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新婚ネタ帳掲示板

祭にお越しいただいた皆様に 小ネタの投稿を頂いた掲示板です

 

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願望
川口 [ Home ] [ Mail ]
エルスマン家10の家訓

其1  毎朝抱擁する。
其2  お帰りのチュウは濃厚に。
其3  お風呂は一緒に入る。
其4  休日は1日中片時も離れない。
其5  ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・     し?毎日言うこと。
其6  世帯主の命令は絶対!拒否権なし。
其7  ネグリジェを着て寝ること。
其8  夢の出演者はエルスマン家のみ。
其9  1日1回は指をくわえながら上目遣いすること。
其10 裸にエプロン!これだけは譲れない。



「これ、俺からのプレゼント♪」
「何なの?」
「まぁいいから読んで」
「あっ、うん」
言われるがままに目を通すミリアリアは読むにつれて、顔色が変わってきた。

ミリアリアの反応を待つにやけた顔のディアッカは
「どう?自信作なんだよねぇ。やっぱり家訓は必よ・・・ウギャッ」
パンチ一発と
「これのどこが家訓なのよ!」
怒声がプレゼントのお礼となった。



しばらくの間ミリアリアに口を聞いてもらえず、俺への愛情なんて・・とぶつぶつ言い、部屋の片隅でいじけていると
「あのプレゼント、気持ちだけもらうわ、ありがとう。」
「もう、そんなにいじけてないで、ご飯たべよー?」
ミリアリアはしゃがむとディアッカに向けて笑みをあげた。
内容はどうあれ、一生懸命つくったのだと感じたミリアリアは感謝の意をこめた。
かわいい笑顔を送られたディアッカはたちまち顔に花を咲かせる。
ミリアリアの手を取り
「ごめん、度がすぎたかも・・・でも俺の心にはミリアリアでいっぱいだから、それだけはわかってほしい。」
「うん、わかってる。私もだから。」
「じゃあ、誕生日を台無しにしてしまったお詫びになんでも言うこと聞くから。」

少し俯き沈黙したあとに、顔を真っ赤にして
「・・・後ろからギュッと抱きしめてほしい・・・」
「えっ、そんなこと俺がしたい。ってすっげーうれしい、俺の方がうれしい。」
心から喜びをあらわにするディアッカは満面の笑みで答える。
「じゃあ、先にご飯食べちゃおう?」
「おう!楽しみは後にってな」
2人は立ち上がり仲良く手をつないで、リビングに向かった。

その後は満足いくまでそうしているのであった。



・・・・・・・
私の願望です(切実に)
SSは間に合わなかったのですが、頑張ったのにあと一歩が(涙)
せっせと書いたこちらでお祝いしたいと思います。
HAPPY BAITHDAY 
No.41 2005年02月17日 (木) 21時48分

 

ごめんなさい!
とも [ Home ] [ Mail ]
  うわーん表示変になりました!(幸せのクロス)ごめんなさい!
No.40 2005年02月16日 (水) 22時09分

 

幸せのクロス
とも [ Home ] [ Mail ]

  今日は2月16日。
  明日はミリィの21回目の誕生日だ。

  二度に渡る地球、プラント間の戦争を乗越え、俺と
  ミリィは去年結婚した。まだ新婚ほやほやだ。

  元は敵同士だった二人。 考えてみればこんな二人が
  結ばれたなんてまるでTVドラマだ。
  でも実際に俺たちは運命に引寄せられる様に出会い、
  色々な思いを乗越えて今、二人一緒にいる。

  去年のミリィの誕生日にプロポーズして、結婚指輪が
  誕生日プレゼントになったけれど今年はどうしよう?
  この一ヶ月はず〜っとこれで悩んでいる。
  ミリィは「何が欲しい?」って聞いても
  「一緒に居られれば幸せだから何にもいらないわよ。」
  なんて、思わず押倒してしまいそうな台詞を言ってくる
  。
  しかし大切な奥さんの、結婚して初めての誕生日。
  何も送らないなんてありえない。いや、考えられない。
  
