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国歌 「君が代」 (355)
日時:2012年08月12日 (日) 06時48分
名前:伝統

今日8月12日は、【君が代記念日】。

1893年(明治26年)のこの日、文部省が小学校の祝祭日の儀式用唱歌として公示。
「君が代」は「古今集」の読み人知らずの和歌にイギリス軍楽隊長フェントンが曲を作り
歌っていたが、メロディと歌詞が一致していないという理由で宮内庁雅楽課の林広守が
現在の曲を製作しました。


(1)youtube~日本国国歌「君が代(Kimigayo)」+α
    → http://www.youtube.com/watch?v=Ya9iPEa9ucc

(2)youtube~国歌独唱/第82回選抜高校野球大会
    → http://www.youtube.com/watch?v=_ORh8TKxsMU&feature=related
   この野々村綾乃さんの素晴らしい歌声に魂が澄まされる感じが致します。


・・・・・

    *メルマガ「大和うるわし」(2012.8.5/2012.8.11)より

☆オリンピックと日本文化(2012年8月5日)

  やはり、日本人に生まれたからには、日本語を話し、箸を使って食事をし、
  ご飯を食べ、畳に靴を脱いで座り・・・日本人としての姿を大切にしたいのです。

  日本人が日本人らしくいることで誇りを持つことができます。
  国際化とは決して日本人が外国人に近付くことではなく、
  日本人がより日本人らしくなることではないかと思います。

  祖国の伝統や文化を忘れた民族は世界からも尊敬されないのです。

  ロンドンオリンピックで金メダルを取り、「君が代」が流れた時、
  思わず口ずさみます。

  そして、この和歌(やまとうた)こそ日本人の心根を感じるのです。
  日本人が日本人になるには、やはり「日本のことば」は必要なのです。


  「君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」


  何とも深い和歌です。

  さざれ石(小さな努力)が積み重なり、大きな巌(金メダル)となりました。
  しかし、これで満足することなく、まだまだ精進しなさい(苔のむすまで)。

  日本人(君が代)は、これまでもそしてこれからも永遠に(千代に八千代に)
  このことを忘れない民族です。


☆ロンドンオリンピックと甲子園・・・一発勝負(2012年8月11日)

  試合をライブで見ていると、「流れ」を感じます。
  見えないのですが、「流れ」は確かにそこにあるのです。

  そしてその流れが一気に変わる瞬間があります。
  「勝利の女神」とよく言われますが、その瞬間は実力を越えた「ちから」がでるのです。

  「最後まで何が起こるのかわからない」のが人生ですが、
  考えてみれば、毎日毎日、そして一瞬一瞬が、「一発勝負」の人生です。
  そして、「毎日が一発勝負である」ことに気づいた時に、「流れ」が見えてきます。

  「流れ」を感じたら・・・引き寄せるにはどうしたらいいのだろう・・・と考えます。

  その結果、流れを引き寄せる、見えない力を味方にする・・・やはり、一発勝負にかける
  「思い」と、その為の「日々の積み重ね」が大切だということがわかります。

  前回、「君が代」考・・・をお伝えしましたが、
  日本の神様は流れを引き寄せることの大切さを、和歌(やまとうた)にして
  日本人に伝えようとしているのではないのでしょうか。

  そして・・・今も「勝利の女神」はどちらにつこうか、
  私たちを見ているように感じるのです。

  ロンドンも、甲子園もまだまだ熱いです。

       <感謝合掌 平成24年8月12日 頓首再拝>

「君が代」の歴史 (746)
日時:2012年08月25日 (土) 04時51分
名前:伝統


(1)「君が代」の成り立ち

  ①今から千数十年ほど前、延喜五年に出た歌集「古今和歌集」の巻7、賀歌の初めに
   「題しらず」「読み人知らず」として載っているのが初めです。

   『わがきみは千代にやちよにさざれいしのいはほとなりてこけのむすまで』(巻七、三四三)

