赤ちゃんの減少と空家の関係を考えると (2949) |
- 日時:2015年01月21日 (水) 11時58分
名前:コスモス
合掌 有難うございます。 先日NHKで、今や大きな問題となっている空き家についての討論番組を観て、思わずため息をついてしまいました。
今、地方、都会を問わず、空き家が非常に増えているために、実に様々な問題が起きているというのです。
空き家が増えると、そこに住んでいた人が減るので、安全の上からも付け火や空き巣の不安が大きくなっている。さらに税収も減って、インフラなどの様々な分野に大きな影響が出て来つつある。
さらに老後の介護など様々な問題が起きて来ている、などなど、裾野の広い問題が提示されていました。
考えてみれば、その元はと言えば、赤ちゃんの減少に辿り着きます。若い人は共稼ぎが当たり前のようになり、産みにくいという事はあるでしょうが、宿った赤ちゃんを人工的に殺すという由々しい現実があります。
その影響は、今一時に様々な問題となって表れて来ました。 核家族による老人の介護と一人暮らしの問題、衣・食・住に関わるマイナスの問題、
たとえば働く人が減って来ている。老人ばかりでもう限界に近づきつつある地域、街の商店街のシャッター通りへの移行。
老人の介護にしても、そのなり手が足りない問題。学校も生徒が少なくなり、統廃合するしかないという問題。
企業から家庭まで、問題の裾野はあまりに大きくて、全員頭を抱える問題となっていました。
空き家の価格が低すぎるため、売るに売れず、貸すに貸せない、更地にしたくても、家を取り壊すお金が掛かる上に、税金は6倍に上がるため、出来ないという問題も紹介されました。
しかし当たり前に授かったあかちゃんを産み育てていれば、空き家の問題はここまで大きな問題とはならなかったはずです。働く人もここまで減る事はなかったはずです。
商店の跡継ぎもいたはずで、シャッター街は生まれにくかったと思います。
一人暮らしの老人もこんなに多くはならなかったでしょうし、介護も家庭で出来る率はもっと高かったと思われます。
勿論色々な要因がある事は承知していますが、その元の一つである、母体保護法のもたらした結果の大きさに、今更のように悲しみと怒りを覚えました。
年が経つほどにその大きさは、空き家だけでなく、日本の大きな汚点として、異常気候を伴う危機としても現われて来ると思っております。何とかしなければなりません。 再拝
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