  俺は昼休みを利用して街に出た。

  賑やかなショッピングモールを歩く。さすがに白い隊長  服は目立つので上からコートを着込んだ。
  一軒のアンティークショップの前で足が止まった。
  こんな場所に店があったなんて今まで全然気がつかなか  った。  
  男一人ではなんとなく入りづらい雰囲気だったが、迷っ  てる暇も時間も無い。俺は店のドアを開け中に足を踏み  入れた。
  店内はあまり広くなく、店員は感じの良さそうな50代  くらいの女性一人だった。
  「いらっしゃいませ。」 ふんわりとした優しい笑み。
  店内を一周ぐるりと見回して、ガラスのショーケース
  の中の一点で俺の目は止まった。
  ケースの中には小さなクロスのネックレス。
  アンティークモノらしく、小ぶりだが凝った細工がされ  ている。俺もミリィもキリスト教じゃないがなんだか
  すごく神聖な感じがしてそれに決めた。
  「プレゼント用に包んでもらえますか?」
  「大切な方へのプレゼント?」  優しい笑みだ。
  「妻の誕生日なんです。」柄にもなく顔が赤くなる。
  「フフ・・そうですか。このクロスはきっとあなたと
  奥様に大切なモノを運んでくれますよ。」
  「 ? 」
  よく分からないがいやな感じはしなかったので、その
  まま店を後にした。

  誕生日当日、仕事は山ほど残っていたが定時に逃げる
  様に軍本部を後にした。
  秘書官の泣く様な声が聞こえたがそんなの気にしない。
  今日はそれどころじゃねー。

  「おかえりなさい!ディアッカ。」
  「ただいま!! ミリィ〜。」
  愛しい奥さんの頬にキスを一つ落とす。
  いつまでたっても慣れないのか、ミリィの顔がとたんに
  赤くなる。 (ああ・・可愛い・・。)

  二人でミリィの用意した夕食と手作りケーキを食べて
  プレゼントをミリィに渡した。
  「素敵・・ 有難うディアッカ。」
  「良かった。気に入ってくれた?」
  「もちろん!付けてくれる?」
  ミリィの細い首にネックレスをはめながら店員が言って
  いた事を話す。
  「何だろーねー。大切なものって?」
  「ウソ・・・」
  ミリィが凄く驚いた顔で俺を見てる。大きな蒼い瞳を
  これでもかというくらい大っきくして。
  「あのね、ディアッカ・・私、今日病院に行って来たの
   。」
  「なっ!どうした?どっか悪いのか!」
  「違うの。病気じゃないのよ!」
  なんだかミリィの顔がほんのり赤い。
  「は・・?病気じゃ無い・・??」
  ミリィが大きく深呼吸を一つ。 
  「三ヶ月ですって・・ パパ・・。」
  固まる俺。 その俺を見て少し心配になったのかミリィ
  が俺の顔を覗き込んでくる。
  「マジ・・?」
  「マジ?よ。」
  「有難う・・ミリィ・・・。」
  ミリィを抱きしめて顔中にキスの嵐を降らす。
  やばい・・ちょっと泣きそうだ。おまけに手まで震えて
  る。
  
  今日は早めにベットに入り二人で話をする。
  「このクロスが運んでくれたのかしら?大切な赤ちゃん   。」
  何とも不思議な気分で二人でクロスを見つめる。
  「ミリィの誕生日なのに俺まで最高のプレゼント貰っち   ゃったね。」
  「私にとっても最高のプレゼントよ。赤ちゃんもこの
   幸運のクロスもね・・・。」

  どちらともなく顔を寄せてキスをした。
  今までになく幸せなキスだった・・。

  
  
  ********************
   新参者です。
   初めてお話を書いてみました。
   拙い文で申し訳ないですが・・・。
   お店の人・・謎です。   
   ディアさん白い隊長服もきっと似合うはず。
No.39 2005年02月16日 (水) 22時06分

 

折角なんで(笑)
梅子 [ Home ] [ Mail ]

地球の極東にある小さな島国にはバレンタインデーにチョコを渡す習慣がある。

ディアッカに教えてもらったのは確か出逢って間もない、まだ十代の頃。
ふんふん、と鼻歌を歌いながら泡立て器で卵白を泡立てる。
あんなに料理キライだった少女は、いつの間にかお菓子作りまで上達した女性になっていて。
それどころか、しっかり手抜きも覚えちゃっていたりする。
ボールをひっくり返しても落ちてこない卵白に、うん、と小さく頷いて、前以て作ってあった卵黄で作ったタネを引き寄せ、そのままさっくりと混ぜ合わせる。
かき混ぜ過ぎると、メレンゲが壊れちゃってふくらみが悪くなるから、ホントにさっくりと。
ミルク鍋でココアパウダーお湯で溶き、そのタネに軽く混ぜあわせるとキレイなマーブル模様が出来上がる。
そのまま型にいれ、仕上げとばかりにチョコチップをばら撒く。
温めておいたオーブンに入れ、そのままワンタッチキーを押せば、センサーで後は勝手に焼きあがるのだ。
あー。なんてラクチンなマーブルシフォンケーキ。

