スウェーデンの家具メーカー・イケア、初めて九州に上陸した。その日は激しい雨にもかかわらず、オープン前から長蛇の列ができていた。客が求めていたのは「安さ」とおしゃれな「北欧のデザイン」だ。日本進出から6年、日本人の心をがっちり掴んだスウェーデン生まれのイケア・ブランドが日本攻略"第2ステージの幕"を開けたのだ。実はいま、スウェーデンやデンマークなど北欧の国々が「第2のイケア」となるべく日本市場を狙っている。まさに「デザイン力」を武器にしたヴァイキングだ。果たして、北欧企業はヴァイキングのように日本から金銀財宝(マネー)を奪っていくのか?番組HPより

●内容
・イケア 日本進出から6年、九州に初上陸。
・イケアジャパン社長→日本市場は大きい。
・三畳のスペースでの商品展示

・H&M(スウェーデン)も日本での出店を加速。

◎北欧の100円ショップが日本に進出。

デンマーク・コペンハーゲンにあるタイガー、日本の100円ショップに近い。
カラフルでおしゃれなデザインの食器や文房具が低価格で買える。
ヨーロッパ15カ国に展開、今年中に200店舗にまで拡大する予定。

・タイガーの戦略
(1)「色を変えると北欧風に」
地味な商品も大胆なデザインに。

(2)「ラベルはシンプルに」
表示はシンプルに、すっきりわかりやすく。

(3)「アイデアを再利用」
世界中から集めた面白商材を、北欧風にアレンジ。

日本では大阪に上陸する、東京では目立たないから大阪に日本初進出、果たして第2のイケアとなれるのか?

◎「メード・フォー・ジャパン」で売り込む家電メーカー「エレクトロラックス」

北欧デザインで大人気の掃除機「エルゴラピード」
スウェーデンの家電メーカー・エレクトロラックスが作る、スティックタイプの掃除機。
「エレクトロラックス」日本向けの商品を開発。

(1)「日本人向けデザイン」
日本の漆塗りをヒントにした日本を意識したデザイン。

(2)「日本の生活を調べる」
エンジニアが開発の為に、日本で300件の家を訪問。

(3)「日本の客は世界一厳しい」
工場では通常の製品の倍以上の工程を経て製品を作りこむ。

「エレクトロラックス」副社長→「日本はまだまだ有望な市場。日本人が好む商品を作れば、じゅうぶん戦える、北海道から沖縄まで日本中を制覇すると言った。


  
■視聴後の先生のコメント

・日本はアメリカの大量生産モデルを取り入れ成功したがそれが限界になった。
・日本の自動車メーカーは1990年代、手間を省く、軽くするなどコストダウンを図ったが欧州のメーカーは手間を省かず高度なモノ作りを一貫して目指した。
・日本はマーケット中心、顧客を創れない。
・商品開発のコンセプトが間違っているのでは、技術者のカタログスペックによるモノ作りになっている。
・ヨーロッパのメーカーは使い勝手、使い心地を考えている。
・日本人は外からの眼でしか見ることが出来ない、自分の眼で見ることが出来ない。
・見方が硬直化しその見方でしか現実を見ることが出来ない。


(U)感想とまとめ

 
<宮上>


<中山>
・北欧のメーカーや、流通小売が日本を有望な市場とし進出し成功している、これを紹介した今回のDVDを見て、最初に感じたのは、日本の市場から海外へと展開している日本企業が多い現代の状況はどういうことなのか?
・まだまだ日本市場を有望とする北欧メーカーや流通小売、日本市場を限界とする日本企業、そこにあるのは顧客を創造できない日本企業の姿が浮かんでくる、北欧に比較すれば日本の人口ははるかに多い、今回の北欧企業のように顧客のニーズを的確に掴み、顧客の創造を生み出していければ国内でも十分に活動できるのではないか、それが雇用や消費を生み出し、強いては日本経済にとって必要なのではと考える。

(V)【本の交換会】


☆ 今回は中止になりました次回6/24 (月)に行います
テーマは原発関連です

☆三戸先生よりテーマと本の選び方について次のようなお話がありました。
・本の交換会はこの本が良い本だということを、他の人に分からせること、現在のテーマや本の選び方はそうなっていない、自分が関心を持つものなどになってしまっている、良い本を選ぶのは中々難しい、テーマにそって三冊選び、その中で一番自分が良いと思うものを紹介することで、良い本を選ぶことが学べる。

本の交換会予定(テーマ)
7/01(月)ワークライフ・バランス


(W)【次回予定・その他】



・DVD視聴ほか


 
PASS [0617]


[41] 題名:2013年度 春学期第7回 夜ゼミ 名前:宮上 綾 投稿日:2013年06月10日 (月) 23時08分

場所:経営学実験室  19:25〜22:00
日時:2013-06-10(月)
出席:( )は欠席 ゼミ生:中山・宮上・(一色)
院生:中村

<編集中です>


(T)DVD鑑賞


プロフェッショナル仕事の流儀『信頼は、己の全てでつかみ取る 食品スーパー経営者・福島徹』

生産者の側に立って、生産者の思いを「伝える」。
良い商品を見極め、仕入れ、そして店に並べる小売り業。売れるかどうかは、客にその情報が伝わるかどうかにかかっている。商品の良さを伝える、商品の価値を伝える。その結果として「売れる」という状態が生まれる、そう福島は考えている。
「小売り屋なんで『売る』と言うことを考えるんだけど、売れるということは、きちっと買える環境を整えられた結果だと思う。だから押しつけるのではなく、伝えるというスタンス。その方針が良いと考えている」




(U)先生のお話 感想



[生産者]−−(a)−−[小売・流通]−−(b)−−[消費者]


