【広告】Amazonから最大10%ポイントアップ21日までスマイルセール開催中

Shoesページトップ | 通算閲覧者数:389721

靴談話帳

名前
靴の嗜好
世代
イメージ (リスト
コメント
削除キー 書き込みデータ保存:


[No.237]  山下大輔   2010/07/09 (Fri) 07:49:41

おはようございます。皆様にお知らせでございます。

今年のフォスター&サンのトランクショーは8月5〜10日に行いますが、リピーターの方や、事前問い合わせの方で既に埋まってしまいました。申し訳ございません。
注文ご希望の方は、現地ロンドンか、次回のトランクショーをメーリングリストにてご案内させて頂きます。


★ぢんたさん★
202ラストの見た目の違いについて、旧と新の違いを考慮しておりませんでした(笑)。ご指摘、ありがとうございます!僕が所有しているのは、旧工場製202ラストですから、見た目が違って見えたのは、その可能性が高そうですねー。
マテルナより、バリントの方が柔らかいんですね。ソールの処理に違いがあるのかも?


★札幌さん★
考えてみれば、前回は札幌さんも既にご承知であろう事を、長々と書いてしまいましたね。失礼致しました……。

マフテイ、面白いメイカーですよ!ウィーンやドイツに行く機会がございましたら、是非、ご覧になってみて下さい。実はマフテイは既製もあるのですが、こちらもびっくりするほど安く、そしてクォリティも素晴らしいです!世界一コストパフォーマンスに優れた高級既製靴もマフテイかも?です。

古幡さんの場合、クラシックな手法(=機械がない時代の手法)にこだわっていて、それでいて、あの価格設定なのも素晴らしいなと感じます。工程の一部で機械を使っていたり、部材に樹脂を使ったりして、30万円以上のビスポーク・シュー・メイカーも普通にありますから……。機械を否定するつもりは全くないのですが、作業効率が良くなっているのは確かです。
古幡さん、ドーヴァーと同じUモカはやらないんですね。知りませんでした。古幡さんは「イタリアの老舗注文靴店では、女の靴の扱いで、紳士靴では絶対やらないから」と言う理由で、ピッチド・ヒールもやらないと伺いました。こだわり深いです……。


★1足目は難しいですねさん★
はじめまして。ご注文一足目が緩かったとの事、割と聞く話ではありますよね。仮縫いと本縫いで違う革を使う場合、釣り込んだ時の張力が違う分、その差を職人さんが理解していないと、完成にも差が出てくると聞いた事がございます〜。2足目の進化に期待ですよね!


(以下からは独り言なので、ご興味ある方だけ読んでやって下さい……)


でも本当、札幌さんも仰いますとおり、ビスポーク・シューズは基本的に既製靴より高額で、しかも入手までに時間がかかるのですから、注文一足目から、エドワード・グリーンぐらいは上回る履き心地であって欲しいですよね。

ですがムシジロウ師匠も、ご自身のサイト上で、所有されているジョン・ロブより、踵はエドワード・グリーンの方が上と書いていたりするんですよね(笑)。
他にも僕の知るビスポーク・シューズのご所有者さんで、「エドワード・グリーンの方が良い」と言う方は確かにいらっしゃいます。

「ビスポーク・シューズよりスニーカーの方が履き心地が良い」

そう言う方もいます。でも僕自身は、スニーカーよりフォスター&サンのビスポーク・シューズの方が履き心地が良いんですよね。当然、エドワード・グリーンと比べてもはるかかなたに上です。
スニーカーの優位点を挙げるとすれば、汚れや傷を気にせず履ける事と(笑)、滑らない事ぐらいでしょうか……。
結局、スニーカーも既製靴なので、どうしても足に合ってない箇所に違和感を感じてしまい、ビスポーク・シューズと比べて履き心地が劣ります。

僕自身はフォスター&サンを経験して、既製靴のフィッティングが履き口を狭くし、カーブを強くして、踵を”無理矢理”捉えている、掴まえているものだと分かり、ビスポーク・シューズの合わせ方とは別物と感じました。万人に合わせなくてはならない、既製靴の限界を感じました。素人考えではありますけど……。

