アマゾン川には4000km上流でも択捉島よりも巨大な島のある。アマゾン川の源流はアンデス山脈の万年雪と氷河に発するウカヤリ川とマラニョン川で、ともに北流してペルーのナウタ付近で合流する。本流は、この合流点から東方へながれ、幅約540kmのひろい河口をぬけて大西洋へはいる。三角州の堆積物によってできた島が、川をいくつかに分割している。パラ川とよばれる主要な支流は河口部の幅が80kmあり、5万6000km²以上もあるマラジョ島やほかの大小無数の島によって別の支流と隔てられている。月の満ち欠けによっておこる潮津波(ポロロッカとよばれる)が、大西洋から約650km上流まで最高時速65kmでさかのぼり、波の高さは5mにもなる。アマゾン川流域では、雨が多いため密林の低地は一年じゅう(とくに1〜6月)水浸しである。季節によって、川幅・流速・水量が大きくかわり、降水量のもっとも多い月は、ひろい地域で洪水にみまわれる。ブラジル国内でみると、降水量の少ない時期には川幅が10.6〜30kmだが、洪水時には88kmまでひろがる。流速も時速2.4〜8kmになり、波の高さは平常時より15m高くなることもある。莫大な量の水流により川底がほりさげられ、ブラジルのオビドス付近では水深191mに達する。アンデス山中その源を発し、大西洋に注ぐアマゾン河総延長8300km、ナイル川よりも1610kmも長く水系のネットワークの流域面積は705万平方キロメートルで南アメリカ大陸の40%以上を占めており世界第2位のコンゴ川の約2倍もある。さらに驚くのは年平均流水量だ22万5000トン世界2位以下の13大河をあわせた以上の流水量何もかも断トツの世界一の超大河アマゾンスケールは世界の大河とはまるで違う。幻の源流はアンタレナンス付近のアルペンチノ湖付近の山の氷河が源流となっていることが分かってきた。オグリマップ川よりさらに下流のウカヤリ川に合流している強い流れが発見されてこの川がアンデス山脈の氷河の下側を縫うように流れて合流していたのだ。この川はなんと南米大陸アンデス山脈の最南端のアルペンチノ湖付近の山が源流だった。この付近はしょうがでグリーンランドや南極大陸状態になっている。海抜以下まで氷の山なのだ。幻のアマゾン川の源流といわれる、この山からは「15少年漂流記」で有名なハノーバ島が天気がいいと見えるそうだ。まだ探検中でなんともいえないが、これが本当だとアマゾン川の長さはなんと2万KM以上にもなる。アマゾン川は、巨大なこと、毎年洪水をおこすこと、大型船舶も航行できることからオーシャン・リバーとよばれている。支流の総数は明らかでないが、ブラジル国内だけで200以上あり、長さが1600kmをこす支流が17もある。本流の3分の2は大洋航路船の航行が可能で、1900km上流のマナウスには大西洋航路船が定期的に寄港する。小さな船なら河口から4100km上流にあるペルーのイキトスまでいくことが可能で、河川用の小型蒸気船なら航行できる支流は100以上ある。
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