棋戦?24R戦(早?2) 先手?...... - 【将棋】級位者用棋譜診断Ｐａｒｔ．２ [53]

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[ No.37 ] 投稿者： 2015年06月09日 (火) 20時00分

棋戦：24R戦(早指2)
先手：Sandwich 10級
後手：相手 10級

▲５六歩 △８四歩 ▲７六歩 △８五歩 ▲７七角 △３二金
▲８八飛 △３四歩 ▲６八銀 △７七角成 ▲同　桂 △２二銀
▲４八玉 △６二銀 ▲３八玉 △３三銀 ▲２八玉 △１四歩
▲１六歩 △６四歩 ▲５七銀 △６三銀 ▲６六銀 △４二玉
▲３八銀 △７四歩 ▲４六歩 △７三桂 ▲４七銀 △３一玉
▲３八金 △２二玉 ▲８九飛 △９四歩 ▲９六歩 △５二金
▲６八金 △４四歩 ▲５五歩 △４三金右 ▲５六角 △６五桂
▲同　桂 △同　歩 ▲同　銀 △５四歩 ▲同　銀 △同　銀
▲同　歩 △５二飛 ▲６三銀 △５一飛 ▲７四角 △６一飛
▲５二銀不成△６四飛 ▲４三銀不成△７四飛 ▲５三歩成 △３一金
▲２五桂 △３五桂 ▲４二と △同　銀 ▲同銀不成 △同　金
▲５一銀 △３二金 ▲５九飛 △５四歩 ▲６五金 △７一飛
▲５四飛 △４三角 ▲５三飛成 △５二銀 ▲６二龍 △７六飛
▲７七歩 △４七桂成 ▲同　金 △６五角 ▲同　龍 △７一飛
▲６二龍 △６一金 ▲８二龍 △９三角

まで88手で後手の勝ち

現在は、9級に復帰しました。最近までは、不定期に指していましたが、
対局数の調整のため、今は指す曜日などを決めて指しています。

この将棋は、早指2で指しました。時間の余裕があるときは、15分で指すこともあります。
やっぱり、診断士さんの仰せの通り、比較的長い将棋を指さないと、一手一手の質が
向上しないような感じがします。

本譜は、先手中飛車を指そうと思いました。簡単に穴熊に組ませないためです。
相手が飛車先を伸ばしてきたので、向かい飛車にしました。

細かいところはありますが、大雑把に、検討したことを書きます。
62手目で▲3二金か▲3六銀と指すべきでした。後手の△3五桂に焦ったためですが、
喰らいつく将棋は、攻めの手がかりを残さなくてはいけませんでした。73手目が
おそらく敗着で ▲6二銀成△8一飛▲3六銀△9二角で難解な終盤になったと思います。

途中までは上手くいっていると思っていましたが、63手目でミスが出てから、
先手にとっては指し手が難しい将棋になりました。そこからの後手の指しまわしが素晴らしく、
攻めを完全に見切られていました。最後までリードを保ったまま勝ちきるのは、
難しいことだと痛感させられました。
　診断士さんには、優勢になったときに、どういう指し方が良かったのかをお伺いしたいです。
また、序・中盤の構想の評価もお願いをしたいです。
　よろしくお願いします。

