誤診と高機能広汎性発達障害掲示板
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[2824] 題名:アトムさん 名前:たまこ 投稿日:2011年03月29日 (火) 01時21分
アトムさんのメールアドレスに、私のメールをお送りしておきました。
どうぞよろしくお願いいたします。
ご子息様の大学の件について、やはり今でも大変なことには変わりないのですね…
心から、上手く行くことをお祈りしております。
[2823] 題名:いよさん 名前:たまこ 投稿日:2011年03月29日 (火) 01時18分
ご自分の意志で進路を決めたいと考えられているのですね。素敵なことですね。
オープンキャンパスにも沢山行かれて、ご自分に合いそうな大学、合いそうな分野を見つけてみてください。
広汎性発達障害は、好きなことに関する集中力がとても高いのが特長ですから、
好きな分野を極めれば、それを仕事にできる可能性があります。
カウンセリングは既に受けていらっしゃるのですね。
余計なアドバイスをしてしまい、すみませんでした。
私も今カウンセリングを受けていますが、なかなか精神的にしんどい時もありますね。
お互い、焦らず続けていきましょう。
アトムさんがおっしゃっているSOHOも、いよさん向きかもしれません。
私は在宅ライティング業務の経験があります。私も文章が好きですので、楽しい仕事でした。
私がしていたのは、指定されたテーマについての記事を書く仕事です。
そのお仕事は、お給料は本当に安かったです…(お給料が高い仕事もあるかもしれません)
他にも、SOHOにはいろいろな仕事がありますよ。
「@SOHO」などのSOHO求人サイトを見ると、どんな仕事なのかなんとなく
つかめると思いますので、よろしければ参考になさってください。
[2822] 題名:私の病歴に関する詳細等 名前:アズッチャ♂ 投稿日:2011年03月29日 (火) 01時17分
皆様方各位
ここ最近のアトムさん、たまこさん、いよさんの書き込みを読んでいて、漠然とではありますが、今の自分に何となく通ずる部分もあると思い、もしそうであるなら私のこれまでの病歴の紹介が、何らかの形で皆さんのお役に立てればと思い、ちょっと書いてみようと思います。
私が患っている精神疾患系の持病は、「強迫神経症(強迫性障害)」というものです。皆さんとは少し病状の類方が異なると思います。具体的にどのような病気かというと、早い話が確認が異常にしつこくなるのです。たとえば、最近はなくなりましたが、以前は外出する際にドアの鍵をかけたかとか、今もあるものとしては、外出前や就寝前などに、ガスの元栓はちゃんとしめたかとか、そういった事です。
私は今、32歳ですが、今から約10年前の22歳(大学4年生)のときに、この病気を発症しました。
当初は入浴や歯磨きに異常なまでに時間を要するようになり、具体的には入浴に3時間半ほど、歯磨きに2時間半ほどかかるようになりました。のちに症状が激化し、それらができないほどになり、各地の精神病院を転々として、最終的に最悪の状態で千葉県内の某精神病院に担ぎ込まれました。そして、そこで3ヶ月間入院したのですが、その入院による成果には目覚しいものがあり、飛躍的に回復して退院。しかし、退院後、徐々に再び病状が悪くなり、およそ2年後に、前回に比べればずっと症状は軽かったものの再入院に至りました。そして1ヶ月で退院。
その後、同病院で若手の女医にめぐり会うことができ、薬の量を適度に多くするなどした結果、一歩間違えれば同病院で3度目の入院となったかも知れないところを、一転して病状が回復に向かい、以後、大して悪くもなく、かつそれほどよくもならずに、それでも日常生活を送る上ではさほど支障を来たさにまでに回復して現在に至っております。
ちなみに、いろいろあって、のちに上述の若手の女医の下を離れることになり、さらには病院も代わって、今では都内にある某総合病院の精神神経科のお世話になっています。
私の悪い癖が災いして随分と前書きが長くなってしまいました。
以下、皆様方の書き込みを読んでの感想のようなものを書き記していきたいと思います。
私が今の強迫神経症を発症したのが22歳の大学4年生のときであるとは前述しましたが、初めて自宅近くの総合病院で強迫神経症と診断された際、当時の主治医から、この病気は何か発端がないと発生しないと言われました。私は大学はかろうじて卒業しておりますが、在学中は特に仲の良い友人もこれといって出来ず、さらには中学生時代、高校生時代に経験した各種いじめのような、いってみれば嫌な思い出ばかりが事あるごとに思い出され、それでけっこう頭に血が上ってしまうことも多々あったのです。それは私が大学に入った頃から、すでに始まっていて、仕事をするのが普通と比べて遅いなどという私の生まれつきの性質からアルバイトもままならず、そういったアルバイトもまともに出来ないといった悩みもマイナスな要因として重なり、私の学生時代を劣悪なものに変えていきました。
