Shoesページトップ | 通算閲覧者数:389725
靴談話帳
ランド・ホーさんへ 龍次です。 先程、熊本から帰ってきたところです。稲森靴店の情報ありがとうございます。 100点満点でない事と、昭和のオーラに益々興味を感じました。語弊があるかもしれませんが、このようなB級品にこそ個性や味わいが有ると思います。 小澤靴の野暮ったさ、でもとても丈夫に造られている個性に通じるものが有ると感じた次第です。 本気でお訪ねしようと思っています。ところで、靴は郵送して頂いたのですか??
山下さん 以下、すみません。タヌマさ〜ん!!こちら見ていましたら連絡下さい。
山下大輔様>丁寧な回答に恐縮しております。ラストメキングの経験を深めている職人さんを御存知でしたら、教えていただけませんか?参考にしたいです。ネットで調べたところによると、経験が深そうなのはヤナギマチ、古幡なんでしょうか??正直なところ、わかりません・・・^;
すいません、No.167の「中敷きが前面に貼られているフルソック仕様です」の「前面」→「全面」に訂正いたします。ハトメの件について親父さんに尋ねたところ、「20年前からハトメは入れていない」とのことでした。理由は「靴紐が痛む」からだそうです。それから、薄い革でも裏革に強い革を使って補強しているからハトメがなくても大丈夫なんだそうです。
★恐る恐るですが・・・さん★Blog、拝見致しました!ガジアーノ&ガーリングのビスポーク・シューズ、もう5足目なんですね〜!スタイリッシュなフォルムに、オリジナリティとセンスあるデザインがカッコ良いです!僕もいつか、オリジナリティあるデザインでビスポークしてみたいですが(笑)、しばらくはお任せが続きそうです……。★タクローさん★僕はパターン・オーダー未経験なので、難しい質問です(笑)。ただ、ビスポーク・シューズのラストや靴を見ると、あまりに複雑な曲線が絡み合っていて、しかも左右非対称なので、パターン・オーダーのようにベースラストの変更だけでは、完全なフィットは難しいのでは?と考えてしまいます。素人考えではありますが、パターン・オーダーのラスト作成方法だと、ベースラストの形がある程度は残るため、その点がネックになるのでは?と思います。ただ、ラストメイキングの腕前が怪しくとも、ビスポーク・シューズ職人を名乗れてしまう現実があるので、そう言った職人さんが作る靴だと、パターン・オーダーの方が履き心地が勝ってしまうケースも珍しくないようです。実際、「エドワード・グリーンやオールデン以下の履き心地」、または「痛くて履けない」ビスポーク・シューズの話も結構耳にします。なので、ラストメイキング技術を習得していない職人さんが作るビスポークでしたら、かえってパターン・オーダーの方がよろしいのでは?と思ってしまいます。価格も安いですし。ラストメイキング習得は相応の時間がかかるうえ、しかも答えが職人さん(または整形外科医さん)によって一定しない、極めて難しい分野ですから……。最近、日本でもビスポーク・シューズの工房が増えておりますが、この職人さん、"本当に"ラストメイキングができるのかな?と言う職人さんは少なくないです(有名な方でも)。そもそも日本の場合、古い注文靴店のほとんどがパターン・オーダーのお店ですから、ビスポーク・シューズのラストメイキングを教えられる方は少ないと思います。また、ラストメイキングを教えている靴教室もあるみたいですが、その教えている方も、一体どれだけラストメイキングの実績があるのかな?とも思ってしまいます。海外の工房で修行した場合でも、ラストメイキングはビスポーク・シューズの要だけあって、いついなくなるか分からない日本の職人さんでは、普通はやらせてもらえません。僕の知る限り、海外の工房にいた靴職人さんでも、ラストメイキングにまで携わっていた方は少ないです。難しい質問なだけに、長くなってしまいました(笑)。