故中島らも氏の著書に、西方浄土という愉快な本がありました。
もちろん、らも氏の著書には必ず出てきます! ・世にも不思議なアジアコーヒー玉造店 ・不思議な飲み物ネーポン ・露店のキャベツ焼き屋のシングル、ダブル、サブル? これらの お話しは有名なのですが
その著書の中に売れないアイデアマンというお話しがあります。
らも氏のオフィスに、ある人物がやってくるのです。
その人物は、自称アイデアマンで、オフィスに来るたびに
妙な物をもってくるのだそうです。
例えば、ジャンボタニシや妙なキノコを持ってきては、 ”これを自衛隊の給仕部”へ売ってくるので、それまで これを預かっててほしいといい、オフィスを後にするそうです。
それからというもの何の音沙汰もなく・・・ 売れたのかどうか?全く何の知らせがないままに時が過ぎ・・・
みんなが忘れた頃に、また新たな妙な物を持って現れては ”これを自衛隊の給仕部”へ売ってくるので、それまで これを預かっててほしいといい、オフィスを後にするそうです。
結局、このアイデアマン・・・ アイデアをあれこれ発想はするのでしょうが 肝心な売り込みになると、他人任せというか・・・ らも氏に。口コミや著書などて宣伝してほしかったのでしょう。
でも、らも氏はそんなこと、全然気づかず、 ただ単に、笑かしに来てくれていると思っていたのでしょうね。
その妙なタニシやキノコは オフィスの 冷蔵庫でカラッカラに乾いてしまい ゴミとして捨てられたそうな・・・。
そのアイデアマン、きっと自分で売り込み活動など絶対してませんね。 ほんと、こういう人たちって居てますわ。
ポコこぼまめたろう [484] 04/11/(水) 08:32:25
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