[583] - 投稿者：ミチル

一年ほど前に付き合っていた元彼女から、出産のメールが来ました。


フられた時、自分は彼女をとても憎みました。をれは、「別に好きな人が
できました。」という、フられた理由にではありません。
自分か彼女を憎んだ理由は・・・、

あの時自分は、彼女のことが嫌いになっていました。ほんの些細なことの
積み重ねが、彼女を嫌いにさせていました。もちろん、すべたが彼女のせ
いだとは言いません。しかし、当時の自分はすべを彼女の責任にし、
一方的に彼女を嫌っていたのです。
別れようとしました。フろうとしました・・。しかし、先にフられてし待ったのです。

フろうと思っていた彼女に、先にフられてしまったこの事実が、自分の
プライドに傷をつけたのです。

だから自分は、彼女を憎みました。
自分のプライドを傷つけた彼女を・・・・


指輪を捨て、メアドを消し、携帯の写真を消去し、彼女との思いでを
捨て去ろうとしました。それでも消えないのが思い出でありまして、
なかなか辛い日々を送りました。
彼女に対する憎しみが、愛情の裏返しと思った時期もありました。
二次元に慰めを求めたこともありました。
友人に愚痴をこぼしたことなど、数え切れません。

しかし今、自分は彼女からのメールを前にしています。

憎しみはまだ消えません。

幸せそうな彼女を赦せません。赦したくありません。

「誰だお前」
「うるさい」
「メールしてくるな」
「んでしまえ」
「呪ってやる」

こんな言葉を返信しようと少し思いました。

でも過去のこと。赦せはしませんが、赤ちゃんができたという幸せ報告に
こんな負の言葉はあまりにも酷い。

そんなことを考えました。

-ああ、どうしよう-

-「おめでとう」だけじゃ冷たいよなぁ-

-ううん・・・・・、なんて返そう。。。。-

悩んだ、そして考えた。


結果、”俺のことなんて、彼女には関係ないか・・・”という結論にいたり
ました。
よって、普通に祝いの言葉を遅らせていただきました。

送信ボタンを押したときの、-終わったな-という気持ちはなんとも
いえませんでした。

きっと、彼女のこと悩んだりすることはもうないでしょう。

ちょっと寂しいような、清々しいような複雑な心境です。


大人の階段また一歩、歩んだ感じ。

何かを得ました。何かを失いました。

コレが大人の階段か、と思わせる出来事でした。


自分の明日はどうなるのかなぁ。
ぜんぜんわからないですけど、きっと日常と少しの非日常が続くのでしょう。

彼女たちの未来に幸多からんことを・・・。

そして、俺の将来に幸多からんことを祈りつつ、

完！

( 2010年08月08日 (日) 17時17分 )

- RES -

[584] - 投稿者：ミチル

詩じゃないですか？
全力で気にしないでください///

ちなみに、実話です。

( 2010年08月08日 (日) 17時18分 )