各スーパー(一期屋一笑をのぞく)を一言で表すと

「価格」…マルエイ
「品質」…京北スーパー
「品揃え」…北野エース
「目利き・信頼」…福島 となる。


・マルエイは価格を重視していることから、特に市場を重視しているといえる。
また生産者ではなく(a)に位置する[卸売業者]との関係が強い
・福島は[生産者]との関係が強い
・京北、北野、マルエイは(b)に位置し、「消費者」目線で商品を揃え売っている。
 一方、福島は(a)に位置し、「生産者」の側に立った経営を行っている。
・福島は生産者と消費者を結ぶ「流通業」としての色が強い
・いくら儲けるかという商人気質よりも、良いものを評価されたいという職人気質が強いとも言える
・いいものを保証できる範囲は限られている。
 生産者が先にあり、供給量が限られているため店舗数が少ない(4店舗)のだろう

●潰れては困る会社
 という観点から考えたとき
 要⇒マルエイ、福島
 不要⇒京北、北野

 マルエイはその価格で買うことができないと困る人たちがいる。
 福島は、生産者の商品を流通させることができなくなる。









<宮上>
・福島の後継者が育つのか、という話から
 「企業家」⇒「組織・システム化」と企業は移って行くが、後者ほど環境の変動には弱い
 環境適応は個人でないとできない、システムを作るものが変更することができる、とのお話があった。

 環境適応に柔軟なビジネスモデルを掲げていても、組織のシステム化が進むことで
 環境と企業にずれが生じてしまう点、これを後継者はクリアにしていかなければならないのだと思った。
 ( 具体例をだせるとよいのですが、ひとまずここまで)


<中山>
・今回のスーパーは今まで見てきたスーパーと違い、生産者のモノづくりのこだわりや愛情までもを消費者に届けたいという福島社長の思いが強くでた経営が印象的であった、そこに至る過程でさまざまな出来事があったが最終的には生産者、消費者双方の信頼を得る事が、経営に欠かせない事に気づく、このことからも人と人との信頼関係が商売だけでなくすべてに通じていると感じた。




 (V)本の交換会・課題

●6月17日本の交換会は『原発関連』です。
 

●プロフェッショナルとスペシャリストとエキスパートの違いとは??

[PASS]0610


[40] 題名:2013年度 春学期第6回 夜ゼミ 名前:中山 均 投稿日:2013年06月09日 (日) 17時57分

日時:2013‐06‐03(月)
場所:経営学実験室 19:35〜23:00
出席:( )は欠席 ゼミ生:一色・宮上・中山
          院生:中村

☆掲示板編集中です
(T)【DVD視聴】
●内容

ガイアの夜明け
@マルエイ

激安スーパー
倉庫を持たないことでコスト削減。売れ残りを一括仕入れ。安く仕入れて安く売ることで利益を出す。
条件をつけ原価よりもかなり安い超目玉商品をつくることで全体で黒字を出すシステムがある。

A京北スーパー

高くても良いものを売る。「柏で一番良いものを売る」プライドを大切にしたスーパー。
オリジナルブランドを重視し、本当に良いものにこだわる。

B一期家一笑

地元密着型スーパー
お客さんを名前で呼び、足を運びやすいフレンドリーなスーパー。特に惣菜に力をいれることで売り上げを伸ばしている。

カンブリア宮殿
北野エース

試したくなる珍しい商品を取りそろえた品揃え豊富な店。お客の要望に数多く答え、毎日多くの商品を変えていく。
商品を取り換えていくことで地域の色に合わせていく。品切れ御法度で、近くのお店と商品を取り換えることで品切れを防ぐ。

☆ゼミ生感想

<一色>地域密着型のスーパーが多くの努力をして地域に貢献していることを知り驚いた。どこのお店も一度は行ってみたいと思う様な魅力にあふれていたと思う。

<中山>徹底して地域に根差す一期屋一笑や他のスーパーも、その経営戦略は差別化戦略と言えるのではないか、流通小売業界は生き残りをかけ激しい競争が続いている、その中で成功している今回のスーパーは他社にない特色を全面に押し出している。
<宮上>

(U)まとめ

●視聴後の先生のコメント
 ・北のエースでは全部の商品で試食をできるようにする→できない→どうしたらできるか。
 ・普通はできることをやると考える。
 ・北のエースの社長は例外だろう。

 ・総合スーパーの不振→大量仕入れ・大量販売→価格を主導(流通が力を持った)。
 ・これを、ディスカウントストア・ドラッグストアに利用され、総合スーパーは食料品でしか生き残れない構造になった。
 ・特に総菜は付加価値によりスーパーの中心となっている。
 ・分類 マルエイ・一期屋一笑は生鮮食品 京北・北のエースは加工食品
 ・京北:品物を選ぶ 北のエース:買い物を楽しむ
 ・昔と家庭の食事のあり方が変わってきた。

<中山>我が家の日常の買い物状況を振り返ってみた、普段の食料品の買い物については妻が仕事帰りに横須賀中央にあるデパ地下や汐入のダイエーが多い、私がたまに買い物に行くときも歩いて行けるダイエーがほとんどである、これは利便性が一番の要因であろう。また洗剤やトイレットペーパー、日持ちする調味料、アルコール飲料などは金沢にあるコストコに車で出かける事が多い、いわゆるまとめ買いになるが、コストコはまとめ買いできるものは非常に安価であることがその大きな要因である、さらに我が家では生協の宅配も利用しているこれは、全国の色々なものを買えることや、米・牛乳など定期的に使用するものと、野菜(日持ちする根菜類・ジャガイモ、玉ねぎ、にんじんなど)および冷凍食品などが主であるが、これらは比較的重量があるものである、運ぶ労力を低減するという事が一番の要因である。
以上のようにそれぞれを選択する要因はさまざまであるが、我が家においての日常的な買い物は利便性とその購入先(店)の機能性にあるのかもしれない。
北のエースは神奈川では川崎のラゾーナにしかない、あまり川崎には行く事がないのだが機会があったら一度覘いてみたい。
 
