谷口雅春先生のお話　⑦　なぜ観世音菩薩は生長の家の神様か　⑧　現象界は霊的世界にある原型の影である - 生長の家光明掲示板

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谷口雅春先生のお話　⑦　なぜ観世音菩薩は生長の家の神様か　⑧　現象界は霊的世界にある原型の影である (26)

日時：2012年08月02日 (木) 11時52分 名前：龍: 　
　　　　　　　　　　　生長の家の発祥とその本尊及び使命

　　　　　　　　　　　なぜ観世音菩薩は生長の家の神様か

　生長の家の神様は住吉大神であると言って、今またそれを観世音菩薩であると説くのは、何故であるか、どこにそんな証拠があるのか。

　お前は、そのように説いたならば、キリスト教も仏教も一緒に和合するのに大変都合がよいと思って、そういう説を牽強付会（こじつけ）してこしらえたのではないか、という風にお考えになる人もあるかも知れんけれども、けっしてそれは牽強付会（こじつけ）ではないのであります。

　それには現実的な証拠があるのであります。
　私が住吉村から移転いたしまして上京して二年目位でありました。

　生長の家にもマークを拵えなければならないということになり、生長の家は一宗一派の宗教ではないから、神道を表現したところの日章旗、仏教を表現した所の卍、それからキリスト教を表現したところの十字と、日本に現に行われている三大宗教の印である十字と、卍と、日章旗の三つを一つにまとめたような、そういうマークを拵えたいと思いまして、

　当時文部省主催の展覧会なる帝展（今は日展と言っている）の審査員をしていられた山根八春先生に頼みまして、生長の家の徽章（きしょう）を拵えて貰ったのであります。

　それは七種類ほど考案して下さったのでありますが、その中の一種類を私が選びまして、現在の生長の家のマークが定められたのであります。

　私がこの時計の鎖につけているマークですね。このマークを、生長の家の誌友でも、つけておられん人もあるけれども、つけるとなかなか功徳がある。観世音菩薩でもこれをつけておられるのですからね。

　それは何故であるかと言うと、観世音菩薩がそのマークをつけておられるという事を、私は全然知らずに、山根八春先生がこのマークを考案して下さったので、これをバッジにして、当時の生長の家大阪連合会に送って、"大阪の誌友達に皆に分けて下さい"とお願いしたのであります。

　その時の連合会長が門脇観次郎という人でありました。海事審判の弁護士をしておられた人でありまして、胃潰瘍その他の諸病が治って非常に功徳（おかげ）を得たので、あんまり有難いというので、神想観をせられた時に、「生長の家の神様の御姿を拝まして下さい」と熱心に祈られたのであります。

　そうすると、神想観中に、目をつぶっているけれども、霊眼に観世音菩薩が顕れたわけであります。この門脇観次郎さんの所へ、大阪連合会用の生長の家のマークが行った時に、「おや、このマークはどこかで見た事あるな」と門脇さんは思い出したのです。

「ああ、四年ほど前、あの神想観している時に観世音菩薩が出てこられた。宝冠（かんむり）をかぶっておられたが、その宝冠の真ん中にこのマークがついておった」
　という事を思い出されたわけであります。

　現実世界では、それから四年ほど後に、山根八春先生の拵えられた七種のマークの図案の中から、その一つを選んだのが、このマークであるのにですね、人間界では四年ほど後に出来ているのですが、霊界では、観世音菩薩が四年も前から、宝冠にこのマークをつけておられたという事がわかったのであります。

　　　　　現象界は霊的世界にある原型の影である

　それによって何がわかるかと申しますと、現象世界というものは、現象世界以前にあるものが、映って来て、現象化して顕れて来るものである。

　即ち現象世界はその前に"現象以前の世界"――霊界――または心の波の世界に在るものが、ある時間の経過をたどって、それが現実化し、現象世界に顕れて来るものであるということがわかるのであります。

　こういうわけで、生長の家の神様は、仏教では観世音菩薩であるということが、証明されているのであります。

　　　　　　　（以上転載）

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