[9978]畜生道 - 投稿者：やなだ

疲れたと頭を抱え、

辛いよと涙をながす。


けれど歩みを止めることはせず、

それは根気というよりはただの意地張り。


やがて疲れは蓄積され、やがて辛さは溢れ出すでしょう。

少しだけ蹲（うずくま）って、そしてまた立ち上がる。

それは勇敢というよりはただの意地張り。


疲れ疲れ、蹲り。

辛い辛いと蹲り。

けれども立ち上がらなければならないのです。

癒えぬ傷もあるのです。

止まらぬ涙もあるのです。


満身創痍の人生なのです。


穏やかな眠りについても、日が昇れば目を開けなければならないのです。

永遠の眠りは、修羅の道の果てにあるのです。

( 2009年02月07日 (土) 19時45分 )

- RES -