そして僕は、フォスター&サン経験後は、欲しかった高級既製靴の8割は、頭からふっ飛んで消えました(でも2割あるのね)。

「これまで欲しかった靴、買わないままで良かった。もし買っていたら、絶対に後悔していた」

そう安堵しました。欲しい既製靴と同じデザインをビスポークした方がいい。高くても、絶対にそちらの方が満足する!と。

そして気付くのが、僕が感じた事とまったく同じ事を、アントン・コルフさんがずっと以前に書いているんですよね。アントン・コルフさんは、こうも書いておりました。

「旧グリーンについては踵の食い付きがよいというよりも、履き口(特に踵部分)を狭くしてここで押さえてホールドさせているのだと思います。幅広の靴べらでないと履き口両サイドが狭くて履きにくいことと、履いたあとでは踵の裏に近い両サイドにかなりの隙間がありますから。クレバリーの踵のフィット感(食い付くというのではなく、足と一体化する)を知った上では、グリーンの踵のホールドは誤魔化しに感じます。」

過去に僕も、「フォスター&サンは踵が食いつくのではなく、一体化する」と、何度も書きました。
そして僕も、既製靴のフィットは誤魔化しに思えます。万人に合わせる必要がある既製靴ですから、そうせざるをえないんですけどね……(そうすべきをえない?)。

僕の書いている事など、アントン・コルフさんの二番煎じに過ぎませんね。改めてアントン・コルフさんの深い見識、核心を突く力に頭が下がる思いです……。

と言いますか、僕自身、靴やスーツについて経験を重ねて(大した経験じゃないけど、笑)、また個人的に調べたりもしていると、ことごとくアントン・コルフさんの書いていたとおりなんですよね。アントン・コルフさんはやっぱり凄いとつくづく思います(たまに間違いもありますけど、笑)。
そして、アントン・コルフさんが僕の想像以上に物事を知っていて、知りすぎているがために、掲示板上ではかなり気を遣っていたのもよく分かります……(←気付くの遅すぎ)。

思う事を書き連ねるとどんどん長くなります(笑)。やっぱり僕、靴オタクなんだな……。

アントン・コルフさんがいつも長文だったのも(笑)、今さらながら分かります。ビスポーク・シューズ(と言うより、ジョージ・クレヴァリー?)がいかに素晴らしいか、心底伝えたかったんだなと(←気付くの遅すぎ)。

山下大輔でした。

キン肉マン世代  靴なら何でも  

 

[No.236]  1足目は難しいですね   2010/07/09 (Fri) 06:16:28

山下様、皆様、こんばんは。

 国内では、注文靴屋さんが増えてきていますが、まだまだ経験、歴史が浅く、上手くいかないことが多々あるのでしょうね。
 できることなら、1足目からバチッとフィットした靴が出来上がればいいのでしょうが難しいですよね。私は2足、3足と作っていく間に徐々に理想の靴(木型)ができあがるように期待しています。さすがにそれ以上頼んでも上手くいかない場合は、距離を置くようになりますが。
 別のある職人さんに、希望はきつめのフィットと伝えたのですが、仮縫いでは良くても(仮縫いと本縫いのアッパーは別の革)、本番では思った以上にゆるく出来上がった経験があります(結局、その1足目は両足に2mm程度のインソールを入れて修正。因みに、つり込み直しは受け入れられず)。
 出来上がった後も何度かお店に足を運び、話をしているうちに、その職人さん自身が夕方になると足がむくむため、客(私)の靴も、その分を見越して作ったとのこと。こういうケースもあるんだと思いました(びっくり!!)。逆に私はそれほど、夕方になっても足がむくまない方だということが分かりました。
 その職人さんに、実は2足目をお願いしているのですが、出来上がりがドキドキです(2足目も仮縫いをしてもらいました)。
 私も、さすがに3足目くらいで希望のフィット感が得られないようでしたら、怒ると思います(笑)。

こんばんは、この辺で失礼いたします。

教えないぞ  教えないぞ  

 

[No.234]  札幌   2010/07/07 (Wed) 22:14:44

ナポレナファンさん はじめまして。私の場合は履くことができないレベルではありません。既成靴の普通レベル程度のフィッティングはありますので、履いています。ただコストパフォーマンスは低いです。

