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一段落して思うこと。 09.06.17
今回の『シャンデリア・スキャンダル』の 二つのメニューは、いろいろな仕掛けや、 楽しい企画をできるだけ端的にしかも、 観客の意表をつくように配置し、 なおかつ自分たちのテンションも だんだんあがっていくように、作られていました。
・・・というより、そう作り上げていったつもりです。 だから、みている人たちのテンションは、 後半にいくに従って、自分でコントロールできないくらい、 ワクワク盛り上がっていったと思います。
でも、これは「まんまと、石井の策略にはまった」と いうようなことではありません。 ショーとして当然の対策であって、 決して、目新しい事柄など、狙っていた訳ではないのです。 結果的に『社交ディスコ』とか、 『裁判劇』や『インチキ・オークション』などに支えられて、 なにかインテリジェンスあふれる笑いが 底上げしてくれた結果なのです。
だから、まだまだ俺としては、満足のいく、 内容ではなかったのです。 もっともっと皆さんに楽しんでほしかった。 まあ、そんなことを言っていたら、 いくつ体があっても足りないくらいのことに なっていってしまうんですがね。
だから、総合的にはこれが今の俺の最高の力なのでしょう。 こういうと、ずいぶんと厳しく自分を評価しているように、 思うかもしれませんが、父親の他界や、 ほかの大きな仕事の同時進行の今の俺の状態での 最高のことはやりきったつもりではいるのです。 なにせ、米米CLUBの活動が活発化していく中での たった個人のソロの活動は皆さんが考えるほど、 小さいプレッシャーではないのです。
とはいいつつも、自分自身が作り上げていく世界観には ある一定の自信は持っているつもりですけれどね。
自分が関わっていくからには、 絶対に既存のコンサートの景色や、 みたことのない何かが必ず、 皆さんの目の前に広げられていくように 最大限の努力は惜しんではいません。
なんにせよ、大きな山を登りきれた喜びに 今はしばらく浸りたいと思うのですが、 次なる企画は容赦なくこの細くなった肩に 重くのしかかってきています。 そいつらと戦う日々を今は早くも送っています。
いくら、アイデアやインスピレーションを出しても 足りない状態は、いやが上にも、どんどん自分を 追いつめていくものです。
焦りと、プライド、自分への信頼。 そして何より、みた人たちの感動や、笑顔を求めて、 今日も深夜の「自分の限界との戦い」は 続いているのですよ。
・・・ま、そんなたいしたものじゃないんですがね。 苦しむということは、意外にも、 なれると楽しいもんです。 快感なんかもあったりして・・・俺はマゾか?と 自問自答しながら、ペンを走らせている訳です。
まあ、要するに、皆さんの笑顔がみたくて しょうがないんでしょうね。
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By H美
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(743)/2009年06月17日 (水) 21時55分 |
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