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押し寄せる「エネルギー革命」 (5962)
日時:2013年01月26日 (土) 17時49分
名前:伝統


「コスト最安価なシェールガス」と「それを支える日本の技術」

(このスレッドでは、日本の将来を左右するエネルギーに関する情報を紹介してまいります)


『シェールガス革命で世界は激変する』

    *東洋経済オンライン(2013.01.08)より


シェールガス革命の大旋風が世界に吹き荒れ始めた。
エネルギー問題といえば、原発の是否やメガソーラーの導入などに関心が深い
日本国内の事情からいえば、ピンとこない人も多いかもしれない。

しかしながら、これは100年、200年に1回あるかないかというほどのインパクトを持つ
一大産業革命なのだ。


《圧倒的に安いシェールガスのコスト》

米国のオバマ大統領は、2011年秋ごろまでは、ひたすら自ら提唱する
「グリーンニューディール」の政策実行に腐心していた。
しかしながら、最近の彼はグリーンニューディールを一言も口にしない。

それに代わって、「米国発のシェールガス革命は世界を席巻する。今後のエネルギーの覇権に
ついては、米国は勝ったも同然だ。とんでもないことになる」とコメントすることが多い。

(シェールガスは水圧で地層にひびを入れ採掘される)

今までは、石油があと20~30年、石炭が100年もたないという事情があるからこそ、
原子力発電にいくか、太陽光、風力、地熱などの再生可能新エネルギーにいくか、
という選択しかなかったのだ。

ところが、である。シェールガス、すなわち砂や泥まみれの地中から取り出す天然ガスは、
この状況を一変させてしまった。

なにしろ、1キロワットあたりのコストが、石油10円、風力20円、太陽光35円というのに対し、
シェールガスはたったの6円なのだ。

しかも埋蔵量が少なくとも150年分、実際には300年以上もあるともいわれている。
なおかつ、CO2排出量は石炭に対し40%、石油に対し15%も少ないのだ。

米国はこのシェールガスの取り出しについて独占的な知財権で固めており、
ピンポイントで見つけ出し、堀り上げ、精製まで持ち込むすべての工法を確立している。
世界のシェールガスの約4割は米国にあるといわれている。

中国をはじめ、世界各地にはシェールガスはあるものの、前記の事情で、
米国が一気に最先行することになる。


《日本の技術が支えるシェールガス革命》

しかして、わが国日本ではシェールガスはほとんど出てこない。
わずかに秋田県由利本荘でシェールオイルが見つかった程度である。
それならシェールガス革命は米国に最大の恩恵をもたらすが、
日本にはそれほどのメリットはないのでは、と考える人たちも多い。

ところが、実はそうではないのだ。
結論を先に言えば、シェールガス革命で日本の企業には莫大なメリットが生じてくる。

シェールガスを取り出すためには2000メートルも掘り下げるわけであり、
この圧力に耐えられる鋼管パイプは、新日鉄住金など、日本の鉄鋼メーカー以外には作れない。

シェールガスを精製して気体から液体、液体から気体へとリサイクルを行うが、
このプラントは住友精密工業と神戸製鋼しか作れない。

一番難しいのはアルミの穴あけなのだ。
技能オリンピックで十数年連続金メダルを取る日本の「匠」の技術の一つが、
アルミの穴あけなのだ。

シェールガスを収納する運搬容器には炭素繊維が使われる。
この分野は東レ、帝人、三菱レイヨンの国内勢が世界シェアの約70%を握っており、
ここにも強い追い風が吹くのだ。

また、シェールガスは大型タンカーで輸送することになるが、ここでモノをいうのが
アルミの厚板であり、これまた古河スカイなど日本勢しか作れない。

地中から引き上げてきたシェールガスの原材料に対し、大量の水を使うが、
この水量全体を減らすために膨大な窒素を使用することになる。
材料ガス国内最大手の大陽日酸は、笑いが止まらないかもしれない。

さらにいえば、シェールガス採掘に伴う工事は土木であり、
大型ブルドーザー、各種ショベル、大型トラックが必要になる。
コマツや日立建機もまた笑いが止まらないだろう。

そしてまた、これらの建機に使用する超大型タイヤは、
世界でただひとつブリヂストンにしか作れないのだ。

東京都は400億円のファンドを積んで,東京湾岸に火力発電10基を作る計画を打ち出している。
猪瀬直樹新知事は必ずや断行するだろう。ここにもシェールガスを中心とする天然ガスが
採用される。


原発稼働や着工が難しい現状にあって、火力発電こそが日本の中心的なエネルギーになるだろう。
世界的に見ても火力発電こそが主力、という声が多いのだ。

こうなれば、原発プラントで世界トップシェアを持つ東芝は、
その持てる技術をシェールガスに転用して稼ぐだろう。

また、ガスタービンでは世界ナンバーワンの折り紙つきの三菱重工業にも福音が
もたらされることになる。


《排水や薬液などの環境問題も難なくクリア》

最近になって、国内化学メーカー第1位の三菱ケミカルホールディングスは、
米化学大手のダウケミカルと提携し、シェールガスを活用した石油化学コンビナート構築を
打ち出した。

シェールガスから基礎化学品のエチレンを生産すると、コストが日本の化学工場の20分の1になる
という。つまりは、自動車部品や液晶パネルに使う樹脂工場をローコストで建設し、
世界の競合メーカーに対して先行してブッチぎっていこうとの考えなのだ。

一方でシェールガスは大量の排水があり、多くの薬液も使われることから
EU諸国の中にはこれを禁止する国も出てきた。
つまりは、公害問題の発生がデメリットという向きもある。

ところがどっこい、それなれば世界ナンバーワンの日本の水処理技術がすべてを解決してしまう。
三機工業、栗田工業、荏原の出番が来たのだ。

    (http://toyokeizai.net/articles/-/12402

・・・・

以下は、メルマガ「RPE(2013年01月12日)」からの紹介です。

(1)まず、シェールガスって何?

   <シェールガスは、頁岩(けつがん=シェール)と呼ばれる堆積岩
    の中にたまっている天然ガスだ。

    採掘が難しいとされてきたが、高圧の水で岩を割る「水圧破砕」や、
    岩を水平方向に掘る技術などが確立され、商業生産が可能になった。>

            (SankeiBiz2011年10月31日)

   頁岩にたまっている天然ガス。
   採掘法の進歩により、コストが下がり、商業生産が可能になってきたと。


(2)アメリカではどの程度普及しているのでしょうか?

    <シェールガスのように新技術の開発によって採掘が可能になったガスは、
     採掘が容易なこれまでの天然ガスと区別し、「非在来型」と呼ばれるが、
     米国のガス生産量はすでに非在来型が過半数。>

                 (同上)

   アメリカでは、シェールガスに代表される「非在来型」がガス生産量
   の半分以上を占めていると。

   さらに衝撃の事実がつづきます。
   ↓

    <米国は天然ガス生産量でロシアを抜いて世界トップに立ち、
     「シェールガス革命」との言葉も生まれた。>(同上)

   ↑これは驚きですね。

   これまで、「天然ガス」といえば、「世界一はロシア」が常識だった。

   それが「シェールガス」のおかげで、アメリカが一位に躍り出たと。


(3)「シェールガス」の埋蔵量

   さて、この「シェールガス」。
   エネルギー革命を起こすためには、「どんだけ量があるの?」かが最重要ですね。

   アメリカ・エネルギー情報局(EIA)によると、
   これまでの(いわゆる在来型)天然ガス埋蔵量は、6600兆立方フィート。

   これに対して、シェールガス埋蔵量は 6622兆立方フィート(!!!)。

   要するに、シェールガスの登場により、世界の天然ガス埋蔵量は、一気に倍増したのです。

   これは、まさに「エネルギー革命」とよぶにふさわしいのではないでしょうか?

   シェールガス埋蔵量NO1は中国で1275兆立方フィート。

   アメリカは862兆立方フィートで世界2位につけています。


(4)「オイルシェール」

   ちなみに「エネルギー革命」を起こしそうなのは、シェールガスだけではありません。
   頁岩からは、なんと油もとれるんです。
   これを「オイルシェール」といいます。

   そして、オイルシェールは、石油の代替エネルギーになる。
   長くなるので、詳細には触れませんが、重要ポイントだけ書いておきましょう。

  ①オイルシェールの推定埋蔵量は2兆8000億~3兆3000億バレル

  ②これは、世界の原油埋蔵量の2~2.5倍である。

  ③アメリカのオイルシェール埋蔵量は、全世界の60%以上(!)である。

   
   まあ、簡単にいうと、「世界には、ガスも油も『ありあまるほど』ある」ってことなんです。

   今まで人類は常に、「原油はいつ枯渇するのだろう?」と恐れてきました。

   それが、戦争の主な原因でもあった。

   しかし、もはや、「いつ枯渇するのかな?」と恐れる必要がなくなった。


(5)ロシアへの影響

   すばらしいニュースなのですが、ロシアにとっては困った事実なのです。
   だって、供給量が増えれば、値段が下がるでしょう?

