誤診と高機能広汎性発達障害掲示板
この掲示板は、誤診、誤処方で苦しむ高機能広汎性発達障害の疑いのある患者さんをひとりでも多く救う目的で設置いたしました。
掲示板への書き込みを希望するかたは、最初に自己紹介をお願いいたします。メールアドレスの入力は不要です。
誹謗中傷等の不適切な書き込みについては、管理者(アトム)が削除いたします。
[2720] 題名:デ 名前:かのん MAIL 投稿日:2010年07月01日 (木) 20時50分
以前にも書き込みをさせていただきましたかのんです。
28歳 軽度知的障害と伴う広汎性発達障害の息子の事でお聞きします。
現在 ツムラ83(朝・昼・夜) パキシル12ミリ(減薬中)リスバタール1ミリ(眠前)頓服ワイパックスなのですが、
情緒の安定の為 デパケンR100ミリを追加したのですが、
下半身のムズムズ感が出たため 一たん中止する事になりました。
状況を上手く表現できない息子は **が溜まってるからだと勘違いし マスターベーションをします。
ベッドにうつ伏せになり押し付ける方法なのですが、1時間以上も続け苦しそうでした。
主治医に確認してもネットで見ても 下半身のムズムズ感の副作用は珍しいみたいです。
笠先生からも 今の主治医からも勧められたこの薬、
気分変調の激しい息子が 安定するかもしれないデパケンR
再度試して見たいのですが・・・
息子の様な副作用をご存知な方がいらしたら どんな小さな情報でもいいので教えて下さい。
多少我慢させても続けていけば 身体に馴染んでくるでしょうか?
フラッシュバックや拘り、強迫症状の酷い息子との二人きりの生活に限界を感じてきました。
分かりづらい文章で申し訳ないのですが、宜しくお願いします。
[2719] 題名:ひろみさん 名前:アトム 投稿日:2010年06月29日 (火) 10時19分
息子さん、落ち着きを取り戻されているようで何よりです。
いわゆる「パニック」を起こされての入院だったのでしょうが、
このパニックを回避する方法をご本人やご家族が見つけることが
できるといいのですがね。
たとえば、イライラが高じたときには、ひとりだけになれる狭い
空間を用意しておいたり、サンドバッグ(のようなもの)を用意
しておいて、それを思い切りぶん殴らせたりとか、要するに処理
できなくなった自分の感情を外界からの刺激を遮断してクール
ダウンさせるか、壊れてもいいようなものへイライラのエネルギー
を発散、転化できるようにする方法です。
ところで、「私の症状も息子に関係しているのでしょうか?」との
ご質問ですが、これは、遺伝要因のことを言われているのでしょう
か、それともひろみさんの言動が息子さんに影響を与えているのか
という意味でしょうか。
前者の場合、統計的なデータなどはわかりませんが、我が家
(親族)のケースからすると、発達障害の遺伝性を疑うべきエビ
デンスは枚挙に暇がありません(笑)。
でも、そんな親族でも、一応まがりなりにも結婚して子育てもして
きていました。しかし、いずれにしても、決して人付き合いはお世
辞にも得意とは言えませんでした。
昔のひとでしたから、そんな特性を持っていても柔軟に生きてこら
れたのでしょうが、今のようながんじがらめの社会だったら、2次
障害、3次障害を起こしていてもおかしくはなかったと思います。
一方、後者の場合は、やはりこれもイエスと言えると思います。
無用な混乱をきたさないためにも、発達障害の持つ特性について、
家族がしっかりと勉強をしておくことが大事ですね。
特に、家族同士が発達障害の傾向を持つ場合は、お互いに譲歩する
ことが苦手な場合が多いようですから、なおさらですね。
[2718] 題名:こんばんわ 名前:ひろみ MAIL 投稿日:2010年06月27日 (日) 00時17分
有難うございます。
主治医との面談では、息子の様子(雰囲気?)から「他の統失の患者さんとは異なるようだ」とスタッフ間でも話しているとのことで、退院後は系列病院の発達障害外来への紹介をして頂けるようです。
具体的な投薬内容まで聞けなかったのですが、向精神薬の過剰投与が逆効果になることへの配慮はして頂けているようです。
30代の若い医師ですが、柔軟な対応をしてもらえて助かっています。
息子は現在ではすっかり落ち着きを取り戻して、来週から大部屋へ移ることが出来そうですが、退院後の対応など不安は尽きません。
アトムさんのアドバイス通り「安心させること」を心掛けていきたいと思います。
息子の辛さをなくすことはもとよりですが、身勝手でも暴力行為に関しては、私自身が恐ろしくて仕方ない為、心から再燃しないようにと願わずにいられません。
余談ですが、私自身が幼少期からとてもヘンな子どもで、今になって考えると「強迫性障害」と思えるような儀式的な行動を繰り返しながら成長していきました。
年齢と共にこだわりは減っていったのですが、夫との不和も「夫婦はこうあるべき」という強いこだわりが捨てきれずに自ら破綻に追い込んでしまったような気がしてなりません。
ただ息子と違う点は対人関係での困難さは感じなかったというところです。
私の症状も息子に関係しているのでしょうか?