(V)本の交換会
テーマ スポーツ
<一色>『格闘技の科学』サイエンス新書
<宮上>
<中山> テリー伊藤『なぜ日本人は落合博光がきらいか』角川新書 2010 B+ (三戸先生)
<中村>
<三戸先生> 小関順二『プロ野球のサムライたち』 文春新書  1904  B+  (中山)


(W)次回課題その他
・本の交換会
・6/10 テーマ 原発関連
・6/17 テーマ ワークライフ・バランス

PASS[0603]


[39] 題名:2013年度 春学期第5回 夜ゼミ 名前:中山 均 投稿日:2013年06月02日 (日) 19時29分

日時:2013‐05‐27(月)
場所:経営学実験室 19:35〜22:00
出席:( )は欠席 ゼミ生:一色・中山・(宮上)
          院生:中村

☆掲示板編集中です

(T)【DVD視聴】


これがハッピーになるM&Aだ!〜日本企業が強くなる方法教えます〜
株式会社日本M&Aセンター 
日本の企業の95%が従業員30人以下の中小零細企業。しかし長引く景気低迷、円高、少子高齢化など先行き不透明な時代にあって、なんと7割が後継者不足に悩んでいると言われる。
そんな中小企業の経営者達に、希望の灯りをともす会社があった。中小企業を対象にM&A(企業の合併と買収)を手がける日本M&Aセンターだ。
M&Aといえば外資系ファンドなどのいわゆる敵対的な買収が話題となったこともあって、乗っ取り≠ネど、とかくマイナスのイメージがつきまとう。しかし日本M&Aセンターの手法はそんなマイナスイメージとはおよそ違う、みんながハッピーになるM&Aだという。(番組HPより)

●内容
・後継者がいない中小企業が数多くある中で、借金があるため清算したくとも出来ない企業もある
・そのような企業とその企業の商品や技術など、その価値を自社に活かせる企業とのマッチングを行いM&Aにより存続発展させる
・買収される企業経営者にとっては苦渋の決断となるが、従業員すべてをそのまま雇用してもらえる事が救いにもなっている
・DVDではいくつかの企業を取り上げていたが、買収先の企業には自社の不足している部分を補え成長でき、また売却側企業との関係がウィン・ウィンになるようにM&Aセンターでは仲介している
・そのM&Aセンターは情報ネットワークを構築すると共に、独自のノウハウを作り上げた
・売却企業の分析には1500ページ以上の資料作成する、また企業のマッチングでは100人以上のコンサルタントが参加し最適な売却先を選定
・M&A センターは2012年度は100件を超えるM&A(合併・買収)を成立させ、60億円を売り上げ、経常利益30億円程度であった

  
■視聴後の先生のコメント
・日本では必ずしも企業買収は望ましいものとされていない
・企業救済や統合のイメージが強い(ルノー→日産)(銀行の統合・三菱東京UFJなど)
・日本のM&Aが変化してきている

■先生よりの問い
・なにを売買しているのか?
・売りたい理由・買いたい理由

●答え
・経営権の売買
・特定の商品に魅力がある→買う側も中小企業一から作り上げるのは大変(買収が手っ取り早い)

☆ゼミ生感想
<中山>
素晴らしい技術や商品を開発しながら持続できない企業が日本には多くあるのだと感じた、本来これらの企業を支えるべき政策や金融システムが機能していない、その中で日本M&Aセンターはそれらの企業をM&Aを通して存続させ、自らも経常利益率50%、30億円近くを手に入れている、そのノウハウと情報力はすごいと感じた。

<一色>
お互いに納得して行われる企業買収にとても感心した。個人経営者にとって会社は子供の様に大切な存在であることも知ることができたが、違和感を感じたのは企業買収がまるでお見合い結婚のように親主導で行われており、子供の意思を全く無視して結ばれる所にあると思う。

(U)課題とまとめ

 
・課題:戦後日本経済史(池上彰)
    日本型資本主義(ドーア)
    マネー資本主義(NHKスペシャル)と今回のM&Aを結びつけ掲示板に書き込む

<一色>
戦後様々な政策で数多く育ってきた企業は最適な数を超えていたのではないかと思う。増えすぎた企業はもはや昔のままの経営では成り立たなくなり、企業が淘汰されていく現代で、倒産することで培った経営の技術や知識のノウハウを全て捨ててしまうのではなく、買収という形で他の企業に役立てていくことはとても有意義だと思う。

<中山>
戦後日本経済史
 戦後GHQによる財閥解体、労働組合の推奨、農地改革などと共に復興を支えた傾斜生産方式、さらに社会資本(インフラ)の整備や所得倍増政策などにより、高度経済成長を果たした日本、しかし現在はバブル崩壊後の失われた20年とも言われる低成長が続き経済的な格差や教育格差も拡大している。

日本型資本主義
 戦後目覚しい経済成長を果たした日本をイギリスの社会学者である、ドーアは日本型資本主義と呼びその要因に株の持合と春闘を上げている。
 日本では欧米にない、共同体意識が地域社会や企業にもあったとし、「協働」出来る事が昇給の条件であったとも言う。
 しかし、その日本も次第に欧米諸国特にアメリカの影響を強く受けるようになり、アメリカ的経営や考え方が増え株主主権や利益最大化へと変容した。

マネー資本主義
 株や通貨及び様々な金融商品などのマネー経済が、市場原理主義と短期的利潤を求める株主やヘッジファンドの台頭、リスクの見えにくい金融商品を作り出した金融工学などの要素が複雑にからみながら、機関投資家や個人をも巻き込み最終的には金融危機を招いたマネー資本主義。

 そこに欠けていたものは何であったのか?資本主義は終わりを迎えたのか?