   実際、天然ガスの値段は、「シェールガス革命」でどんどん下がっています。



(6)エネルギー供給の教訓

   日本は、「ABCD包囲網」で石油・鉄の供給をとめられ敗戦した。

   これは、決して忘れてはいけない教訓です。

           <感謝合掌 平成25年1月26日 頓首再拝> 

シェールガス革命が地政学的な大変革を起こす (5999)
日時:2013年01月27日 (日) 18時35分
名前:伝統


(1)原油価格と天然ガスの価格が低下し、
   資源国(中東、ロシア)等の地位が相対的に低下する。

   → おそらく、このままだと、中東は砂漠に囲まれた国に舞い戻り、
     ロシアはその国力を衰退さえていくであろう。

(2)シェールガス革命により天然ガスの価格が低下すると、
   最も安価な熱資源は天然ガスになり、火力発電所のウェイトが高くなる。

(3)それまで最も安価と言われてきた原子力は高価な発電施設になり、
   また再生可能エネルギーである太陽光や風力発電に対する需要も激減する。

(4)石油よりガスの時代になって石油化学の位置が相対的に低下しガス化学の時代になる。

(5)自動車はガス自動車が主力になる可能性が高い。

(6)19世紀が石炭の時代、20世紀が石油の時代だとすると、
   21世紀はガスの時代になる(原子力や自然エネルギーの時代ではない)。

   おそらくここ10年のあいだに、誰の目にもシェールガス革命が明らかになるだろう。

           <感謝合掌 平成25年1月27日 頓首再拝> 

時代遅れとなりつつある再生可能エネルギー (6038)
日時:2013年01月28日 (月) 18時32分
名前:伝統


(1)世界の再生可能エネルギブームはとっくに過ぎ去った

   日本では、原発事故の影響で、原発の再稼動の見通しが不透明になっております。
   昨年のマスコミ等の論調では、将来的には、原発停止の不足電力を二酸化炭素の排出の少ない
   再生可能エネルギーでバックアップしていこうとの意見が多く出されておりました。

   一方、世界の情勢をみると、
   「再生可能エネルギーブームは過ぎ去った」です。

   たとえば,

   「オランダの洋上風力発電、コスト高で陰り」
     (http://www.jiji.com/jc/rt?k=2011111700309r

   ①オランダは洋上風力発電を推進していた。
   ②1Kw当たり0.18ユーロ(21円?)の買取補助金を出していた。
   ③財政が逼迫する中、補助金を継続する事は出来なくなった。
   ④洋上風力発電は建設コストが高く、維持費も高いので補助金無しでは採算が取れない。
   ⑤陸上の風力発電私設は(低音騒音など)周辺住民と多くのトラブルを抱えている。


   「ソーラー発電大国・ドイツの落日 収益急減 最大手メーカー破綻」

   脱原発、太陽光発電の優等生と目されるドイツでも
   太陽光発電は、総発電量の3%に過ぎません。
   さらに、こちらも買取補助金の削減で、採算性が取れなくなっています。


   この様に、再生可能エネルギーはイニシャルコストやメンテナンスコストが高く、
   現在の発電効率では、事業として成り立ちません。

   そこを「補助金」や「電力会社の買取義務」で誤魔化してきましたが、
   結局、長引く世界不況による財政悪化で、
   この矛盾だらけのエネルギー政策は世界各地で頓挫しています。


(2)二酸化炭素による温暖化仮説自体が崩壊寸前 

  ①そもそも、再生可能エネルギーを後押ししていたのは
   「二酸化炭素による温暖化仮説」でした。

   現在、この仮説に対しては、賛否両論です。

  ②今、注目は、太陽活動が低迷期に入る事が心配されだし、
   NASAや日本の国立天文台が、「寒冷化」を警告する状況になっており、
   二酸化炭素による温暖化仮説は、その存在自体が崩壊寸前になっています。

  ③長期的には温暖化よりも、寒冷化が心配されているのです。
   (都市部のヒートランド現象は今後も続いていきますが・・・)


(3)シェールガス革命が再生可能エネルギーブームを終焉させる

  ①再生可能エネルギーブームにトドメを刺したのは、
   アメリカを始めとするシェールガスの増産です。

   本来採掘不可能と言われていた、硬い地層の中の天然ガスを岩盤を砕いてガスを採掘する
   技術を確立した為に、採掘可能天然ガスの埋蔵量が飛躍的に増大し、
   それによって、天然ガスの相場が大幅に下落しつつあります。

  ②安価なシェールガスの普及と、財政難による再生可能エネルギーへの補助金カットが
   世界の再生可能エネルギーブームを終焉へと導いています。

  ③確かにシェールガスによる火力発電は二酸化炭素を排出しますが、
   最新のガスタービン発電器は、廃熱も回収すれば、
   エネルギー効率が85%という圧倒的な高効率発電です。

  ④地球温暖化があまり経済的なメリットを生み出さない一方で、
   経済的にメリットの大きいシェールガス発電が普及しだし、世界的には、結局、
   経済原理によって再生可能エネルギーブームは終焉に向いつつあります。

           <感謝合掌 平成25年1月28日 頓首再拝> 

日本のエネルギー革命は? (6072)
日時:2013年01月29日 (火) 19時39分
名前:伝統

シェールガス革命は、一部の日本企業への恩恵はもたらし、日本国全体へは、
海外からの輸入に要する資金が減少するとの恩恵があります。

しかし、依然として、エネルギーを海外へ頼るという構図に変化はありません。

今後の、日本のエネルギー自活への道を、メルマガ「RPE Journal(2013/1/21)」から
紹介して参ります。


(1)前段として

   日本には、「核武装すれば、自立はすぐできる!」と主張する人たちがいます。
   日本は、核兵器保有国(アメリカ、ロシア、中国、北朝鮮)に囲まれている。
   
   それで私も、「できることなら核兵器もてばいい」とすら思います。
   しかし・・・。

   日本がごり押しして核兵器もっても、問題は解決しません。

   いわゆる「戦勝国」の国連安保理常任理事国(米英仏ロ中)は、
   いつもケンカばかりしている。

   しかし、彼らは、ある件に関して心を一つにしています。

   そう、【こわい日本を復活させない】こと。

   つまり、日本が核兵器をもてば、米英仏ロ中が一体化して、日本を攻撃してくることは必至。

   そして、日本をつぶすことなど、わけないこと。

   日本は、なぜ無謀な戦争に突入していったのでしょうか?

   いろいろありますが、大きな理由は「ABCD包囲網」で石油をとめられたこと。

   日本が核武装すれば、同じことが繰り返されます。

   日本のエネルギー自給率はたったの4%。

   そして、米英仏ロ中が心を一つにすれば、
   原油も天然ガスもウランも入らないようにすることは容易です。

   だから、私は「核兵器さえもてば自立できる」という主張を、「非現実的だ」と思います。

   そんな人には、「エネルギー供給とめられたらどうするのですか?」とききます。

   誰もまともに答えられません。

   しかし・・・。

   実をいうと、日本がエネルギー自給率を100%にすることは可能です。



(2)エネルギー革命で、世界は変わる

   08年から、世界は大きな二つの変化を体験しています。

  ①「アメリカ一極支配体制」が崩壊したこと。

  ②もう一つは、「エネルギー革命」が起こったこと。

   「エネルギー革命」というと、私たちはいわゆる「再生可能エネルギー」をイメージしがち。

   しかし、これは「シェール革命」のことです。

   シェール革命で、ガスおよびオイルの埋蔵量が、一気に【倍増】した。
   アメリカは、天然ガス生産で、ロシアを抜き去り、世界一に浮上した。

   「良いことと悪いことはセットでやってくる」(正負の法則)というのはホントですね。

   アメリカは没落したけれど、かわりに莫大な資源が棚ぼたで手に入ったのです。

   これは何を意味するか?

   アメリカが世界最大規模の経済を維持するためには、エネルギーが絶対必要。
   そして、エネルギーといえば、「中東」というのが常識でした。
   だからアメリカは、しばしば武力も使いながら、中東支配をつづけてきたのです。

   しかし・・・。

   自国にありあまる資源があるとわかった今、
   この国は中東にいすわりつづける意味があるのか?