ディアッカにチョコをあげるようになって、何度目かのバレンタイン。
一緒に暮らし始めて、初めてのバレンタイン。
ケーキの上に振り掛けるパウダーシュガーとディアッカの好きなキリマンジャロのコーヒー豆を準備しながら、私は鼻歌を歌い続ける。

多分ケーキを見て、ディアッカは嬉しそうに笑う反面、シンプルなケーキにちょっとだけガックリするに違いない。
もしかしたら、そのまま意地の悪い夜の生活になっちゃうかもしれない。
けれども驚かす方が楽しみで仕方が無いのだ。
明日の朝、いってらっしゃいの挨拶のトキ、そっと首にマフラーを巻いてあげるのだ。
ずっと隠れて編んでいたマフラーを。
ディアッカの肌に映える、真っ白なマフラーを。
その瞬間のディアッカを想像するだけで、私は楽しくてタマラナイ。
夕御飯は準備万端。
プレゼントも隠してある。
ケーキは焼きあがるのを待つばかり。
時計を見ると、ディアッカの帰宅予定時間まであと少し。
ちょっとだけ窓の外を見るが、テールランプがちらちらと動くだけの夜の世界。
あの光のひとつがディアッカなのかも、と思うと目が離せないなんて、少女の様。

なんて楽しいバレンタインデー。




…ってギリギリ間に合ってないじゃん〜(爆笑)
逃げろ逃げろ〜(笑)
No.38 2005年02月15日 (火) 00時14分

 

同窓会
Mike [ Home ] [ Mail ]
「あっ、ミリアリア久しぶり〜」
「みんなも!」
オーブの有名ホテルの一角。
約1年半振りに地球の大地を踏んだミリアリアは、懐かしい顔ぶれに顔をほころばせた。

同窓会 

ここは、ヘリオポリス工業カレッジ同窓会会場(CEにもあるのか?)。
ハネた髪がトレードマークの女性が現れると、つかさず何人かがグラスを上げて声をかけた。
「おー、今回一番の遠距離参加者だなぁ」
「元気そうで何より」
結婚後、プラントで生活しているため、滅多に会うことのなかったミリアリアに、皆が口々に久闊を叙す。
「みんな元気そうでよかったわ」
そのまま、しばらくの間は、近況を語り合っていたが、誰かがぼそりとつぶやいた。
「しっかし、ミリィが、あーゆー相手と結婚するとは思わなかったな」
「・・・コーディネータと結婚したことが意外だった?」
思わず聞き返すと、速攻で返された。
「うんにゃ、女慣れした遊び人タイプとくっついのが意外」
「昔から、アンタ、プレイボーイ系は、どんなに美形でも、金持ちでも点が辛かったじゃん」
「男は顔より、性格が持論でしょ。私もだけど」
「TV写りはいいけど、その分無駄な愛想も振りまいているようだし」
「あー、口説き文句は女性への礼儀ってやつね」
「演説聴いてると、頭が良くて口がうまくい分、裏がありそうに思えてこない?」
「あういう男は、自分ごと他人をだませそうだわ」
さすがにオーブの人間。コーディネータであるという点にこだわりはないらしい。むしろ旦那の人間性にするどいツッコミ。
しかも微妙にあたらずとも遠からずである。
(士官学校時代なんて、人外魔境の女たらしぶりで、結構腹黒かったて聞いてるし)
しかし、一応妻として、フォローしてみる。
「〜えーと、皆がいうほどひどくないのよ? 選り好みはあるけど、人を大事にできる人だから」
「ふーん。で、アンタは、大事にされてんだ」
「うん」
「・・・・・・」
一瞬の沈黙。
妙に視線が集まるのに自分の会話を振り返ると、ミリアリアは、はっと頬を赤らめた。
「ご馳走様」
わざとらしく両手を合わせる友人達に、ミリィは慌てた。
「ち、ち、ち、ちがう。そういう意味じゃなくて!」
「うん、旦那さんが優しいてことだよね?」
「どうりで、肉付きがよくなったわけだ。幸せも怖いな」
「微妙にセクハラだよ。それ」
「うー、みんなひどい・・・」
思わず呟くと、笑われた。
「ま、新婚のつとめだな」
「そうそう、遅れて来た分、肴になろうね」
どうやら友人達は、予め打合せしてあったらしい。
その日は、散々にからかわれたが、結婚祝いまでもらってしまった。
(やっぱり、無理言って、同窓会に来たかいがあったな)
そう結論づけて、ミリアリアは、再びプラントに戻っていった。