それがほぼ4年間も続き、遂には精神状態に異常を来たして今の持病を引き起こしたと考えられます。
不幸中の幸いだったのは、発症が大学を卒業間近の4年次であったことだと思います。前述した入浴や歯磨きに異常に時間を要するようになってから、それによって生活のリズムがめちゃくちゃになり、卒業研究で重要な打ち合わせがあるゼミでの集まりに出れず、それでゼミの担当教授から、私を含めて当該集まりに欠席した学生全員に「今回の集まりに参加しなかった皆さんは留年を覚悟してください」などという警告メールが届いたりしたものです。その他、卒業論文の提出時刻に遅れそうになり、教授から自宅に電話がかかってきてしまったりと、とにかくいろいろです。
ただ、それでもおかげさまで大学を卒業することはできました。もし発症がもっと早かったら、もしかしたら留年したり、あるいは中退を余儀なくされていたかも知れません。
<アトムさん>
ご子息様の大学入試合格おめでとうございます。ご病気をお持ちになりながらの受験お疲れ様でした。何でもこのたび入学された大学の5人の教職員の方々が2時間ほどご子息様に対する大学側の配慮について面談を取ってくれたとありますが、たまこさんもおっしゃっていますが、大変充実したサポート体制であると思います。今後に期待していいのではないでしょうか。
<たまこさん>
これまでお辛い経験をされてきたと思います。なんというか、うまく言葉をかけさせていただくことができないのですが、大学中退を余儀なくされたことに対する無念感は大変なものと拝察いたします。おっしゃられている90分授業は私にとっても大変でした。ただ、これに関していえば、病気で辛かったというのではなく、もともと勉強不熱心なことが災いして、それで大変な負担になっていたのです。のちに、これも悩みの一つとなり、今の持病の発症に結び付く一つの要因になったと考えております。
<いよさん>
ぎりぎり高校2年次に進級されたとのことですが、16歳というお歳から、今はまだ高校の1年生で、間もなく来る4月から高2という判断でよろしいですかね。
まだお若いながら、幼少期にお父様を亡くされたなどの辛い経験をお持ちとのことで、いろいろと大変なご経験をされてきたと思います。
とはいえ、いよさんはまだまだこれからという若さなので、とにかくいろいろな可能性を探っていっていただきたいと思います。ご自身にどのような職種のお仕事が向いているかでいろいろと考えられているようですが、高校卒業後の進路として、就職を考えておいでですか。いろいろなご事情があるでしょうから、それこそ軽々しく申し上げるわけではないと思いますが、大学への進学等も視野に入れられてはいかがでしょうか。お書きになられた文面から察するに、理系ではなく圧倒的に文系の方に向いているかと思われます。大学に通うとなれば、それはそれで十分な用意が必要になると思われるので、何の事情も知らない私がこうした方が良いなどとは到底いえないと思いますが、それでもいろいろな可能性を探っていっていただきたいと思います。
アトムさんやたまこさんの書き込みで、大学について触れられているので、私もそれに便乗して一言。
大学では、いわゆる履修登録なるものがあります。自分が取る科目を決めるというものですね。
私が大学に入ったその初年度は、まだ大学という世界に全然馴染むことができず、5月にあった履修登録でも、本当に取りたい科目を登録することができませんでした。ちなみに、私が出た大学では、今はどうか知りませんが、当時は履修登録(履修科目の確定届け)が5月にあり、それまではいろいろな講座を覘きながら取りたい科目を選ぶ期間が設けられていたのです。
それで、いったんその5月に履修登録の届出を学校側にしたものの、あとになってどうしても履修登録を変更したくなり、学務課の課長宛に、履修登録変更を懇願する書状を送りました。
その数日後の夜に、自宅にその学務課長から電話があり、あなたからお便りをもらったから明日学務課へ来いとのこと。事実上の出頭命令でした。翌日、言われたとおりに学務課へ行くと、奥へ通され、学務課長から30分あまりに渡ってネチネチお説教です。まあ本来であれば認められない履修登録の変更をお願いしているので、どんなに怒られても文句は言えそうにありませんが・・・。