   その後、新撰和歌集にも、和漢朗詠集にも、その他数々の歌集にも載せられました。

  ②また、神様のお祭りにも、仏様の供養にも、酒宴の席でも、
   そして、盲目の乙女の物乞いにも歌われました。

  ③これに曲がつけられたのは、明治2年10月ごろ、当時横浜の英国公使館を護衛するために、
   日本に来ていたイギリス歩兵隊の軍楽長、ジョン・ウィリアム・フェントンが言い出した
   からということです。

   彼は、「儀礼音楽が必要だから、何かふさわしい曲を選んだらどうでしょうか。」
   と、当時薩摩藩の大山巌に進言し、それに基づいて、大山が数人と相談して、
   平素自分が、愛唱している琵琶歌の「蓬莱山」に引用されている「君が代」を選び、
   その作曲をフェントンに頼んだということとなっています。

   しかし、その曲は、日本人の音感にふさわしくないということになりました。

   1880年(明治13年)、宮内省雅樂課に委嘱し、課員数名の中から奥好義の作品が
   選ばれ、一等伶人(雅楽を奏する人)の林広守が補作して、発表されたのがこの曲です。

   これに洋楽の和声をつけたのは、当時教師として日本に滞在していたドイツ人の音楽家
   フランツ・エッケルトです。

   この曲については、次のようなエピソードがあります。

   日本の代表的作曲家山田耕作氏は、若い頃ドイツに留学していました。
   その頃、ドイツの大学の音楽教授たちが、世界の主な国歌について品定めをしました。
   その結果第一位に選ばれたのが日本の「君が代」でした。

(2)「君が代」は明治時代、種々の場面で、編集されたり、編曲されたりしたようです。

   その状況は、以下の動画が参考になります。

  ①<国歌>歴史的「君が代」大全集1
   学唱歌「君が代」、保育唱歌「サザレイシ」、フェントン作曲初代「君が代」

   → http://www.youtube.com/watch?NR=1&feature=fvwp&v=FDRkHOW8j4w

  ②<国歌>歴史的「君が代」大全集2
   「旅順口の進軍(大日本帝国国歌行進曲)」、「君が代行進曲」の二つの行進曲編曲版「君が代」。

   → http://www.youtube.com/watch?v=o-Y2KeYf0I4&feature=fvwrel

  ③<軍歌>君が代行進曲(KIMIGAYO March,歌詞付き)
   日本国国歌「君が代」をアレンジして作られた「君が代行進曲」

   → http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=r2JZjspNyjs


  ④君が代(現代語訳付き)
   → http://www.youtube.com/watch?v=GtDc8NGKYvs&feature=related

       <感謝合掌 平成24年8月25日 頓首再拝>

弥栄 (1705)
日時:2012年09月22日 (土) 04時17分
名前:伝統

「君が代」~ 天皇の御代がいついつまでも

  → http://www.youtube.com/watch?v=KimaJ0kNNtU


(1)「君が代は、千代に八千代に」

   これは、「天皇の御代がいついつまでも」と言うような意味です。
   そして、「日本及び日本国民が、いついつまでも平和で栄えますように」
   という意味にもつながります。

(2)国歌としての「君が代」

   幾百年にわたって、広い地域で多くの先人に歌い継がれてきた「君が代」の和歌が、
   興るべき時に際会して、稀世のメロディを得、世界に認められる儀礼曲となったものです。
   一千年を越す歴史の所産なのです。

(3)「君が代」は平和の歌

   初代の天皇陛下より、代々の天皇陛下は、日本国民を愛し、その幸せと日本国の発展
   とを祈って来られました。それに対し、国民は、天皇様を尊敬し、お慕い申し上げて
   きました。だからこそ、2千年以上もの間、この関係は続いてきたのです。

(4)谷口雅春先生のお言葉より

   「一番神の御愛が完全に現れて我欲もなく国民を幸福にゆたかに生かしてあげたいという
   神様の御心を常に生活に実践し、神様の御心に常に満たされていらっしゃる人は
   天皇陛下の他には実際にないのであります」

