[621] 【 天国の荘厳を実現する祈り 】 |
- 明鏡 - 2015年04月19日 (日) 20時54分
( 195頁5行目から )
『 この世界はアイディアの世界であり、新しき美しき善きアイディアが具体化するとき、地上に天国の荘厳(そうごん)があらわれ、それを創造する者はおのずから無限の富を得るのである。
今日(こんにち)ただ今、実相世界の美と荘厳とが私たち家族の身辺にあらわれるのである。実相世界の美と荘厳とに、私たちは今直接触れ、直接見ることができるのである。
まことに心が一転して“真実存在の世界”に振り向くとき、一切の悪(あ)しきもの、暗(くら)きもの、醜(みにく)きもの、汚(よご)れたるものなどは消え去り、見渡すかぎり、善(よ)きもの、明るきもの、美しきもの、清きもののみが、わが身辺および環境にあらわれるのである。
見よ、われらの環境の美しきかな、すべての存在は生命が脈動(みゃくどう)して光を放ち、輝いて見え、どこにも死物の如(ごと)き物質は存在しないのである。
まことにこの世界の一切のものは、釈尊が菩提樹下(ぼだいじゅげ)において覚(さと)りたまいし時の如く、山川草木国土(さんせんそうもくこくど)ことごとく、神の実現、仏の現成(げんじょう)たる世界なのである。
山も歌い、川も歌い、草も木も、国土も、すべて“神の生命の歌”をうたう。山は川を讃(たた)えて聳(そび)え、川は山を褒(ほ)めて潺湲(せんかん)として流れる。 樹草ことごとく美しき華(はな)をひらき、豊かなる五彩(ごさい)の果実たわわに結ぶ。 天人天鼓(てんにんてんく)を撃(う)ち、美しき伎楽(ぎがく)を為(な)し、天女山腹に舞い遊びて、五彩の花吹雪(はなふぶき)降(ふ)る。
今、心眼(しんがん)われにひらきて、この美しき実相を見る。眼(まなこ)なきものこれを見ること能(あた)わず、眼(め)ありとも、心の眼ひらかざるものこれを見ること能わず、されど我れは今心の眼(まなこ)ひらきて、この世界の実相の荘厳を見る。
ああ感謝すべきかな神、ああ讃美すべきかな神。われら大神の御前(みまえ)に、跪(ひざまず)き、頓首(とんしゅ)し再拝し奉る 』
この新年は新たに生まれるので、その新たに生まれる一番いい機会でありますね。 新しい自覚というものは何かチャンスがないと、出てこない訳なんですね。 ちょうど新年は新たに生まれる、一番適当な機会でありますから、こういう善き言葉を朗読さしていただいたのであります。
もう一つ善(い)い言葉を朗読さしていただきます。
それは『 真理の吟唱 』 の一八九頁(聖経版では二五六頁)の“入龍宮不可思議境涯(にゅうりゅうぐうふかしぎきょうがい)の祈り”であります。
つづく・・・
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