ラストメイキングの技術が怪しければ、ビスポークではなく、パターン・オーダー、ないしは既製のみ展開している職人さんの方が誠実かとも思ったりして(もちろん適正価格で)。素人の戯言でした〜!★サンタクルゾーさん★ご無沙汰しております!そして、どうもありがとうございます。素晴らしい結果に、夕張で驚喜しておりました(笑)。手の傷は、今日でようやく絆創膏がいらなくなりました(笑)。転倒の際、僕も結構体が浮きましたし、骨折の可能性もありますよね……。ご心配下さって、ありがとうございます。今回、結局僕は札幌にもいられなかったのですが、いつか北海道をゆっくり楽しみたいので、是非、お会いしてやって下さい。僕の方こそ、これからもどうぞよろしくお願い致します!★ランド・ホーさん★「稲森靴店」さんも良さそうですね!踵の立体は釣り込み技術の高さが成せる技でしょうか。ソールが素地のままなのは、いずれ削れるからと割り切っているせいかもですね。技術を積み重ねて来た職人さんが、良心的価格で提供してくれる靴も応援したいですよね!山下大輔でした。
山下さん、みなさん、こんにちは。本日、「稲森靴店」から靴が届きました。 素材は子牛の革で、色は焦げ茶のセミブローグ。トゥはオーソドックスなラウンドトゥ。親父さん曰く「中丸」です。 まずは履き心地。 革が薄いので(こういうのを本当のカーフと言うんですかね)、すごく柔らかいです。「薄い革なのでライニングで強度を保つ」と親父さんは言っていましたが、柔らかい。いいですね。私の足なりにそっと寄り添うような感じです。あたるところが全くありませんし、ルーズでもないし、タイトでもない。気持ちのいい感じです。ストレスを全く感じません。 羽根の開きはあまりありません。ということは、履き込んでいったら緩く感じてくるかもしれませんが、その時は中敷きを入れて対応すればいいでしょう。 つくりについて。 ハンドソーンの十分仕立て。アウトソールの出し縫いのピッチは結構細かいですね。 よく見ると、ウエルトとの糸目に合わせて、アッパーにうっすらと縦の筋が結構見られます。出し縫いの時に糸がアッパーをこすった跡でしょうか。アッパーを保護するために、ウエルト付近のアッパーはマスキングテープで保護されている写真を見たことがありますが、稲森さんはそういうことはしないようです。 踵はものすごく立体的でびっくりしました。自分が持っている靴の中で最も曲線が多く、最も立体的です。 メダリオンははっきり言って雑です。革が薄いせいもあるのかな?メダリオンを注文したのは失敗でした。アッパーの縫いを見ても若干雑な感じですね。 レザーソールはどぶ伏せがしっかりしてあってとてもきれいです。が、化粧が全くしてありません。素地のまんま。コロニルのソールトニックがしっかりとしみ込んでくれるでしょう。 インソール側を見ると、「鹿児島 稲森靴店」のネーム(布製)が縫い込まれた中敷きが前面に貼られているフルソック仕様です。昭和のオーラを感じます。 稲森靴店には繊細さは求めない方がよいかもしれません。でもそれがいい雰囲気になっているように感じます。嫁さんは「私はこの靴、好きよ」と言ってくれました。新品なのにいい味出してるからだそうです。私も同感です。「注文靴界のトリッカーズ」とでも言っておきましょう。 ただ一つ気になったのは、靴紐を通す穴にハトメが装着されていないことです。ウエストン(ゴルフしか持っていませんが)もハトメがありませんが、あれは革が分厚いですからね。この靴はアッパーが薄くて弱いので、羽根部分の耐久性に不安を感じました。ハトメ(裏ハトメ)は後からでも装着できるのでしょうか。 初めての稲森靴店。驚くことも多かったですが、おおむね満足です。次に注文するときは、キップでメダリオンのない靴(笑)を考えております。以上、ご報告でした。何かご質問やアドバイスがありましたら遠慮なくお願いいたします。