   そういう疑問が出てくるは当然なのです。

   「ちぇ!アメリカは悪いことばかりしているのに、神様は不公平だ!」

   「なんで日本には資源がないんだ!?」

   皆さんご安心ください。
   日本だって、「エネルギー自給率100%」全然いけます。

(3)日本、「エネルギー自給率100%」の可能性

  ①メタンハイドレート

  ②藻油

  ③オオマサガス

  ④炭層メタン

・・・・・

   *これらの資源については、既に紹介済みのものがありますが、
    次回、さらに詳細を紹介して参ります。

           <感謝合掌 平成25年1月29日 頓首再拝> 

メタンハイドレート (6168)
日時:2013年02月01日 (金) 21時35分
名前:伝統

メタンハイドレートについては、(生長の家“本流宣言”掲示板)内
「メタンハイドレートが日本を救う? (10282)」にて紹介しております。
  → http://bbs2.sekkaku.net/bbs/?id=sengen&mode=res&log=2435

ここでは、その後の動向についてのニュースを以下に紹介しておきます。

・・・

<日本海・オホーツク海にメタンハイドレート~明治大など、浅い海底で確認>

       *日経新聞 2012/10/29 19:27

明治大学と北見工業大学、東京大学の共同調査グループは29日、メタンハイドレートが
日本の排他的経済水域(EEZ)内の日本海からオホーツク海にわたる広域の海底で
見つかったと発表した。

海底下数メートルの浅い部分に埋まっており、これまでに太平洋
で確認された海底下深くのメタンハイドレートと比べ掘り出しやすい。

埋蔵量は不明だが、国産エネルギー源としての期待が高まる。

メタンハイドレートが見つかったのは北海道網走市のオホーツク海沖と、
秋田県から新潟県にかけての日本海沖。

一部を掘り出して回収した。

兵庫県から島根県にかけての日本海沖でも存在を示す証拠を確認した。

明大の松本良特任教授は「こうした場所はたくさんあると考えてよい」と述べ、
日本海やオホーツク海の海底に広く未利用資源が眠っている可能性を示した。

メタンハイドレートは海底から数メートル掘った浅い地下に円盤型のシャーベット状になって
埋まっていた。


これまでに太平洋側の南海トラフなどで見つかったメタンハイドレートは
海底下数十メートルより深い部分にあり、掘削に向けて技術とコストが課題となっている。

海底の表層にあれば掘り出しやすく、日本海のメタンハイドレートが有望な資源となる
可能性も出てきた。

  ( http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG2902L_Z21C12A0EA2000/ )

・・・

メタンハイドレートに大規模投資を 日本版“シェール革命”は可能だ

      *産経新聞(2013.1.24 08:16)

日本の周辺海域に埋蔵されている次世代エネルギー源「メタンハイドレート」について、
政府は公共事業並みの大規模な資金を投入して本格開発に着手すべきだ。

米国ではシェールガス、シェールオイルの開発でエネルギーコストが格段に低下し、
米国産業のカンフル剤になりつつある。

この「シェール革命」の日本版を実現するために、政府は大胆な資金投入に踏み切るべきだ。
(フジサンケイビジネスアイ)

経済産業省は、比較的浅い水深(数十~数百メートル)に埋蔵されているケースが多いと
みられる日本海での埋蔵量調査や試掘などに向けた作業の調査費として、2013年度予算案で
87億円を要求している。

ただ、本格的な生産にたどり着くには、どれくらいの期間がかかるのか、
現状では具体的には想定できないという。

こんな進捗(しんちょく)ペースでは、いつになったらこの次世代エネルギーを
純国産エネルギーとして活用できるのか、まったく見通すことができない。

安倍晋三内閣は積極的な財政政策、金融政策に加え、成長戦略を「三本の矢」として
優先的な政策に位置付けている。

とすれば、メタンハイドレートの本格生産に向けた計画を政府が全面的にバックアップする
国家プロジェクトに格上げし、成長戦略の中心に据えてほしい。

なぜなら、新しいエネルギー源の開発による経済構造の劇的な変化が、米国で今、
まさに展開されているからだ。頁岩(けつがん)の層(シェール層)に浸み込んでいる
シェールガスやシェールオイルの掘削が本格化し、米国では天然ガス価格が大幅に低下
しているほか、シェールオイルの増産で13年後半には、月間原油生産量で米国が
サウジアラビアを抜き、世界一になると予想されている。

「シェール革命」と呼ばれるこの動きは、米製造業の復権を可能にし、
米経常赤字の縮小を実現し、外為市場でドル高を演出する力になろうとしている。


シェールガスの掘削技術は2000年代半ばにかけ急速に進歩し、
産出量が右肩上がりに増大した。

メタンハイドレートの開発でも、政府が1000億円単位で資金を投入すれば、
本格的な生産が可能になるまでの時間が大幅に短縮され、日本経済の構造を劇的に
変化させる局面が、想像以上に早く到来することになるだろう。

かけ声は華やかだが、なかなか決め手が見当たらない成長戦略の中で、
先行する米国はお手本になりうる。

エネルギー源の新たな開発というビジネスモデルは、失敗の可能性が低い選択肢と
いえるのではないか。

民主党政権は成長戦略の中心にエネルギー開発をついに入れないまま、
自民・公明連立政権に交代してしまった。
安倍政権は、民主党政権のわだちを踏まないでほしい。

「日本版シェール革命」が現実に展開されるようになれば、
長期金利の上昇リスクが弱点というアベノミクスの評価も変わってくるに違いない。
(ロイター コラムニスト 田巻一彦)

   ( http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130124/biz13012408190005-n1.htm )

           <感謝合掌 平成25年2月1日 頓首再拝> 

藻油 (6278)
日時:2013年02月05日 (火) 21時41分
名前:伝統


藻油については、(生長の家“本流宣言”掲示板)内
「日本はやがて産油国になる―奇蹟の藻の発見 (6272)」にて紹介しております。
  → http://bbs2.sekkaku.net/bbs/?id=sengen&mode=res&log=1424

ここでは、その後の動向についてのニュース・情報を以下に紹介しておきます。

・・・

東北復興次世代エネルギー研究開発シンポジウム 2012年10月20日開催
 筑波大学生命科学研究科教授 渡邊 信氏 講演録より

(1)藻類とは

  ①光合成をおこなうが、根、茎、葉といった明確な分化がみられない植物の総称。
  ②約4万種が記載。未記載種のものを含めると、30万種~1000万種と算定。
  ③コンブ、ワカメなどのような大型の種類が存在するが、圧倒的に多いのは微細な種。

(2)藻類が果たした大きな役割

   このような小さな生物が、地球、そして人類の歴史に非常に大きな役割を果たしている。
   役割は数えればきりがないほどあるがその中で果たした大きな役割。

  ①現在の大気をつくったのは藻類だった。
   藻類の中で一番原始的なものラン藻類といいますが、これが約35億年ぐらい前地球上に
   現れ、これが初めて太陽に光を利用して、二酸化炭素を吸収して有機物を合成して、
   酸素を発生させた。

   いわゆる光合成をおこなった。
   その当時は大気中にCO2が90%ぐらい充満していたものが、だんだん減っていく
   という事になった。

   ただ、酸素はすぐには大気中には現れてこないで、海中で金属の酸化に使われていました。
   従って、金属の酸化がほぼ終わった、約22~3億年前ぐらいになって、
   初めて大気中に酸素が出てきました。

   それから大気中にどんどん酸素は増えそれに対して二酸化炭素は減り、
   5~6億年前には現在の大気になったといわれています。

   陸上植物の一番古い化石は約4億年前ぐらいですので、
   基本的には陸上植物が現れる前にいまの大気の状態になっていたんだろうと思われます。
   とすると、今の大気をつくりだしたのが実は藻類だったという事が言えるわけです。

  ②鉄文明の資源となる鉄鉱床を作った。
   さきほど、最初に発生した酸素は金属の酸化に使われたと言いました。
   その代表的な金属は鉄です。鉄は最初Feで水の中にとけ込んでいた。

   ところが藻類が光合成から酸素を発生したためにこれが酸化されて、
   酸化鉄の形になり、そして水酸化鉄の形で海底に沈殿した。これがいわゆる鉄鉱石です。

   従って、鉄鉱石が良くとれる地層の年代を見ると、
   35億年ぐらい前から17~8億年ぐらい前までの地層に非常によく鉄鉱石がみられる。

   この鉄鉱石の元になった、鉄を酸化して鉄鉱石にしたのは藻類が発生した酸素のおかげです。
   私たちはこの鉄鉱石を使って人類の鉄分名を開花させ、文明を大きく発展させました。

  ③石油を作った。
   今現在中東の石油は、採掘可能な石油の60%が約1億年前にできたと言われます。
   では、1億年前の中東ってどんなところだったのか?
   
