投稿者:アル中
昨日私の地元池田で斎田先生の講演会がありました。 何度も聞いているので、ほとんと知っている話だったのですが、将来のMS治療薬についての新しい情報はありました。
「将来のMS治療薬」 二次進行型MSの進行防止効果のある経口薬『シポニモド』は国内も含めた治験も終了し、1年以内に利用が開始される予定です。欧米では2018年10月に承認が決定されました。日本では2019年秋の承認が期待されています。
一次進行型MSに対し『オクレリズマブ』点滴が進行抑制に有効であることが証明された唯一の薬剤で、欧米では利用が開始されています。国内試験が計画されています。
非常に有効性が高く、欧米では利用されている『アレンツーツマブ』治験も計画されています。5日間点滴し、1年後に3日間点滴し、その後4年間は投薬は不要です。
有効性と安全性の高い『オファツムマブ(Ofatumumab)』治験が2018年3月に開始されました。 海外で2017年に使用が承認されたオクレリズマブをさらに改善した新薬です。欧米のデータでは非常に効果が高く、PML発症の報告が無い有望な治療です。
以上が昨日聞いた講演で話されたMS治療薬の新情報です。
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