教えないぞ  教えないぞ  

 

[No.233]  ナポレナファン   2010/07/07 (Wed) 16:30:16

こんにちは。
初めて書き込みます。

>札幌さん

大変お困りのことと存じます。
書き込みを拝読すると靴作りの難しさを改めて感じます。
一点だけお尋ねします。

有名店でオーダーして満足行かなかったとのことですか、結局その靴どうしました?
ダメだったということは履くことができないレベルのように感じますが、返品<キャンセル>できましたか。

かくいう私もココで度々話題に上がる某有名店でオーダーしましたが、靴擦れがアチコチに頻発する靴が仕上がってきてまいっています。現在調整中ですが、どうなることか心配しております。次回で改善の可能性がないように感じたら、返金を申し出ようかと考えています。
靴作りは本当に難しいですネ。

天才たけしの元気が出るテレビ!世代  裸足  

 

[No.232]  パール   2010/07/05 (Mon) 01:21:56

ALDENのインディーブーツの年代の見方ってあるのでしょーか?誰か教えて頂けないでしょうか?

ドラゴンボール世代  靴なら何でも  

 

[No.231]  札幌   2010/07/05 (Mon) 00:21:22

ぢんたさん情報ありがとうございます。GGかフォスターで考えてみます。
KOKONは金沢観光兼ねていずれ行きたいですね。

教えないぞ  教えないぞ  

 

[No.230]  ぢんた   2010/07/02 (Fri) 12:14:14

札幌さん
現在ではG&GもF&Sも来日時トランクショウでの価格は
あまり変わらないと思います。
金沢にいけるならKOKON、よさそうですね。

教えないぞ  教えないぞ  

 

[No.229]  札幌   2010/07/01 (Thu) 22:06:48

山下さん、ぢんたさん、ランド・ホーさん、ご助言、ご意見ありがとうございました。こちらに書き込んだ日以降引越しなどもありネットに書き込める状況になくて返事が遅れてしまい申し訳ありません。

ラストを合わせるのは難しいのでしょうが、せっかく採寸や仮縫いして頼んだのに既成靴に劣るのは、いやですよね。

実はOEも2足あるのですが、履き心地はまあ悪くない程度で、私にとってはグリーンやヨシノヤの9分のほうが勝っています。作りは良いけれど、心地よさではグリーンですね。

ガジアーノ&ガーリングはすごく格好いいと思います。履き心地も良いとはすばらしいですね。ただ、価格がすごそうで二の足を踏んでいます。

古幡さんのところは見学に行きました。私のグリーン見て、かかと周り詰めれそうですねとか話していて、この人ならフィッティングも良いかもと、思いました。ただ形がクラシックで限定される感じはしました。あと、古幡さんも六義もUチップのモカ縫いは、いずれ裂けるから作らないといわれました。よってドーバータイプは無理だと思いました。

いまのところフォスターか古幡さんか、再度、六義を検討するかというところです。GGはビスポークのサンプル集を見て、美しさに感動していますが、たぶん手が届きそうにありません。あこがれです。

マフティもよさげですね。特にホールカットは格好いいですね。いつか海外旅行のときにでも作りたいです。あと関心あるのは小笠原シューズやKOKONです。小笠原シューズはビスポークとパターンオーダーらしいですが、誰か注文した人はいるのでしょうか。KOKONは革がいろいろデッドストックなどありそうで魅力です。形も格好いいですね。

教えないぞ  教えないぞ  

 

[No.228]  ぢんた   2010/06/29 (Tue) 22:42:47

ト○ー曰く旧202と新202は別物、とか・・
公然の秘密でしょうかね。
ペイスの靴は某氏のブログでトウがバックリ開いた画像を見て以来
トラウマですw
といいつつバリントのダヌンツォモデル既成を手に入れました。
過去オークションで手に入れたマテルナと比較して
返りが良い事に驚きました。マテルナ厳しすぎw

教えないぞ  教えないぞ  

 

