玉石は中国人にとってとても神聖的な存在で、遠い昔から祭祀の道具の特定の材料とされ、玉細工が庶民の手に入るようになってからも、幸福や平安を切に願う、人徳を示すアクセサリーとされてきました。昔の人々は、玉石には五種の美徳があると考えていました;なめらかで美しく潤った様子は「仁」を表し、中まで透き通って見える外見は「義」の表れ、打てば澄んだような音は「智」を代表し、堅くて強い性質は「勇」、そして全く交じりっ気がないのは「潔」を表しているのです。昔の人々が玉石を重視する事実は、文字の中にも反映されています。「王」偏の漢字はほとんどが玉と関係のある意味を持っています。例えば、「琼」「瑶」「珍」「h」「琳」は全部美しい玉の名前で、「理」「琢」は玉石を切断したり、磨くことを表し、「珪」「珮」「璜」などは皆玉のアクセサリーの名前です。そして「玲珑」と言う言葉は本来玉が互いにぶつかり合う音の形容でした。ですから、「王」偏の文字が名前に付いている人は、両親が自分の子供も玉石のように立派な人柄になるようにという願っていると、想像できます。
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