[ No.38 ] 【ご質問しまぁす。】 投稿者： とある診断士 2015年06月09日 (火) 20時53分

　(⌒)　　　う～～～ん…　　　　'⌒)
　　ヽ．　　,､ ─‐ ''ニZＺ丶､　　 /´
　　　　　／´￣　　、､､､　ヽｋ-､‘
　　　　/ ,イ　//∧ ｌﾊヽヽヽ}⊥｝_ 　　　　【ご質問しまぁす。】
　　r‐ｲ / / ﾊ {_{　川_ﾅT廾ﾉ､ヽヽ｀ヽ　　
　ヾｧ｛ {　{_{´ヽヽ　　 ● ）j! ｀K´ 　 ! 　　[ No.37 ] ： Sandwich 殿
　　/ ハヽ.ハ（ (● 　　 '''　レﾍヽ　 } 　　
　　ｿヽｲ＾iヽ_ゝ.'''　　　,.　　ﾉ∟ﾊ　i　ﾉ　＞62手目で▲3二金か▲3六銀と指すべきでした。後手の△3五桂に焦った…
　　{　l ∟!　　｀ｰ‐-rへ(´　　　 V∨ 　とありますが、これは63手目の先手の対応についてでよろしいでしょうか？
　　ヽヽヽ　　＿,ノ{ヽ　ヨiヽ､＿ .　　　　
　　　＼ﾊト　ｆ＼　 {. }　「ﾉ　／l. 　　　
　　　　　　　ｌ　｀ｰ仁二}‐ '´　 l

[ No.39 ] 投稿者： Sandwich 2015年06月10日 (水) 19時39分

失礼しました。
62手目の△3五桂に対する63手目の応手について書いているつもりでした。「62手目の局面では…」とか「63手目は…」と書いた方が分かりやすかったですね。

[ No.40 ] ご依頼分を受け付けました。 投稿者： とある診断士 2015年06月10日 (水) 21時53分

　　　　　　　　　　ヘ＿_
　　　　　　　　＿_/: :/: : : }
　　　　　　＿廴:/: : :-========ミ
　　　　 }_:_: ／／: : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　／: :ｲ: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　＼//: : | : : : ／: : : :l: : :|: : :l:| 　　
　　　　　 =V : :|: :／　/: : :/ ＼|: : :|=　　 >>37、39 Sandwich 殿
　　　　　　 |　|: : :|x==ミ': :／x==ミ: : :|　| 　
　　　　　乂|: : :|　／:／＿　　 |: : :|.ノ　　ご回答ありがとうございます。
　　　　　　 |: : :|彡　 |　　|　　 |: : :|.′　ご依頼分を受付ますた。
　　　　　　 |: : :ト　　　ゝ.ノ． .ィ|: : :|. 　　診断結果のうっｐまで
　　　　　　 |: : :|　l:_: 斧ZZ壬.　|: : :|.　　　少々お待ち下さい。
　　　　　　 |: : :| / 天====天ヽ|: : :|