   それは陸地ではなく、浅い海が広がっていたところです。
   非常に浅いので、太陽の光が水中まで燦々と入り込んでいました。
   そこで藻類が大繁殖をして、それを食べる鉱物プラントも繁殖して、
   そしてそれを食べる動物もというように非常に豊かな生態系がここにありました。

   これが地殻変動で全部死んで、海底に沈殿していった。
   藻類を中心に沈殿していって、それが海底の熱と圧力で石油になったということです。
   この石油を利用しながら私たちはさらに文明を発展したわけです。

  ③結果的にさっき大気を作ったといいましたが、もうひとつ大きな役目は、
   大気を作るとともにオゾン層を作ってくれたんですね、酸素をいっぱい発生して。

   オゾン層を作ってくれたために、紫外線をカットして、地上に降り注ぐ紫外線を
   ものすごく減らした。その事によって生物が陸地に侵入するという事が可能になった。
   陸地に侵入した生物は、どんどんそこで分化し進化し、最終的には人類が生まれた
   という事です。

   従って、生命の大きな動きの元になるような大事なものを作り上げるために、
   ものすごく藻類は大きな役割を果たしたという事がいえます。

(3)藻類が現在の地球で果たしている役割

  ①役割1.海域の動物を支えているのは藻類。
   第一次生産は陸上ですが、地球上の70%は海域です。
   海域に住んでいる動物の量は陸上の動物の10倍あると言われています。

   私たちはその魚などの動物を使いながら生活を営んでいます。
   実は、海の中の最初の生産者は誰か?というと藻類です。
   陸上の10倍は居るという動物を支えているのは間違いなく藻類です。

  ②役割2.藻類は雲を作る。
   藻類の中に、炭酸カルシウムの殻を持っている不思議な種類があります。
   これは外洋で繁殖してプルーム状態を作ります。
   実はこの生物はDNSPという揮発性の物質に変わります。

   これが揮発性なので大気中に出て、大気の中での光化学反応によって、
   硫酸イオンに変わります。この硫酸イオンが雲の核になっていきます。
   この硫酸イオンの周りに水蒸気がバーッと集まって雲が出来るわけです。

   そしてこの雲が運ばれて地上に雨を降らす。
   のみならず、イオンも降らしてくれるという事になります。
   藻類は水の循環とイオンの循環に非常に大きな役割を果たしているという事がいえます。

(4)藻類にこれからこんな役割を果たして欲しい。

  ①それを実現するためには我々はどうしたらいいか。
   これは日本だけではなく、地球規模でどうしても解決しなければならない問題です。
   それはなにか?

   今現在化石燃料に依存しているエネルギー資源がいずれかは無くなるという、
   このエネルギー資源をいかに確保していくか?

  ②そして経済を発展させる。
   しかしあくまでもそれは環境をしっかりと保全していかなければならない。
   
   環境を保全しながら、エネルギーも確保して経済を発展していく。
   これをいかに解決しながら私たちの存続というものを発展させていくか、
   これが我々が地球規模で問われている問題であります。

  ③その解決策は何なのかと申しますと、端的に言えるのは
   基本的には再生可能エネルギーと言えるものをしっかりと我々は開発して、
   それを使っていけるような状態にしなくちゃいけない。

  ④再生可能エネルギー
   基本的には水力、太陽、風力、地熱電気だけでいいのか?

   輸送には液体燃料が必要になる
   液体燃料が必要な理由として石油は様々な原料にもなっている。
   石油に代わる原料を得るという大きな問題がある。

  ⑤石油を完全に代替するような再生可能な燃料資源を開発しなければいけない。
   藻類からの液体燃料は輸送にも使える市発電にも使える。

  ⑥バイオ燃料との比較
   藻類の生産効率と植物の生産効率の違い。
   陸上の植物で最もオイルの生産効率が高いと言われているバームと比べると、
   陸上植物のオイルの生産力の10倍から100倍ぐらおという高い生産率を持っている。

   石油の世界の年間需要量を全部まかなうとすると、
   耕作面積比として表すとそれをトウモロコシで全部を賄うとすると
   いまの世界の耕作面積の約14倍の面積が必要となるので事実上不可能です。
   一番生産効率の高いバームでも40%ぐらいの耕作面積を使わなければならない。

   これも食料の生産に大きな影響を及ぼしますので、とてもじゃないけどそうはいかない。
   それに比べて藻類は1.8%から4.2%程度です。
   石油という、オイルを作るのに耕作面積が非常に少なくて済むということ。

   もうひとつの特徴は、藻類はとにかく水があればいいので、
   そこが必ずしも農地でなくてもいいのです。
   2~30cmぐらいのプールを作って、そこに水を入れて栄養をあげればいい。
   必ずしも耕作地や農地でなくてもいいという特徴を持っています。

(5)藻類に注目する理由

  ①藻類のオイル生産能力は陸生油脂植物の数10~数100倍。
  ②生産に要する面積が少ない。
  ③食料と競合しない。
  ④生産に耕作地を必要としない(休耕作地は活用)。

   これが藻類に全世界の人達が注目している最大の理由です。

(6)藻類が作りだす燃焼の種類~藻類の燃料は3つプラス1つぐらいに分かれます。

  ①海藻類を中心にしたもの
   これはいろんな炭水化物を作るので、オイルはあまり生産しません。
   従って、炭水化物からアルコールを取ります。
   バイオアルコールという一つの流れになります。

  ②殆どの微細藻類がつくる
   いわゆる植物油なたね油などという植物油の成分と同じ成分
   オイル・トリグリセリド→バイオデイーゼル(FAME)バイオ経由(HiBD)
   この油は直接オイル燃料には使えません。

   燃料として使う時にはメチルエステルダンということをして、
   要はグリセリドを外してしまって使う。
   これがいわゆる我々がバイオディーゼル燃料と言っているものです。

   ディーゼルという名前は付いていますが、いわゆる経由のディーゼルとは全然性質が
   違っていて、酸素がいっぱい入りこんでいるものであります。

   酸素がいっぱい入っているバイオディーゼルを使う時にはいろんな制約がありますので、
   「このままではちょっと問題だな」というので、
   最近、酸素の濃度を水素転換して飛ばして、いわゆる炭化水素にして使うという、
   バイオ軽油というものにして使うという流れが出てきています。

  ③藻類の中ではまだまだ少ないグループ
   ボトリオコッカス オーランチオキトリウムに代表されるものですが、
   これがつくるオイルは石油系のオイル。

   すなわち炭化水素になります。
   炭化水素(バイオb重油)→現運輸燃料

   これは現代の石油会社が持っている精製の技術でもって、
   軽油、ジェット燃料、ガソリンに変換することが可能になります。

   このようにまだまだ種類は少ないんですが、
   石油系のオイルを作るというそう類も存在します。

  
   *まだまだ渡邊教授の講演録は続きますが、長くなり過ぎますので、
    この後の内容については、次のWebにてご確認ください。

     (http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2696.html

・・・

藻からバイオ燃料開発 日本が原産国に?寒冷地OK農地を転用 「復興にも役立つ」
     <東京新聞 2013年1月4日> 

藻からバイオ燃料を生産する。開発に成功すれば、日本も「産油国」になるかもしれない。
トウモロコシなど穀物を原料に回すと、食糧不足が心配だが、藻なら安心。
藻は繁殖力が旺盛で寒冷地でも培養でき、「被災地の復興にも役立つ」と専門家は夢を語る。
(小坂井文彦記者)


「世界の石油需要全てをトウモロコシのバイオ燃料で賄おうとすると、
世界の全耕作地の14倍もの土地が必要となる。
藻類なら、逆に今の耕作地の10分の1以下の広さで足りる。海だって利用できます」

筑波大学の渡辺信教授(環境藻類学)はこう力説する。

培養した藻を濃縮して乾燥し、ヘキサンなどの溶媒を使ってトリグリセリドと呼ばれる
植物油を抽出する。
その後、メチルエステル化という加工をしたものがバイオディーゼルとして使える。

「二酸化炭素(CO2)削減には太陽光や風力も有効だが、
発電だけでなく、いつか枯渇する石油への備えも必要。
バイオ燃料なら、プラスチックなど現代生活に欠かせない化学製品も作れる」

原油価格の高騰に伴い、2005年~08年ごろ、穀物を原料としたバイオ燃料の開発が進んだ。
しかし、穀物価格の上昇を招いたほか、耕地拡大のために森林が伐採されて批判を招き、
藻類が注目され始めた。


