[ No.3403 ]
値洗い基準の収支は良いですね。
投稿者:
2007年01月12日 (金) 22時28分 |
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錬金術師様、こんばんは。 帳簿も実現損益に加えて値洗い損益も記帳するようにしました。 実は、職業会計人になるための資格試験の勉強もしてるのですが、動態論の会計志向で言えば、本来の発生主義会計が収益力の算定・表示のための業績評価に最も優れているようです。 ただ、現実には処分可能利益の算定という制度的制約の下に現在の発生主義においては収益は実現主義によっています。 ですが最近、日本の会計も国際会計基準に近づいてきましたね。 企業では保有有価証券の時価評価など。 時価主義は、まさに寝洗い基準と整合します。 去年まで、実現収益しか帳簿記帳してませんでしたが、値洗い重視にするとより一層正確な業績・収益力 を自覚できます。 特に含み損の時に有効ですね。 実現主義だと損切りは実現収益のマイナスになると考えてしまいますが、値洗い基準ですと、損切りしても 損も益も出ないと考える思考が構築されるように実感しました。 税務にしても確定債務主義から実現利益に課税するなど実現主義の頭になっていましたが、こちらに参加させて頂き値洗い基準の重要性を実感致しました。 感謝しています。
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[ No.3405 ]
発生主義会計
投稿者: 錬金術師
2007年01月12日 (金) 23時21分 |
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僕は会計帳簿にはそれほど明るくないのですが、起業し自分で帳簿を記載していると やはり発生主義会計が優れているのを強く感じています。 確かに利益の処分可能性の問題はいつまでも付いて廻ります。 先物の建て玉のように流動性が高い資産であるならいざ知らず 建物などの固定資産、暖簾代のような無形資産の場合、その減価を正確に把握するのは困難です。
しかしいくらキャッシュフローを伴わないからと言っても実勢を反映しない資産に何の意味があるでしょう。 資産の価値を相場でいう「建て値」しか記さないのであればそのバランスシートは既に過去の幻に過ぎず 実体は既に死に瀕しているなんて事もありえます。 会社の財務にしろ相場にしろ、実勢を反映する事が会計にとって一番明瞭であり それを映さないのであればそれは無用の長物で、かえって判断を誤らせる事になりかねません。
投資をしているとよく聞くのが「株を買って下がっているけど、まだ売ってないから損をしてない。」 などという台詞です。 これなどは実現主義の代名詞ですね。 しかしこういった考え方を投資で行うと、建値に拘るあまり判断を誤らせます。 判断を誤れば負けていくのが道理なのですが、実現主義をしている人に懇々と説明しても なかなか理解されないのが現状です。
そこでこの「ガチンコ収支対決」は実勢把握の為に値洗いベースにしてあります。 発生主義会計を推し進める事により、自分自身も含めて建値の罠に陥らない様 意識するようにしております。
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