お分かりでしたらお教えください。
[2717] 題名:ひろみさん 名前:アトム 投稿日:2010年06月25日 (金) 21時20分
息子さんの気持ちをしっかり聞いて受け止めてあげることが必要
ですね。そして安心させてあげてください。自分を理解してくれる
ひとが一人でもいるんだということがとても大きな安心につながっ
ていきますよ。
[2716] 題名:追記 名前:ひろみ MAIL 投稿日:2010年06月22日 (火) 03時19分
アトムさんの息子さんの経過に似た症状として、息子も医者になりたい、科学者になりたいといい、それらに関連したかなり難しい本を読み漁っていました。自分は皆より優れている(いたいという願望?)というような言動があり、それに対し統合失調症でいう誇大妄想なのでは?と思っていました。
進学校を目指していた理由も、思春期に入ってから自分が周りと馴染めなくなり、この年頃特有の冗談や男の子ならではの乱暴な言葉使いについていけずに、自分が中傷されているように感じたのか、「周りは馬鹿ばっかりだ、レベルの高い高校ならまともな人がいるから〇〇校へ行きたい」というものでした。
しかし、当時の私はここでも酷いプレッシャーを与えてしまい、経済的な理由から落第した場合、併願校の私学にいって欲しくなかったので、志望校をワンランク落とせだの、それが嫌なら絶対に合格しろだのと追い詰めてしまい、自信のない息子は高校へいかないと言い出し、私の非情な態度を責めるべく「こんな家にいたくない、おまえが悪い」と言い出したのだと思います。
又、以前から息子は自分を苦しめる妄想や不安定になることを自覚しており、症状が酷くなってからは入院して楽になりたいといっていました。定期受診時に入約をするつもりでしたが、その日を待たずしての措置入院となってしまい、息子の気持ちを考えるとこれで良かったのか疑問が残っています。
又とりとめのない内容で申し訳ありません。
[2715] 題名:有難うございました 名前:ひろみ MAIL 投稿日:2010年06月20日 (日) 23時57分
ご心配を頂き感謝いたします。
精神科通院の後、暴力が落ち着いたこともあり、リスパダールが効いていたのだと思い込み、一時的に内服を拒んだ息子に対し、確実に飲ませなくてはと必死でした。(散剤にしてもらいオブラートに包んで飲ませていました)
最近は投薬がきちんとされていたに関わらず、不穏になりがちな息子をみて、統合失調症の症状が悪化して、今の服用量では効いていないのだと思っていました。
ちなみに、息子の被害妄想は全て二次妄想といわれる、過去に関わった人や体験した事柄に関係したものです。
本人によると言い知れぬ恐怖感、地獄に突き落とされるような絶望感、心の置き場のないような虚無感で気が狂いそうになる、満足したいんだ、この苦しみがわかる?といっていました。
児相で行った知能検査の値はあまり高くなかったのでアスペルガーではないのだろうと思いますが、対人関係の困難さという点では100%一致するように思います。
アトムさんのアドバイスをもとに、息子が生きやすいようにサポートしていけたらと思います。
また、ご指導お願い致します。
[2714] 題名:ひろみさん 名前:アトム 投稿日:2010年06月20日 (日) 16時38分
はじめまして
家庭内暴力での措置入院とのこと、本当に残念でした。
ボクの意見は?、ということですが、息子さんが発達障害、特に
アスペルガー症候群を持っていると思うかどうかとのご質問と受け
取ってご返事させていただきます。
アスペルガーの場合、行動に以下の3つの特徴が現れると言われて
います。
@想像力が育ちにくい(想像力や応用力を働かせた、柔軟な対応が
できない。予定外のことが起こると混乱する。)
A社会性が乏しい(対人関係を作れない。社会的な距離感をつかめ
ない)
B会話がすれ違う
アスペルガーかどうかの判断の鍵は成長歴にあります。
息子さんの成長歴を一番よく知っているのはひろみさんですから、
その中で上記の行動特徴が果たしてどの程度色濃く出ていたのかを
確認してください。
