馮小剛(フォン・シャンガン)監督の話題作、『唐山大地震』がいよいよ公開されます。 この映画は1976年7月28日に中国河北省唐山を中心に起きたマグニチュード7・8の大地震の惨劇を描いたものです。ストーリーは地震発生直後に瓦礫に娘と息子を閉じ込められた母親が、どちらか一人しか助けられないという過酷な状況から始まります。原作は中国系カナダ人作家、張翎の小説「余震」で、今回映画向けに編集したものです。 公式記録によりますとこの地震で、約24万2000人の人がなくなっています。被災中心地の唐山市は当時中国でも有数の工業都市でしたが、この地震で、街のほぼ全体が壊滅しました。この頃の中国は文化大革命の真っただ中で、海外からの援助も受けなかったばかりか、唐山が北京に近いことから混乱を避けるために地震が起こったという報道も最初は行われていませんでした。 そんなこともあり、中国の人たちの関心も高く、公開前から、「今年一番の感動作」と言われています。先日北京で行われた試写会では感極まって「号泣」する人が続出したということです。
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