生産コストはまだまだ高い


藻類からバイオ燃料を生産するための現状で最大の課題は生産コストだ。
1リットル当たり数100円にまで下がってきているが、まだまだ高い。
渡辺氏によると、1リットル当たり130円になれば、
25年には供給量は石油を上回るとみる専門家もいる。
50年には石油は使われなくなり、全てを藻類のバイオ燃料が取って代わるという予測だ。

価格以外にも、天候に左右されずに
毎年、安定して大量に藻類を生産できなければ燃料の主役にはなれない。

JX日鉱日石エネルギーとIHI、デンソーが
昨年6月に微細藻燃料開発推進協議会を設立するなど企業も開発に動くが、

渡辺氏は
「一つの組織だけで開発するのはとても無理。オールジャパンでやらなければ。
それでも、商業化には最低でも10~15年はかかるだろう」という。

さらに比較的早く商業化のメドが立つ道もあるという。
液体にせず、乾燥して圧縮した固形物のまま燃やして火力発電所に使う方法だ。

「液体のバイオ燃料にするためのコスト削減は技術的に多くの壁があるが、
乾燥して圧縮するのは比較的簡単だ。固形物は石炭の変わりになる」

渡辺氏はほかの研究者らと今年から福島県内で藻類の栽培に取り組む方針。
経済産業省は13年度復興予算で、
「福島県内における再生可能エネルギー技術の高度化」のため10億円を概算要求しており、
藻類のバイオ燃料開発にも一部が回ることになりそうだという。

渡辺氏は
「福島には震災の地盤沈下や原発事故で使えなくなった田畑がある。
南相馬市には石炭火力発電所もあるから好都合。藻類のバイオ燃料で、復興への希望を与えたい」
と未来を語った。

   ( http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2695.html )

・・・

藻で石油つくる話どうなった?今、ビジネス化に向け加速中(2012年10月16日RSS)
http://matome.naver.jp/odai/2135036371800145401

・・・

・・・・・
   
メルマガ『奇跡を呼び込むS氏の能力開発』(2013年01月24日)より


近代世界は、石油や天然ガスなどのエネルギーをめぐり、
紛争や戦争の繰り返しの歴史になってきました。

今回の日本人が犠牲になっているアルジェリアのテロ事件も
天然ガスのエネルギーが媒介になっています。

犠牲者にはご冥福を申し上げます。

太平洋戦争も、日本に対しての連合国の石油輸出の全面禁止という厳しい経済制裁が発端で
起こり、アジア全体では何千万人もの犠牲者を出しているのです。

第二次世界大戦後も、石油の産出国の中東では何度も戦争が勃発しています。

平和な世界を望んでも、これからも、エネルギー問題が解決しない限り、残念なことですが、
人類のエネルギー争奪の紛争や戦争に終止符が打てないと思われます。

けれども、100分の1ミリの微生物が世界の情勢を変える可能性が高まっています。


石油に関するエネルギー問題が解決できる藻類の研究が日本でも進められており、
あと10年程度で、実用化できる!というのですから、驚きです。

 その石油が作り出せる微生物の名は「オーランチオキトリウム」。


この発見によって、エネルギー問題が解決し、
平和で戦争のない世界が訪れる!というのです。


これまで見つかっている「ボトリオコッカス」より10倍以上も高い効率で
石油とほぼ同じ成分の油を作り出せる藻類を、筑波大の渡辺信教授らが発見しています。

渡辺教授チームでは数十年にわたって、ボトリオコッカスなどの
何百もの藻類を採集分析し研究してきました。

2009年に沖縄の海から採集してきた藻類200株のうちの一つが、
「オーランチオキトリウム」だったのです。

「ボトリオコッカス」は、オイル生成能力が高く、オイル含量は乾燥重量の75%に達する
こともあるほどであり、また、産生するオイルの重油に相当する炭化水素であり、
広い用途があります。


しかしながら、ボトリオコッカスは培養に時間がかかり、コストが1リットルあたり800円程度
となってしまい、1リットルあたり50円程度の重油とは比べ物にならないのです。

その点、「オーランチオキトリウム」のオイル生産効率は単純計算でボトリオコッカスの
12倍となり、1リットルあたり50円程度で安価に石油の代替燃料を生産できるというのです。

生産効率を一桁あげることが現実的になり、
長年の人類の夢でもあった戦争のない平和な世界が訪れるのです。

オーランチオキトリウムが作りだすのはスクアレンというオイル。
ボトリオコッカスが作りだすのはボトリオコッセンというオイル。

いずれもトリテルペノイドに属するオイルであり、容易に燃料化することが可能です。

また既存の石油会社が持っている技術を利用すれば、
バイオポリマーをはじめとする化学製品の原料にすることもできます。

また現在、化粧品や健康食品とて使われているスクアレンは 深海鮫から採っていますが、
深海鮫は絶滅危惧種になっているものも多く、いずれ採ることが難しくなるでしょう。

オーランチオキトリウムはスクアレンの供給源としても使えるのです。

考えてみれば、地球の大気を作ったのは藻(も)ですし、
石油も藻類の説が有力になっています。

地球に大気が無かったら人類は生息できなかったのですから、藻類の働きには敬服します。

そして、21世紀になっても、藻類が人類の救世主になろうとしているのですから、
壮大なロマンを感じます。

腸内細菌もそうですが、微細な微生物の貢献度は計り知れません。

現在日本が輸入している石油量は約2億トン。
オーランチオキトリウムは、2万haあれば2億トンの石油生産が可能となります。

平成20年度農林水産省の「耕作放棄地に関する現地調査」によれば、
全国で28.4万haの耕作放棄地が存在しています。

そのうちの10%をオーランチオキトリウムの生産システムの用地として利用すれば、
日本の石油必要量は賄われる計算となり、石油輸入国家から石油輸出国家に転換することも
可能となるのです。

量産法や最適な抽出法などの開発が必要なため、
本格的な商業生産には10年程度かかるそうですが、民・官・学が一体になって、
取り組むべきです。

日本が、石油輸入国家から脱出できればそれだけで250兆円の見返りが期待できるので、
エネルギー問題も、電力不足も、経済問題も、少子化も、医療も、老後の年金も、
その他あらゆる問題が、解決できるのです。
 
失われた20年も、挽回できると思います。
 
アメリカは藻類エネルギープロジェクトに軍も関与しているため
わかっているだけで、1500億円相当を投資しているそうです。

一方、日本では藻類エネルギープロジェクトに投資している
金額は数10億円に過ぎません。

もしも、これが実現できたら、化石燃料の石油ではなく、
再生可能の石油になるのです。
 
本来の日本を取り戻す絶好のチャンスだと思います。

・・・・・

           <感謝合掌 平成25年2月5日 頓首再拝> 

オオマサガス (6349)
日時:2013年02月08日 (金) 18時31分
名前:伝統

オオマサガス(OHMASA-GAS<酸水素ガス>)

・・・・

    *メルマガ「RPE Journal(2013/1/21)」より

(1)日本テクノの大政龍晋社長(71)は、驚愕の新エネルギー開発に成功した。

(2)「日本テクノ」は、金属メッキのプラントなどを製造・販売する従業員20人の会社。

(3)小さな会社だが、世界で100以上の特許を取得している。

(4)水槽の中に電極を入れ、水を電気分解すると【奇跡のガス】が発生する。

(5)水から発生するガスには、水素原子と酸素原子が入っている。

(6)奇跡のガスは、「オオマサガス」という(社長が名づけた)。

(7)オオマサガスは「火力」としてつかえる。

(8)金属加工の分野では、既に実用化ずみ。

(9)オオマサガスだけでバイクが走る。

(10)オオマサガスとプロパンガス50%50%で自動車が走る

    ↑↑
   東京海洋大学との共同研究成果は、日経新聞で大々的に紹介された。

   東京海洋大学伊藤教授は、オオマサガス+プロパンガスで
   「大幅なコストダウンと排ガス減が可能」と語る。

(11)オオマサガスは【発電】にもつかえる。

   自動車を走らせたオオマサガス+プロパンガスで発電したところ、

   2kWhでつくったオオマサガスで発電したら、なんと
   5kWhの電力ができた!(理由は未解明)
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

(12)オオマサガスの特徴

  ①長期間保存が可能。
  ②安定的で爆発しにくい。
  ③プロパンガスと混ぜることができる。

・・・・

 <動画 http://www.youtube.com/watch?v=TNs7xH1b1_g&feature=player_embedded >

原理は単純である。
水を或る方法で攪拌することで、水の波動が高くなり(振動率が上がる)
水を構成している酸素と水素が三次元の性質から高次元の他の元素に代わることで、
電気分解すると、これまでまったく知られてこなかった特殊なガスが生じるのである。