ひろみさんが、息子さんの対人関係作りの困難さ↓を書かれていま
すが、このようなことも判断にあたっての大事な要素になります。
【しかし、どうしても人間関係が築けない息子は二学期から不登校
になり、再び悪夢のような暴力が始まってしまいました。息子自身
も自分が周りの同級生と違和感を感じること、嫌な出来事が
フラッシュバッグすること、悪夢にうなされること、どうしようも
なく衝動的になってしまうことなどの異状を必死に追求しようと
していました。そして自分はASなのでは?と言い出し、私も思い
当たるので、一緒に児相に通い出しました。】
今回の入院は、【先月頃から「周りが全て敵」という被害妄想が
酷くなり暴力と不穏状態の悪化。】ということがきっかけのようで
すが、主治医の診断は、【すでに医師からはリスパダールが処方
されていた為】ということですから、統合失調症との診断が下され
ているようですね。
これまでの経過を拝見すると、ボクの息子の経過(この掲示板の
トップページをご覧ください)にとてもよく似ています。
ということは、場合によっては、誤診による多剤大量処方が行われ
てしまう危険性を感じます。
息子さんの被害妄想の原因は、今までの息子さんの人生の中で経験
させられた下記のようなとてもつらい出来事が影響しているのでは
ないのでしょうか。
【孤独な息子を放置してしまっていました。】
【感情的に追い詰めるような言動ばかりを浴びせていました。】
【その後息子は精神が荒廃したように引きこもり状態となり、】
ひろみさんの息子さんのケースは、ボクとしてもかなり気になる
ケースです。
ひろみさんのメールあてに、ボクの自宅の電話番号をお知らせして
おきますので、よろしかったらお電話ください。
[2713] 題名:はじめまして 名前:ひろみ MAIL 投稿日:2010年06月19日 (土) 01時17分
初めてメールさせていただきます。
先月末から17歳の息子が被害妄想からくる家庭内暴力で措置入院となりました。
以後、長くなりますがお許しください。
中3の三学期から不登校になり突然の暴力。それまでにも中1の頃から急にふさぎこんで喋らなくなったなどの兆候はありましたが、当時の私は職場でのストレスから余裕がなく、孤独な息子を放置してしまっていました。
それまで進学校を目指していた息子は「受験はしない、こんな家にいたらダメになる」と言い出し、訳ののわからない私は感情的に追い詰めるような言動ばかりを浴びせていました。その結果、殴る蹴る、壁を破壊するの暴力。突如発生した家庭内暴力という信じ難い出来事に動転した私は、5年間別居していた夫に助けを求めました。すぐに息子に合わせて欲しいという夫に対し、事態を悪化させてしまうと思ったのでもう少し待って欲しいという私。結局、親の身勝手から別居という辛い環境にしてしまったことを詫びて欲しいという条件のもと父親に会わせてしまいました。熱血タイプの夫は「暴力は絶対に許さない」と一喝。息子は号泣しながら謝っていた為、馬鹿な私は暴力行為をやめて欲しい一心で夫を頼り、ことあるごとに呼んでしまいました。そして何度めかの父親の来訪時、息子は父親に飛び掛り、まさに地獄のような修羅場となりました。
その後息子は精神が荒廃したように引きこもり状態となり、私には「あいつを呼んだことを許さない、殺す」と罵倒する日々。ただ、その頃は根気良く説得することで暴力は沈静化していました。
私は息子の気持ちを無視して父親を呼んだこと、今まで親として息子の辛さに気付いてあげれなかったことを心から謝り、信頼関係を取り戻すべき、真剣に息子に働きかけました。
徐々に息子も心を開き、次の年、無事に一年遅れで高校進学。
しかし、どうしても人間関係が築けない息子は二学期から不登校になり、再び悪夢のような暴力が始まってしまいました。息子自身も自分が周りの同級生と違和感を感じること、嫌な出来事がフラッシュバッグすること、悪夢にうなされること、どうしようもなく衝動的になってしまうことなどの異状を必死に追求しようとしていました。そして自分はASなのでは?と言い出し、私も思い当たるので、一緒に児相に通い出しました。同時に某大學の精神科にも通院し「AS疑い」という診断を受けました。