[No.227]  山下大輔   2010/06/29 (Tue) 22:25:14

前回、ドイツでは600ユーロほどの注文靴店があると書きましたが(もっと安いお店もあったりして)、マフテイはそれよりも少し高い程度の価格ながら、クォリティは価格差以上に上で、なかなか高級感もあって見栄えします。コストパフォーマンス世界一のビスポーク・シュー・メイカーはマフテイかも?マフテイもそこそこ工程を省いているのですが、価格を考えるとレヴェルは高いです。世界屈指なのは間違いなさそう……。(どうでもいい独り言ですいません)

もうすぐ始まる日本代表戦が楽しみです。

★ケンジントンさん★
仰いますとおり、トリッカーズをはじめ、一昔前の高級靴の中だと、202ラストは普通に長いですよね。今、伊勢丹新宿店とかで202ラストを見かけると、他の靴が長すぎるせいで錯覚してしまい、「202ラストってこんなにぼってりしてたっけ?」なんて面食らいます(笑)。
ご質問についてですが、お恥ずかしい事に分かりません……。ポール・スチュアートはサイズが合ってなく、中敷を入れて履いているため、実際のサイズ感が把握できないのです〜。でも、何となくですが、英国表記と同じ気がします。
もし違っておりましたら、お詳しい方、ご指摘をお願い致しま〜す!


山下大輔でした。

キン肉マン世代  靴なら何でも  

 

[No.226]  ケンジントン   2010/06/29 (Tue) 10:56:40

山下様

 突然の書き込み失礼いたしました。
 202も本来はロングノーズなんですよね。トリッカーズの同サイズの
オックスフォードより5mmは長いですし、シュナイダーブーツにて「確
かにサイズ7で間違いないが、その靴は少々長いな」と言われました。
 ところで一つお聞かせください。山下様お持ちのポール・スチュアート
のエドワード・グリーン。昔のワンサイズ表記の場合、アメリカブランド
提供の際のサイズはUSサイズが表記されるのでしょうか。教えてくださいませ。

教えないぞ  英国靴  

 

[No.225]  山下大輔   2010/06/28 (Mon) 00:21:17

★ぢんたさん★
おお〜!まだまだビスポーク道を突っ走っていて、羨ましい限りです!それにしても石田原さん、安いですね。
僕は相変わらず、トニックのゴツゴツした織+キッドモヘア特有のギラギラした光沢に品が感じられず、あまり好きではないのですが(笑)、ヴィンテージトニック、今でも人気だそうですね〜。つい先週、神田須田町の深野羅紗店さんにて雑談した際、ヴィンテージトニックが数着入荷したものの、すぐに売れたと話しておりました(笑)。
ちなみに、今回アップした靴職人さんの、カイ・グントラックさん、ゲオルグ・マテルナ親方や、国際靴職人技能コンクールは知らなかったのですが(笑)、ベンヤミン・クレマン親方は知っていました。やはり、ドイツの有名職人さんみたいですねー。
それで、僕が店内にあるPCを使わせてもらって(←でしゃばりすぎ)、ぢんたさんがご報告下さったクレマン親方のレポートを見せましたら、グントラックさん、僕がお店を去るまで、終始カットモデルや採寸画像を興味深く眺めておりました。同業者として、気になる存在みたいです(笑)。


山下大輔でした。

キン肉マン世代  靴なら何でも  

 

[No.224]  ぢんた   2010/06/27 (Sun) 22:43:37

石田洋服店で「フランス有名メゾン初の日本人カッター」のスーツを参照にお願いしていたスーツが出来てきました。
ホリゾンタル〜ややピークのフィッシュマウスラペル、袖のネーム入れ(モチロン富士山!)までネタ満載!
生地は山下さんが

>実際には到底着られないし、冬に着るにしてもゴツゴツした織で、質感と光沢に品がないので、悪目立ちしてやっぱり使えない。あまりに実用性がない<

とバッサリのビンテージトニックを探してもらったのですがw
あいにく在庫が無く、復刻の「トニック1957」は石田原さん的には不満が残る物だったようでトニックにかなり近いとご推薦いただいたSavile Cliffordの茄子紺三杢モヘアで作成していただきました。
実際袖を通してみると・・これがなかなかヨイ!トニック系も色目とデザインを選べば(確かに日常着に使えば「アウトレイジ」かも)生地間を楽しめますよ。
要所ハンドでEGよりリーズなぶる!こりゃヤメラレナイw

