[736] 聖なる使命を与えられて |
- 童子 - 2013年12月13日 (金) 12時13分
この非常の時! ―― 形なき神が形をさえ示し給うほどの一大非常時に、この神の国運動の経典たる本書があなたたちのお手に入ったということは決して偶然ではないのであります。
今申しましたように人類生活暗黒化運動は金力の魔手をもって全世界を掌握し、毎日の発行部数十数億万にのぼる宣伝機関を備えて、われわれ人類から神の子 (または仏子) たる自覚を失わしめようとしていて余念がないのであります。
だから、これに対抗して人類の生活を光明化するためには、ぜひともわが生長の家の出版物を読んでくれる人をできるだけふやすようにし、光明思想の出版物を読む人々の声が、人類生活暗黒化運動の機関誌を読む人々の声を圧するようにならなければならないのであります。
そのためには読者をふやすということが今のところ何よりも必要な、神の国建設運動参加者の使命であります。 皆さんは光明思想をひろめることをもって、一人の人間の営利事業に参加していると思ってはなりません。 わたしはただ神から書かしめられている、そして編集の監修をしている。 これをひろめてくださるのはあなたたちの使命なであります。
他の人々よりも一日早くこの 「神の国運動」 を知らされたということは、この 「神の国運動」 の最初の大使徒として選ばれた証拠でありますまいか。
諸君よ、選ばれた使命をゆるがせになしたまうな。 時は過ぎ行く。 「後なる者先とならん。」 わたしはあの信仰深きキリスト教徒が戸別訪問をしながら聖書を売り、入信を勧めて歩く熱心さに心を打たれ襟を正す。
諸君も、光明思想をひろめるのに、この熱心なキリスト教徒をならってくださることを希望する。 希望は実現の母である。 わが希望は必ず実現する。 信じて望めば能わざることは一つもないのである。
わたしは信仰深き生長の家誌友が結束して起って、光明思想普及団体を組織し、全国の大新聞に大広告を出して、この光明思想を宣伝してくださる時期が必ず来ることを期待していたのでした。
いよいよその時が来ました。
『生命の實相』 頭注版 第1巻 157頁〜
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