<刮痧>は外国で暮らしている中国人たちが文化の違いで非難を受けた事件に基づいて、新たな角度から中国の伝統的な観念を見つめた優れた映画です。 許大同の家族がアメリカに移民してからすでに8年経った。三世代家族は一緒に幸せな生活をしていた。ある日、許大同夫婦は外出し、息子のダニスと祖父二人だけで留守番をする。ダニスは急に腹痛を訴え、発熱した。祖父は薬の英語で書かれた説明書が読めなかったので、中国伝統の刮痧という方法で孫を治した。その後、予想外のことに、子供の体に付いた刮痧の痕が事情の分からないアメリカ人に見られ、誤解されてしまう。その上、さらなる誤解も次々と起こり、人々は児童虐待という罪名で許大同を告発した。中国の伝統道徳観念を“新たに解釈”して説明している相手の弁護士に対して、許大同は一語も口を開かない。そうしないと息子の養育権を奪われるため何もできなかったのだ。一度落とし穴に入ると人権は愛情のやむを得ないドタバタ劇を引き起こす…。 この映画には、中国で日常よく使っている言葉、それに最も代表的な中国の伝統家庭、また観念的な俗語がたくさん入っていて、とても勉強の価値があります。
<注>刮痧: 急性胃カタルや腸カタルなどの民間治療法の一つ。銅貨などに油や水をつけて患者の胸や背中をこすって皮膚を充血させ、内部の炎症を軽くして治療する。
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