[ No.41 ] 表記ミスの訂正をします 投稿者： Sandwich 2015年06月11日 (木) 21時41分

▲3二金は▲4二金の間違いでした。
>>40 有り難うございます。

[ No.42 ] >>37　棋譜診断の結果 投稿者： とある診断士 2015年06月11日 (木) 23時03分

>>37　　　　　　　　　　　　　　　　先手：Sandwich 10級殿

■本譜は『角交換向飛車』の内容ですね。

△３二金(6)甘い手。先手が居飛車で戦うなら２筋を守る意味で有効ですが、振り飛車にした場合、
　　あとの駒組みが限定されるので面白くないところです。その為△３四歩と角道を通すかor
　　△６二銀と自陣の整備。一歩譲って△７二銀からの棒銀模様等で各々一局です。
▲８八飛(7)作戦の岐路。△８五歩を咎めるため「向飛車」を選択。ココでは初志貫徹の▲５八飛
　　と「中飛車」にするのも有力候補です。また居飛車の方針ならば▲８八銀や▲２六歩等もあり、
　　どれを選択しても各々一局ですね。
▲６八銀(9)以前でしたら▲６六歩と角道を止めるのが当たり前でしたが、最近では積極的に動く
　　「角交換振り飛車」で迎え撃つ作戦。現代では考え方に柔軟性がで出てきましたね。
△１四歩(18)穴熊への打診。
▲１六歩(19)作戦の岐路。▲３八銀の片美濃囲い。穴熊を目指すなら▲１八香や▲３八金等も一局。
▲５七銀(21)攻勢重視の駒組みを優先させ▲６六銀型を目指す。ココでは他に▲３八銀や▲６六歩。
　　一歩譲っての▲７八金がよくある駒組みです。
▲４六歩(27)あくまで攻勢重視で行くなら▲８九飛～▲６八金と左辺の形を決めて駒組みを進める
　　のが角交換振り飛車でよくある展開です。　　（－－；）ｳ～ﾝ
▲５五歩(39)欲張った手。５筋の天王山を征するのは局面をリードする上で重要です。ですが、
　　次に▲５九飛と回ると直ぐに△８六歩の仕掛けがイヤミ。また飛ではなく▲５六銀と位を確保
　　した場合は玉型が薄くなる為面白くない所です。そのような訳で感覚的には▲３六歩と突き、
　　その後▲３七桂と跳ねる展開へ持ち込み、いつでも仕掛ける事が出来る様、攻勢重視を優先
　　させたいですね。
▲５六角(41)疑問手。　（´・ω・｀）ｼｮﾎﾞ～ﾝ　一見急所の角に見えますが、△５四歩と角頭を
　　狙われると厳しい状況です。なので同じ角打ちでも▲５一角と敵陣深くの搦め手で迫りたい所。
　　以下△７二飛(△８三飛は▲６二角成。△８四角は▲８六歩が二の矢の攻め)▲８五桂△同桂
　　▲８四角成で一局です。
△６五桂(42)疑問手！△５四歩と角頭に狙いを付けたいところ。▲同歩△８四飛(一旦上がるのが
　　ミソ)※▲５五銀△５四金▲同銀△同銀▲６六歩△５五銀▲７八角△６六銀▲５九飛△５七歩
　　で後手指しやすいですね。
　※△５二飛と回るのは▲７五歩の桂頭攻めがあり、以下△９二角▲９五歩(角頭狙い)△７五歩
　　▲９二角成△同香▲７四歩△６五桂(△同銀は▲４一角が更に厳しい)▲４一角で先手ペース。
▲６三銀(51)▲４一銀の割打ちで攪乱したいところです。△５四飛の飛び出しに▲３二銀成△同玉
　　▲６五角と間接王手飛車を行い、且つ手順に後手陣が薄くなるため先手指しやすいですね。
△６一飛(54)疑問手！△７一飛で角を牽制したいところです。
▲５二銀不成(55)飛金両取りが決めり、先手優勢です。

［１／６］　

[ No.43 ] 投稿者： とある診断士 2015年06月11日 (木) 23時05分

▲５三歩成(59)惜しい！「繋ぐ攻め」の手筋なので悪くはないのですが、ココではもう一歩
　　踏み込み▲３二銀成△同玉と後手玉を「死地」へ呼び込んでから▲５三歩成を決めたいところ。
　　チョットした囲い崩しのテクニックですね。　　ｄ（｀・ω・´）
△２五桂(62)受け手ばかりだとジリ貧になる可能性が高いので攻め合いに活路を見いだす考え。
＞62手目で▲3二金か▲3六銀と指すべきでした。後手の△3五桂に焦ったためですが、
＞喰らいつく将棋は、攻めの手がかりを残さなくてはいけませんでした。
　　ご質問の件にて▲４二と(63)以外の手について検討してみました。
　a)▲３二金の場合：△同金▲同銀成△同玉▲４三金△２二玉▲３三桂成△同桂▲同金△同玉と
　　清算後▲２五桂が二の矢。△２二玉の逃げに▲４三と(詰めろ)△２一桂▲５九飛(詰めろ)と
　　遊び駒の飛を手順に活用させ、先手優勢です。
　b)▲３六銀の場合：△６五角▲３三桂成△同桂▲４二銀打△同金▲同とと迫り、こちらも先手
　　優勢となりますね。
＞▲3二金は▲4二金の間違いでした。
…と言う事でｃ）▲４二金を追加で再検討してみました。
　c)▲４二金の場合：△同銀▲同とのあと、△４七桂成(△同金は▲同銀成△３一銀▲３二金で
　　先手優勢)と反撃し、▲３一と(▲同金でも先手優勢)の寄せから△３八成桂▲同玉△６五角
　　▲５六歩△４三角▲２一と△同玉▲３三金と手堅く迫り先手優勢です。