教えないぞ  教えないぞ  

 

[No.223]  山下大輔   2010/06/27 (Sun) 22:08:49

「服飾資料館」を更新致しました。「フランクフルトの注文服店」です。僕はドイツでは、フランクフルトとヴィースバーデンしか行った事がなく、二つとも、中途半端に都会ですが(笑)、それでもビスポーク・テイラーさん、ビスポーク・シャツ・メイカーさんがそこそこあるのに驚きます……。
もちろん、今回は掲載しておりませんが、ビスポーク・シュー・メイカーさんも存在します。フランクフルトでは600ユーロほどでビスポーク可能なお店もありまして、値段が値段なだけに、ある程度作業工程は端折っておりますが、嗜好品ではない、道具としての注文靴として、存在意義があるな〜と思いました。しかも、2足目からはさらに安くなったりして(笑)。ドイツでは、どうやらこう言う形態のビスポーク・シュー・メイカーも結構多いみたいですね(ってドイツ以外でもありますね……)。

★大日方傳さん★
はじめましてです。そして、お答え、どうもありがとうございます!実体験に基づくお話なだけに、勉強になります。大塚の方が若干、滑らない感じみたいですね〜。でもやはり、相応に滑るんですね(笑)。
僕はロイド・フットウェアについて詳しくないので間違っているかもしれませんが、12・3年前で42,000円のラインでしたら、C&J製だったと思います。確か、ハンドグレードと同じか、もしくはレギュラー・ラインをヒドゥン・チャネルソールにしたモデルだったような?
もし当時で3万円台後半(39,000円だったかな?)でしたら、C&J製のレギュラー・ラインだったような?このあたりは間違っているかもしれないので(笑)、お詳しい方、ご指摘をお願い致します……。
とりあえず、当時、4万円前後の価格帯で、ヒドゥン・チャネルソールでしたら、C&J製だと思いますよ〜。
山長の琴四郎、カッコ良いですよね。僕もアデレイド・セミブローグはいつか欲しいスタイルです。色は黒で!
あと僕、映画はあまり詳しくないのです〜……すみません。僕が一番好きな役者さんは、チャールズ・チャップリンです(笑)。


★ケンジントンさん★
ノーズは高級靴ブームが進むにつれて、どんどん長くなりましたよね(笑)。僕が高級靴にハマり始めた頃、202ラストは長い部類でしたし、808ラストはドレス・シューズの中でも屈指の長さだったと思います。今は808ラストぐらいは普通ですものね(笑)。サント○ニのロングノーズなんて、得体が知れないです……。
現在人気の、C&Jの337ラスト、スタイリッシュなだけに人気が出るのも分かるんですけど、エドワード・グリーンの808ラスト人気に後追いした感があって、僕としてはどうも馴染みにくかったりして……。


★札幌さん★
フィッティング、やはり難しいですよね。原因としては、仰る@〜C、全て可能性が考えられますよね。日本の場合、欧州と違って、長年ビスポーク・シュー・メイカーとしてパーソナル・ラスト(汎用ラストではない)を作ってきた会社が、大塚製靴と銀座ヨシノヤ(小笠原シューズ)ぐらいなのが(整形靴メイカーは除く)、ハンディだろうなと思っております(違っていましたら、ご指摘をお願い致します)。パーソナル・ラストの作成方法を伝授できる職人さんが、日本には一体どれだけいるのでしょう……。

ただ、海外経験がある職人さんでも、[No.168]で書きましたとおり、採寸とラストメイキングは、なかなかやらせてもらえませんので、海外経験があれば良いと言う事もないと思います。
英国の場合は基本的に分業制ですから、専門のラストメイカーさんが採寸し、ラストを作りまして、他国の場合は、店主さんが行うのが一般的です。

海外経験のある日本人靴職人さんは、大抵は底付け職人さんとして働いていて、そうでなかったら製甲担当、また修理担当もいれば、お手伝いだったり……色々です。
もっとも、ラストメイカーとして働いてなくとも、お店に出入りしていれば、技術や理論は耳に入るでしょうし、教えてももらえるでしょうから、独立した際の参考にはしていると思います。

