日本語に訳すと「葉公が竜を好む」といいます。「新序」の中のお話です。 昔、「葉公」といわれる人がいました。彼は龍が大好きで、うちの屋根や室内の彫り物もすべて龍、絵を描いても、彫り物を彫っても龍、洋服の刺繍にも龍をほどこすほどでした。ある日、天界に住む龍がそのうわさを聞きつけ、葉公の屋敷まで降りてきました。龍が家の端にある寝室の窓から顔をのぞかせると、尻尾は反対の端のダイニングまで伸びているほどの大きさでした。本物の龍を見た葉公は、喜ぶどころか肝をつぶしてしまい、あたふたと逃げ出してしまいました。 小人は本物に出くわすと思わず逃げてしまう、見掛け倒しで本物ではないことのたとえ話として、中国では、子供の絵本などにもよく乗っているお話です。
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