　　…と、以上の事から候補に上げたa)▲３二金、b)▲３六銀、c)▲４二金等はいずれも有力手となり、
　　先手ペースの展開です。結果本譜ではこの手(▲４二と)が敗着級の一手です。　　･ﾟ･(つД`)･ﾟ･　

△４二同金(66)邪魔なと金や銀が消えて後手に楽しみが出てきた状況です。
＞73手目がおそらく敗着で ▲6二銀成△8一飛▲3六銀△9二角で難解な終盤になったと思います。
　　う～ん、そうですねぇ。変化最終手の△９二角の後▲６六歩と角道を止め、△２四歩▲５四飛
　　△２五歩▲５三飛成で悪いながらも何とか勝負型。
　　ですが上記の変化では後手の対応に甘いところがあります。改めて検討すると▲６二銀成以下
　　△８一飛ではなく△７六飛と出るのが上手い手です。▲７七歩の押さえに対し、△７三飛と
　　三段目に利きを入れるのがミソ。この後▲３六銀と上がり△９二角▲６六歩△２四歩▲５四飛
　　△２五歩▲５一飛成と竜は作られますが、一段目と三段目の違いが大きく影響してきます。
　　同じような展開に見えますが、違いとして後手の持ち駒に「歩」が有る事。飛の利きが一段目
　　ではなく三段目に利いている点が大きい事が上げられます。
△５二銀(76)手堅くガチ～リと受けて後手ペースの展開ですね。
△６五角(82)疑問手！ココは仕方がないかなぁ．．．
　　△８四角と攻防の角で対応したいところ。▲６六歩※△６二角▲同銀不成△４九飛▲５八角
　　△３九銀▲１八玉△６五角(詰めろ)で後手勝勢です。
　※▲６四竜と逃げるのは△３九銀の王手から▲１八玉△３八銀(詰めろ)▲８四竜△６五角
　　(詰めろ)で後手勝勢です。
▲８二竜(87)惜しい！▲７一竜のおながいで勝負したいところです。△同金▲２六桂△４三銀打
　　(△４三銀は▲４一角の詰めろ有り)▲５三歩で勝負型ですね。　　ｄ（｀・ω・´）

△９三角(88)以降は▲同竜△同香と清算し、▲６六角△４三銀打▲３六桂△５五歩で難解ながらも
　　勝負型となりあとは指運次第の展開。その為、ココではもう少し指し継いで欲しかったですね。

［２／６］　

[ No.44 ] 投稿者： とある診断士 2015年06月11日 (木) 23時07分

・序盤の駒組みにおいて先手・後手共に大きなミスが無いので良く研究されていますね。
　ですが、▲５五歩(39)の欲張った手から▲５六角(41)の構想が、個人的には違和感がある駒組み
　に映ります。ココは解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。

・中盤の攻防戦において主な指摘事項を抜粋しておきましたので、解説を参考にもう一度再検討
　しておいて下さい。
・▲６三銀(51)では▲４一銀の割打ちで攪乱したい。
・▲５三歩成(59)では▲３二銀成△同玉の交換を入れ、「死地」へと呼び込んでから▲５三歩成を
　決めたい。
・ご質問の件にて▲４二と(63)に換えて▲３二金や▲３六銀について検討してみましたので確認
　しておいて下さい。
・▲５四飛(73)では仰る通り▲６二銀成からの変化で勝負でしたね。

・終盤の寄せにおいて主な指摘事項を抜粋しておきましたので、解説を参考にもう一度再検討
　しておいて下さい。
・▲８二竜(87)では▲７一竜のおながいで勝負。
・最終△９三角(88)以降は▲同竜△同香と清算してもう少し指し継いで欲しかったですね。

