アマゾン川の大型船 マナウスには大型客船が停まっています。水面に近い埠頭から見上げると目の前には真っ白な巨大なビルがそびえ立っているかのようです。巨大な壁の一角に人が通れるぐらいの通用門が小さく開き、そこから真っ白なタラップが出ていて別世界の趣を感じさせてくれます。アンデス山中その源を発し、大西洋に注ぐアマゾン河総延長8300km、ナイル川よりも1610kmも長く水系のネットワークの流域面積は705万平方キロメートルで南アメリカ大陸の40%以上を占めており世界第2位のコンゴ川の約2倍もある。さらに驚くのは年平均流水量だ22万5000トン世界2位以下の13大河をあわせた以上の流水量何もかも断トツの世界一の超大河アマゾンスケールは世界の大河とはまるで違う。幻の源流はアンタレナンス付近のアルペンチノ湖付近の山の氷河が源流となっていることが分かってきた。オグリマップ川よりさらに下流のウカヤリ川に合流している強い流れが発見されてこの川がアンデス山脈の氷河の下側を縫うように流れて合流していたのだ。この川はなんと南米大陸アンデス山脈の最南端のアルペンチノ湖付近の山が源流だった。この付近はしょうがでグリーンランドや南極大陸状態になっている。海抜以下まで氷の山なのだ。幻のアマゾン川の源流といわれる、この山からは「15少年漂流記」で有名なハノーバ島が天気がいいと見えるそうだ。まだ探検中でなんともいえないが、これが本当だとアマゾン川の長さはなんと2万KM以上にもなるのだ。タラップの先にはカリビアーンらしい船員がいるんですが、ちゃんとセーラー服を着て靴をはいているところですでにアマゾンとは天地の差。アマゾンの船員といえば短パン一丁で上半身裸、足も裸足か草履が基本です。船員の横には船の概要を説明した看板がありましたが、それによると 船名 Black Watch 乗客 8111船員 3300 船籍 ノルウェー 排水量 98492t 全長 285.47m 全幅 35.20m 速力 19.5ノット だそうです。大型客船が着岸すると、群がってくる野次馬のためにこういった看板を出すものなんですね。 手持ち無沙汰な船員です。左のビーチパラソルの下に看板がありました。船員のためではなくて看板のためにビーチ・パラソルをおいてあるところがヨーロッパ的です。 豪華客船を後にして、今日の船にヘッジを吊って場所を確保したらあとはフリータイム。昨日時間切れで入れなかったアマゾナス劇場に行きましょう。 マナウスの町はアマゾン川河畔ということで平らな町を想像するかもしれませんが、これが結構坂道の多い町です。アマゾナス劇場は埠頭からダラダラと登る坂道の終点にありますが、通り沿いはマナウスの中心地。たくさんの商店やレストランがならび、路上には露店がひしめいていて活気にあふれています。雑踏にもまれながら坂道を見上げると両側に立ち並ぶ建物に切り取られた細長い空の下にアマゾナス劇場のドームが遠く見えます。このドームこそアマゾナス劇場の象徴、ブラジル国旗をあしらったモザイクで彩られていて、熱帯の空の下に神々しくそびえ立っています
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