日本は戦後農村からの安い労働力を元に発展してきた、その流れは新興国、さらに後進国へと移動している、この資本主義の流れを止める事はできないであろう。
しかし限りある資源や環境問題を考えたとき、今後の資本主義のあり方が問われているのが現代社会だとも言える。

日本が今まで乗り越えてきた、排ガス、大気汚染、水質汚染、土壌汚染などの削減や除去の環境技術や、省エネ技術は新興国や後進国にとって今後重要な役割を担うであろう。

それと共に、石田梅岩「石門心学」や近江商人に見られる「三方良し」の精神や倫理観また、ドーアが述べていたように共同体意識や協働意識、現代では坂本光司著『日本でいちばん大切にしたい会社』に書かれている、企業などのあり方が今後の資本主義を考える一つのヒントになるのではないかと感じた。

その上で今回のM&Aを単なる企業買収や合併と位置付けるだけではなく、企業の存続や持続ある成長に欠かせない要因の一つに後継者問題があると考えれば、良い会社を残す手段として今回のM&Aセンターの取り組みは意義が大きいと感じられた。




<宮上>
・マネー資本主義、新自由主義について

どちらも本来「手段」であったはずの資産運用が「目的」と化し、大げさにもてはやされていることが問題であると考える。(本末転倒?)

企業や経営者は、社会貢献や雇用の安定よりも、目先の企業業績を上げるためにリストラや国外への工場移転を断行し、企業の年間利益を上げて、多くの配当を配ってくれる経営者が良いとされ、報酬を得るという構図になっているように思う。
その結果、社内の資本設備の形成や、技術や人材の継承育成が蔑ろになされ、中長期的にその企業の業績が悪化していくことが懸念されるが、新自由主義では余りその点を問題視していないように思えた。
そうして、本来は手段であった「資本主義の投資、投機の活動」が主たる目的に替わりってしまっている。
マネー資本主義は、ただ単にお金という数字を右から左に動かすだけの株式投資や先物取引、為替取引といったことを行う。
そして、それで安易に何千倍、何万倍も儲ける事ができるので、いわゆる(肉体)労働よりももてはやされているのではないか。そしてその自由競争を進めた結果、「不平等はあたりまえ」というジム・チャノス氏のような主張が生まれるのだと思う。
経済活動は、社会という共同体を形成する人間の経済活動を、そこに属する人々を豊かにし維持安定発展させて行くことに本来の意義がある。
そして資本主義は、その経済活動を円滑にそして発展させる為の手段である。
だが、カネがカネを産み増殖して行くコトが手段でなく、むしろ主たる目的と化した現代資本主義=新自由主義である。




(V)本の交換会


☆ 今回は中止になりました次回6 /3(月)に行います
テーマはスポーツです
本の交換会予定(テーマ)
6/10(月)原発関連
6/17(月)ワークライフ・バランス


 
PASS [0527]


[38] 題名:2013年度 春学期第4回 夜ゼミ 名前:宮上 綾 投稿日:2013年05月14日 (火) 12時02分

場所:経営学実験室  19:25〜23:00
日時:2013-05-13(月)
出席:( )は欠席 ゼミ生:中山・宮上・(一色)
院生:中村

☆編集中★☆


(T)概要

●日本企業の特質が過度に出たものが『ブラック企業』

 ・サービス残業
 ・(離職率)←メモが抜けていました。補足お願いします…。←ありがとうございます
 ・訴訟
 この3特徴と「職務と労働時間が無限定」なことが日本企業の特質
 (ユニクロや名ばかり管理職の例が挙げられた)
 (サービス残業が問題点とならず、裁量労働制などに向かってしまった)


●同一労働・同一賃金

 ・賃金の位置づけ
  労働の対価としての賃金ではなく、企業に所属しているヒトの生活費として支払われている
  
 ・・・労働基準法では
 『労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのもの』(労働基準法第11条)とされている。
  対償とは法律用語で、「対価」と同じ意味。

 ・賃金だけを理由に働くことは辛い
  そこで、ヨーロッパではパブとサッカーが必要とされている
  日本人は、仕事に「意味・喜び」を見出したい傾向にある


●意思決定の構造、概念を学ぶ

 ・(例)なぜ結婚するのか
  1.伴侶
  2・家族
  3.家庭
 以上の3概念で分けられるのではないか。
 どれか1つだけではないけれど何が大切か、自分の軸を持つ

 ⇒(宮上)
  個人的にはとても興味深いトピックでした
  改めて考えてみたのですが、やはり私は「家族」を作るというところに比重をおきます。
  嫁ぐ、相手の家族の一員になる、という意識が強いようです。

 ・同様に、「就職」「企業」など様々の問題は
  3つの概念を持って見ると、「対象をどの角度から、どう分けていくのか」の手掛かりをつかめる。
  
 ・3つの概念は、「順番」「選択肢」「正しいか」をチェックする
  →適切に表現することができる

●マネジメント、組織の環境適応

 ・環境適応とは
  1.自分が変化
  2.(自分の都合のいいように)環境を変える
  3.他の環境に移る ←グローバルマーケットが求めているのはこれ

 ⇒(宮上)
  医療機関、個人病院(診療所)と総合病院の経営差を考えるきっかえになった
  卒論のテーマ候補にしたいと思う



意思決定、判断のつけ方
折り合いのつけ方
視野を広く持つ
問いを複数持っておく
情報のストックを作る
解釈する概念を持つ

対比と分類







(U)感想とまとめ

<宮上>・ブラック企業の話から始まりましたが、
    就職活動、講義の受け方、結婚など
    物事を捉える視点は、自分の中で軸(比較と分類)があれば
    どのような事象も知る手掛かりを見つけられると感じた。