こういった、自分の意思に反する履修登録をそのまましてしまうというのは、ひとえに融通の利かない私の性格に原因があるのです。そして、こういった性分に加えて、何らかの形で何かのブレーキが外れてしまうと今のような病気になってしまうらしいです。ちなみに、当時は分からないことだらけで、その履修登録変更後も、今になってあの時はこうしておけば良かったなんていうのがけっこうあります。
最後になりますが、今の私はそれこそ健常者と同じというわけには行きませんが、おかげさまでけっこう元気です。電車を何回も乗り継いで、片道約1時間40分もある都内の病院に通うのも、それほど苦になりません。それとは別に、明らかに服用している各種抗精神薬の副作用であると思われますが、眠っている間に多量の汗をかいたり、尿失禁してしまったり、あるいは自慰(マスターベーション)が困難になったりと、各種症状に悩まされています。
もしかしたら、と思いますが、もしかしたら私は薬など下手に飲まない方が好調を維持できるのかも知れないと考え始めています。これまで、病気だ、病気だ、と騒いで医師に多量の薬を処方させてきましたが、これがかえって逆効果ではないかと感じるようになったのです。そういうのもあって、今、減薬の可能性を探っています。ただ、同時に、じゃあ薬をどんどん減らせばそれで良くなるというのもまた早計なので、それで今後どういった診療を受けるかが今の私の課題です。そういえば薬の量の多さがマイナスの要因となっているという話題は、こちらのサイトの本旨でもあるようですね。
最後に、いよさんにもう一言。
16歳で高2とあるところを見ると、現時点(3月時点)ではまだ高1で来る4月から高2かとか、大学への進学も視野に入れてみてはなどと、いろいろ書いてしまいましたが、No.2819の記事を読むに、そういった4月から高2らしいことや、さらにはオープンキャンパスへの参加といった、大学への進学もすでに視野に入れられているらしいことがちゃんと書かれていますね。失礼しました。
兎にも角にも、いよさんはまだ大変にお若く、いろいろな可能性を秘めていると思うので、いろいろな選択肢を探られることを希求します。
以上、終わります。超長文大変失礼しました。
[2821] 題名:たまこさん 名前:アトム MAIL 投稿日:2011年03月28日 (月) 23時03分
大勢の人のサポートをもらいながら淡々とやるしかないと思っています。
「精神科治療学 第25巻 第12号」の「大学・大学院における
自閉症スペクトラムの学生(佐々木司)という論文が出ています
が、それによると相当な困難が待ち受けています。(涙)
まぁ、当然覚悟していることですが......
ところで、笠先生から伝言を預かっています。
たまこさんの連絡先(メールor電話)を右上のMailをクリックの
うえ送っていただけませんでしょうか。
[2820] 題名:いよさん 名前:アトム 投稿日:2011年03月28日 (月) 23時02分
いよさん:
ボクも、東京のような大都会よりものんびりとした田舎が大好きです。
情報化社会の今、田舎にいながら仕事をするSOHO(Small Office Home Office)
という方法もありますから、メニューのひとつにいれてもいいかも
しれませんね。
たまこさんが紹介してくれた「アスペルガー症候群・高機能自閉症
の人のハローワーク」(明石書店)はボクも読みました。
1800円+税とちょっと高いですが、参考になると思いますよ。
[2819] 題名:たまこさん 名前:いよ MAIL 投稿日:2011年03月28日 (月) 22時48分
初めまして、いよです。アドバイスありがとうございました。実は、カウンセリングは既に受けています。約1年を通してカウンセリングを進めてきました。
ハローワークの障害者コーナーなど、とても参考になりました!ありがとうございます。ただ、母が事務職をしていて、毎日疲れきって帰ってくる姿を見ていると、自然と母とは別の仕事をしたい、と心の隅でそんなことを思ったりもしています。既に他界した父は、バスの運転手という、やりたいことを仕事にする人でした。どちらかというと父のように、自分の意思で生きたいと考えてます。一応、高2になったら、興味のある分野のオープンキャンパスなど、積極的に参加してみたいと思います。
[2818] 題名:いよさん 名前:たまこ 投稿日:2011年03月28日 (月) 22時11分
たまこと申します。投稿拝見しました。
いよさんの書き込みを読みまして、私の高校時代の状況とかなり似ていると感じました。
私も広汎性発達障害ですが、数学が苦手で、そのほかには苦手科目はありませんでした。
(体育は苦手でしたね…運動機能障害がありますし…)
そして不登校でした。摂食障害でもあります。
文系分野が得意、そして細かい作業が得意とのこと。
このような特性を活かせる職業は意外とあると思います。
事務職(データの入力などが主なら尚よし)も向いていると思います。