このガスの名前が発見者の大政社長の名前と英語表記したときの頭文字の表記とおなじ
OHMASAとなる妙な一致もあって、オオマサガスと呼ばれている。

原子転換は不可能といわれてきたが、ここでは簡単に原子転換が起きている。

装置そのものは既に完成し、後は実用化するだけであるから、
実際に使用する消費者のニーズに合わせて大型のものから家庭用の小型のものまで
製造して販売すれば、もう電力会社から高い電力を買う必要はなくなり、
外国から化石燃料を輸入する必要もない。

国家にとっても国民にとってもこれほどグッドニュースはないのに、
まだそれほど知られていないのは、何故なのか、不思議なことである。

高次元物質であるから、どうやら放射能汚染の無害化にも効果があるらしい。
現在は或る研究所と共同で実験を重ねてデータを蓄積しているようだから、
いずれ公開されるだろう。

なにしろ原料コストは無料なのだから、このガスを放射することで無害化できれば
除染費用も安くなる。現在のような除染のやり方では、汚染を移動させているだけである。

現在も放射性物質は毎日放出されているのだから、無害化技術を導入しなければ
増えるばかりです

   (http://www.ohmasa-gas.org/05what_gas.html

   (http://d.hatena.ne.jp/cool-hira/20110717/1310850569

・・・・


オオマサガスの組成が解明された!

    *白木正四郎のブログより
     (http://masashirou.exblog.jp/19010962

NHKのワールドニュースでオオマサガスの組成が、
首都大学の土屋教授により解明されたというニュースが報道されました。
また東京海洋大学児玉教授により発電や車の動力源として実用化に成功しました。

それも発電ではインプット電力の2倍が、アウトプット発電されました。
これは永久機関、つまりフリーエネルギー源ですね!

おおまさガス8KW発電機でビルの電力をすべて賄うNHK国際ニュースが放送された。
東京のオフィスビルの電力をおおまさガスとプロパンガス混合発電機で
すべての電力を賄うというニュースがNHK国際ニュースで放送されました。

発電機8KWの能力でショウルームとオフィスの電力をすべて賄っています。
おおまさガスの成分も東京首都大学の土屋教授が解明し、安全が説明されました。
また、東京海洋大学で自動車を動かすことを実証しました。

いままで、おおまさガスの認可を妨げていた原子力保安院も
これであからさまな妨害ができなくなりますね。

一刻も早くこの発電機を広めたいですね。

ほんとうはおおまさガスだけでも十分発電できますが、
既存のプロパンガス協会とタッグを組んで、壁を打ち破る戦略です。

成功を!皆さんもこの事実を広めてください


"OHMASA-GAS" NHK WORLD NEWSLINE
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=zWdqU3liDQg#!


           <感謝合掌 平成25年2月8日 頓首再拝> 

炭層メタン(CBM=コール・ベッド・メタン) (6755)
日時:2013年02月27日 (水) 18時02分
名前:伝統

石炭からとれるガス「炭層メタン」(CBM=コール・ベッド・メタン)

新たに炭層メタン(CBM=コール・ベッド・メタン)の埋蔵量が
とてつもないことを北海道大学らが発見しています。

これは浅い層にあって掘削が容易で、わが国のものは瓦斯包蔵量も多く、
燃焼しても二酸化炭素などの排出が石油・石炭に比べて圧倒的に少ないため、
炭層メタンの採掘も国策化してこれまでより多くの資源の選択肢を持つことは
国家安全保障上極めて得策です。



・・・・・

《2013年 日本は資源国になる!!》

   *週刊SPA! 1月22日(火)14時0分配信

“閉山”夕張炭鉱に天然ガス田が存在!炭層メタンに世界が注目

 北海道夕張市。
かつては炭鉱の街として栄えたが、安い海外炭との競争や石油へのエネルギー転換の影響で
次第に衰退し、’90年にすべての炭鉱が閉山。基幹産業を失った市は、’07年に財政破綻した。

そんな「終わった」はずの炭鉱に、世界から注目されている資源が眠っているという。
北海道大学院工学研究科で資源システムを研究する大賀光太郎助教は次のように説明する。

「その資源とは、炭層メタン(CBM=コール・ベッド・メタン)です。
石炭は、木材から亜炭、褐炭、亜瀝青炭、瀝青炭、無煙炭と石炭化が進行していく過程で
メタンガスを生成します。

石炭には無数の小さな穴があり、その中にメタンガス(CH4)が詰まっています。
昔はよく炭坑内で爆発がありましたが、それは石炭の中に詰まったメタンガスが原因でした。
このやっかいなガスを、資源として取り出す技術が確立されているのです」

・・・・・

《“夢の資源”CBMが秘めた可能性 採掘容易、発電に利用も》

2013.01.16

現在、日本国内には275億t、北海道だけでも140億t以上の石炭が存在するという。
これは日本の年間石炭輸入量の100倍以上だ。

この石炭層を目がけて縦に坑井を掘削し、鋼鉄パイプを通してガスを噴出させる。
経済的な面で石炭採掘が難しくなった鉱床でも、この方法で天然ガスが採取できるというのだ。

「もともとこの技術は、炭鉱での爆発事故を防ぐための『ガス抜き』から始まったものです。
かつての日本は、このガス抜き利用で世界のトップを走っていたのです。

私の調査では、夕張炭鉱を含む石狩炭田だけで、約400億~800億立方メートルもの
CBMがあると推定されます。しかも、1t当たりのガス包蔵量が、オーストラリアなど
CBM先進国の炭層の1.3~2.5倍。非常に有望な炭田なんです。

米国やオーストラリアでは、すでに採掘・利用技術が確立しています。
CBMはシェールガスよりも浅い層で採掘でき、環境破壊も少ない資源です。

外国のCBM研究者からは『日本ではなぜ国を挙げて採掘しないのか』と不思議がられています」

中国も’15年までに年採掘量を210億立方メートルにすると表明している。
現在、日本国内で生産している天然ガスは年間37億立方メートル。
石狩炭田だけでも11~22年分を賄えるということになる。

「CBM利用には、さらに利点があります。まず、在来型ガス田が通常数千mを
掘らなければならないのに対し、CBMは300~1000mと浅いため、掘削が容易であること。

そして、燃焼時の二酸化炭素や窒素酸化物排出量が石油・石炭よりも少なく、
硫黄酸化物はまったく出さないということです。そ
のうえ、排出された二酸化炭素を炭層に注入して固定化できる。温暖化対策にもなるのです」

CBMはガスとしてそのまま使えるほか、発電にも使える。
CBMを燃焼させて発電し、排出された二酸化炭素に圧力をかけて炭層に送ることで、
取り出されるCBMの量もより多くなる。

送り込まれた二酸化炭素は炭層に吸着し、固定化される。

つまり、現地に天然ガス発電所を造ってしまえば、二酸化炭素を排出しない火力発電が
可能となるのだ。夕張市のような基幹産業を失ってしまった自治体にとっても、
雇用や税収を生み出す救世主となる。

まさに夢のような資源のCBMだが、問題も山積みだ。

「いちばんの課題は掘削コスト。
カナダではボーリング孔を1本掘るのに3000万円で済みますが、
日本では1億円くらいかかってしまいます」

もう一つは、調査費用がないということ。
日本では、CBMの精密な埋蔵量調査はまだ行われていない。
それがなければ、企業もなかなか開発には乗り出せない。

大賀助教は、石狩炭田のなかにある夕張市に開発モデル鉱区を設定している。
そのシミュレーションによると、「鉱区面積2.8km2、600m間隔で
21本の掘削をする。世界屈指のCBM包蔵量25m3/tを誇る炭層から、
約5億立方メートルを取り出せる」という。

これが実証されれば、資源メジャーや地元の北海道ガス、北海道電力なども
放ってはおかないだろう。ところがその実証に必要な資金がない。

「21本すべてをやろうと思ったら、80億円ものお金がかかります。
最初の1~2本を掘るだけの初期段階でも10億円は必要です」

日本の資源メジャーもCBMに関心をもっていないわけではないが、
精密な調査が行われていない現状では、関わりを持とうとしていないようだ。

では、国はどうなのか。経済産業省が’02~’07年に、
この事業を「二酸化炭素固定化・有効利用技術等対策事業」として助成したことがある。

それで石狩炭田のおおよその埋蔵量などがわかったのだが、
以後は国からの本格的開発への支援はない。

「CBMは、新エネルギーや再生可能エネルギーには分類されていません。
石炭の中の天然ガスですから、どちらかというと『旧エネルギー』という扱いです。
ですから、国からの開発助成がつかないんです。
石炭・石油火力よりもずっとクリーンなエネルギーなのですが……」

CBMは、数少ない貴重な国産資源。これからの日本のエネルギー戦略にとっても重要だ。

「近い将来、資源輸出国が自国での消費に資源を回すため、日本は資源に困るはずだと
予測しています。実際、インドネシアは石油の輸出をやめて自国消費用に回すようになりました。
いつまで資源を外国に頼っていけるかはわかりません。
今のうちに、自前の資源に目を向けようと訴えたい」

現在、オーストラリアの掘削企業が大賀助教の計画に関心を示しているという。
国内企業が二の足を踏んでいるうちに、外国企業に日本のエネルギー事業を奪われて
しまうかもしれない!?