  <関連Web:生長の家“愛国本流宣言”掲示板
         ~ 「君が代」についての解説です。ああ、日本人で良かった。 (981)
        → http://bbs7.sekkaku.net/bbs/?id=hikarinomi&mode=res&log=267  >

             <感謝合掌 平成24年9月22日 頓首再拝>

「君が代」をオリンピックで聴いた外国人の反応は? (4275)
日時:2012年12月04日 (火) 04時28分
名前:伝統


   (生長の家“愛国本流宣言”掲示板より)

「君が代」をオリンピックで聴いた外国人の反応は? (508)
日時:2012年08月22日 (水) 19時50分
名前:良いニュース


国威発揚を大いに意識した曲調が多い中、美しく静かな調べを奏でる日本国国歌。
世界一短い国歌ともいわれる、「君が代」をオリンピックで聴いた外国人の反応は?


(1)SUGOI マレーシア

(2)日本は地球上で一番すごい国だよね タイ

(3)素晴らしい。日本ね。世界でベストの国だろう。 スペイン

(4)フランスと日本は相思相愛だー!!! フランス

(5)ニッポンBANZAI XD ドイツ

(6)とってもいい曲ね。エジプトから愛を送るわ エジプト

(7)ワールドカップの時にはじめて聴いたんだけど、
       幽玄で美しくて、とても驚いたんだ。 カナダ

(9)なんていうか、聖歌みたいだね。とても落ち着く 国籍不明

(10)いい曲。日本の文化をよく表してると思う 中国

(11)眠くなっちゃうけど、いい曲だよね クウェート

(12)日本は最高の国歌を持ってるね。
    "繁栄"を静かに、慰撫するように奏でてるんだ。 アメリカ

(13)・ウワー! 嫉妬しちゃうくらい美しい国歌だ ドイツ

(14)いいけど、なんていうか、もうちょっとこう勢いが欲しい……
    でも、落ち着くところがみんな好きなのかな アメリカ

(15)美しい歌詞だ。 香港

(16)ちょっと薄気味悪い感じのする、悲しい歌詞ね アメリカ

(17)なんかこれ聴いてたら泣きそうになった。 シンガポール

(18)これって元は和歌なんだよね。敬意を表するぜ。 アメリカ

(19)最も短い国歌だ! スウェーデン

(20)告別式にでも演奏されそうね アメリカ

(22)日本人って、賢くて、創造的で、仕事熱心で、
    系統だってて、洗練されてて…そんな傾向があるね。
      ちょっとクレイジーだけど、とてもフレンドリーだ。                                            アメリカ

(23)退屈な曲で、もうちょっとで寝そうだったよ。
    あんなかっこいい国なのに、なんでこんな単純で
            退屈な国歌なんだろ…… ルーマニア
             
