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『イソップ物語』の「オオカミと子羊」に学ぶものとは? (5167)
日時:2012年12月31日 (月) 11時34分
名前:「笑点」ファン


『イソップ物語』の中に「オオカミと子羊」という話しがあります。

これが、なかなか意味深なのです。

紹介します。


〉大きな悪いオオカミが白い子羊を見て、食べたいと思いました。

彼はすぐには子羊を食べませんでした。

彼は子羊を殺してしまうよい口実を考えようとしました。

そうすれば、人びとは彼を悪いオオカミとは思わないからです。

そこで、オオカミは子羊に言いました。

「去年、おまえは私の悪口を言ったろう」

子羊は言いました。

「私はまだ赤んぼうなんですよ。去年は生れていませんでした」

次にオオカミはこう言いました。

「お前はけしからん奴だ。わしが飲む水を濁らせてしまったではないか」

「オオカミさん、それは無理な話というものです。私は川下にいるのにどうして水を濁らせることができましょう」

「半年前に、お前の母親が水を濁らせたことがあるのだ」

「半年前には、私は生まれておりませんでした。それは私の責任ではありません」

「お前は草を食って野や山を荒らしておるではないか」

「羊が草を食うのは仕方のないこと。オオカミさんは草を食べないのだから良いではありませんか」

「理屈ばかり言う奴だ。とにかくお前を今日の晩飯にすると決めたのだ」

そういうと、オオカミは子羊にとびかかりました。

そしてそれが子羊の最期となりました。〈


『イソップ物語』には、結構、残酷な話しがあるのですね。

ところで、この「オオカミと子羊」の教訓とは何でしょうか…?

そうです、悪事を働こうとする者は、いつもなにかしらの口実をみつけるものだ、ということを教えているのです。

そして更にこうも言うことができます。

悪事を働こうと決めた者にどんな議論をしても、その考えを変えさせることはできないということです。

ということで

by オオカミを「中国」に、子羊を「日本」に置き換えて考えてみましょう。
 子羊が「世界平和」を謳って、それでオオカミから身を護ることができるのでしょうか…?




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