[606] 『生きる力の神秘(序章)』(昭和7年<1932年>発行) |
- 伝統 - 2015年04月11日 (土) 18時18分
『生きる力の神秘(序章)』(昭和7年<1932年>発行)
昭和7年(1932年)10月3日 光明思想普及会 発行
《序章》 谷口雅春
色々の医療を行なったり、色々の薬を用いたり、色々の民間療法を行なったりしても 思うように効果がなく悩んでいられる人は本書を読んでください。 必ず「成る程」と頷かれるところがあります。
病気が治らないのは、生きる力の神秘力の本源を掴んでいないからなのです。 生きる力の本源を掴んでいなければどんな医療を行なっても、 どんな霊的療法を受けても治る筈はないのです。
本当の医療は生きる力の本源を掴むところにあるのです。 癒やす力は外部の薬や療法にあるのではなく自己内部の生命力にあるからです。
自己内部の生命力が何処(どこ)から発して如何にして自分に流れ込んで来るかを 知らないときには、本書の座談会に出て来る生気術の先生のように重病で働けないから 生気術をしようにも出来ないなどと嘆じなければならなくなるのです。
生気術に限らず、如何なる健康法でも内部の神秘な『生命力』を無視して外部的な方法 又は形式に頼ろうとするならば結局は失敗に帰して了(しま)うのです。
これに反して、自己内部の神秘な生命力を知り、これを只管(ひたすら)生かせば、 今迄の外部的な療法や健康法を全廃してさえも病気は自然に治るのです。
寝ていながらでも心で出来る健康法 ―― それは『生長の家』の会員となり、 『生命の真理』を悟るに限るのです。
『生長の家』の会員には医学博士あり、陸外軍の大官あり、凡ゆる種類の民間療法家あり、 宗教家あり、いずれも生長の家所説の『生命の真理』を聖書以上、仏典以上なりと 讃嘆して、これを或いは治療上に或いは人生問題解決上に応用せられつつある。
本書はその座談中より『生命の神秘力』の発揮する方法を収録し、併せて、 心の平和が病を癒し心の争いが病を起こすことを実例を挙げて評説せるものである。
<関連Web:伝統板・第二「谷口雅春先生の古き学びの書より」 → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6463674
<感謝合掌 平成27年4月11日 頓首再拝>
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