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「原理運動」をめぐる学生と父母  (谷口輝子先生) (4113)
日時:2012年11月29日 (木) 23時14分
名前:童子

 「原理運動」については、週刊誌や月刊誌にくわしく載っているそうであるが、私はいろいろな宗教もあるものだと、深く心にとめて居なかった。

 ところが、私宛に『白鳩相談室』へ相談の手紙が舞い込んで来たので、私も筆を取らずにいられなくなった。


 その白鳩夫人の息子さんは大学三年生だが、「原理運動」に参加するために一年の休学届を出し、家庭から去って各地を転々として、布教に熱中し、収入がないために、親許へ五千円送れ、一万二千円送ってくれと言って来る始末なので、両親は息子の宗教が信じられないし、学業を捨て、家庭を捨てて、各地を転々として生活にも困っている様子なので、親として悲しんで居られるのであった。


 「原理運動」の信者たちは、その教祖である韓国人の文鮮明氏を再臨のキリストと信じ、その人によって来るべき「神の国」が実現すると信じているのであった。白鳩夫人の息子から、その両親へ宛てた手紙を見ると、

  「・・・今は迫害、誤解、苦しみの我々です。しかし我々がやらなければ人類は誰が救うのでしょうか。あと三年すればすべてはわかります。真か偽りか、その時に喜んでくださいませ・・・・」

と書いてあるところを見ると、三年後には「神の国」が実現すると教えているようである。純真な青年たちはその日を信じ、その日のために一切を投げ捨て、新天地開拓者としての使命に邁進しているのであった。




 私はこの青年の熱情を感じて涙の湧くのを覚えた。何故なら、私も五十年前の二十歳を二つ三つ越えた頃、この青年のような思いつめた心情を経験したからであった。

 五十年前に私のいた大本教では、もう二三年したら、世界のお立て替えが神の手によってなされ、その日が来たら、心境の悪い者は、地震や火の雨その他の災厄を受けて滅ぼされるから、一人でも多くの人を救うために、この教をひろめなければならないと説かれ、老いも若きも協力して、信者たちは伝道に熱情をかたむけ尽くしたものであった。

 その頃の信者たちは、粗衣粗食に甘んじて、ここ二三年に迫った危機の日までにと、狂奔していた。迫害や殉教などはものの数でもなかった。

 私は家宅捜査に来た八人の刑事を前にして、「殉教はかねての覚悟だ」と断乎と言い切ったものであった。


 その教を信じている時は、命を懸けるほどの強い決意をしているものだということは、私は五十年前に経験済みであった。しかし、その信仰が崩れた時、その信者たちはどうなることであろう。

                       ~ つづく

(2) (4147)
日時:2012年12月01日 (土) 01時58分
名前:童子

 しかし、その信仰が崩れた時、その信者たちはどうなることであろう。

 東京神学大学助教授の熊澤義宣氏の、『サンデー毎日』に書いて居られる一節に、

 『・・・・原理運動では、〃共通の場における互いの人格尊重を土台とする話合いによる万般の諸問題を解決すべきだと提言する〃と主張しているが、私も賛成である。

 それなのに「問答無用」とも思えるような態度に出たのは〃共通の場における互いの人格尊重〃が土台とならないと判断したからであろうか。もしそうであれば、原理運動がはげしく非難するイデオロギー化に、自ら陥っていることになるはしないだろうか。

 話合いではなくて、洗脳が行われ、父兄や教師との話合いがなされ得ないことは、原理運動が「最も根本的な問題」としてあげているエゴイズムの中に、自ら陥って〈原理運動のエゴイズム〉をふりかざしているからではなかろうか。そこには、理想と現実の分裂があり、それでは〈統一原理〉ではなくて〈分裂原理〉にほかならない。

 現在、この運動の渦中にいる青年たちが、この矛盾に気づく時、どのようなことになるか、私たちは真剣に考えなくてならない。・・・・・〈ユートピア主義〉に挫折するとき、それは〈ニヒリズム〉へと直行する。早晩おこるであろうその挫折感を受けとめ、ささえるものを見出し得ない時に、事態は最悪のものとなろう。・・・・

 不信のまなざしで見られている親や教師は、その挫折を、本当に受けとめるものを提供できるだろうか・・・・。』 と書いて居られる。




 熊澤義宣氏が〃早晩おこるであろうその挫折感〃と案じて居られるが、息子や娘が、痛々しく挫折しようとする時、それら愛子(あいし)を、しっかり受けとめるべく、父母たちに如何なる信念があるのだろうか。


 ただ可愛い息子や娘を親の胸に返してくれと、プラカードを立てて抗議を申し入れても、肉体は仮に返して貰っても、青年たちの魂をどうして救うことができるであろうか。



 温かい親の愛情があるだけでは、青年たちは満足しないであろう。それには、両親そろって正しい信仰をもっていることが必要である。両親の信仰が確立していたならば、挫折した愛子を起ち上がらせることが可能なのである。

 「原理運動対策全国父母の会」の父母たちは、狂信的言動をしている息子や娘の心を、ひるがえさすほどの信念をもたないのではなかろうか。夫婦が心を一つにして、深い信仰をもち、その信仰を、真に生活に生きていたならば、そして常日頃から、息子や娘にも正しい信仰をもたせていたならば、学生の本分である学業を捨てたり、家庭を捨てて親を泣かせるようなことはしなかったであろう。