    ・今回は先生のお話中に自分の体験や意見を何度か発言できたことで
    ゼミ終了後に今まで感じたことのない充足感があった。
    より自分の力とするためにも、講義のように話を聞くだけでなく
    身近な問題と結びつけながら話を聞き、意見を出していきたいと思う。

<中山>・環境適応について三戸先生より次のような視点で説明がなされました。
    ・自分が変化
    ・環境を変える(ルールを変える・自分に都合よいように)
    ・他の環境に移る
       ↓
      国内からグローバルマーケットにしかしその先は?
     (グローバルマーケット→大規模化→人口増加40年後100億へ→資源・環境問題)
      どうにもならなくなる→自分が変わるしかないのでは

    ☆上記から、企業の今後の在り方を考えさせられた、グローバルマーケットへも分かるが、
     国内だけで今も成長を続けている企業もある、それらの企業は市場を見ているのでなく、
     顧客を見、さらには社会を見ていることが成長や永続に繋がっている。

    ☆概念や型を知る、比較・分類する、ものごとには2面性がある、これらを意識し、
     今後の学びや卒論に取り組むようにしていきたい。
 
    
<一色>




 (V)本の交換会・課題

●5月20日本の交換会は『スポーツ』です。
 ⇒20日のゼミは休講です。
 

●今週の課題
 ・今年度みたDVD3本(マネー資本主義、ドーア、池上彰)から
  何を学んだかをまとめておく

  次回ゼミではその報告を行う


[PASS]0513


[37] 題名:2013年度 春学期第3回 夜ゼミ 名前:中山 均 投稿日:2013年05月02日 (木) 13時14分

日時:2013‐04‐30(火)
場所:経営学実験室 19:35〜22:25
出席:( )は欠席 ゼミ生:一色・中山・(宮上)
          院生:中村

☆掲示板編集中です、皆で良い掲示板にしましょう

(T)【DVD視聴】



■番組 BS ジャパン 池上 彰の「やさしい経済学・日本はどうして豊かになったのか?戦後日本経済史」:京都造形芸術大学での講義全14回の最終回(昨年度のゼミ12/18に一度視聴)

■ 内容 
 米軍占領下の経済復興期から所得倍増計画に始まった高度経済成長期。1ドル360円の円安によって築かれた技術立国の底力はその後、石油ショックや変動相場後の円高不況を乗り越えた。講義では戦後から時系列に経済政策の流れを検証し解説

  ・GHQによる占領政策:財閥解体・労働組合の結成推奨
  ・農地改革(地主から農地買い取り→小作へ転売)農業発展
  ・新円切り替え、封鎖預金によるインフレ解消
  ・エネルギ−(電力)政策(火力発電所増設)
  ・石炭増産(傾斜生産方式)産業発展:石炭・製鉄
  ・朝鮮戦争(1950年)による特需
  ・貯蓄増強運動(1952年)銀行の資金不足対策
  ・所得倍増論(1960年)池田内閣、道路、鉄道、産業基盤などに公共投資することにより10年間で所得倍増するとの経済政策
   (新幹線・東名高速などの建設→世界銀行からの借り入れ)
  ・円安政策:1ドル360円(1949年〜1973年・固定相場)
  ・高度経済成長1960年代〜(輸出産業の発展と国内消費需要拡大、自動車、家電など)
  
☆その後、オイルショック、円高不況、バブル崩壊、リーマンショック、ヨーロッパの金融危機などを経て現在に至っているがこれらの解説はこの講義ではなされていない(中山)

■視聴後の先生のコメント
・資本主義 
・市場経済  }  ⇔(年代やそのスパンは、歴史を見るは昔(過去だけ)を
・貨幣経済       見るのではなく、それが現在とどう結びつくかを見る)

・現在は貨幣経済であり、教育、医療、その他すべてがそうである、貨幣経済以外と言えるのはNPOやNGOである

・社会的所有(みんなのもの)は中国では成功しなかったが、では日本ではどうなのかと先生よりの問いがありました
・私的所有→インセンティブ⇔この図式の限界性

☆戦後日本経済史(DVDからの図式)

@財産(財閥解体、農地解放)
A産業政策(傾斜生産)
B(石炭、石油)エネルギー→鉄
          ↓
          電力
      ↓        ↓
     生産       消費生活
C社会資本制度(インフラ、教育、銀行)

■ ゼミ生感想や意見 ・加筆・訂正などありましたらお願いします。

<一色>

<中山>前回視聴した時とは、また違った感じで見ることができた、それぞれの部分、例えばGHQ がなぜ財閥の解体を進めたのか、連合国(主にアメリカ)が日本の軍事力、技術力を怖れていたことがあるのではないか、しかし日本の軍事力を制限したことが、その後の日本の経済成長発展をもたらしたとも言える。
農地解放、改革はそれなりの成果(収入格差減少)に役立ったと言えるが、規模拡大による生産性向上には結びつかず、現在の農業(主に米作)危機になっているのではないか?