公務員の仕事も決まった仕事の繰り返しですので、広汎性発達障害には向いているそうです。
(いよさんはまだお若いし、成績もよいようなので、十分目指せると思います)
発達障害者支援センターなどでも相談に乗って頂けますし、
ハローワークの障害者コーナーでも、相談できます。
私が挙げた仕事以外にも、沢山の選択肢を示してもらえると思います。
テンプル・グランディン「アスペルガー症候群・高機能自閉症の人のハローワーク」と
いう本は、日本とアメリカの就職事情の差を割り引いても、とても参考になります。
摂食障害に関しては、カウンセリングを受けられることをお勧めします。
投薬だけで治すには、かなり時間のかかる病気だと思いますので、
一見遠回りに思えても、カウンセリングのほうが結果的に早く治るのではないかと思います。
[2817] 題名:アトムさん 名前:たまこ 投稿日:2011年03月28日 (月) 21時56分
大したアドバイスでもなく、お恥ずかしい限りです。
「2時間ほど5人の先生方との面談」というのは、とても充実したサポートを予感させますね。
ある程度期待してもいいのではないでしょうか。
実は私はご子息様より2歳ほど年上ですので、ほぼ同世代かと存じます。
私は大学は現役で入学しておりますが、当時はなんのサポートもありませんでした。
そのため、私がまともに通学出来たのは半年あったかなかったか、だと思います。
高校まではなんとか頑張ってきただけに、悔しい思いで一杯でした。
当時、いまの水準のサポートがあれば…と、つい無い物ねだりをしてしまいます。
大学側に発達障害に対する関心があり、サポートを用意する意思があるというのは、
本当にものすごい社会の進歩を感じさせますね。
こう申し上げるのは語弊があるかもしれませんが、
10年前ではなく、今の時期に大学に入学されたことは本当に良かったと思います。
放射能について詳しくお調べとのこと、興味のあることに対しては
深く没頭するタイプだということを如実に表していると思います。
大学のサポートと、ご子息さまの集中力があれば、とてもよい学びが出来ると思いますよ。
将来が楽しみですね。私も応援しております。
[2816] 題名:お忙しい中ありがとうございます。 名前:いよ MAIL 投稿日:2011年03月28日 (月) 09時12分
2年前の心理検査では、数学や科学などといった理系分野は1に近いほど苦手です。それに比べて、言葉や文章力などといった文系的なものは、作文でも章を取ったことがありました。
かなり偏りがありますが、メリットを見れば生かせるかな、と考えています。最近では、障害を持つ人の知能を利用して就職を支援している声を聞きました。私は、切り絵やクロスステッチなど、手先の細かい仕事は知らずのうちに趣味に取り入れています。ただ、飽きっぽい性格が強く、一時のブームのようにすぐに終わってしまうのです。絵はかなり苦手です。
自分のいる環境にもストレスを感じやすいので、都会より自然豊かな田舎向きかなと思います。
[2815] 題名:いよさん 名前:アトム 投稿日:2011年03月27日 (日) 23時47分
はじめまして
この掲示板を運営しているアトムと言います。
よく書き込んでくれました。
いろいろとつらいことがたくさんあったんですね。
5歳になれば記憶能力もしっかりとできあがるでしょうから、
お父さんが亡くなられた悲しい気持ちもずっと引きづられてきて
いることでしょう。
両親が健在でも、将来に対する不安を持っている発達障害のひと
はたくさんいますから、ましてやいよさんの気持ちは痛いほど
わかります。
でも、いよさんのことを思って、助けになってくれるひとは、
これからたくさん出てきますよ。
タイムリーにご返事はなかなかできないときもありますが、
この掲示板はいよさんのようなひとのためにもなるようにと設置
していますから、遠慮なくいろんなことを書き込んでください。
ボクの息子も発達障害の一種であるアスペルガー症候群です。
いよさんと同じく将来の生活不安におびえています。
発達障害を持っているひとへのさまざまなサポートは確実に増え
つつあります。各都道府県や政令指定都市に設置されている発達
障害支援センターをはじめ、学校や職場での専門家による支援も
始まっています。歩みは遅いでしょうが、今まではまったく配慮
されて来なかったわけですから、その緒についた意義は大きいと
思います。
どんな仕事に就いたら良いかとのご質問ですが、これはなかなか
お答えが難しいです。
いよさんの性格や得意なことは何でしょうか?
好きなことが必ずしも向いた仕事にならないこともありますが、
やはり、やっていていやにならないことを見つけることが大事
なことだと思います。