「呪い」と「祝い」の話 (3026) |
- 日時:2015年01月25日 (日) 18時43分
名前:破邪顕正
「忌み言葉」というものがあります。
結婚式や、お祝いの席、お目出度い席で言ってはいけない言葉のことをいいます。
別れる、壊れる、離れる、滅びる、終る、切れる等々。
この人生、考えてみたら、みんなお目出度い人生にしたい筈なのです。
だったら、人生にも、これは使ってはいけないという「忌み言葉」があるべきなのです。
人生の「忌み言葉」
それが〝呪い〟です。
南太平洋のある部族には、斧も鋸も使わないで大木を倒す方法があるといいます。
部族総出でその大木を取り囲み、何日も何日も、大木に向かって、口々に罵声を浴びせ、罵り続ける。
すると、さすがの大木も、葉が枯れはじめ、やがて大きな音を立てて倒れてしまうのだそうです。
その呪いの言葉が、木の生きる力を奪い取り、生命力を萎えさせてしまうというのです。
もうダメだ、とその〝キ〟になってしまうのです。
呪いの言葉にはそれだけの力があるということです。
ですから、人生の「忌み言葉」として〝呪い〟の言葉は使わないと決めましょう。
ただ、それだけでなく、逆にいい言葉をどんどん使うようにしましょう。
では、〝呪い〟の反対語は何か?
〝祝い〟
〝呪い〟は、人間の口から出る。
〝祝い〟は、神さまに捧げる。
〝祝い〟とは、まさしく言祝ぐ言葉だということです。
〝呪い〟と〝祝い〟。
どちらの言葉を口癖にしているか?
それがどうも、人生を決めるようですよ。
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