(24)日本国歌って、アメリカやカナダじゃ人気なのに
           日本じゃそうじゃないんだってなw アメリカ

(25)日本人が世界最高の民族であるように、国歌も最高だ。 インド

(26)シンプルな国旗にシンプルな国歌。 アメリカ

(27)素晴らしい国。素晴らしい経済。素晴らしい人々。素晴らしい国歌。 インド

(28)とても厳粛だ。他の国の軍隊のような調子とは大違いだね。 国籍不明

(29)BANZAI! BANZAI! BANZAI! イギリス

(30)私はトルコ人だけど、世界で一番美しい国歌だと思う トルコ

(31)日本はすげー国だ。でもこれはちょっとないな アメリカ

(32)沢山の人が日本のこと好きなのね! 私たちは日本が好きだー! ポルトガル

(33)愛すべき国歌だ。だけど、これで終わり……? ちょっと短すぎない? サウジアラビア

(34)一流の国家には一流の国歌があるものさ ドイツ

             <感謝合掌 平成24年12月4日 頓首再拝>

国歌の意味 正しく理解 (7924)
日時:2013年04月26日 (金) 04時01分
名前:伝統


       *読売新聞「教育ルネサンス」(平成25年1月29日)より

「市民らよ 武器を取れ 隊列を組め 進め進め 敵の汚れた血で 我らの畑を満たすまで」

電子黒板に映し出されたおどろおどろしい文句。
北海道小清水町立小清水中学校3年の道徳の授業は、この詩の題名を当てることから始まった。

生徒の意見は「戦争の歌」で一致した。
「正解は……フランス国歌」。長野藤夫校長(50)が明かすと、教室に驚きが広がった。

続いて示されたのは3つの国歌。

「我らが血肉で築こう新たな長城を……」(中国)、
「我らに死の覚悟あり……」(イタリア)、
「砲弾が赤く光を放ち……」(アメリカ)。
18~20世紀、独立運動や戦争などで国民を鼓舞したほか、勝利を記念して歌われたものもある。


最後に登場したのが、「君が代」。
生徒たちは、当然のように戦争にまつわる歌と予想したが、
原型が10世紀の古今和歌集の祝いの歌にあり、
11世紀の和漢朗詠集でほぼ現在の歌詞になったことを知ると、目を丸くした。

「世界の国歌が、国の成り立ちと深く関わっているのに対し、
君が代は、和歌という独自の文化に根ざしている。
そのことを学び、日本の歴史や文化の奥深さに気づいてほしい」。

長野校長の狙いだ。

長野校長は茨城県出身。
少年時代も、教員生活を始めた新潟県でも、国歌斉唱は当然のように行われていた。
しかし、20年前、北海道に移住すると、国歌斉唱をしない学校が多数を占めていた。

世界では、国歌斉唱時に胸に手を当て忠誠を誓う国も多いというのに。
このままでは自分の国に無知で誇りを持てない若者が増えてしまう。
危機感から国歌や国旗の授業を始め、管理職になった今も特別授業の形で続けている。

授業では、専門の国語の知識を生かし、歌詞の解説にも力を注ぐ。
平安時代の「君」は、大切な人や高貴な人を指し、君が代は、そうした人の長寿への願いを込めた歌。
そう伝えると、生徒たちの表情がぱっと明るくなった。

矢野翔大(しょうた)君(15)は
「他国に比べて暗いと思っていたけど、歌詞が優しいことを知って好きになった」
と語るが、好意的な反応ばかりではない。

歌詞を覚えていなかった男子生徒は、「結局、どの国歌も戦争に利用される」と話した。

長野校長は、特別授業を公開し、ほかの学校の教諭や保護者に参観を呼びかけている。

「歌詞を漫然と覚え、歌う機会の少なかった大人も多い。
まずは、大人が正しく理解することが大切です」


《君が代》 

19世紀後半、イギリス公使館護衛隊の軍楽長が、外交儀礼に欠かせない国歌の制定を進言、
薩摩藩砲兵隊長の大山巌が古歌の中から選んだのが君が代だったとする説が有力。
当初は洋風の曲が付けられたが、日本人になじみが薄かったために普及せず、
雅楽風の曲に改められた。
長年、慣習的に国歌として歌われてきたが、1999年の国旗国歌法で正式に認められた。


・・・・・・

やはり、「君が代」の独唱は、野々村彩乃さんが一番のようです。

君が代独唱 国歌独唱 日本一 野々村彩乃
http://www.youtube.com/watch?v=3FUNkvMmTNY&feature=player_detailpage

             <感謝合掌 平成25年4月26日 頓首再拝>

※参考資料  『世界の国歌』 (7929)
日時:2013年04月26日 (金) 08時02分
名前:相良武雄

 ◎中共国歌

   起て 奴隷となるな
   血と肉もて築かん よき国
   われらが危機迫りきぬ
   今こそ戦う時はきぬ
   起て 起て 起て
   心あわせて敵にあたらん
   進め 進め 進めよや