                  ~ つづく

(3) (4259)
日時:2012年12月03日 (月) 23時00分
名前:童子

 世界キリスト教統一神霊教会の教祖は、文鮮明という韓国人であって、みづから再臨のキリストだと言って居り、信者たちは再臨主とも書き、お父さまとも呼んでいる。イエス・キリストは「天に在します我らの父よ」と神様のことを呼んだが、再臨のキリストだという文鮮明氏は、自分のことを〃お父さま〃と呼ばせているのである。



 キリストの再臨を説く教派は、ホーリネス教会その他幾つもあった。私方の近所にあるセブンスデー教会でも、再臨のキリストを説いていると聞いた。しかし今までに、再臨主義者たちが、再臨の年月を預言したのは皆当らなかったそうである。

 私の居た大本教でも、五十年前に〃二三年したら最後の審判の日が来てお立替えされ、ミロクの世になる〃と説いて、信者を狂信的行動に駆り立てが、二三年してもお立替もなく、ミロクの世にもならないし、須佐之男命〈地球の主宰者〉の御霊であり、世界統一者となるとほのめかしていた出口王仁三郎氏も、とくにこの世を去ってしまわれた。


 聖書のマタイ伝第二十四章には、
 「・・・オリブ山に坐し給ひしとき、弟子たち窃に御許に来りて言ふ『われらに告げ給へ、これらの事は何時あるか、又なんぢの来り給ふと世の終りとには、何の兆あるか』イエス答へて言ひ給ふ『なんぢら人に惑はされぬやうに心せよ。多くの者、わが名を冒し来り、〃我はキリストなり〃と言ひて多くの人を惑はさん・・・・・』

 「その時あるひは『視よ、キリスト此処にあり』或は『此処にあり』と言ふ者ありとも信ずるな。偽キリスト・偽預言者おこりて大いなる徴と不思議とを現し、為し得べくば選民をも惑はさんと為るなり・・・」 と記されてある。

 キリスト教の幾つかの教派の再臨主義者たちだけではなく、仏教の方でも、神道の方でも、みずからを救世主と言い、世界統一者とほのめかす人があちこちにいるが、この大宇宙の一切を主宰し給う創造主の神様は、如何なる御意であろうか。



 この統一教会の教義である「統一原理」なるものの説明を見ると、

「人間をふくめたこの宇宙には、万有引力をはじめとした種々の法則があり、一つの秩序のもとにあって生命流転している。すなわちこの宇宙にあるものは、すべて各々独自性を有し、その独自性の枠組に基いて調子を合わせる融合性を持っている。そしてこの融合性は、単なる持ちつ持たれつの相対的なものでなく、宇宙が破滅し、崩壊していない事実からも、そこには或る一つのものを中心とした調和、統一性がある」 と言っているが、



 この考え方は、昭和二十一年に創始された統一教会の教祖文鮮明氏が発見したものではなく、いろいろの宗教家が思いを深め、声を大にして説いたり、書いたりして来たことであった。
                       ~ つづく

(4) (4336)
日時:2012年12月06日 (木) 03時22分
名前:童子

 生長の家でも、古くからこの宇宙の神秘についてくり返し説かれて来た。単行本『いのちの革命』の中にも、〃天体創造の神秘現象〃や〃物理的法則を超えた人間創造の神秘〃や〃鉱物も生きている〃ことや、植物、動物の発生などについて、神の偉大な創造力や秩序について書かれている。 その一節に、


 
 『・・・・地球の空気圏を離れて愈々上層へあがってゆけば、そこに真空圏があるということは、もう誰もが知っている通りでありますが、その真空の中にですね、モヤモヤと或るガス体が、少しづつではあるけれども、造られ、発生しつつある。それが何であるかというと最も原子量の少ない単位物質であるところの水素であるということです。

 その水素が極微量づつ発生してるけれども、宇宙は広いから合計するとずい分沢山になるそうですが、水素が「真空」すなわち〃無〃から発生する、それを発生さす不思議な力が、宇宙にはある。

 そしてその水素をかためて、色々の天体や太陽にしたところの〃不思議な力〃が宇宙にはある。これが神様であり、仏教では親鸞聖人が「不可思議光」と称されたところのものであり、吾々はその「不可思議光」に生かされているのであります・・・・・』


と言われているのである。私たち生きとし生けるものはみな、この不可思議光なる「神」の愛によって生かされているのであり、「愛の神」はその愛し子私たちが、たがいに愛し合い調和し合い、家庭に於いても、社会に於いても、団体に於いても、それぞれの中心者に帰一して、仲よく暮していることを望み給うに相違ない。それぞれの場にあって秩序を保ってゆくことが神意(みこころ)なのである。




 原理運動をしている学生の一人が、親に寄付をして欲しいと迫った時、親はそれを拒絶したところ、その息子は「サタン!」と罵ったそうである。学業を捨て、家庭を捨てて親の意志に反する行動をしながら、その親に金を出せと言うことは、余りにも自分勝手である。

 統一教会の説く「統一原理」なる教えの中で、秩序を説き、融合を説き、統一を説きながら、実践に於いては、学生たちを家庭の中心たる父にそむかせ、融和を欠き、秩序を乱させ、一家の統一を破らせているのである。


 そのような宗教にお金を出してやる親があれば、親自身が迷っているのである。

                『白鳩』誌 42年12月号



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