山下様、皆様、おはようございます。山下様ご無沙汰しております。手の怪我大変でしたね。でも、大事にいたらず、良かったです。お年寄りになりますと、転倒して骨折なんて結構ありますからね。 お仕事の方は大変な成果を挙げられたようで、おめでとうございます。今度いらっしゃる時はお会いできればいいですね。では、今後とも宜しくお願いいたします。
棒掲示板でも書きましたが・・・。革の上乗せなどの補正がきくPOと完全なビスポークのどちらがふぃっとしやすいんでしょう?POは削りが必要なく、きついところは上乗せすれば、ビスポークと同じフィットになると思ったのですが・・。
horatio hannaでググってみて下さい。。。。
F92A(これでいくの?)さん:乙です。Ishamダブルソール・ストームウェルトって・・私の馬尻ハントダービー似?w今日アレを大雨の中履きまくっちまいました。
先日、生まれて初めての北海道に行って参りました。ホテルから出て、ものの30秒も経たないうちにすっ転びまして(笑)、一瞬の浮遊感の後、背中〜お尻から落ちました。地面(雪氷)についた左手の皮が深く剥けて、血がドクドク出てきました。すぐにホテルに引き返して、フロントの方に絆創膏を頂いたのですが、何ともカッコ悪い事……。その日の飲み会で、やはり人生初北海道の方に「到着早々、すぐ転んで怪我したよ」と話しましたら、「私も」と、僕とまったく同じ箇所を怪我しておりました(笑)。皆、同じ事をやるんだな〜と。事前に、北海道在住歴のある方から、北海道の雪道の恐ろしさは聞いていたのですが、想像以上でした。侮り過ぎていました。北海道の方、本当に冬はレザーソールが履けないんだな……と実感です。ちなみに僕が履いていたのは、カンペールのスニーカーです。★たかりんさん★僕の方こそ、ご提供、どうもありがとうございました!G&G新工場もノーザンプトンなんですね〜。やはり環境が整っているのでしょうか。豚革にラード、案外馴染み良かったりして(笑)。★tsukahiroさん★72cm幅はほぼ手織りだと思いますが、150cm幅の場合、手織りも機械織りもありますよ〜。これは僕がドニゴールで実際に確認しましたから、間違いありません。また、ロンドンの生地屋さんでも確認済みです。W.Billのサンプル、僕は見てないので不明ですが、9ozと書かれているのでしたら、おそらくその表記どおり9ozではないでしょうか。手織りでも、ライトウェイトが当然存在するのは、ドニゴールで確認済です。サンプルに幅が表記してあるのは、購入者が何cm買えば良いか、分かって頂くためだと思います。★恐る恐るですが・・さん★Blog始められたのですね!ただ、検索しても発見できませんでした……。山下大輔でした。
Blog始めました。 Horatioで検索下さい。
山下さん 72cmは手織りで、150cmは機械織りですよ。僕が持っているW.Billのサンプルには72cm,250g,9ozと書いてあるので500g,18ozだと思うのですが。ちなみにグラムとオンスの比率が完璧に一定では無いのは、小さなミルになるほど「約」になるからだとか。
どうもです。ぼくのIshamはダブルソールでストームウェルト付きなのでかなりゴツくていい感じですよ。ハッチグレインいいですよ〜(笑あのサイドガセットシューズはたかりんさんエクスクルーシブですね。いまのところ。
たかりんさん:カキコお久しぶりです!軒並みなつかしい人たちが集まってきてこりゃ往年の某靴サイトみたい?画像拝見しました。HOVE、革のチョイスもすばらしいですね!スキンステッチも精密で。TATTONをチョイスするのがいかにもたかりんさんらしい。ピッグはビスポーク用のみかと思っていましたがMTOでチョイス可能なんですね!
山下さん掲載有難うございました。G&G新工場はノーサンプトンの奥地、ケッタリングで立ち上がりました。まだ、アウトレットショップはありませんが(笑)。偽ロシアンはムスクのコロンをふって一丁上がり!!、です。真ブタちゃんにはラードを塗ろうかな?