<宮上>

(U)課題とまとめ


 
・課題:先生のコメント@〜Cを各自で調べ図式化する、現在の状況との比較も併せて掲示板に記入する。

<一色>

<中山> 
@財産(財閥解体・農地解放)
◎財閥
→江戸時代の豪商から財閥へと成長した、三井、住友、鴻池
→明治期:三菱、安田、浅野、根津、古河、大倉など、
→大正から戦前:新興財閥(コンツェルン)と言われた森、日産(鮎川)、日窒、日曹、理研など

☆財閥解体後の企業は銀行を中心とした企業連合体となる。
→「三井グループ」、「住友グループ」、「三菱グループ」、富士銀行を中心とする「芙蓉グループ」、第一勧業銀行を中心とする「一勧グループ」、三和銀行を中心とする「三和」グループなどである

→「銀行」が資金を融通し、「メーカー」がモノを作り、「商社」が流通させる、というパターンである。特に資金調達は重要であり、銀行は企業集団の中核として位置付けられた

☆現代の企業グループ
→三井住友グループ、三菱東京UFJグループ、みずほグループ、三大メガバンクとなった(グローバル化や金融危機などで企業の再編や合併が進む)
        
→合併や提携の相手先を見ると、その多くが集団とまったく関係のない企業同士で行われている

●現代では個別の有力企業グループが経済界を構築していると捉えられる
○○ホールディングス(親会社)→グループ企業各社(持ち株会社・子会社化)

◎農地解放
→地主から土地を買い上げ、小作農に安く売却これにより農業が発展?
(農家のモチベーション、インセンティブ向上)

●現代
→農地規制や減反政策、後継者不足など農業(米作農家)に対する危機感
→TPP参加による農業の自由化
→株式会社による、農業への進出

A産業政策(傾斜生産)
→戦後経済復興のため、鉄鋼と石炭の増産に資材、資金を重点的に投入し両部門相互の循環的拡大を促し、それを契機に産業全体の拡大を図るというもの、工業復興のための基礎的素材である石炭と鉄鋼の増産に向かって、全ての経済政策を集中的に「傾斜」するという意味から名付けられた。
→日本の産業政策の流れ
→明治時代:殖産興業政策、第二次世界大戦直後:傾斜生産方式、高度成長期:重化学工業の振興、国産コンピュータなど電機・電子産業の振興

●1990年代以降:IT産業の振興・バイオ・テクノロジーなど先端技術産業の振興

B(石炭・石油)エネルギー→鉄
→戦後のエネルギー(電力)→火力発電(石炭)→(石油)→原子力発電(ウラン)

●現代では鉄を作るにも大量の電力を必要とする、また一般の生活においても電力は欠かせない
→地球温暖化や、先の原発の事故により自然エネルギーへの転換が求められているが、その実現には政・財・官・民の協調が重要

C社会資本制度(インフラ・教育・銀行)
→戦後は経済発展のためインフラ(道路・鉄道・港湾)の整備が重点的に行われた
→教育:工業化推進(理工系大学・工学部の設置)
→銀行:(資金不足:貯蓄増強運動1952〜)

●現在のインフラの問題点
→トンネル内天井版崩落に見られるように再整備が求められる、また近年のインターネットによる「情報インフラ」の安全性やさらなる利便性なども課題

●教育:どのようにグローバル化に対応

●銀行:役割とその位置づけが明確でない

☆地銀の取り組み事例
・鹿児島銀行は銀行の業務を通じて、農業と関連する幅広い業種の振興に取り組んでいる。「アグリクラスター構想」と称している。川上の農業だけでなく、川中の資材、建設、食品加工、さらに川下の流通、飲食、観光なども対象にし、積極的な融資により地域の新しい市場を創造しようという戦略だ。地方銀行の新しいビジネスモデルとして注目されている。
詳細:http://www.fromhc.com/forefront/2010/07/1.html


<宮上>

(V)次回予定、その他



☆ 次回DVD視聴と討議 
☆ 本の交換会:今回は中止になりました次回5 /13(月)に行います
  テーマはスポーツです
 
PASS [0430]


[36] 題名:2013年度 春学期第2回 夜ゼミ 名前:宮上 綾 投稿日:2013年04月23日 (火) 00時20分

場所:経営学実験室  19:25〜22:20
日時:2013-04-22(月)
出席:( )は欠席 ゼミ生:一色・中山・宮上
院生:中村

※皆さんで編集しましょう※



(T)マネー資本主義の振り返り

●先週のマネー資本主義について、三戸先生より次のようなコメントがありました。<4/24・中山>
 社会主義:主体→国家・官僚
 資本主義:主体→企業(顧客の創造)

●資本主義の変容 
・19世紀〜20世紀: 工業(製造業)  → モノ (ハード)
             ↓
          サービス・金融      ↓
             ↓
・20世紀末〜21世紀:情報         情報 (ソフト)
      インターネット+金融商品
 
 ☆証券(株式)発行時:企業(発行者) → 実物資本(積極財産)
          ↓
      株式市場(投資家間)     → 擬制資本(消極財産)
      ・投資でなく投機に向かえばマネー資本主義   

 ☆時代と共に社会の価値観が変容→企業も変容(無限の成長はあり得ない)


<一色>
<宮上>
<中山>アフリカへの中国による経済支援のニュースを新聞で見たが先週の「マネー資本主義」に近いように感じられた、自国(中国)の利益のみを考え、相手国(アフリカ)に雇用や付加価値を生み出していない。ビジネスならばウィン、ウィンの関係構築が必要。
<中村>


(U)DVD視聴 感想とまとめ

●NHK100年インタビュー ロナルド・ドーア氏 2010年10月28日放送
  (http://www.nhk.or.jp/hyakunen-i/backnumber/2010_06.html)

 ・DVD内容<4/25・中山>

・戦後間もなくの日本には、「もちつもたれつ」「向こう三軒両隣」という考え方があった。
この考え方は農村社会に根強かったが、都会にも存在していた。

・欧米の個人主義的社会・対・日本の共同体的社会、戦後日本の学者は個人主義的社会にすべきと唱えたが、(ドーア)は、日本のよさを共同体的社会に感じていた。この共同体意識は高度経済成長を迎えた、日本企業のなかにもみられた。

・日本型資本主義には共生の考え方があり、この考え方が経済復興に大いに貢献した。

●日本型資本主義の特徴二つ
1 株の持ち合い(これにより安定的な経営が可能であった)
2 春闘(同時期に行うことで、労使が共通の意識や予測を持つ)