 ◎ソビエト国歌

   自由の国 ゆるがぬ国
   永遠に生きよ わがロシア
   諸人こぞり 立てし国
   栄光あれ ソビエト同盟
   栄光の民 自由の祖国
   結ばれし そのよしみ
   旗あげて みちびけよや
   勝利のため 進めよや
        (繰返し)
   きたえられしわがつわもの
   攻めて来る敵 うち破り
   断固の守る尊き国
   わが祖国に栄光あれ


 ◎アメリカ国歌

   見よや朝の うすあかりに
   たそがれてゆくみ空に浮ぶ
   われらが 旗 星条旗よ
   弾丸降る いくさの庭に
   頭上高く ひるがえる
   堂々たる 星条旗よ
   ああわれらが旗あるところ
   自由と勇気 ともにあり


 ◎フランス国歌

   ゆけ祖国の国民
   時こそいたれり
   正義はわれらに
   旗はひるがえる
   聞かずや野に山に
   敵の叫ぶを
   悪魔の如く
   敵は血にうえたり
   立て国民
   いざほこりをとり進め
   あだなす敵をほおむらん


 ◎イタリア国家

   友よ立てよ伊太利目覚めぬ
   シビオの兜を頭にいただき
   勝利はいずこぞ
   勝利は神に
   常にローマの手の中に
   剣をとれ 命捧げん 命捧げん
   国のため 剣をとれ 
   命捧げん 国のため おう!


 ◎イギリス国歌

   神の救いあれ 吾等が王に
   さちと勝利に 栄光あれ
   栄えたまえ われらの王
   さちと勝利に 栄光あれ
   栄えたまえ われらの王


      出典:九州総務 菊地藤吉  『大光明』 昭和36年7月1日号

びっくりしました(^_^.) (7933)
日時:2013年04月26日 (金) 08時34分
名前:道産子

伝統様の国歌「君が代」に一言書きたいと思っていましたら、どんと当稿が1番上にせりあがったので・・・。

先日は「神想観」に闖入させていただきましたが、今朝は「君が代」です。

私のことですから、誠に他愛ない戯言なのですが、今、「君が代」はNHKでも放送(開始の際に)されておりませんでしょう?

ところが、関東圏の方はご存知と思いますが、ニッポン放送は毎月曜日の放送開始前に(午前5時前)試験放送の後にちゃんと
「君が代」を流しているのです。どういうわけかはっきりはしませんが多分創業者?などの意向が効いておるものと推測されます。

ところが、この「君が代」の前の試験放送のBGMが北欧風な、英語の曲で(度忘れしましたが癒し系の女性歌手の曲も)、一体
どこの国の放送局かと思われる不思議なもので、お節介な私が何度か「変ですよ」と<投稿>しましたが、なしのつぶて、いやはや困った事ではあります。

ま~、『君が代』がかかるだけでもよしとしなければならないかと我慢しています(^_^.)。

相良武雄様のご参考、清超先生が「あなたは伸びる」P214にも書かれてました。

ありがとうございます。

国歌「君が代」について (10515)
日時:2013年08月12日 (月) 04時38分
名前:伝統

今日8月12日は、【君が代記念日】。

            *Webより

1.「君が代」の成り立ち

  今から千数十年ほど前、延喜五年に出た歌集「古今和歌集」の巻7、賀歌の初めに
  「題しらず」「読み人知らず」として載っているのが初めです。

  その後、新撰和歌集にも、和漢朗詠集にも、その他数々の歌集にも載せられました。

  また、神様のお祭りにも、仏様の供養にも、酒宴の席でも、
  そして、盲目の乙女の物乞いにも歌われました。

  これに曲がつけられたのは、明治2年10月ごろ、当時横浜の英国公使館を護衛するために、
  日本に来ていたイギリス歩兵隊の軍楽長、ジョン・ウィリアム・フェントンが言い出した
  からということです。