サイトの更新でーす。「靴愛好家所蔵館」にて、たかりんさん所有のカジアーノ&ガーリングのMTO品2足をアップ致しました〜。たかりんさん、ヴィンテージマニアさん、今回もどうもありがとうございました!山下大輔でした。
★tsukahiroさん★雑誌を通じてコンタクトですか!アグレッシヴですね〜。デッドストックでヘヴィウェイトのハリスツイードも羨ましいです(笑)。幅はシングルですか、それともダブルでしょうか。ドニゴールではダブルがほとんどでした。ロンドンの生地屋さんですと、シングル幅も多くはないですが売ってますよね。神田の羅紗商でもたまにございますが……。ジョン・G・ハーディのツイードがヨークシャー・ツイードかは分かりませぬ〜。林勝太郎さんの本にあったツイード、僕はその本を知らないのですが、シングル幅でも目方表記がオンスでしたら、1ヤードあたりに換算されて表記されるのが普通ですので、30ozではなく、やはり15ozではないでしょうか。15oz……仰いますとおり、そのくらいの重量は珍しくないですよね。山下大輔でした。
山下さん スコットランドはエディンバラしか行ったことはありません。ルイス島のセーターは、たまたま日本の雑誌に小さな記事があって、コンタクトを取りました。それから何着か編んで貰い、ルイス島の様子や、息子さんが結婚したなんて話や、島の写真なんかも送って貰って楽しいです。いつか会いに行きたいです。ルイス島は、ハリス島と陸続きで、その二つの島のツイードがハリスツイードですね。フェアアイルはシェットランド諸島のフェア島です。彼女は重くて分厚いセーターを編んでくれます。東京だとちょっと着れないくらいの。やはり島は寒いみたいです。アラン編みとかじゃない、なんというかストライプみたいな編みです。あれも一種のフィッシャーマンセーターなのでしょう。数年前に冬に仙台に行ったら東北の割に暖かかったのですが、塩釜近郊の島に行きましたら凍え死ぬかと思うくらい寒くて島は寒いんだなと実感しました。ほんの数キロ先を全て水に囲まれてるわけですから当然かもしれませんが。彼女はデッドストックのヘヴィなハリスツイードを所有してるので(「家に少しあるよ」と、笑)譲って貰う予定です。北イングランドは何故か更に北のスコットランドより寒いですからね。雪もガンガン降りますし。ジョンGハーディのツイードはヨークシャーツイードになるのでしょうか、ハダースフィールド製の、イングランド製のツイードですね。あ、でもW.Billのスコットランド製ツイードにも22ozありました。昔、林勝太郎氏の本に15ozの本場のヘヴィなツイードに驚いたとかなんとか書いてあったのですが、大した重量でも無いんですよね。シングルのハリスツイードだったのかなとも思いますが、30ozのハリスツイードなんて聞いたこと無いですし謎です。
★tsukahiroさん★ドニゴール・ツイードにお褒めのお言葉、たびたびありがとうございます。「せっかくドニゴールに行くんだから、ヘリンボーン織で、ヘヴィ・ウェイトで、色はモノトーン系か茶系か緑系のツイードを絶対買おう!」と思っておりましたので、無事見つけられて良かったです♪でも、ハリス島にはないのが意外ですね……。tsukahiroさん、ルイス島に行かれたのですか!羨ましいです!僕はアイルランドを旅する際、スコットランドにハリス、ルイス島も行く計画も立てていたのですが、結局、資金不足で断念しました(笑)。ルイス島のセーターはフェアアイル・セーターでしょうか?僕はアラン諸島にて、おばあさんにアラン・セーターを一着編んでもらいました。東京でしたら、これと厚めのシャツで問題ないですね……。もっとも、アラン諸島地元の方で、アラン・セーターを着ている人は一人も見かけませんでした(笑)。真冬ならいるのかも?22ozツイードも相当重いですね!北イングランドの寒さがドニゴール以上なのも驚きです(笑)。それにしても、2年前に某ショップにて、スリー・エステイトの21オンスツイードのバンチを見せて頂きまして、「世界に、これより厚いツイードはない」と言われたのですが、あれは何だったのだろう……。ジョン・G・ハーディーのツイードと言えば、今はなきロイド・クロージングを思い出します。とは言っても、僕は閉店前の1・2年ほどしか覗いた事がないですけども……。上質かつブリティッシュ・トラッドの本質押さえた品ばかりでしたよね〜!山下大輔でした。