「生命の爆発点」マナウス市街から18km、白い濁流のソリモンエス川(アマゾン川上流)と黒褐色のネグロ川とが合流し、大アマゾン川(アマゾナス)となる起点の河畔にある。近年、この付近まで開発が進んでいるが、同地にはまだ自然が残されている。眼前の川の合流点では、白い水流と黒い水流が混じり合わずに、そのまま約10kmにわたって白黒の“水の帯”が並走する。アマゾン流域でも随一の奇観・景勝の地である。同センター内には、熱帯雨林が生い茂るほか、マンゴ、アサイ、カカオ、クプアス、バナナ、ココナツ、グァバ、レモン、パラ栗などの果樹が豊富に実り、ワニ、カメレオン、イグアナ、カメ、サル、リスなどの動物や、キツツキ、タカ、トゥカーノなどの鳥類も数多く生息することが確認されている。アンデス山中その源を発し、大西洋に注ぐアマゾン河総延長8300km、ナイル川よりも1610kmも長く水系のネットワークの流域面積は705万平方キロメートルで南アメリカ大陸の40%以上を占めており世界第2位のコンゴ川の約2倍もある。さらに驚くのは年平均流水量だ22万5000トン世界2位以下の13大河をあわせた以上の流水量何もかも断トツの世界一の超大河アマゾンスケールは世界の大河とはまるで違う。幻の源流はアンタレナンス付近のアルペンチノ湖付近の山の氷河が源流となっていることが分かってきた。オグリマップ川よりさらに下流のウカヤリ川に合流している強い流れが発見されてこの川がアンデス山脈の氷河の下側を縫うように流れて合流していたのだ。この川はなんと南米大陸アンデス山脈の最南端のアルペンチノ湖付近の山が源流だった。この付近はしょうがでグリーンランドや南極大陸状態になっている。海抜以下まで氷の山なのだ。幻のアマゾン川の源流といわれる、この山からは「15少年漂流記」で有名なハノーバ島が天気がいいと見えるそうだ。まだ探検中でなんともいえないが、これが本当だとアマゾン川の長さはなんと2万KM以上にもなる。更にセンター付近のアマゾン川は、ソリモンエス川の肥沃な水とネグロ川の清流が合流することによってプランクトンが爆発的に発生し、それを食する魚類が豊富に繁殖する。また、世界でも珍しいピンク色のイルカも生息する。この地は「生命の爆発点」と呼ばれる。
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