・全体的に診て思った事は序盤の▲５五歩～▲５六角の構想は有りそうな感じですが、個人的には
　後手から直ぐに△５四歩の反発が強く感じられるため指しすぎ感が有ります。その為もう少し
　工夫が欲しい感じです。中盤の攻防戦はもたついた印象が拭えない感じでした。特に▲６三銀(51)
　や▲５三歩成(59)はチョットした事ですが見逃したのは大きく思えます。あとは▲４二と(63)と
　▲５四飛の修正案の指摘は良い考えですね。終盤は投了以降、まだ指せる状況でしたので、
　解説を参考にもう一度再検討しておいて下さい。　次回に期待します。
・盤面全体(四香同視)で考えて指すようにしましょう。
・「慌てず！」・「焦らず！」・「即指しせず！」を基本にして指すようにしましょうね。
・棋書にて「角交換振り飛車」をよく読んでおく事をオススメします。

本譜では全体を通して、もう一度再検討してみて下さい。

次回も頑張って下さい。　　ｖ（＾ー＾）　＜　ｶﾞﾝｶﾞﾚ～♪

［３／６］　

[ No.45 ] □■□ 昇級おめでとうございます。アドバイスの追加等 □■□ 投稿者： とある診断士 2015年06月11日 (木) 23時08分

　　　　　　　　□■□ 昇級おめでとうございます。アドバイスの追加等 □■□

＞現在は、9級に復帰しました。最近までは、不定期に指していましたが、
遅くなりましたが、まずは昇級の程おめでとうございます。　　ｍ（＿＿；）ｍ

これで本格的に中級クラスへの仲間入りですね。まだいろいろと判らない事が多く大変かも
知れませんが、一歩一歩前進して取り組むように精進しましょうね！頑張って下さ～い。

＞対局数の調整のため、今は指す曜日などを決めて指しています。
これは良い考えです。毎日指す事も有効ですが、何か連敗が続くとイヤになってしまいます。
ですが１週間に１～３日くらい指す曜日を決めて指せば、指した後直ぐの検討よりも冷却期間
が出来る事で冷静さが戻り、いろいろと知恵(指し手、構想、詰みの有無等)が沸いてくるかと
思います。この事を継続していけば自然と「大局観」が養われていくかと存じます。頑張ってね！

＞この将棋は、早指2で指しました。時間の余裕があるときは、15分で指すこともあります。
＞やっぱり、診断士さんの仰せの通り、比較的長い将棋を指さないと、一手一手の質が
＞向上しないような感じがします。
以前書いたように何か目的があれば早指しも有効(早指し戦の目的意識改革を参照)です。しかし
純粋に「棋力向上を目標」にしているなら仰る通り、一手一手時間をかけた将棋の方が指した後
頭の片隅にしばらく棋譜が残り検討しやすくなります。
これを毎回毎回繰り返す事で少しずつ「大局観」が養われていくので、とても大切な事となります。
千里の道も一歩からです。まさに「継続は力！」頑張って下さ～い。

［４／６］　

[ No.46 ] □■□ ご質問の回答の件 □■□ 投稿者： とある診断士 2015年06月11日 (木) 23時11分

＞診断士さんには、優勢になったときに、どういう指し方が良かったのかをお伺いしたいです。
局面が優勢になった時、すんなり勝勢から勝ち。…という指し方が理想ですが、実質このような
勝ち方は困難です。下記にて簡単にまとめてみましたのでご参考になれば幸いに存じます。

■即指しをしない！
まずは基本として、第一にどんな場合でも「即指しはしない事！」が重要です。たとえ次の一手
が判っていても即指しせずに、数秒呼吸を整えてから指すように心掛けましょう！
対局時は常に冷静さを維持して物事を判断する事が大事ですので、見落としがちなポカを少しでも
減らし、些細な事でも「敗北」に繋がる要因を増やさないよう注意しましょうという戒めですね。

■定跡から外れた時にチャンス有り
次に序盤は出来るだけ定跡に沿った手を優先指せる事が大事です。逆に相手が外した時がチャンス。
定跡から外れると何かある場合が多々ある為、ココは要注意です。相掛かりや相振り飛車のような
力戦模様の展開ならいざ知らず、通常ここで失敗すると逆転する事が難しくなります。有利・不利
を語る前の段階での対応となります。

