[192] 五月の手紙 |
- 童子 - 2013年05月01日 (水) 04時34分
神があなたの味方でありますのに、貴方は何を恐れることがありましょうか。
すべては善へ善へと進んでいるのでございます。 すべて幸福へ幸福へと進んでいるのでございます。
あなたの五官の眼でそれがそう見えなくとも失望なさいますな。 ただ神のみが実在でございます。 ただ善のみが実在でございます。 ただ愛のみが実在でございます。
よろこびの眼を開いて唯実相のみを御覧下さいませ。
あなたが神想観をないさいますとき、 『われ今五官の世界を去って実相の世界に入る』と お念じになりましたならば、 もう五官の世界に何があったかをお考えなさいますな。
そして“此処”が“今”、 実相の世界 ―― 神のつくりたまえるすべてのものが、 至美至妙なる実在の世界であるという念をお起し下さいませ。
そして『神は渾ての渾て』と、 あの『實相を観ずる歌』の第一句を繰返しお念じになり、 あなたの周囲に、あなたの内に そして大宇宙の隅々まで神の愛でみたされてる有様を想像し、 心に描き、それを如実に心の眼で見つめつつ、 『神は渾ての渾て』と心の中でお繰り返しなさいませ。
神がすべての渾てであることが本当にお分りになりましたならば、 貴方はもう恐るるものは何もないのでございます。
『静思集』より
|
|