遊戯空間掲示板
今回の遊戯空間作品「あらゆるものから〜」は、戯曲ではなく、現代詩を使って、演劇的なものを創ろうとしていますが、そこには俳優の言葉との関わり方が、様々な形で表れます。まず、「読む」。これは、文字通り本を読む、ということです。本に書かれた作者の文字は、俳優を経由して、観客に届きます。俳優は作者と観客をつなぐパイプ役になります。次に「演じる」。これは、俳優が文字を自らの肉体に移し、自分の中で昇華して、それを自らの言葉とし、主体的に発する行為です。この場合、言葉の発信者は、読む場合とは異なり、俳優自身が、発信者となります。ただし、ことはそれほど単純に図式化できるわけではありません。この「読む」「演じる」の位相の隙間には、二つの要素を兼ね備えた、複雑多岐な方法が、たくさんあります。そういったものをどれだけ発見できるか。俳優の言葉の展覧会。今回の作品が目指すところです。 |
本日の稽古でついに全体を通すことが出来ました。これからは、言葉との細かい戦いになっていきそうです。一筋縄ではいかない「和合」言語にどこまで迫れるか楽しみです。 |
26日、家政大学でのコンサート、なんとか終わりました。お手伝い頂いたスタッフの皆さん、ご苦労様でした。約一年ぶりのスーホでしたが、自分なりに新たな発見があり有意義な会でした。また、新たな課題も出てきたので、それを糧にまた、日々精進していこうと思います。
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はじめまして、美郷と申します。私は芝居が大好きです。どちらかと言えば、見るほうが好きだと思います。今日はおそいので、又来ます。ではでは!
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ここ数年、続けている「スーホの白い馬」を11月26日(土)の東京家政大学でのコンサートに続き、12月11日(日)、栃木県の那須烏山市教育委員会のお招きで、語らせて頂きます。 |
五月から約半年続いた仕事が、ひと段落。今週はどこの稽古場にも行かない。「朗読コンサート〜In The Forest」「子宝善哉」「千ちゃんが行く!」「ロミオとジュリエット」「約三十の嘘」「見果てぬ夢」どれも素敵な作品でした。そして、来週からは我が遊戯空間公演「あらゆるものからせみが生まれてしまえあらゆるものは脱け殻になってしまえ」の稽古が始まります。
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何とはなしに耳に入ってくる低い声。 |
明日で千秋楽です。ご来場の皆様本当にありがとうございました。毎度毎度舞台づくりは大変なことになりますが、たくさんの友達ができてうれしい限りです。来週はジンズキャスト声優部公演「見果てぬ夢」の美術・舞台監督です。二週連続の本番は、さすがにききますねぇ。
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10月から新たなクラスでレッスンが始まる。13日(木)からナマイキコゾウ公演「約三十の嘘」。20日(木)からはジンズキャスト公演「見果てぬ夢」の美術・舞台監督、11月に入ると12月の遊戯空間公演の稽古が始まり、11月26日(土)は家政大学で「スーホの白い馬」の朗読コンサート。多忙な日々じゃあ。ありがたや。 |
九日夜、国際基督教大学礼拝堂で「吟遊詩人ニックヘネシー イギリス伝承の音楽と物語の世界」を観に行きました。 |
普段、平均年齢70歳のシニア劇団の指導をしている。その発表会のパンフより。「一昨年の四月、僕にとって劇団JiBAとのお付き合いが半年になろうという頃、野坂昭如氏の「戦争童話集」を、朗読形式で発表した。その打上げの席上、次の演目の話になった。戦争の話はひとりひとりの体験の裏づけもあって、とても感動的な世界が展開していたと思うのだが、今度は明るいものをやりたいということになり、ならば、恋の話をやろう、喜劇をやろうと、話が弾んで選んだのがこの作品だった。しかし稽古を始めてみると、これがまた、大変。楽しんでできるものを選んだはずだったのに、むしろ苦しいものを選んでしまったような気がする。途中、ご病気で出られなくなった方も何人かいらっしゃって何度も何度も配役が変わった。セリフは長くて難しい、杖をついていらっしゃる方に若者や妖精の動きを求めるのは酷だったか・・・ここまでの道のりがドラマそのものだったと言える。でも、二年間の稽古を終えて今、力を出し尽くしたすがすがしさが僕の胸のうちにはある。それは出演する皆さんも同じだろう。そして、本番が終わった頃、劇団JiBAの面々は、ドラマを完成させるべく明日からまた頑張ろうなどと、気勢を上げて乾杯しているに違いない。生き続けていくことのすばらしさを僕は今、勉強している。」 |
14日(土)、16日(月)の両日行われた日本演出者協会主催の国際演劇交流セミナー 韓国若手演出家特集が終わった。ともに司会進行の役を賜り、緊張感のある数日だった。キム・ガンボ氏の話には同世代として共感のできる部分が多く、自分のこれからの創造の手がかりにもなりうる示唆を感じた。彼はしきりに「呼吸」にこだわる。俳優が丹田を中心に「落ちた声」を獲得しているかどうかがとても重要だという。現代の若者は靴の文化の定着で、足の感覚を鈍らせ下半身が使えなくなっているのではないかとも。 |
5月26日(木)20:00〜、公開稽古ということで、和合亮一氏の作品の中から |