・日本企業→同期を含め他の人と協力して働けるかどうかが昇給の条件でもあった
・この時代の労働組合→ホワイトカラーとブルーカラーの格差縮小に貢献

・中曽根政権の民営化路線、バブル崩壊、小泉内閣の構造改革など、日本は新自由主義路線へと転換(経営者のマインドの変化や労働組合の弱体化)
                       
・欧米企業の経済効率と自己の利益しか考えない市場原理主義へと変化、株の持ち合いも悪とされた。

・90年代にアメリカ留学から帰ってきた人たちが経営の中心につくと、アメリカ的経営や考え方が持ち込まれ、利益最大化を求め従業員主権から株主主権の経営に、ドイツの場合は、株主主権という考え方は法律で排除されていたが、日本では従業員主権が慣習的であったため株主主権へと変容

・日本では経済格差のみならず、文化的格差、教育格差も生じており、古いイギリスの階級社会になりつつある、同じ日本人という連帯意識もなくなりつつある。

・経済効率・自己の利益しか考えないという意識が、日本人の中でだんだん強くなっている。

●日本の将来は中国次第
21世紀は米中冷戦の世界、その中でミサイル防衛システムをどちらが先に完成させるか、核不拡散体制は5、6年で崩れるだろう、それにとってかわる新しい透明性のある体制(保有はするが使えない体制の構築)を日本主導で構築できるのが理想

・日韓関係は米中に挟まれるなか、緊密に連絡を取り合う関係を作るべき(対アジア政策)、今後、米中対立に日本が仲介に入れるようになることが理想、日・米・韓の同盟関係を再考。

●最後に100年後の人たちにとして、次のようなコメントをされていた。
「自由と平等をどうやって両立させるか、難題であるが、両方の価値をどうバランスさせるか、2110年のみなさんが解決していることを望んでいる。」




【DVD視聴感想】
<一色>

<宮上>

<中山>今回の「ロナルド・ドーア」や、「ドナルド・キーン」、「ピーター・ドラッカー」その他日本の企業や文化を研究された外国の研究者の方々は、日本を比較的、好意的に捉えられておられるがその主な要因は何であるのか?共通する部分は?違いは何か?今後調べてみたい課題である。
・今回のドーアの日本型資本主義から新自由主義(アメリカ的な経営や考え方)への変化が、アメリカへの留学によって起きたのだという言葉に考えさせられた、これが事実(多分そうなのであろう)ならば、教育の力を再認識しなければならないと感じた。最先端の金融工学・経済学・経営学・社会学など多くの領域で社会の発展や経済の発展がなされてきたが、その底流に「人」としての倫理観がなければ真の「社会」としての発展には結びつかない。


【まとめ・先生からのお話】<宮上4・25 20:50> 編集中

・今回のDVDのテーマは以下の2つである
 1.共同体
   同じ地域に居住して利害を共にし、政治・経済・風俗などにおいて深く結びついている人々の集まり
   (社会)のこと(地域共同体)。
   日本語では「地域共同体」が「地域社会」をも意味し得たため、転じて国際的な連帯やインターネット
   上の集まりなども「共同体」あるいは「コミュニティ」と呼ばれる
   (例:欧州共同体、ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体、アフリカ連合、米州機構、東アジア共同体、
      国際航空通信共同体)。


 2.階級
   社会の不平等状態を表示するために,全体社会あるいは部分社会をなんらかの指標によって
   相互に不平等な二つあるいはそれ以上の人口部分に区分する場合,それぞれの区分された人口部分を
   階級という
 
  ((階層))
   階級に関する諸学説のうち,多元的指標を用い階級分析に対して数量的アプローチをとる人びとが,
   しだいに階級という語よりも階層という語を多用するようになったことによって,
   階層研究と呼ばれる分野が形成されるようになった。
   したがって階層論は階級論の一形態であり,
   階級以外に特別に階層という研究対象があると考えるのは適切でない。


・今回のDVDはテーマが三つの分類視点から描かれていた

@日本型資本主義
 
 欧米型資本主義 …… アメリカ 市場において個人を優先する(経済学・法学)
         …… イギリス 共同体(都市)・階級


A〜60年代[村落共同体] …… 福祉主義(平等に価値) 従業員主権
                          ↑
 80年代〜[共同体解体] …… 新自由主義(自由に価値)株主主権


B慣習 …… 前近代的、共同体的

 法律 …… 近代的




 (V)本の交換会・課題

●今学期の本のテーマを決める。
(1)一色→4月30日テーマ:スポーツ

(2)宮上→20代女性の専業主婦志向が高まっているそうです。
      私はテーマを「ワークライフバランス」にしようかと思います。

(3)中山→もう一度あらためて原発に関して考えてみたいと思います、テーマは原発関連にしたいのですがどうでしょうか?
 ・テーマ決定したら早めに掲示板に報告する。
・本の交換会:4月30日(火)→29日祝日のため振り替えになります。


●今週の課題
1.DVD視聴の感想を書く(上記U内にお願いします)

2.マネー資本主義と新自由主義、新自由主義と日本型資本主義など
   自分の中で図式を持つ

3.キーワードを調べる 

<一色> 

<宮上>
 ・従業員主権…起業は誰のものかに直接関連する主張であり、資金の提供者が主権者となる「資本主義」ではなく、ヒトという資源の提供者が主権者となるという意味。 

<中山>
 ・会社はだれのもの:その会社に投資した株主のものとする考え方が「株主主権論」対して従業員主権は宮上さんの言われている通りです。
 ・「株主主権論」は理論的に誤りであるという「岩井克人」東京大学経済学部教授の講演が2009年10月23日ありました詳細はhttp://www.asahi.com/shimbun/sympo/091023/speech04.htmlで確認できます。

