「天皇絶対論とその影響(谷口雅春先生)」 (3114) |
- 日時:2015年01月30日 (金) 19時26分
名前:うしろの桃太郎
このような素晴らしい御文章を見つけました。
天皇絶対論とその影響(谷口雅春編著)
天皇・皇后両陛下がお並びになられる時、 我々の考え方では上座である左側に 皇后陛下がおられます。
皇太子殿下の御成婚のパレートを見ても、 美智子皇后も、雅子妃殿下も左側に 座っておられました。
我々庶民とは逆なのです。
これには、どういう意味があるかというと、 天皇は 天之御中主神さまの御中の位に いらせられるのです。
これは左に非ず、右に非ず「中」であります。
「中」は「未発」の位置であって、絶対無である。
それは左右を絶するのであって左でも右でもない。
天皇の御位というものは、この「中」であって、 どちらにも偏らないのであります。
この絶対無を国家の中心として奉戴している 国家は世界広しといえども日本国のみであります。
ここに建国の理念があらわれているのであります。
皇后陛下といえども、 天皇ではないのであって、 天皇のみ 天皇である。
皇后は臣下の最上座である。
皇后は臣下のうちで一番上座(左)にいらせられるので、 天皇の絶対無の「中」の御位をあらわすところの 「中央の座」に続く最高座(左)にいらせられる。
天皇陛下が皇后陛下の右側に いらせられるのではないのであります。
天皇陛下は「中」の座にいらっしゃる。
そしてその次の最高位たる左側に皇后様が、 すなわち臣下の中で一番上座であるという 位置に皇后様がいらっしゃるので、 一見、我々から見ると、左側に皇后様が いらせられるということになっているのであります。
皇太子殿下も「中」の皇位の後継者として、 立太子式が済んだ後は、
霊的には既に「中」の位置に坐したまうのでありますから、 皇太子妃殿下はその次の最高位として、
「中」の位置の左にいらせられるということに なっているのでありまして、決して
皇太子殿下が右側にいらせられるのでは ないのであります。
左右両翼を超えた「中」の位置がわからないと 日本の国家の本当のあり方がわからないのでありまして、
天皇仰敬の思想を説くのは中道を説くのであって 「右翼」ではないのであります。
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