しかし、児相で受けた専門医の診断は「ASとは少し違うようだ」ということ。そのときは被害妄想的な言動があまり無かったことと、広汎性発達障害の知識が乏しかった為、特に深く考えず、対人恐怖症からくる適応障害くらいに思っていました。今年に入り4ヶ月程暴力は落ち着いていたのですが、先月頃から「周りが全て敵」という被害妄想が酷くなり暴力と不穏状態の悪化。すでに医師からはリスパダールが処方されていた為、私はASではないなら統合失調症しかないのだろうと受け止めざる得ませんでした。そして、とうとう手に負えず措置入院。
しかし、現在の主治医から(通院していた大学とは違う大学病院)
「統合失調症よりも発達障害的な要素がみられる」といわれ、毎日毎日、ネットで検索を続け、息子の発達障害疑惑は深まるばかりです。
大変とりとめの無い文章で申し訳ありませんが、アトムさんのご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。
[2712] 題名:アトムさん 名前:星屑 投稿日:2010年06月18日 (金) 00時37分
こんばんは
お返事ありがとうございます。
主治医の説明では状況判断や人間関係を築くのが苦手な広汎性発達障害のボーダーだとの事です。
いじめのストレスから今まで隠れていたものが出てきたと。
絵を見て状況を説明するテストでちょっと不思議な答えをしたので
半信半疑ながらもボーダーだから気が付かなかったのかと思ったのと
お医者さんの診断がそうなら間違った対応をして症状がひどくなってもいけない、
もし違っていても身体症状を改善しなければと思いました。
そういう意味ではルボックス等は納得して飲ませました。
今日父親のスィッチがまた入りました。
息子はお酒を全部流しに捨てました。父親はまた買いに行きましたが・・・
保健所のアルコール相談に行っているのですが、息子の症状は父親との確執も
関係しているかもしれないとの事でアルコール専門の先生で発達障害にも詳しい
先生を紹介してもらいましたが7月下旬まで予約が取れませんでした。
もう一軒、発達障害専門の病院にも問い合わせたのですが、対象が学齢期前後の
子供なので大人は診てもらえないとの事でした。
一か月、大きな騒動が起きなければいいのですが・・・
父親はいじめで不登校だった時もやられたらやり返せ、高校くらい出ていないと将来困るぞ、
ゴロゴロしていないでバイトでも行けなどと言い家庭訪問に来た担任にも
暴言を吐きました。
発達障害について勉強してくれと頼んでもわがまま病だと言って取り合いません。
たぶん気の小さい弱い人なので現実逃避しているのだと思います。
息子から見たら父親は守ってくれない人、理解してくれない人、そして唯一の理解者
と思っている私をいじめる人なのだと思います。
毎日、長々と吐き出して申し訳ありません。
でも気持ちが少し楽になりました。
[2711] 題名:星屑さん 名前:アトム 投稿日:2010年06月17日 (木) 20時25分
こんばんは
ひとくちに発達障害といっても、その内容にはさまざまなものが
あります。
全体的な認知の障害である「知的障害」、主に社会性の障害で
ある「広汎性発達障害」、部分的、限定的な認知の障害である
「学習障害」、行動の障害である「ADHD」が主なものですが、
息子さんのケースはこのどれに該当するのかわかっていますか?
主治医が下記↓のとおり言われたとのことですが、そんなことは
ありえません。発達障害はあくまでも先天的なものであり、今まで
何の兆候もなかったところに突然降って湧くことはありえません。
(発達障害は先天的なものなのにこの年齢になって発症する事が
あるのか主治医に聞いた事があるのですが、いじめなどのストレス
が引き金になって発症する事があると言われました)
むしろ、思春期にありがちな神経症圏の「社会不安障害」から、
身体症状を呈しているような気がします。
別の精神科でセカンドオピニオンを受けられたほうがいいのじゃ
ないでしょうか。
標的症状を見誤ると、治療は難渋を極めます。