   (http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20130116/zsp1301161128000-n1.htm

           <感謝合掌 平成25年2月27日 頓首再拝> 

シェールガスの輸入 (7246)
日時:2013年03月21日 (木) 22時06分
名前:伝統


     *メルマガ「時事直言(2013年3月21日号)」からの紹介です。

2011年3月11日に東日本大震災で東電福島第一原発が破壊され、
日本全国の原発が運行停止状態に追い込まれた。

その為電力を火力発電に依存しなくてはならなくなり
電力各社はLNG(液化天然ガス)の緊急輸入の止むなきとなった。
日本の災害の映像が全世界に流れ多くの国と国民から同情と支援が寄せられた。

この緊急時に民主党政権は八方に手を尽くし天然ガス供給を求めたが思うようにいかず
野田前首相は2012年12月4日米首脳会談でオバマ大統領にLNGの供給を強く要請した。

シェールガスを中心とした天然ガスはアメリカにとって戦略物資である為と
日本に大量輸出すると国内価格が上昇し米国産業にプラスにならないので上手に拒否された。
「同情するならガスよこせ」は通用しなかったのである。

その結果2011年のLNGの総輸入代金は3兆5,000億円だったのに対して
2012年は5兆4,000億円となり約2兆円LNGの輸入代金が増えた。

2012年の貿易赤字が1兆6,294億円で史上最大の赤字となったのは
LNGの輸入代金が最大の原因であった。

アメリカが日本にLNGをくれなかった唯一の原因は民主党政権にある。
鳩山元首相は「アメリカからの隷属から脱する」とか「普天間基地の海外移転」など
日本を取り巻く軍事情勢の現実からすれば理想を通り越して空想のような事を公言したのだから、
オバマ大統領としては何も犠牲を被ってまで野田首相の顔を立てることはなかったのである。

本年2月22日安倍・オバマ首脳会談がワシントンで開かれ、
安倍首相は野田前首相と同じくLNGの対日輸出許可を強く求めた。

オバマ大統領は安倍首相から要望があることを事前に知っていたので
アメリカの世論の反対を未然に防ぐため、日米首脳会談前に米エネルギー省に
「天然ガスの輸出はむしろ国益にプラスである」と発表させていた。

当然安倍首相の要請に対して「出来る限りのことをする」と確約したのである。
これでかねてから申請して許可待ちの、中部電力・大阪ガスプロジェクト(テキサス)、
住友商事・東京ガスプロジェクト(メリ―ランド)、
三井物産・三菱商事共同プロジェクト(ルイジアナ)は許可されるだろう。

そうなれば日本のLNG総輸入高の20%に当たる1,470万トンのLNGが
アメリカから輸入されることになり電力コストが下がるばかりか貿易赤字は黒字に転換する。

我々有権者は民主党と自民党、特に安倍首相の実力に注目すべきである。

同じ首相であっても一人は史上最大の赤字を出しさらに電力料金値上げをし、
一人は貿易黒字と電力料金値下げをする。

有権者はご自分の会社と家計にとってありがたい首相と政権だけを選べば良いのではないか。

           <感謝合掌 平成25年3月21日 頓首再拝> 

「日の丸海洋資源」本腰 メタンハイドレート 埋蔵量を集中調査 (7433)
日時:2013年04月02日 (火) 20時58分
名前:伝統


       *産経ニュース(2013.4.2 09:40)

自他ともに「資源小国」と認めてきた日本が、近海に眠る資源開発に本腰を入れる。
愛知県沖の東部南海トラフ海域で3月中旬、次世代エネルギー資源の「メタンハイドレート」から
天然ガスを取り出す産出試験に世界で初めて成功。

海底に存在するレアアース(希土類)の探査も本格化する。
領海を含む日本の排他的経済水域(EEZ)の広さは世界6位を誇っており、
「日の丸資源」ともいえるエネルギーや鉱物の開発が、これまで手つかずだった海底を舞台に
熱を帯び始めている。


《世界初産出で期待感》

「やっとガスが出たか」。
3月12日午前10時ごろ、愛知県沖に広がる東部南海トラフ海域の海上で全長210メートル、
5万6000トンという巨大な地球深部探査船「ちきゅう」の船尾に取り付けられたバーナーから
真っ赤な炎が噴き出した。

炎はメタンハイドレートから天然ガスを取り出す産出試験に世界で初めて成功したことを意味する。
連絡を受けた経済産業省の幹部は胸をなで下ろし、「日本の海洋資源開発にとって大きな一歩となる」
と今後の進展に期待を込めた。

メタンハイドレートはメタンガスと水が低温・高圧の状態で結晶化した物質で「燃える氷」とも
呼ばれる。独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)や
産業技術総合研究所によると、埋蔵量は試験海域だけでも国内の天然ガス消費量の10年分以上。

日本の周辺海域だと約100年分にのぼるとの推計もある。

経産省から委託を受け、愛知県沖で産出試験に取り組むJOGMECのスタッフたちは
成功の感慨に浸る間もなく、作業に追われた。

約2週間の予定だった試験は、ガス産出用の井戸に砂が混じるトラブルもあって
約1週間で打ち切られたが、取り出したガスの合計量は約12万立方メートル(速報値)。

08年にカナダの陸上で約5日間行った試験の約1万3000立方メートルを上回り、
茂木敏充経産相は「想定したよりも出た」と手応えを強調した。


《レアアースも試掘》

メタンハイドレートは日本海でも幅広く存在する可能性が浮上している。
明治大などのチームは昨秋、北海道網走市沖のオホーツク海や日本海の沖合で発見したと発表。

経産省は13年度から15年度にかけ、新潟県の佐渡市沖、石川県の能登半島沖、新潟県上越市沖、
秋田県沖と山形県沖、島根県の隠岐島周辺、北海道周辺を調査し、日本海全体の埋蔵量の把握に
取り組む。

原発の長期停止で火力発電用の液化天然ガス(LNG)の輸入が増大しており、
このままでは日本経済の屋台骨が揺らぎかねない。

日本総合研究所の松井英章主任研究員は「メタンハイドレートの実用化にめどが立てば
LNGなどの資源調達時の価格交渉力が増す」と指摘する。

民間企業も少なからぬ関心を寄せている。
三井造船はメタンハイドレートの探査システムや関連装置などの特許を多数保有しており、
天然ガスを高速でペレット状にすることで通常のLNGよりも輸送コストを抑える技術も持つ。

同社グループの三井海洋開発も深海から原油やガスを取り出す技術で優位性があり、
「将来的には商機につながる可能性もある」とみる。大手商社も情報収集を怠らない。


一方、13年度からは日本最東端の南鳥島周辺でのレアアースの調査も本格化する。
島周辺のEEZ内の海底にはレアアースを多く含む泥が大量にあり、
埋蔵量は日本のレアアース消費量の約230年分に相当するとの指摘もある。

経産省は3年間で約40カ所を試掘する計画だ。




《鍵握る採掘コスト、官民の協力不可欠》

もっとも実用化に向けた課題は多い。
技術革新でメタンハイドレートは採算ベースに乗せることが視野に入ったものの、
北米などで増産が続く安価な新型ガス「シェールガス」に対し、価格競争力を持てるかは不透明だ。

政府は1日公表した海洋基本計画の原案で、18年度をめどに商業化に向けた技術を整備する方針を
示したが、スケジュール通りの実現は容易ではない。

また、「表層型」と呼ばれる日本海のメタンハイドレートは海底の表面に一部が
塊の状態で露出しており、海底から数百メートル下で砂と混じり合っている太平洋側の「砂層型」
よりも、まとまった形での回収には技術面で難しさを抱える。