* * * 

「なんじゃこりゃ〜!!」
それより約12時間後、エルスマン邸にて絶叫がこだました。

当初の予定ではミリアリアに同行するはずだったが、急遽開かれた大西洋連合とプラントとの実務者会議により、警備責任者として残留せざるを得なかったディアッカは、ミリアリアが戻ってくるなり、彼女の側をまとわり着いて離れなかった。
最初は、「まぁ、仕方がないか」が黙認していたミリアリアだったが、あまりのしつこさに「晩御飯の支度ができないでしょ!」と半径2m以内への立ち入りを禁止した。
暇をもてあましたディアッカは、あっちへうろうろ、こっちへうろうろ。
ガシャン!
あまりの落ち着きのなさに、オーブからもらってきたお土産を突っかけてしまう。
するとなにやら、一通の封書が。
奥さんに関する限り、常識がすっ飛ぶ旦那様が、断りもなく開封すると・・・

まず、目に付いたのは数枚の紙面。
一枚目は単なる便箋だが、もう一枚はなぜか永年耐久用の政府書簡。
そして、その間から零れ落ちる一枚のコインと小さなディスクが。
時候の挨拶から始まる手紙を読み進む内に、ディアッカの顔色が変わった。

“ミリアリアへ。
 長らくお会いしておりませんでしたが、お元気な姿を拝見でき嬉しく思います。
 カレッジが中断されたあの日より、早10年。多事多難が相次ぎ、同窓生一同の身の上にも多くの変化をもたらしました。
 中でも、風習の違いとは言え、三行半のご用意もないまま嫁がれた貴女のことは、常に憂慮と懸念の的でした。
 そこでこの再会を機に、ささやかながら贈り物をさせて頂きたいと思います。
 私共でご用意したのは、腕利きジャンク屋です。 
 同封したアンティーク硬貨をギルドに見せれば、あらゆる手段を用いて、いかなる場所への渡航も可能とします。
 
 なお、仕事上の都合により本同窓会にご参加いただけなかったキラ・ヤマト氏、サイ・アーガイル氏から以下をお預かりしました。
 ・監視ならびに警戒システムの無効化ツール
 ・オーブ政府発行特別永年旅券

 今の所、新婚ということで然したるトラブルがないようですが、男の甘言はあてになりません。
 嫌気がさしたらいつでもこれを使って帰ってくいらっしゃい。


 異郷での貴方の幸せを祈って。
               友人一同より。”


次の日血相変えてナチュラルの友人に、「てめぇ、何人の女房に家出グッズ送っているんだ!」と捻じ込んだが、馬の耳に念仏。
「うーん、やっぱり公文書偽造ツールもつけた方が良かったかなぁ」「いや、無味無臭の催眠スプレーなんかの方が便利かも」云々、しまいには、「何? 使われそうになる心当たりがあるけ?」「うわ、不潔だぁ、甲斐性なしだぁ」などと言われ、まともに取り合ってもらえなかったとさ。

おしまい

---
パーティ 逆Versionということで、同窓会ネタを。
一般に不倫が燃え上がる機会とも言われていますが、ミリアリアの場合、「実家に帰らせていただきます」攻撃がなかなか仕えない分、周りがおせっかいを焼くということで。
(ちなみに、人口比は男が圧倒的に高かったお江戸では、旦那さんは、最初に三行半を書くから嫁に来てください(いつでもそっちが出してくれて結構です)と頼んだそうな)
No.37 2005年02月13日 (日) 22時33分

 