[PASS]0422


[35] 題名:2013年度 春学期第1回 夜ゼミ 名前:宮上 綾 投稿日:2013年04月16日 (火) 11時59分

場所:経営学実験室  19:25〜22:20
日時:2013-04-15(月)
出席:( )は欠席 ゼミ生:一色・中山・宮上・(松田)
院生:中村

※皆さんで編集しましょう※

取りあえず報告出来るところだけ以下に書きこみました、皆で良い掲示板になるようにしていきましょう(中山)。
少しだけ加筆しました。(宮上)

(T)三戸先生のお話

 ●4年最初のゼミに当たり三戸先生より冒頭次のようなお話がありました。
 ・アベノミクスは市場を前提としている(経済学者がブレーン)。
 ・企業→株主のものと考える限りは成長しない(投機になりがち)。
 ・働く人(社員・従業員)に還元することが必要。
 ☆流通小売業ではなぜ賃上げをしたのか?
  ・従業員は顧客として消費増につながる。
  ・海外進出はしてるも、国内市場がメインのため、従業員が顧客となりうる。
  ・賃上げにより従業員の可処分所得を増やす意図。 
 ☆メーカーは海外市場がメイン→賃上げには結び付かない。
 ☆ドラッカー的な考え方に立つことが必要とされている。

 ●卒論に関してのスケジュール
 ・6月までに各自がテーマを決める。
 ・10〜12月に順番に報告できるようにする。

 ●今学期はDVD2〜3本観て比較(共通点・違い)することにより理解を深める。
 ・テーマや内容によって、小論文を書く。

(U)DVD視聴

 ●NHKスペシャル 「マネー資本主義」2009年放映 最終回
・番組の内容
世界的な金融不安が実態経済に深刻なダメージを残している一方で、景気の落ち込みも底を打ったとの声が出始めている。再び、バブルの誘惑に飲み込まれていくのか、それともあらたな経済システムをつくりだしていけるのか、今、私たちは岐路に立っているといえる。
 NHKスペシャル「マネー資本主義」最終回ではこれまでのシリーズを振り返りながら、世界の賢人たちから寄せられたメッセージをもとに、これからの経済のあり方について探っていく。

☆ノーベル経済学者 ジョセフ・スティグリッツ(米 コロンビア大学教授)
・IMF (国際通貨基金)はアメリカに支配されていた、世界の国々の声を反映できるルールを提言。
☆ヘルムート・シュミット(元西ドイツ首相)
・マネーに頼らない経済を作るべき。
☆原丈人(ベンチャーキャピタリスト)
・公益資本主義→株主で無く社会に役立てる事業を展開。
☆マイケル・サンデル(米 ハーバード大学教授)
・市場主義が教育や社会保障にも進出→社会は経済成長だけでない→公共を取り戻すことを提言。

●DVD視聴後の討議
・三戸先生より「マネー資本主義」とはなにか?の問いあり
・ゼミ生の答え
<一色>
<中山>実体経済に伴わない金融活動。
<宮上>政治家の発言等だけでマネー価値が上下している様

●先生のお話<編集中>
 
 [マネー経済の問題点]
  ・具体的生産活動、付加価値が生まれないこと
  ・マネー経済により、その他の経済活動(製造業)が阻害されること
  ・マネー経済により豊かになっても雇用は生まれない⇒例:アメリカ
 「健全な資本主義」
  ・財やサービス(付加価値)を提供し人のために利潤を追求する経済活動→雇用を生み出す
 「新産業・新商品」について
  ・「新商品」は(企業・組織)では生れない
  ・低価格+高品質の日本モデルは限界
  ・医療・保健分野の新商品は可能性がある
  ・高ブランド化→高価格化や日本文化がキーワード

  ・「新産業」→自然再生エネルギー(地域の特色を活かした電力):潮力・風力・地熱など
  ・都市の土地の公有化・農業の工業化・教育などの分野が考えられるが既得権益の克服が必要
 [安いには訳がある]
  ・かつては品質が悪かった(安かろう、悪かろう)
  ・現代では、流通過程の合理化によって安くなっている
 (水産業者がすし屋をやっているなど、中間業者のマージンを省略できる)
・メーカー努力により品質が向上し、
 流通業者の努力により価格が下がる


(V)本の交換会・その他

●今学期の本のテーマを決める。
(1)一色→次回テーマ:スポーツ
(2)宮上→
(3)中山→
 ・テーマ決定したら早めに掲示板に報告する。
・本の交換会:4月30日(火)→29日祝日のため振り替えになります。

●今週の課題
・マネー資本主義に関連することなどを調べて掲示板に書き込む。
<一色>

<宮上>日本が国際力を持つためには「新商品」が必要。そして医療・保険の分野は新商品の可能性があるというお話があったかと思いますが
    4月16日のニュースで、ソニーとオリンパスが医療分野の合弁会社を設立とありました。
    ソニーは液晶テレビでの失敗を、医療分野で取り返すと紹介がありました。

<中山>4月19日の朝日新聞朝刊に中国からのアフリカ(ナミビア・ウォルビスベイ港拡張計画)への経済支援の記事が掲載されていた。
記事によれば中国政府系の輸出入銀行が提示した融資の条件は2%の20年ローン、先進国であれば(ODA) と見なされる超低利だが中国は「商業的な優遇ローン」との独自の基準を採用(中国の業者が工事を請け負う事に問題はない)としている、これらの中国の援助に対して、「中国が自国の労働者と機械を持ち込むため技術移転が進まないとのアフリカ側からの批判もたえない」
 ・ナイジェリア中央銀行総裁は「中国は我々の1次産品を取り、工業製品を我々に売っている、植民地主義の本質だ」と批判。
☆この事は経済援助に名を借りた「マネ−資本主義(経済的植民地化)」と見なすことも出来るのではないかと感じた。

●来週DVD視聴・討議ほか


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