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東京ゼップ、狂乱の2日間!! 09.06.02
しかし、なんでやすねえ。 世間つうのは、面白れえもんでごぜえやす。 俺らのような半端モンにも、 熱い拍手で迎えてくださる心意気。 舞台の裏で、皆々様のお拍手に グッと涙の男泣き。
みなぎる情熱っつうもんでごぜえましょうか? 渾身の熱い応援をしてくださる皆々様の 心根の深さ、懐の深さに深い感謝の念が わいてめえりやす。
こんな渡世に生きておりやすと、 しばしば意地汚い人間の本性のようなモンに 出くわす事もあるもんですが、 こういう一面を見せつけられやすと、 人間もまんざらじゃねえな・・・と まぶたの裏に薄らとぬれるモンが こみ上げてめえりやす。
江戸は東京、埋め立て地、 ほんの昔は「人捨て場」と呼ばれた、 アッシらの世界じゃあ、ヤった奴を ゴミと一緒に埋め立てる、 不吉な場所として有名だった、あの場所が、 こんなにも、感動を呼ぶ場所に 生まれ変わるってえコトを、 今回だけは思い知らされやした。
あっしらのような家業は、 みなさんがたのように、 全うな生き方の許されねえ、 厳しい世渡りでごぜえやすが、 今回ばかりは、甘いひと時を 過ごさせていただきやした。 まことに、おありがとうごぜえやす!
おっと、自己紹介が遅れやしたが、 アッシは、ただいま、石井竜也・親分の ボデーガードっちゅうもんを させていただいておりやす、 生まれは土佐のど田舎で、親も子もない流れ者、 毒の味しか解らねえ、天涯孤独の独り者、 流れ流れて関東の、親分衆に気に入られ、 一度は入った仁侠道、心改め人の道、 歩いて3年数ヶ月。
『土佐の竜二』というケチな男でごぜえやす。
石井親分の心根にほれて、 たたいた玄関、土下座して、 七七三七・三七三、仁義を切って 入門させていただいた、つまらねえツラの はぐれモンでごぜえやす。
以後、お見知りおきをお願い申します。 ああ、世間じゃあ、嫌われ者のこの命、 捨てたところでなんぼでいくら、 泣いてもらえる当てはなし、恋も短いあれ放題、 やってられないドブ仕事、それでも生きていくのなら、 修羅の地獄とおつきあい。 命知らずの家業でごぜえやす。 隠したドスの重さゆえ、ハジキに心は売りやせん。 弾をよければ、ドスがくる。 命の限り、石井の親分を守り抜く覚悟でごぜえやす! 関東衆のみなさん、本当にありがとうごぜえやした。 また、追加の興行もあるという事で、 アッシらもファンの皆様方をお守りすべく、 必至の阿修羅に成り下がり、 お命お守り、申し上げます。
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By H美
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(733)/2009年06月03日 (水) 10時07分 |
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