もしも二人がケーキを買いに行ったら。
由子 [ Home ] [ Mail ]
「いらっしゃいませ」
店内は魅惑的な甘い香りで満ちている。しかし、今のミリアリアにとってその香りは拷問と言ってもいい。
「ミリィはどれにする?」
美味しそうなケーキがキレイに並んだガラスケースを見ながら、ディアッカが無邪気に聞いてくる。ひとの気も知らないで……。
「私はレアチーズケーキにする」
「あ、うまそう、あとは?」
「それだけよ」
「1個しか食べないの?」
「そうよ」
「ふ〜ん。じゃ俺は、イチゴショートとミルフィーユ、それからモンブラン、あとチョコレートケーキ」
「ちょっと、そんなに一人で食べられるの?」
そう言うミリアリアにディアッカはいたずらっぽい目つきで言った。
「もちろん、ミリィも手伝ってくれるだろ?」
(私の好きなケーキばっかり頼むと思ったら、やっぱりそうきたわね)
「ぜえったい手伝わない」
「ダイエットなんて必要ないって。ミリィはも少しふっくらした方がいいよ。その方が俺の好み、ってぇ」
ディアッカが言い終わる前にミリアリアはその腕を思い切りつねっていた。店員の女の子にくすくすと笑われ、ミリアリアはばつが悪くなりディアッカを睨んだ。
(もう〜、恥ずかしいわね)
ディアッカは全く気にする様子がない。

「ありがとうございました〜」
店の外に出たミリアリアはさっきの話を蒸し返す。
「言っとくけど、私は協力しないわよ。ケーキ食べるの。だいたいディアッカと違って私は太りやすいんだからっ」
ディアッカは頬を膨らませるミリアリアを楽しげに見つめながらいった。
「だったら二人で一緒にジョギングでもする?」
「ジョギング?ああ……。それもいいわね」
ミリアリアはディアッカと二人並んで走るところを想像した。それは結構楽しそうに思えた。
そしてディアッカは……。ジョギングウェアを着たミリアリアのまぶしい肢体を思い浮かべ、悦に入っていた。
「ミリィ、早速ジョギングウェアを買いに行こうぜ。俺が可愛いのを選んでやるからさ」
「あらかじめ言っておくけど、セクシーなデザインは不可よ」
「ええ〜!?」
(なんてわかりやすい人なのかしら)
「あたり前でしょ」
ディアッカは少し考えて言った。
「ジョギングはやめて、水泳にしようか」
ミリアリアはがっくりと肩を落とした。
「考えとくわ」
ミリアリアは一人でフィットネスジムに入会しようと決めた。


たぶんコーディネーターは遺伝子操作で太らない体になっていると思います。甘いものを食べてもニキビも出来ないのではないでしょうか。羨ましいです。でもそんなコーディネーターと結婚したら、日々努力が必要できっと大変でしょうね。
No.35 2005年01月26日 (水) 21時55分

 

副業。
福島千鶴 [ Home ] [ Mail ]
「その件に関しては別口でファイル送っといたから。例の会合は日程変更無しらしいし、一挙に抑えちゃえば?」

ディアッカは肩口で押さえたハンディホンを落とさないよう、一度身じろぎした。両手は塞がっているので顎と肩の力だけで保持しなくてはならない。結構疲れる。

「そんなの予想の範囲だろー。何のための特警だよ。特別警備隊なんて今時戦隊ヒーローでも無いような仰々しい名前付けてんだ。重火器のひとつやふたつ、動かせなくてどうするよお前。上にはイザークが話しつけんだろ。マスコミは俺が抑えてやるよ、そんなん分ってたんだろうがびびってんじゃねーよ」

電話の向こうの相手は何事かぶつぶつと言い訳めいたことを口にしたが、ディアッカは聞いていなかった。手にしたものに意識を集中する。ここが大事なところだ。これまでの苦労や下準備が報われるか無駄になるか、全てがこのポイントにかかっている。慎重に事を運ばなくてはならない。