■形勢が有利な時は局面の単純化、不利な場合は複雑化を狙う
前置きが長くなりました。では本題です。
中・終盤において局面の形勢が少し自分が良さそうだと判断したら、無理をしない事が大事です。
ですが対局中、局面を動かす為どうしても勝負手を放つ場面が出て来ますね。その時における手の
見極めとして形勢判断が出来る場合があります。
俗に言われる「形勢が有利(優勢)の場合は局面の単純(シンプル)化、不利(劣勢)な場合は複雑化」
を心掛ける事で違いの差が出てきます。この事を毎回対局時に実践する事で「大局観」に変化が
出てくるかと思います。ポイントとしては自分が「少し良くなった」と判断する時期の見極めを
いかに早く自覚出来るかどうかという事になりますが、これがなかなか「感覚」・「経験」の差が
モノを言う事になりますので、一概には言えず難しい事ですね。

■相手の手を逆用する
一例ですが、見極めの方法として相手の指し手で形勢判断出来る場合があります。この方法とは
中・終盤の難解な局面において相手が局面のシンプル化を望んできたら、相手が優勢に思っている
場合が多いため逆手に取り、局面の複雑化で対抗する。と共に相手が複雑化を狙ってきたら自分
はシンプル化へと誘導するするといったように、相手の指し方を見ながら判断する事で多少理解
しやすいかと思います。特に勝負手を放ってきた時にその傾向が高いですね。

［５／６］

[ No.47 ] □■□ ご質問の回答の件 □■□ 投稿者： とある診断士 2015年06月11日 (木) 23時13分

■３手の読みの確実性
「３手の読み」は基本です。対局時において基本となる事ですが確実に３手先でも大きな見落としが
ないかどうかを見極めるクセを付けると、ポカが軽減出来ますので精進しましょうね。

■四香同視
あとは過去に繰り返し何度も言ってますが「四香同視」の考えがあります。これは局面を部分図
(ミクロ的)で捉えるのではなく、四隅にある香の位置までを常に確認しながら盤面全体(マクロ的)
で考え、遊び駒は無いか？離れ駒は無いか？詰めろや即詰みに繋がる頓死は無いか？等、
小さなミスを見逃さない様に心掛ける事が大事という考え方です。大変な事ですが今から覚えて
おいて損はありません。一日でも早く取り組み、「大局観」を養いましょう！

…と気になった点をいくつかの項目に分けて記述してみました。多少判りにくい文章となり申し訳
ありませんが、何か一つでもご参考になれば幸いに存じます。

次回も頑張って下さい。　　ｖ（＾ー＾）　＜　ｶﾞﾝｶﾞﾚ～♪

［６／６］　

[ No.48 ] 投稿者： Sandwich 2015年06月13日 (土) 11時41分

診断士さん、有難うございます。

投了図はまだ続いたのですね。もう駄目だと思っていました。玉形の差が大きいので、飛車を渡すと寄りそうな気がしていたからです。▲6六角と打って厳しいながら、粘れましたか。
59手目の▲5三歩成の前に、▲3二銀成を入れる方が勝っていました。ご指摘を受けるまで気づきませんでした。この見落としは大きかったです。
やっぱり、63手目の▲4二とは大悪手でした。ここで正確に指していれば局面がはっきりしていたみたいですね。
87手目で▲7一竜は感触が悪いので考える気になれませんでしたが、勝負をするなら、これしか残っていなかったようですね。短時間では、他の変化との比較がどれくらい行えるか分かりませんが……。

本譜の解説だけでなく、アドバイスまで丁寧にしてくださって、満足をしています。
アドバイスは納得の出来るところが多かったです。
　棋力は伸び悩んでいる時期ですが、1ランク2ランクUPを狙って、少しずつ邁進をしたいと思います。

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