巨大黒点群、太陽に出現 (1842) |
- 日時:2014年11月20日 (木) 19時58分
名前:伝統
国立天文台と宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)は10月に現れた 太陽の巨大黒点群の画像を19日、公開した。
黒点群は10月半ば、地球に向いた面に現れ、 下旬には地球約66個が入るほどの大きさになった。
国立天文台によると、これほど巨大になったのは1990年以来、24年ぶりという。 その後、太陽が自転し、いったん見えなくなったが、今月13日に再び姿を現した。
黒点は、強い磁場の影響で周りより温度が低くなり、黒く見える。 約11年周期で増減を繰り返し、2008年末頃から「極大期」という 黒点が増える時期に入っている。
黒点付近は、磁場の影響で「フレア」という大爆発が起き、 これが停電や通信障害などにつながる場合がある。
10月は巨大フレアが6回起きたが、大きな影響はなかった。 国立天文台太陽観測所の矢治健太郎・専門研究職員は 「現在の黒点群は少し小さい。黒点群が衰退する時も大きなフレアが起こることがある」 と話した。
画像 http://www.yomiuri.co.jp/photo/20141119/20141119-OYT1I50027-L.jpg 国立天文台太陽観測所の望遠鏡が捉えた巨大黒点群(10月24日、国立 天文台提供)
<参考:1989年に起きたカナダのケベック州大停電が太陽フレアによる磁気嵐によるもの。>
・・・
もし、爆発的な太陽嵐が発生した場合の地球への影響
(1)NASAの科学者らはコロナ質量放出(CME)やプラズマの雲の動きが 活発化していると言い、もし爆発的な太陽嵐が降り注いだ場合、 地球全体の電力網、通信、位置測位システムが停止し暗黒時代に戻る 可能性があると指摘しています。
(2)1859年にはキャリントンイベントと言われる巨大な太陽嵐が起こりました。 激しい磁気嵐は発電所を発火させ、電線はスパークしたとのことです。
もし、現代で同じ規模の磁気嵐が起きた場合、 電力網と通信網には壊滅的なダメージを受けることとなります。
全米科学アカデミーの調査によると、 その経済損失は2,000,000,000,000ドル(200兆円)を超えると試算されています。 これはハリケーン「カトリーナ」の20倍もの被害額だとのことです。
(http://world-fusigi.net/archives/7418261.html)
<感謝合掌 平成26年11月20日 頓首再拝>
|
|