[700] 日の丸弁当の梅干 |
- 童子 - 2015年06月16日 (火) 23時40分
永井 まさる 講師
昔は日の丸弁当だなどといって、握り飯の真中へ梅干を一つ入れて、お弁当を造ってもらったものである。
白い御飯に真赤な梅干、見た目にも印象的だし、食べる場合には、この梅干で染まったあたりの御飯は塩気があっておいしい。
思えば、一個の小さな梅干は一個の握り飯を生かし、一食の味付けになり、一人の活力となり、やがては集団的活動の原動力となっている。
私達もこの一個の梅干にならねばならぬ。 いつでも、小さくても、生命的中心にならねばならぬ。
まことに私達はどんな場合でも、この梅干のような重要な役割を演じているのだから、もっと自重して、自信のある行動をとらねばならぬ。
国民の代表者であるという信念をもつことだ。
梅干のことを思っただけでもツバが出る。
“あの人 ・・・” のことを思っただけで力が出る、というような存在になりたいものである。
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