「だーかーらー、いいからやっちまえってば。違法だあ?そんなん黙ってればバレねえだろ?ったく勉強できても頭悪いヤツはしょうがねえなあ」

ディアッカが苛立たしげに手にした物体・・・お玉を振って余分な泡を飛ばした時。
ピンポーン、とドアのチャイムが鳴った。

「あ、うちの奥さん帰ってきたから切るぞ。いい加減引退した人間に頼るのやめろよな、まあ俺に取っちゃいいバイトだけどさ。じゃな、しっかりやれよ」

有無を言わさず電話を切ると、ディアッカは「はいはーい」と脱いだピンクのエプロンで手を拭きながら、玄関へと小走りに向かった。

「ただいまあ。寒かった〜」
「お帰りミリィ。うわー、こんなに冷えちゃって、お疲れ様」

ぎゅーっとくるむように抱きしめると、あったかあい、とミリアリアはとろけそうに目を閉じた。

「いい匂い。今日のご飯はなに?」
「今日は特製茶碗蒸し。もうねえ、出汁の取り方と蒸し加減にこだわって、我ながら最高」
「きゃー、美味しそう!すぐ着替えてくるね。あ、今日はなんか変わったこと無かった?」

ディアッカはにっこりと笑った。

「全然?事件なんてなーんにも無い、いたって平穏な一日でした」


**********

奥さんがお外で働いている間、ディアッカさんが主夫してて、その合間にこっそり裏の仕事などやって稼いでるといいなあという、妄想にも程があるネタです。すみません。
それこそ戦隊ヒーローとか変身物みたいに(笑)
No.34 2005年01月24日 (月) 02時33分

 

バトル!
福島千鶴 [ Home ] [ Mail ]
やや強めの向かい風が冷たい中、ふたりは歩いていた。
10分前は他愛もない話題で盛り上っていたが、わざとらしい会話も途絶え今は無言。互いに互いを窺いながら、何食わぬ顔で歩を進める。
ふと、ディアッカがその歩幅をわずかに広げた。
横目でそれに気付いたミリアリアは、ぐっと奥歯を噛み締めて足を前に出すピッチを上げる。
わずかに前に出たミリアリアの横から、ぬっとディアッカがまた一歩前に出た。

「あら、どうしたの?何急いでんのかしら」
「ミリィこそ、そんなに一生懸命歩いてどうしたの?」
「なんでも、ない、わよ?」
「息切れてんぞ」
「なんの話かしらほらこの通り息切れなんかまったくしてないですけどどこをどう見たらそんな」

言葉の途中で、しばし無言で下を向くミリアリアを呆れ顔で見遣ると、ディアッカは少し速度を緩めた。さすがに隠れて必死に息を整えるそのど根性には頭が下がる、というか気の毒な気がして。

目の前の角が最終コーナー。曲がった瞬間が勝負だ。
と思った時。
てっきりまだ呼吸を整えていると思ったミリアリアが、いきなりダッシュした。

「あ!」
「先手必勝!」
「くそっ、卑怯な手を」

そうすると気の毒だとか思わせたのも彼女の作戦のうちなんだろうか。まんまと気を緩め速度を落としてしまっていたディアッカは、スタートに完全に出遅れた。
とはいえ男と女、コーディネイターとナチュラル。
負けるわけにはいかない。
自慢の快足にものを言わせて、ぐんぐんと追い上げる。ミリアリアの背中は確実に近くなるが、ゴールのガラス扉もすぐそこだ。追いつくのが早いか、辿り着くのが早いか、微妙なところだ。内心の焦りが無駄な力となり、さらに速度の邪魔をする。

目指す大きな自動ドアから出てきた人が、ぎょっとして脇にどいた。開いたままだから目指すゴールまで、トップスピードで減速せずにいける。
すぐ手の届く目の前の、ミリアリアがゴールへ手を伸ばした。ちくしょう、とディアッカも負けじと手を伸ばす。ゴール、緑色のつや消しのプラスチックの、そのタワーのように積み重ねられた…買い物カゴ。

「うっしゃああ、とったあぁーっ!!」
「ああああっ、やだーっ負けたー!」

がっくりとカゴの山にもたれかかって荒い息を吐きながら、ミリアリアが心底悔しそうに叫ぶ。こちらもやや息の切れた(しかしそれを面に出す事なんかあり得ない)ディアッカは高々とカゴを突き上げた。

「さって、買い物しようか」
「もう!自分の買い物でもあるんだからあたしもカゴ持つって言ってんのに!」
「だめー。重い物持つのは旦那さんの役割です」
「そういうの甘やかしてるって言うのよ。ちょっといいからたまにはあたしが持つから!」
「ミリィ、足速くなったよね」
「話そらしたー!」


