[280] 六月の祈り |
- 童子 - 2013年06月01日 (土) 00時02分
(瞑目、正坐合掌。 招神歌を唱えて次の如く祈る)
私は初春の濃き緑の中に、
色あざやかな様々の花の中に、小鳥のさえずりの中に、
神の生命を見、神の愛を感じ、神の智慧を見出し、
神の大いなる御徳を讃えたてまつる。
神は称(ほ)むべきかな。
われらに此の美しき自然を与えたもうたのに、
何とて人類はそれをこわし、そこない、汚し、にごし、
住みにくき世界となしけるかな。
われ人間全体に代りて神におわびいたします。
神よ、今、あなたの大いなる智慧を人類に下し給いて、
すべての施設に公害なく、空気を汚染することなく、
河川、海水を濁すことなく、いつまでも自然の美を汚すことなく、
人類の文化がますます発達して地上に、
まことに天国の美と善とが実現いたしますように人類ぜんたいを導きたまえ。
(次の歌を繰返し念ずる)
大神の智慧のみ光あきらけく照してわれを導きたまう
(静かに深呼吸して、深き吸気と共に神の智慧が光明燦然と輝きながら 自分に流れ入る有様を心に描き観ずる)
『理想世界』誌 45年6月号
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