天皇の 「人間宣言」 と 「大和の國の神示」 (2725) |
- 日時:2015年01月07日 (水) 12時28分
名前:相良武雄
啓示があった5日前の 昭和21年1月1日 は 「人間宣言」 が公布されました。
その日、本部仮事務所で谷口雅春先生は
「昭和21年1月元日、吾等日本国民は真に新たに生れたのであります。 吾々は今や2600年の短い歴史をもった小日本国の国民ではなくなったのであります。 今月今日、 『吾等は世界を国とする人』 即ちコスモポリタンとなったのであります。 吾々はもう地上の一国の歴史と云うものに縛られなくなったのです。 陛下はこの日詔書をお下しになり、 ・・・・ 私はこの詔書を新聞で読んだときに、愕然としたのであります。 」
で始まる御講話 『新生への言葉』 をされています。
その講演録の《付記》として
『この講話筆記をお読みになりまして、多くの愛国者であり、天皇仰慕の心に燃えている人々に一種の失望感を与えたであろうことを私は惧れる。
併し 「天皇、天皇と云う者必ずしも天皇を真に生かし敬し仰ぎ愛する者ではない。」 日本を壊し、天皇をしてかくの如き申訳のない状態に陥れ奉った者は 「天皇のみため」 と云うことを二言目には必ず云った軍閥であった。 彼等は天皇を表には尊敬するが如く見せ、自己の野望を遂げんために、陛下の御名を利用し奉った。
吾等は今、真に日本を愛し、真に天皇を仰敬し、仰慕し奉るが故にこそ、一度、全然日本を 「つかんでいた心」 から捨てて、天皇を 「つかんでいた心」 から放ち去り奉らねばならない。
真に日本が真理の上に再建されるためには、神は我々に先ず 「神のみ前に無条件降伏する」 ことを求め給う。 若し吾等の求むるものが 「真理の体現」 であるならば、それは民族的身贔屓することによっては得られず、却って真理の前に謙虚に自我放棄したときに得られる。
「先ず神の国の義を求めよ、その余のものは汝に加えられるべし」 諸君の求むるものが天皇であっても然りである。
祈れ、祈れ。
一羽の雀さえも神の許しなくしては地には落ちない、況や、一羽の雀にまさるものが地に落ちることはない。
先ず吾々自身の 「我」 が地に落ちて死ぬことが必要であります』
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