上達したいのは、やまやまです。
スクールで、若いコーチが、
「皆さんに聞いてたら、
『週に１回楽しくテニスをして、健康になりたい』んですよね？」
とにこやかに語っていまして。
私のいるクラスは下から２番目なもんですから、全員あいづちをうっていました。
私は複雑な気分。そのクラスで一番ヘタな私が、
「いいえっ！私は上達をめざしているんです！」
なんて言えません。
「いつも、暇なとき、素振りしてますもんねぇ。」
とコーチにからかうように言われると、もう穴があったら、入りたい（ＳやＭサイズじゃない穴があれば、の話です）気分になります。
私を含めて誰もがブリ婆は上達しないと思っています。今さら、怒る気にもなりません。
本当のことだから・・・。
土曜のスクールで、フォアハンドがうまく打てなくなってそれで次のサーブリターンにかけていたんだけど、サーバーさんがダブルフォルトしてレッスン終了になってしまいました。
泣くになけません。
それで調整して・・・火曜のサークルにて。
打点を前にするように言われた、というか・・・。
私は最近インパクトを気にしすぎていてボールをひきこんだ位置で打とうとして失敗を積み重ねているので・・・コーチから
「前につっこんで来ちゃダメ、待って！」と言われ。
今度は待ちすぎて・・・間合いを詰められずつんのめってぼろぼろになりまして。
木曜の日も、とうとう
「フォアハンドなんて、打てない。」と思いつめていたので、１週間それで終わりたくはなくて。
またまた一人でフォアハンド打ち、２時間。
ここまでバカだと自分でも哀れでなりませんが、しかたありません。
そして・・・結局、何もつかめませんでした。
打点もわからず。打っても打っても・・・納得のいかないことばかり。
しいて分かったことと言えば。
ひとりでコートに立っていると、
ストレスフリーだということ。
ネットより高い位置で、ネットそばだとボールは楽々入るということ。
自分が投げ上げたボールは、追いかけるようにして打つから（前から飛んできていないから）かなり前の打点でも打てること。
誰も私の悪いところを治そうと見ていないので、ラクに打てること。
フォアハンドを打とうというとき、１打１打をおろそかにしないようにしているのに、その時は
右手側にラケットを持ってペチペチボールを打っているだけだから、いくらでも打てるような気がしました。
こんなんで、右肩が痛いとか、テニスエルボーだとか言う、普段のブリ婆は、バッカじゃないの！とか思えました。
よそのコートでは上手な方々が華麗なるテニスをしていました。一人でコートにいる私は、ただの『テニスもどき遊び』をしているだけ。
ああ、そう私はカンチガイしていたのでした。
私はテニスをしているわけじゃないのでした、テニスもどきをしているだけです、たぶん今後もそうです、何をあせっていたのでしょう。
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私のは、ただのテニスボール遊びなのだから、何もミスショットばかり量産しているということで青い顔して落ち込まなくてもいいのです。
フォアハンドは、分からなくてもいいのです。
右側に飛んでいるボールをペチンとお気楽に叩き、それが相手コートに飛んでいさえすれば、私のいる初心クラスのゲームを楽しむことはできるのです。
あまり悩むのはやめます。
遊びだって、少々は上達というレベルはあるでしょうから、そのくらいの上達を目指します。
トランプのババ抜きでプロとして食べている人はあんまりいませんから、
「あの人、ババ抜き強いんだよ〜〜」
とそんな感じで・・・
「ブリ婆さん、最近調子いいんじゃない〜？」と勝ったり負けたりしたいなと思います。
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