流行り言葉のお話―“酷抠族”
景気のいい中国は、個人の所得も順調に増えています。それを象徴するように、月々のお給料をぱっと使い切ってしまう“月光族”(月=月給、光=なくなる、族=人たち)という言葉も生まれたほどです。 最近生まれたのはこの“月光族”に対抗するような言葉、“酷抠族”です。“酷”は「極端」、“抠”は元の意味は「指先や棒でほじくる」ですが、ここから「けちけちしている」という意味が生まれ、“酷抠族”=「極端にけちけちした人たち」ということになります。 ただ、この人たち、本当にお金がない人たちではなくて、高学歴で比較的高収入な人がほとんどです。彼らのポリシーは「けちけち」というよりも、「無駄遣いはしない」で普段の生活でもタクシーには乗らない、外食はしない、エレベーターも使わないと、とにかく節約した生活を送ります。そしてたまったお金でマンションを買ったり、旅行を楽しんだり自分の目的のために遣うのだそうです。
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