[130] 稲荷大神遷宮鎮座祭の祝詞 |
- 童子 - 2013年01月29日 (火) 15時09分
掛巻も畏き末一稲荷大明神と讃へ奉る護法、先導、真理広宣の大神に 斎主谷口輝子敬って白す。
過ぐる年、わが夫谷口雅春兵庫県兵庫郡住吉村にありて 住吉大神より神示を受け『生長の家』の神誌を発行し、もって日本国の実相を顕現し 人類全体を光明化し全世界を平和と繁栄の地上天国ならしめんとの高邁なる理想をもって奮起せし頃 その妻輝子夫の助けを成して一日も早く 広く多く神誌普及をはかりて その聖なる理想の普及実現を達成せしめんと希(ねが)ひたる折しも 稲荷大神の神徳いやちこなることを聞き知り奉り 伏見の稲荷大神の御座所に詣(いた)りて 稲荷大神の分霊をこひねがひて われらの私邸にお祀り申上げてより早や 四十五年を経ぬ その間、稲荷大神の神通神助を得て われらの機関誌『生長の家』『白鳩』『光の泉』『精神科学』『理想世界』本誌及びジュニア版を合して その発行部数二百三十万部を超ゆるに至りぬ。
まことに人々繁栄の大神として称えまつる稲荷大神の御徳いよいよ明らかとなりぬ 今や 大神を単に谷口家の私邸にわたくしすべきに非ず 大神の神徳を人類全体に公開し ひろく全ての人々が大神の神徳を拝受して 各々その従事せる家業が繁栄し 互ひに和顔愛語をもって睦び合ひすべての人々を健康にして この人類光明化 世界平和の基礎となるべく真理の普及に協力し 相ともに国の柱となり人類の光となるべき機縁を分たんが為に この宇治別格本山の浄域に新しく宮造りして 公けにこの新殿に稲荷大神を奉斎し奉らんとす
ねがはくば この願ひを諾(うべな)ひたまひて この神殿(みあらか)に遷(うつ)り鎮まりまして いやちこなる神の神徳をここで詣でる すべての人々に分ち与へ給へとひたすら希(こいねが)ひ奉る。
これより後は人間・神の子の真理を知るもの急速に殖えまつりて 地上の人類の大多数が 神の世嗣(よつぎ)たることを悟りて 大神たちの生命(いのち)の流れをゆたかに受け容れることを得 知慧の流れを豊かに感受することを得 愛の泉を滔々と魂の中に環流せしめることを得て 今より後 病む者なく 荒(すさ)み暴(あら)ぶる者なく 各々相互扶助の繁栄の道を進み 人々互ひに相睦みて地上に天国の建立せられること必定なり。
こひ願はくは この真心に応へ給へと敬って拝み奉る
頓首合掌再拝して感謝し奉る ありがとうございます
昭和四十九年十月十九日
『魂のふるさと宇治』より
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