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谷口雅春先生のお話 ⑮ 右の手に七つの星を持ち給うキリスト (82)
日時:2012年08月04日 (土) 21時21分
名前:龍

      
      
      右の手に七つの星を持ち給うキリスト


 「ヨハネ黙示録」第一章にあらわれている白髪久遠のキリストは「その右の手に七つの星を持ち」とあるのであるが、戦後、その翌年、高知市で講習会のあったとき、藤林千代子さんが、次のような体験を話されたのであった――

 千代子さんの良人(おっと)は戦争たけなわだった昭和十九年の頃、第一生命保険会社の外交員をしていられたのであった。そしてその頃の成績が優良であったので、抜擢されて終戦直後、同社の高知支部長に任ぜられていてたのであるが、その奥さんの千代子さんの語る話は、戦中末期に山口県下関全市が、アメリカ軍の焼夷弾による絨毯爆撃で火の海になった時の体験に関してであった。

 千代子さんは、その爆撃の前日、神想観をしていると、神の"声なき声"が聞えた。その声は"明日の夕方、敵の空襲があって、この町全部火の海になる。空襲があっても、観音山に逃れたらいかぬ。観音山に逃れたら死ぬ。家に止まれ"というように聞こえた。

 観音山というのは、観世音菩薩がまつってある下関市内の小高い山であって、「焼夷爆撃がはじまって、隣家一円炎の海になりそうになったら、観音山には、家屋がないから延焼してくる恐れがないので、炎の災害を免れるためにそこへ逃れよ」という指令が当時、隣組という隣保組織から出ていて、観音山への避難訓練まで行なわれていたのであった。

 翌日の夕食後、千代子さんは鏡台の前に坐っていると、「そら空襲だ」という霊の声をきくと同時に、アメリカ軍の焼夷爆撃が始まった。

 千代子さんは屋財家財を井戸の中にほり込みはじめた。全市が火の海になる予定であるから、家財を避難させる安全な場所とてはないのである。井戸の水の中だけが炎をまぬかれる唯一の場所である。しかし、妻が茶碗まで井戸の中へ投げ込むのを見た千代子さんの良人は、

「そんなことをしたら、明日の朝食べる茶碗がないじゃないか」と言った。すると、千代子さんは、
「あす朝は、御飯どころの話じゃありませんよ」と言っているうちに、周囲が火の海になって来た。

 隣家の人たちは避難訓練の通りに観音山に避難して、蟻の行列のように密集している処へ、更に空襲が集中的に、その密集避難民に向けて、焼夷弾攻撃を加えた。そして観音山へ逃れた人はひとり残らず無慚な焼死をとげたのであった。

 ところが藤林一家の人たちは、前夜に神の予告を得ていたので、観音山へ登らなかったので、助かったが、周囲の隣家は悉く炎となって、藤林邸を包んでしまった。八方炎の海であって、逃げ場はないのである。

 その時、突然千代子さんの霊眼に、白髪の老翁の神姿が見えたのである。裾まで垂れた白い衣を召し、顎髭は胸まで垂れ、黄金の冠をかぶっておられる。その神様の冠には、七つの金色燦然たる星が輝いていた。

 その白髪の翁の神姿が、爆音や建物の燃える騒音で、神様の声は聞こえなかったが、手招きで、自分の行く方へ従い来たれ、といっておられる風に感じられた。

 しかし周囲は炎の海である。併し炎は上へ上へと燃え上がって、炎の下の地に面するところは燃えていないのである。藤林一家は、大きな座布団を水でビショ濡れに浸し、それを背に被って炎の熱を避け、亀のように地面を葡匐(ほふく)して、火熱を防ぎながら、下関の海岸までやっと辿り着いた。

 振り返ってみると、下関全市が火の海である。
 背を覆って来た座布団をとつてみると、水はもう殆ど全部乾いてしまって、真中が焦げかかっている。もう少し海岸まで出るのに暇どったら、背中の肉が焼け爛れたであろうに、それは無事であった。

 千代子さんは和服にしめた昼夜帯の間、胸の下のところに、お護り用の聖経『甘露の法雨』を挟んでたので、腹這いになって逃れて来たので、恰度そこは土に面しているので、聖経のサックも表紙も焦げていなかったが、その本文をひらいてみると、経文が書かれてあるページが、チョコレート色に焦げて、もう少し焦げれば、ボロボロにくだける直前のような姿になっていた。

 サックも、表紙も、焦げていないのに、その中にある経文の本文の紙が焦げているのは、これは又全く不思議で、千代子さんは、「普通ならば、自分たちが焼けこげて死ぬはずであったのに、この聖経のお守りが身代わりになって焦げて下さったのだと思う」と感激した語調で話されたのであった。

         (以上転載)



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