**********


ミリアリア、ダイエットいらず。しっかし迷惑なお客さんだなあ。
元ネタは頂き物です。元ネタ提供の方、挙手してください(笑)

No.33 2005年01月23日 (日) 21時40分

 

新車を買いに行きました。
福島千鶴 [ Home ] [ Mail ]
日曜日、家族連れで賑わうディーラーにて。

「これとか、よくない?」
「ええっ?少し大きすぎない?こっちの方がいいと思うけど。あたしも運転したいし、すっきりしててかっこいいと思うけどなあ」
「いーや、俺はこっちのワンボックスがいい!」
「なんで?」
「だってこれ8人乗りだろ。俺、大家族がいいんだもん。みんなで車乗って出かけんの夢なんだよなー」
「はち、って…子供何人いるのよそれ?!」
「んー?たっくさん!」
「もう…」

もうすでに、賑やかなお出かけ風景が目に脳裏に浮かんでいるのだろう。ディアッカの顔には満面の笑み。
こんなに楽しそうな顔をされては仕方がない。
ミリアリアは苦笑交じりに溜息をついた。

「しょうがないわねえ。ディアッカも協力してよ?」
「・・・・・・」
「えっ?」

まじまじとディアッカは(ついでにすぐ後ろでかしこまっていた店員は)ミリアリアの顔を覗きこみ。
ぶっはーと旦那様の爆笑が店内に響いた。

「ミリアリアだいたーん!喜んで協力してやるよ!」
「は?え?あ・・・あああーっ!!」

自分の発言を顧みて、ミリアリアはふいに真っ赤になった。

「ちがうちがうちがう!!そうじゃなくて、子供多いと手がかかって大変だから、お風呂に入れたりとか面倒みたりとか!!」
「なんならさっさと協力始めようか〜?あ、この車下さい、キャッシュで」
「違うってば!もう、わかってるくせになんでそんな意地悪言うのよ!」
「えー、なんのことー?俺は、ミリィに求められてるなあって実感できてシアワセ…」
「気持ち悪いポーズ取らないでよ!」


「ま、まあうちはキラとかカガリとかみんないっぱい遊びに来るから車大きくてもいいわよねっ!」
「ミリィ、真っ赤。なに?想像しちゃった?」
「うるさいうるさいうるさーい!!」


***********

ア○ンザワゴンとかいいなあとか思ってたんですが、そういうわけでエ○グランドになったらしいです。
No.32 2005年01月23日 (日) 00時39分

 

永遠なれ万年新婚夫婦
洋梨子 [ Home ] [ Mail ]
「ディアッカ、今日のお夕飯ハンバーグにするからね」

朝、出勤前に愛する妻にそう言われ、俺は正直ちょっと戸惑った。

「え・・・そりゃミリィの作ってくれるものなら何でもいいけど、何でまたハンバーグ?」

そう言ったとたん、ミリィの顔ががっかりしたような感じになる。
何だ?俺は何か言ってはいけないことを言ってしまったのか?

「み、ミリィさん?」
「・・・ってたから」
「え?」
「こないだ料理番組見て『このハンバーグ旨そう、ちょっと食べたいかも』って言ってたから」

ミリィの顔が今度は見る見るうちに赤くなっていく。

「もしかして、それだけの為に作ってくれるって?」
「・・・・・・プロの味には、敵わないかもだけどっ」

ぷいっとそっぽを向くミリィに、あっという間に自分の頬が緩むのが分かった。

「っきゃぁ!ディアッカ!?」

突然の抱擁に当然の事ながらミリィはうろたえる。
そんな極当たり前の事すら、俺には愛しくてしようがない。
・・・ああ、もう。

この愛しい生き物をどうしてくれよう。

「今日、仕事休もっかなぁ」
「!・・・っばか!!」

思いっきり頬をつねりあげられて、追い出されるようにして家を出た。しかたがない。今日は真面目に出勤するか。・・・でも、分かってないな、ミリアリア。我慢はした分だけ、あとがスゴイってこと。

* * *
そんな二人は早結婚3年目(笑)
いつでもどこでも新婚さんってことでご勘弁を・・・。
と、糖度が足りない、ですか?(汗)
No.30 2005年01月15日 (土) 22時29分

 




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