  彼は、「儀礼音楽が必要だから、何かふさわしい曲を選んだらどうでしょうか。」と、
  当時薩摩藩の大山巌に進言し、それに基づいて、大山が数人と相談して、平素自分が、
  愛唱している琵琶歌の「蓬莱山」に引用されている「君が代」を選び、その作曲を
  フェントンに頼んだということとなっています。

  しかし、その曲は、日本人の音感にふさわしくないということになりました。

  1880年(明治13年)、宮内省雅樂課に委嘱し、課員数名の中から奥好義の作品が選ばれ、
  一等伶人(雅楽を奏する人)の林広守が補作して、発表されたのがこの曲です。

  これに洋楽の和声をつけたのは、当時教師として日本に滞在していたドイツ人の音楽家
  フランツ・エッケルトです。

  この曲については、次のようなエピソードがあります。

  日本の代表的作曲家山田耕作氏は、若い頃ドイツに留学していました。
  その頃、ドイツの大学の音楽教授たちが、世界の主な国歌について品定めをしました。
  その結果第一位に選ばれたのが日本の「君が代」でした。


2.歌詞について

(1)「さざれ石の巌となりて」について

   「さざれ石というのは、細かい石のことです。
   さざれ石が固結した岩石を礫(れき)岩といいます。
   つまり、さざれ石は巌になるのです。

   その順序はこうです。

   日本列島やアルプスやヒマラヤ山脈などのできかたをみると、大陸の周辺に地向斜
   という細長い海ができる。そこに大陸から運ばれてきた小さな石(さざれ石)が
   堆積を続け何千万年という長い間に、圧力で固結して岩石となる。

   そこが、やがて地殻変動で、隆起して山脈となる。・・・という一連の現象が、
   地質学の造山論の骨子であります。

   地質学発達以前にできた「君が代」が科学的にみて、現代の地質学の理論にピタリと
   合っているのは不思議なくらいで、歌詞には非科学的なところは少しもないというのが
   地質学者の見解です。

(2)「君が代は、千代に八千代に」について

   これは、「天皇の御代がいついつまでも」と言うような意味です。

   現代は、民主主義の時代であるのに、天皇を讃える歌を歌うのは矛盾しているという
   考えもありますが、それは、表面的な解釈と申せましょう。

   現憲法の第一条には、
   「天皇は、日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴である」とあります。

   象徴という言葉を考えてみましょう。

   「鳩は、平和の象徴である。」というように象徴とは、目に見えないもの表現しにくい
   ものを、目に見えるような形に表したものです。

   天皇は、日本国民が一つに統合されるシンボルということになっています。

   したがって、「君が代は、千代に八千代に・・・」の意味は、現憲法に照らしてみても、
   「日本及び日本国民が、いついつまでも平和で栄えますように」
   という意味になります。

   ですから、民主主義とは、少しも矛盾しないことになります。
   イギリスの国歌は、世界で最も古く有名なものですが、労働党内閣ができても、
   「神よ、守れ、女王を」と歌っています。
   それで、民主主義と少しも矛盾しないことを、イギリス人は知っているのです。

(3)「歌詞が小さい子供にはわからない」ということについて

   小学校の校歌でも、一年生や二年生にも全部意味が分かって歌えるような歌でなければ
   ならないということになると、ある意味では、非常に幼稚な歌にならざるを得ません。

   だから、必ずしも歌というものは、全員が意味を完全に理解してから歌わなくては
   ならないというものではなく、歌っていくうちに、だんだんその意味が分かってくる
   というものでよいのでありましょう。

   国歌は童謡ではないのですから、
   ただ分かりやすい歌詞というだけでは充分ではありません。

   日本を代表する歌の歌詞として、日本文化の中から生まれたもの、
   古くから人々に親しまれ、しかも、格調の高いものであることが望ましいのでしょう。
   その意味でも、この歌は、ふさわしいと言えるでしょう。