あくまで僕の知る限りで、「今、日本にいて海外経験がある職人さん」では、古幡雅仁さんがスティバレリア・サヴォイア(旧バリーニ)にて、ラストメイキングをしていた職人さんが病気になり、その一時期は古幡さんが採寸とラストメイキングをしていたようです。古幡さんは採寸とラストメイキングにて、「お金を貰って働いた」と言う点で、お店から信用される技術を持っている、一つの目安になるかな?とは思います。

他にも、僕がラストメイキング経験があるのか知らない職人さんや、職人さんが個人的に腕を磨いて、現在、お客様の支持を得ている職人さんも当然いるかと思いますので、それは各ビスポーク・シューズのご経験者さんのご意見が参考になるかと思います……。

僕自身は、フォスター&サンとゲオルグ・マテルナしか経験がありませんが、双方、これと言った不具合はありませんでした(少し左足小指が当たるぐらい)。特にフォスター&サンは異次元です!

ラストメイクの習熟度って、判断が難しいです(笑)。どの程度まで技術を持っていれば、「技術がある」と言えるか、境界線が極めて曖昧ですし、100人中100人、ジャストフィットさせられる職人さんも聞いた事がないです。また、誰かが「良い」と言っていても、他の方は「ダメ」と言うケースや、その逆も多々ありますから……。僕が信頼しているフォスター&.サンも、完成品が「緩かった」と言う話は何度か聞きます。なので、最後の最後は、実際に注文して結論付けるしかないかと(笑)。

「ビスポーク・シューズは当たり外れがあるから、廃れていったんだ。歴史は正しいよ!」

そう話していた靴業界の方がいました(笑)。

ただ、よく思うのは、ゲオルグ・マテルナ親方は仮縫いがないうえ、採寸もフットプリントの時間込みで10分かからないアッサリしたものでしたが、バッチリ合わせてくれました。
テリーさんも、仮縫い一度だけで、採寸も仮縫いも5分かからず、アッサリ終わりました(採寸は3分ぐらいだったような)。それでも、履き心地は異次元です。僕の足が、合わせやすい足と言うだけなのかもしれませんけど……。

一方で、採寸や仮縫いに随分凝ったり、何度もやったり、色々こねくりまわしているのに、「ようやく合った」、「なんとかマシになった」、「結局、合わなかった」、と言う話を聞くと、なんだかなと言う気はしますね……。

本当に必要があって、採寸も仮縫いも手間隙かけている職人さんもいると思いますが、単に分からないから、採寸も仮縫いも手間隙かかってしまう職人さんも、結構いるような気がします。

またまた素人である僕の戯言でした。あまり参考にならないかもしれない長文です。


山下大輔でした。

キン肉マン世代  靴なら何でも  

 

[No.222]  ランド・ホー   2010/06/26 (Sat) 21:32:08

お久しぶりです。

札幌さん、はじめまして。
私、東京の江川治さんの「o.e.」で一足作りました。必要な部分はラストに肉盛するパターンオーダーで、仮縫いはしていませんが、踵を含めて全然緩くなかったですよ。右足の甲が若干タイトかなと感じるくらいでした。不快感は全くありませんでした。デザインは限定されますが、価格は比較的安いと思います。個人的にはいい職人さんだと思います。

サザン・オールスターズ世代  日本製靴  

 

[No.221]  ぢんた   2010/06/25 (Fri) 22:59:18

踵のフィットはトニーG&G(旧EGビスポ)はスゴイデスヨー!
スピーゴラもクレマンも問題は無かったです。
私の場合クレバリーは?でしたので釣り込み直してもらいました。
最近は違うのかもしれませんが。

教えないぞ  教えないぞ  

 

[No.220]  札幌   2010/06/25 (Fri) 20:06:48

仮縫いは10回です。数字が抜けていました。申し訳ありません。

教えないぞ  教えないぞ  

 

