投稿者:長宗我部元親
私は20年前に多発性硬化症(MS)と確定診断されて、現在は自走式車椅子を利用して生活しております。その車椅子を常用して平日は自家用車を運転して仕事(事務職)をしております。車椅子常用者で移動は不便ですが不幸ではありません。むしろ、全国多発性硬化症視神経脊髄炎友の会の皆様に支えられて今日があります。到底、その当時の私では体も精神も路頭に迷いさまよっていたかもしれません。ですが、友の会の仲間の存在が今日の励みになっているのは事実です。
このMSコミュニティーへ投稿される方は藁にも縋る思いを抱き勇気をもって投稿されていると思われます。投稿するにあたり理由があってのことでしょう。色んな方々の体験談を参考にされることでしょう。それは良いことだと思います。ですがその方々の体験談やアドバイス、意見、提案がすべてご自身に当てはまるとは限りません。そのなかで、投稿される患者本人や患者を介助される家族方々がどうしたいのか、自分はどう前に進みたいのか、自分はどの様に生きたいのか、それが一番大切です。十人十色の意見や提案はありますが、知り得た情報はご自身の方向性にアレンジして頂ければと思います。
そのことが貴方の幸せ、私の喜びに運びます。
46歳の患者さんは貴方の知り得ていない目標があるかもしれません。それがあるなら、そっと見守って応援してあげて下さい。
今朝のNHK連続テレビ小説「あんぱん」で主人公・柳井嵩の伯父・柳井寛の名言がありました「嵩、何のために生まれて、何のために生きるか、わしは思うがよ。それは人を喜ばせることや。おまんのあんな嬉しそうな顔見て、わしもこじゃんと嬉しかった。人生は喜ばせごっこや」 これが全て語っていると思いませんか。絶賛です。だから大丈夫なのです。
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