経産省の幹部は「事業化には、いかに安く採掘できるかがポイントとなる」として、
企業の参入を促す環境整備の必要性を訴える。

日の丸資源の開発を夢に終わらせないためには、立ち塞がる壁を官民を挙げて一つ一つ
乗り越えていく体制づくりと工夫が求められている。(三塚聖平)

  (http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130402/biz13040209070013-n1.htm

 <関連Web:厚いコストの壁、LNG輸入価格の3倍
         http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130313/biz13031300120000-n1.htm >

           <感謝合掌 平成25年4月2日 頓首再拝> 

藻類バイオマス(藻油) (7864)
日時:2013年04月24日 (水) 07時02分
名前:伝統

「下水+藻→石油」実験…仙台 10年で実用化狙う

   *読売新聞(平成25年4月23日)より


東日本大震災で被災した仙台市宮城野区の下水処理施設・南蒲生浄化センターで、
藻類を使って生活排水や汚泥から石油成分を取り出す藻類バイオマス(☆)
の研究開発施設が完成した。

仙台市が東北大、筑波大と共同で進める復興プロジェクトの一環で、
24日から実証実験を始め、10年後の実用化を目指す。

下水処理場から「藻類オイル」を生み出そうという世界初の事業で、
筑波大が藻類の培養を担当し、東北大が効率的に石油成分を生産する技術の確立を進める。

昨年7月、文部科学省の「東北復興のためのクリーンエネルギー研究開発推進事業」
(5か年総額9億円)に採択された。

メンバーの筑波大の渡辺信教授(環境藻類学)によると、
実証実験では、石油成分の生産能力が高い「オーランチオキトリウム」など2種類の藻を使い、
石油の主成分である炭化水素を抽出する。

この藻類は生活排水から窒素、リンなどの有機物を吸収して増殖するため、
環境面でも優れているという。

課題はコスト面。
東北大の猪股宏教授(化学工学)によると、現在の生産技術では
藻類オイルの価格は1リットル当たり1500~1600円となり、
ガソリン価格の約10倍になるという。

今後、実証実験のデータを分析し、実用的な生産技術を完成させる。

渡辺教授は「将来的には新規技術の開発や工場の建設などが期待できる」と話している。


☆【藻類バイオマス】
海洋や湖沼、河川などに生育する藻類を使い、石油などを生産する技術。
代替エネルギー資源として注目される。
オーランチオキトリウムは渡辺教授が2010年12月に発見、
増殖が非常に早く、生産効率の高さが期待されている。

           <感謝合掌 平成25年4月24日 頓首再拝> 

日本初! 秋田で新エネルギー「シェールオイル」採掘に成功! (10308)
日時:2013年08月01日 (木) 17時46分
名前:伝統


石油資源開発、秋田でシェールオイルの商業生産検討へ

     *産経ニュース(2013.7.25 )

資源開発大手の石油資源開発は25日、
国内で初めて新型原油「シェールオイル」の採取に成功した、
秋田県由利本荘市の鮎川油ガス田で商業生産に向けた検討を進めると発表した。

同社によると、生産試験では2012年11~12月に1日当たり約6キロリットル、
ことし5~7月に同約40キロリットルの原油を採取。

塩酸などを送り込んで、地下の岩盤の隙間をふさいでいる石灰石などを溶かす
「酸処理」によって生産量が大幅に改善し、同社は商業化に向けて「成果が十分あった」
と判断した。

今後、地上設備の準備を進めていくが、
商業生産の開始時期は「現時点で決まっていない」としている。

また、同社は秋田県男鹿市の福米沢油田でも国内2例目となるシェールオイルの試験採掘を
14年度に始めると発表した。

    (http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130725/biz13072519120020-n1.htm

  ・・・・・・

資源開発大手の石油資源開発(JAPEX)は、秋田県由利本荘市の「鮎川油ガス田」で進めていた
試掘作業で、地中深くの岩盤に閉じ込められている原油「シェールオイル」の採取に成功した
ことを明らかにした。

新たな資源として注目されている「シェールオイル」の採取に国内で成功したのは初めて。

「シェールオイル」は地中深くにある硬い岩盤の層に含まれる原油の一種。
一般的な原油は地表に噴出するが、「シェールオイル」は硬い岩盤に含まれるため、
採取が容易ではなく採算性の問題などから日本国内では採掘されていなかった。

同社は、原油価格の高騰で採掘コストも見合うようになり、採算のめどが立ったことから、
採取技術を確立するため実証試験を始めたそうだ。

実証試験では、地中約1800メートルのシェール層に塩酸などをポンプで送り込み、
シェール層の間の石灰石などを溶かして隙間をつくる作業を実施。

窒素を注入してその隙間から酸を取り出すとともに、「シェールオイル」を吹き出させて採取。
その後、採取した液体を遠心分離器で分離し、原油が確認されたという。

油田といえば、原油がどんどん湧き出てくる感じのイメージだが、
結構な手間をかけて採取しているようだ。
それでも「採算のめどが立つ」というのだから、原油価格の高騰は深刻だ。

ちなみに、地層に塩酸なんか流し込んで悪影響なんてないの?と思う人もいるだろう。
同社は、酸を流し込んだ地層に地下水脈はないため外部に漏れ出すことはなく、
酸も回収し産業廃棄物として処理するため、環境上の問題はないとしているそうだ。

「シェールオイル」の埋蔵量は、鮎川油ガス田と隣接する油ガス田を合わせて
計約500万バレルと推定。
500万バレルってどれくらかというと、日本の約1日の石油消費量に値するという。

たった1日分しか無いのか。と考えてしまったらそれまでだが、
東京電力福島第1原発事故を受けエネルギーの分散化が求められており、
まだ未開拓の資源開発に弾みとなる可能性があるとしている。

秋田県全体では国内での年間石油消費量の1割弱にあたる1億バレルに上る可能性がある
とみられており、今後は原油を採取できる量や速度を分析した上で、実際に採算が取れる形で
「シェールオイル」の生産が可能かどうか検討するとしている。

           <感謝合掌 平成25年8月1日 頓首再拝> 

ミドリムシ (10310)
日時:2013年08月01日 (木) 20時08分
名前:中仙堂

 JX日鉱日石エネルギーは、水中にすむ微細藻類のミドリムシからジェット機の燃料を製造する技術開発に本格的に取り組む。航空輸送の低炭素化の動きを受け、ミドリムシの培養技術で実績のある東京大学発のベンチャー企業、ユーグレナ(東京・文京、出雲充社長)、日立プラントテクノロジーと3社で挑む。2018年度の事業化を目指す。ミドリムシに着目した背景などを同社執行役員で研究開発企画部長の吉田正寛氏に聞いた。




ミドリムシは体長50~100ミクロン(1ミクロンは1000分の1ミリ)で植物のように光合成をし動物のように動き回る(ユーグレナ提供)
――バイオ航空燃料の共同研究に着手したのは、航空会社からの要請が契機になったのですか。

 「それ以前から、当社はバイオエタノールや植物油脂の燃料化の研究を進めていて、ミドリムシなど微細藻類の成長性や生産性に着目して大学への委託研究などに取り組んできた。そんななか、2009年2月に日本航空と全日本空輸の2社から要請を受け、共同開発に具体化した」

 「09年1月に米ボーイングの働き掛けで、日本航空がバイオジェット燃料を使ったジャンボジェット機のデモンストレーション飛行を行った。これは、バイオ燃料でも問題なく飛行ができることを世の中に示すのが目的だった。その後、欧州で国際線の航空機に温暖化ガスの排出削減を義務付ける規制が具体化し、空の二酸化炭素(CO2)減らしが航空会社にとって大きな課題となってきた」




日本航空はボーイングなどと協力して、バイオ燃料でジャンボジェットを試験的に飛ばした(日本航空提供)
 「航空会社はすでに、航空機や貨物の軽量化をはじめ様々な手段でCO2排出抑制に取り組んできたが、思い切った削減には燃料の転換が不可欠だ。09年のボーイングと日航の試みでは、米国の企業がバイオ燃料を供給した。いずれ本格的に導入を考えるなら、世界のどこでもバイオ燃料を給油できる体制をつくる必要がある」

――それにしても、なぜミドリムシですか。

 「微細藻類は陸上の植物に比べて生産性が高いことに加え、ミドリムシがつくり出す油がジェット燃料に近いことが大きい。微細藻類では、ボトリオコッカスやシュードコリシスチスなどもよく研究されているが、これらがつくる油はジェット燃料向けとしてはやや重質だ。ジェット機が飛行する高空では外気温がマイナス50度ほどに下がり、軽質な油でないと使いにくい」




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