[No.219]  札幌   2010/06/25 (Fri) 18:54:56

 初めて投稿します。国内の海外経験ない職人数人に靴を作ってもらったことがあるのですが、毎回、完成する靴が大きめなのです。採寸のとき、「踵が小さい」「足が柔らかいので気を付けて」と、注意を促しているのにもかかわらず、どうやら直せないのです。大塚のパターンオーダー、小澤靴店、北海道の職人に頼みましたが、全部駄目でした。大塚は幅は2Eだと言うので履いたらぶかぶか。結局Dでした。小澤は主人が「かかと小さいね」と採寸の時言っていたのに、完成した靴のかかとはかなり緩かったです。北海道の職人に関しては、仮縫いしたのに、踵周りはぶかぶかでした。
 なぜ駄目なのかは、@ベースラストが合わないA合わせる技術がないBジャストフィッティングがどういうものか職人自体が知らない、緩いのが良いと思っている、合わせるということ自体のレベルが低いCラストメイキングができない、それ自体知らない|などが考えられます。
 海外経験がない、ラストメイクの知識や経験ないとやはり駄目なんでしょうか。ラストメイクならば、六義なら信頼出来るかもと思い、店に行きました。オーナーが仮縫い回やったこともあると話していましたが、ほかの職人に聞いたら、「そんなにやるのは意味ない」と一蹴していました。
 正直、オーダーで作ってもエドワードグリーンにフィッティング劣るケースばかりで、これ以上失敗したくありません。
 やはりフォスターが良いのでしょうか。国内ではラストメイクできる職人いないのでしょうか。ラストメイクで信用できる職人教えてください。
 また、ジェイムズテイラー&サンも興味あります。どなたか作った人いますか。初投稿でいろいろ尋ねて恐縮です。経験豊富な皆さんのご意見、ご助言お願いします。

教えないぞ  教えないぞ  

 

[No.218]  大日方傳   2010/06/25 (Fri) 08:48:36

山下様

結論を書くのを忘れてしまいました。
購入直後はロイドのほうがすべりまくったと記憶しております。
M−5は許容の範囲内です。
もっともC&J製ではないのでご参考にはならないかと存じますが。
申し訳ございません。
(もはや英国靴好きを僭称するのは控えます)

で、結局昨日山長で琴四郎なるアデレードセミブローグを購入いたしました。
思い切ってアノネイにしてヤハズにしようかと随分悩みましたが、
そうするとシューキーパー含めて軽く9Kを超えてしまうので、
へたれの小生はやむなく「このデザインが好きなのだ」と自分に言い聞かせ
POではなく既成を購入した次第です。
でも山長の店員さんは親切ですね。30分も悩みに悩んだ優柔不断な小生に嫌な顔一つ見せることなく、まさにサービス業の鏡と感じ入りました。

MA様お勧めのグレンソン、銀座松屋で試着したのですが余りに踵が浮きすぎるので断念いたしました(なにせFウィズですから)
でも大変勉強させていただき有難う存じました。

仮面ライダー世代  日本製靴  

 

[No.217]  ケンジントン   2010/06/25 (Fri) 08:48:18

クロケット&ジョーンズが話題になっていたので書きたくなりました。
いつの間にやらずいぶん昔になってしまいましたが、ハンドグレードが330ラストでデビューしたころまで履いていました。もっとアーチがフィットする句靴求めて離れていったのですが、雰囲気、作り、全体的な履き心地は満足な大好きな靴でした。最近じゃ見ないUチップのケンジントンは名作だったと思います。今ではずいぶん長くなって、それでも、これでもかこれでもかと長くなって、注文する日本のバイヤーは放って置くとして、クロケット&ジョーンズ側が「オイオイ、これはないだろ」って言って欲しいですね。そんな中で福岡のフレームさんは「さすが!わかってらっしゃる。かっこいい!」と拍手したくなるようなラスト、スタイルを別注していて好きです。
昔、林勝太郎氏が書いた本を久々に見ましたら、ジョン・ロブ・パリのダービーに「特徴はこのロングノーズであり...」と書かれており、確かに当時のクロケット&ジョーンズに比べたらそうなんですよね。今ロングノーズと呼ばれる靴は、私にはまったく好みでは無いです。

教えないぞ  英国靴  

 



Number
Pass