3.「君が代」と戦争について

  どこの国でも、戦争のときは国歌を歌い、その軍隊は、国旗を掲げて戦争をします。
  ですから、どこの国の国歌も国旗も、みな戦争につながることになり、特に日本の国だけ
  戦争の時、国歌を歌ったというわけではありません。

  戦争というものは、国の総力を尽くしてするものですから、どこの国でも国民の力を
  結集するために国歌を歌います。

  また、当然のことですが、「君が代」を歌えば、日本が再び軍国主義化するとか、
  戦争につながるという議論は成り立ちません。 

  日本以外の国でも戦争をしています。
  それどころか、日本は世界の中でも戦争の少ない国なのです。

  竹山道雄氏の「剣と十字架」によれば、1480年(文明12年-室町時代)から、
  1941年の(昭16年)までの戦争の回数は、次のようになっています。

  イギリス 78回、 フランス 71回、  ドイツ 23回、  日本 9回 

  これによっても、日本は平和の続いた国だということが分かると思います。

  戦前、日本が軍国主義になり戦争になった原因は、平和を祈っておられる天皇陛下の御心を
  思うことのできない一部の政治家や軍人、また、自分の利益のみを求める国民の一部に
  原因があったといえるでしょう。

  天皇陛下が、平和を願っておられたことは、陛下の御製を詠むとよく分かります。
  アメリカとの開戦前、陛下のお気持ち尋ねられた時、日露戦争前に明治天皇が詠まれた
  御製を繰り返し詠まれました。その御製とは、次のような和歌です。
 
 
     四方の海、みなはらから(同胞)と思う世に、など波風の立ちさわぐらむ

    (海をへだてた我が国のまわりの国々は、皆兄弟だと思っているののに、
    どうして、互いに敵として,憎み合い、戦争をしょうとさわぐのだろうか。)

4.国歌としての「君が代」について

  フランスの国歌は、初めから国歌として作られたものでも、定められたものでもないのです。
  だんだん多くの人に用いられていくうちに定まったものです。

  これは、一例にすぎませんが、我が国の「君が代」の場合は、一つの法令が発せられて
  いるから国歌であるとか、その法令が見当たらないから国歌でないなどと議論してこと
  を決すべき性質のものではないでしょう。

  幾百年にわたって、広い地域で多くの先人に歌い継がれてきた「君が代」の和歌が、
  興るべき時に際会して、稀世のメロディを得、世界に認められる儀礼曲となったものです。

  一千年を越す歴史の所産なのです。洋楽となってからも90年用いられて、
  今日に至ったのです。

5.日本の国歌「君が代」と外国の国歌

  外国の国歌と比べてみましょう。
  外国の国歌は、戦争や血や敵などという戦闘的なイメージが多いのです。

  それに比べて、日本の国歌は、なんと平和な歌でしょう。

  初代の天皇陛下より、代々の天皇陛下は、日本国民を愛し、
  その幸せと日本国の発展とを祈って来られました。

  それに対し、国民は、天皇様を尊敬し、お慕い申し上げてきました。
  だからこそ、2千年以上もの間、この関係は続いてきたのです。

      (http://www5a.biglobe.ne.jp/~jisso/ )

       <感謝合掌 平成25年8月12日 頓首再拝>

伝統様、ありがとうございます。 (10520)
日時:2013年08月12日 (月) 08時18分
名前:道産子

君が代、と見て、そう、以前に<闖入>したことを思い出し、見ましたら、

なんと本日がその起源の日と知り感動しております。ありがとうございます。

奇しくも(・・?今朝、ニッポン放送ではちゃんと君が代が麗しく流れておりました。世界陸上でも、と期待しております。
福士加代子さん、汗を<日の丸>でぬぐっていたのはご愛嬌でしょうか(^。^)

明日はお盆、お墓参りに参ります。

掲示板が一と二に分かれるそうで、管理人様、ご投稿の皆様のご尽力に深く敬意を表します。

谷口雅春大聖師の御教えがしっかりと表舞台に上がることを切に祈り申上げます。

ありがとうございます。



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